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【コンサルティング業界とは?】ビジネスの仕組みや仕事内容、必要な能力など…徹底解説!

  • 業界・企業研究
  • 2023.08.16
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本コンテンツでは、コンサルティング業界の識者にインタビューを行い、「コンサルティング業界とは?」をはじめ、現状や今後の動向、ビジネスモデルや仕組み、仕事内容ややりがい…など、徹底的に解説!

時間のない方でもサクッと業界を理解することができますので、毎日少しずつ業界研究を進めましょう。

目次

    専門家による業界の解説をはじめ、業界の仕組みや、やりがいがわかる「業界研究ファイル」は手に入れましたか?まだという方は、dodaキャンパスに会員登録して効率的に業界研究を進めましょう!

    コンサルティング業界とは?

    企業(に限らず行政機関・医療機関などあらゆる組織)は、さまざまな悩みを抱えています。
    どうすればうちの商品はもっと売れるのだろう? うちの会社は将来的にこの方向性でよいのか? 現場は人手不足で困っている……などなど。

    こうした悩みを(ときには「悩み」として浮上していない課題までもあぶり出し)解決する手伝いをしているのがコンサルティング業界です。
    コンサルティング会社は、これらのコンサルティング費が収益源となっています。

    コンサルティング業界における企業の種類

    コンサルティング会社が抱える「クライアント」(顧客)の業種はさまざまです。経営から戦略、会計、組織、人事、ITなど多岐にわたるため、それぞれの課題に特化したコンサルティング会社や総合的に対応できるコンサルティング会社など、業界内には規模・特色が異なる会社があります。

    また、コンサルティングビジネスはアメリカで誕生し、1960年代から日本へと進出してきたため、外資系が多いのもこの業界の特徴といえるでしょう。なお、コンサルティング会社は「コンサル」と略したり、「コンサルティングファーム」(firm:会社)と呼ばれたりします。

    コンサルティング業界の市場規模や動向

    近年は、デジタル化や社会変化などにより企業の課題が複雑化するなかで、コンサルティング業界が提供するサービスも多様化し、専門化・細分化が進んでいます。市場規模は2017年〜2022年に年間平均成長率7.4%で成長しており、2023年には1兆円に迫る勢いで拡大すると予測されています。(※2023年8月時点)

    加えて、デジタルコンサルティング市場が急成長しているため、合計すると2023年で1兆数千億の市場規模となります(引用:IDC Japan)。そのため「コンサルティング」への支出は、企業などがこれまで以上に効率的で創造的な事業体へと生まれ変わるための投資といえるでしょう。今後もコンサルティング業界は多様化と成長が見込まれています

    コンサルティング会社の種類

    コンサルティング業は、クライアントとなる企業や法人に提案を行うことで対価を得るビジネスです。近年は、提案にとどまらず、実行支援までをサポートするケースが増えています。ここではコンサルティング会社を大きく5つのタイプに分けて紹介します。

    総合系

    戦略立案から業務・IT・組織人事コンサルティングまでというように、1社で複数分野のコンサルティングを提供します。幅広い顧客企業を対象とし、規模も大きいコンサルティング会社です。

    戦略系

    企業の経営層が抱える経営戦略上の問題解決を目指してコンサルティングを行います。経営方針を決めるところから、新規事業の考案、M&A(企業の合併・買収)について吟味するなど、さまざまな戦略提案を通じて企業の利益や業績の拡大に貢献します。

    シンクタンク系

    大手証券会社や金融機関が抱えるシンクタンク(研究組織)が母体となったコンサルティング会社で、市場調査やデータの分析、研究を行います。クライアントが行政機関や省庁であることが多く、国の大きな社会問題の解決をサポートすることもあります。

    IT系

    IT戦略やIT技術・システムの導入のためのコンサルティングを行います。実行支援まで担うコンサルティング会社もあり、親会社がIT企業というケースもみられます。

    人事系

    企業という「人の組織」を構築するうえで大切な組織改革、採用制度・教育制度の確立などを支援します。人材や組織のどこに課題があるかを発見し、改善を促すことで企業の成長に貢献します。

    上記以外に、中小企業へのコンサルティングをメインとした「国内独立系」コンサルティング会社もあります。最近では、さらに細分化が進み、財務系、医療系、経営の立て直しを専門とする「再生系」などのコンサルティング会社も増えています。

    ただし、デジタル化の大きな流れのなかで、それぞれの垣根が崩れ始めているという実態もまたあります。「デジタルコンサルティング」の提供は、どんな分野においても必須となりつつあるため、各社ともそのデジタル能力を武器に他分野へ挑戦しやすくなったためです。

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    コンサルティング業界の職種や仕事内容

    コンサルティング業界における職種や具体的な仕事内容の代表例をご紹介しましょう。

    アナリスト

    コンサルタントをアシストするのがアナリストの仕事です。そのため、コンサルタントの顧客企業が抱える課題解決にあたって、必要なデータ収集や分析、資料作成などを担当します。具体的な仕事内容としては、顧客へのインタビュー、議事録の作成、アンケート調査の実施や結果の分析、資料作成などが主な内容として挙げられます。

    会社によって異なりますが、新卒採用の場合はまずこのアナリストを経験した後、コンサルタントとして活躍することが多いといえます。

    コンサルタント

    コンサルタントの仕事内容としては、顧客企業が抱える経営課題の把握や分析、必要な情報の収集、戦略立案などが挙げられます。通常はチームでその顧客を担当し、現状把握や分析を行った上で、課題解決への提言を行います。

    最近は提言に留まらず、実行支援まで担当する企業も少なくありません。

    マネージャー

    コンサルタントの上司にあたるのがマネージャーです。一般的な企業だと課長職に該当します。具体的な仕事内容としては、コンサルタントによる提案内容の事前チェックや修正指示、顧客との折衝に入ることも往々にしてあります。

    パートナー

    パートナーは、コンサルタントの最上位という位置づけであり、ファームの共同経営者でもあります。一般的な企業だと役員クラスに該当し、コンサルティング会社によって名称は異なります。

    具体的な仕事内容は2点。「顧客企業の開拓や営業」と「コンサルティング会社自体の中長期的な戦略立案・決定」です。企業間のコンサルタント費は巨額であることから、営業を担うこのパートナーに昇進できる人は一握りだといえます。

    続いて、識者の方に“コンサルティング業界で働くやりがい”や“向いている人”など、現役大学生から挙がった学生の皆さんが気になる質問への回答をご紹介!

    コンサルティング業界のキャリアイメージ

    Q. キャリアイメージをつかみたいのですが、モデルケースがあれば教えてください

    A.企業によって異なるが、あえて挙げるとすると下記のようなイメージ

    ▼コンサルタント(3~8年目)
    仮説立て~資料仕上げまでの一連を担う。全体構想案の策定や業務フロー、システム構想の検討も。プロジェクトの中心でリーダー的役割。業務プロセスを構築してチームの成果をまとめる。

    ▼マネージャー(5~12年目)
    プロジェクトの責任者。全体を管理し、期間と予算の中で成果を上げる。顧客報告、折衝・予算、コンサルタントの管理など、ゴールを提示して、クライアントとメンバーを導く。

    ▼パートナー・プロジェクトの受注
    経営層に高額かつ無形商材を提案する。会社の方向性やブランド作り・採用など様々なことに関わる。

    コンサルティング業界の魅力

    Q. コンサルティング業界のやりがいはどんなものが挙げられますか?

    A.上記コンサルティング業界らしい仕事がやりがいの源

    上に挙げたコンサルティング業界らしい仕事が、やりがいにつながってくるのではないでしょうか。CMでよく目にする「あの商品」の誕生に関わったとか、クライアントの経営戦略に関わって、その結果、想定した企業価値の向上につながった、などは大きな達成感があります。

    また、デジタル技術を駆使してSDGsの目標達成に貢献したり、地域に新しいサービスを根付かせたりとか、そういった地球規模の課題や社会課題の解決につながるやりがいもあります。

    Q. コンサルティング業界らしい仕事ってどんなものがありますか?

    A.人知れず世の中にインパクトを与える仕事

    革新的な商品だったりサービスだったり、国や自治体の新しい行政サービスだったり、今まで世になかったものが出てきた時、その裏にはコンサルティング会社の活動があると思っていただいてよいでしょう。

    また、同業界で競合する企業がコンソーシアム(共同事業体)を組んだりする時に、コンサルティング会社が旗振り役になっているケースもありますね。そんなふうに人知れず世の中のダイナミズムを生み出しているのが、コンサルティング会社です。

    コンサルティング業界で求められる能力

    Q. 新卒就活生に求められる能力としてコンサルティング業界ならではの能力はありますか?

    A.あえて能力を挙げるとすると、下記のような能力

    1)経営視点 2)セルフマネジメント 3)情報収集力 4)業界知見 5)資料作成力 6)コミットメント 7)プロジェクトマネジメント力

    このようなコンサルティング業界の仕組みやビジネスモデルをはじめ、「コンサルティング業界を目指すにあたって、勉強しておきたいこと」や「コンサルティング業界らしい仕事とは?」など、現役大学生が知りたい質問へ識者が回答!以下よりダウンロードしてご確認ください。

    続きは「業界研究ファイル(コンサルティング業界編)」完全版PDFファイルをダウンロードして、ご覧ください。dodaキャンパスに会員登録すれば以下よりダウンロードが可能です!

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    この質問に回答して下さった方

    アクセンチュア株式会社
    マーケティング・コミュニケーション本部 広報室長
    神田 健太郎氏

    商社、PRコンサルティングファームを経て2008年、アクセンチュアへ入社。以来一貫して同社の広報業務に従事。デジタルの趨勢に合わせたコミュニケーションの立案、施策の設計から実施にいたるまでを主導。2017年、初代広報室長に就任。

    この質問に回答して下さった方

    株式会社ベネッセi-キャリア
    doda新卒エージェント事業部
    キャリアアドバイザー

    松浦 ひなの氏

    新卒で人材業界へ入社。新卒採用領域を専門とし、キャリアアドバイザーとして就活支援の仕事に従事、幅広い業界を担当する。心がけていることは、就活のプロとして、常に近い距離で相談しやすい関係性を作ること。希望に寄り添い、それを叶えるための学生様のサポートを得意とする。

    ※プロフィールは取材当時の内容です

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