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【就活生必見!】広告業界を徹底研究!仕事内容に加え、今後の動向やトレンドを押さえよう

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  • 2018.09.27

広告業界といえば、なんとなく華やかなイメージ。ですが、実際にはどうなのか、広告業界を志望する学生にとっては気になるところではないでしょうか?


この記事では、広告業界の現状や課題、将来性などについて、これから就職活動をする人に向けて、分かりやすくまとめていきます。


どんな人材が求められるのか、評価される志望動機のポイントなどを紹介していくので、ぜひ就職活動の参考にしてください。



広告業界とは?気になる現状と、今後の動向を知ろう

日本の総広告費額も2012年からは6年連続でプラス成長。ただし、その伸びは極めて緩やかで、2017年(1~12月)は前年比で101.6%の微増です。


しかし、その成長率も細かく見ていくと状況は変わります。広告業界は大きく「マス広告」と「インターネット広告」に分けられます。かつては「マスコミ4媒体」と言われていた「テレビ・ラジオ・新聞・雑誌」。ですが、最近はそうした媒体を見ない人が増え、これらの媒体での広告費が減少・横ばいでの推移となっています。


内訳を見ると、ラジオは100.4%と僅かに増えているものの、テレビは99.1%、新聞は94.8%、雑誌も91%と、いずれも減少しているのです。これらを合わせると、前年比97.7%となります。


一方で、インターネット広告は順調に成長をつづけています。次の章で詳しくみていきましょう。


参考データ:電通『2017年 日本の広告費』


インターネット広告(アドテクノロジー)の急速な進化

インターネット広告は115.2%と大きく成長しており、広告業界全体をプラスに導くエンジンとなっていることがわかります。このインターネット広告を支えている要因が、“アドテクノロジーの進化”。


従来のマスコミ4媒体を代表とする広告は、広告を“不特定多数”の消費者に宣伝する手法でした。


しかし、インターネットではアクセスするユーザーの属性を取得して、その趣味嗜好に合わせた広告を動的に露出させる事が可能です。つまり、“個人”にあてた広告をつくることができるのです。例えば、引っ越しをしようと思い、不動産のホームページを検索していると、WEBサイト上の広告スペースに頻繁に不動産情報が掲載されるようになった、という経験はないでしょうか。


マスメディアは伝えたい情報を多くの人に一度に届けることができますが、その情報が欲しい人に的確に届いているかどうかはわかりません。しかし、インターネットではビッグデータを活用し、伝えたい情報を欲しがっている人に無駄なく届けることが可能なのです。しかも、一般的なWEBサイトだけではなく、動画サービスやSNS等、多種多様な接点でユーザーと関わることができます。


こうした技術も日進月歩で進化しており、将来的には、更なる市場の成長や新しい広告スタイルの創造が見込まれます。常に新しい発想やアイデアが求められる業界といえるでしょう。



SNSと動画広告の爆発的な普及

総務省の統計によると、2012年では6つのSNS(LINE、Facebook、Twitter、mixi、Mobage、GREE)のうちいずれかを利用している人は41.4%。ですが、2016年からは71.2%と利用者が急増しています。特に20~40代の女性を中心にInstagramが急速に浸透しているようです。みなさんのなかにも、日々「インスタ映え」を求めている方はいるのではないでしょうか?


スマートフォンの普及により通信環境が向上し、インターネット事情が劇的に変わりました。いつでもどこでもWEBにアクセスできるようになったことで、急速にシェアを伸ばしているのが、“動画広告”です。


2012年には40億円だったインターネット動画広告の市場規模は、2017年には640億と、実に16倍の成長を見せています。みなさんもYouTubeやFacebook、Instagramを視聴する時間が毎日あるのではないでしょうか? これからの広告業界において、動画広告のクリエイティブやより効果的に伝える手法、マーケティングは欠かせないものになります。


上記でもお伝えしましたが、動画広告を含めたインターネット広告は、現在盛り上がりをみせています。気になる方は、どういったクリエイティブや発想が注目されているのか調べてみましょう。


参考データ:総務省『特集 データ主導経済と社会変革』


“超多忙”が、広告業界全体の課題

広告業界は超多忙な業種と言われており、残業時間が長いことでも有名。一般的なイメージとして、“超多忙”“体育会系”が強いのは事実だと思います。


こうした長時間労働の原因のひとつに、“正解が存在しない”企画や制作という仕事の特性をあげることができます。「ものごとを考え、より面白いものを世の中に発信しよう!」という点を突き詰めれば突き詰めるほど時間はかかってしまいますし、クライアントと密なコミュニケーションも必要になります。


大手広告代理店の事件が発端で、長時間労働が大きな注目を集めたことにより、業界全体で働き方改革が始まっています。一般的なイメージにとらわれることなく、OB・OG訪問などを行って、様々な情報を取得しましょう。



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広告業界ではどんな人材が求められる?ポイントを知り、志望動機に活かそう

広告業界は主に2つの業務があります。テレビや新聞、各種SNSなどのメディアから広告の枠を買うこと。そして、クライアントとともに商品やサービスのプロモーション戦略を練り、企画・制作・運営すること。そのため、広告業界では、「アイデア力、実行力、コミュニケーション能力」がある人材が求められています。


広告は世の中の流行や季節に敏感にキャッチし、発売やキャンペーンに合わせる必要があるため、常に時間の制約があります。また、クライアントの広告費の中で作らなければなりません。その中で最大限の効果をあげることこそクライアントから信頼を勝ち取ることにつながります。


商品やサービスの性質を理解し、ターゲットを把握する分析力、企画を生み出すアイデアやプレゼン、制作を成功させる実行力、そして何より仕事を円滑に回すコミュニケーション能力は必須です。それは営業職、クリエイティブ職を問わず同様で、大きくまとめれば、課題解決能力とも言えるかもしれません。


当然、志望動機を考える時には、こうした要素を意識して織り込んでいくことが必要になります。アイデア力があっても実行力がなくては意味がないし、その企画がターゲットのニーズに合っているかも重要です。また、どんなにアートな才能があってもコミュニケーション能力が無くては、クライアントの要望に応えることはできません。こうした3つの要素を持っている事が伝わるような志望動機を書いてみましょう。さらに時代的な背景から、インターネットやデジタル全般に関する知識や経験があれば、それも大きな武器となるでしょう。



広告業界は責任が大きい分、やり甲斐も大きい!

広告業界にチャレンジする前に、今一度、自己分析と業界研究をしてみましょう! 広告業界は華やかで大きなプロジェクトに関われる分、責任も重いため決して楽な仕事ではありません。


クライアントは、貴重な予算の中から広告費を捻出し、掛けた経費以上の利益を求めて、広告代理店に発注をします。その期待に応えるためには、分析力、アイデア力、実行力、コミュニケーション能力が必要なのは、これまでにお伝えしたとおり。


一言で広告業界といっても、多岐にわたる職種があり、求められる能力も変わってきます。自己分析と業界研究のあとは、職種の研究をしてみると、より適正が見えてくるはずです。


クライアントの期待に応え、実際に手がけた広告が世の中に影響を与えた時の喜びは、とてつもなく大きいでしょう。自身が関わった広告を、テレビや雑誌、街中やインターネットで見かければ、苦労も瞬時に吹き飛ぶはず。これからインターネットを使った革新的な広告がどんどんと増えることが予想されるので、これまでにない広告をつくり、世の中に大きな流行を生み出していきましょう!



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