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【企業研究シート付】就活を有利に進める!企業研究シートの作成方法や押さえたい項目

  • 業界・企業研究
  • 2024.07.29
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企業研究とは、興味のある企業についてさまざまな視点で調べることによって、その企業の立ち位置や競合優位性を知ることです。

本記事では「どのように企業研究シートを作ればいいのか」をはじめ、「書き込む項目や具体的な書き方」や「志望動機の作成方法」についても解説いたします。

目次

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    dodaキャンパスの企業ロゴ

    この記事の監修者

    株式会社ベネッセi-キャリア
    doda新卒エージェント事業部
    キャリアアドバイザー

    若林 龍一郎氏

    大学卒業後、機械工具商社で7年間の営業経験を積んだ後、パーソルキャリアへ入社。現在はキャリアアドバイザーとして年間500名を超える学生様と会い、就活のサポートを行う。主に理系学生様を担当。メーカー技術職からITまで、専門的な領域はもちろん、商社・営業職まで幅広いご相談に応じる。

    企業研究のメリットは志望動機の明確化

    企業研究はなぜ必要なのでしょうか?具体的なメリットをご紹介いたします。

    企業研究シートのメリット

    志望動機の内容が具体的になる

    企業研究を行うことで、対象企業のパンフレットやホームページだけではわからない情報を取得できます。

    企業の歴史やビジョン、文化、製品、競合他社などの情報を収集して整理することで、「技術と伝統を大切にしている企業」なのか、「新規事業の開拓に力を入れている企業」なのか、といったこともわかるでしょう。また、同業他社との差別化を図るための戦略や独自の強み、業界が置かれている環境、将来の展望といった事柄についても理解できます。これらのプロセスを通して、自分自身が志望する企業の状態と希望条件が合致するかを見極めることができるでしょう。

    このような企業研究に基づいたエピソードや情報を共有することで、志望動機が抽象的なものではなく、実際の事例に基づいていることが証明されます。これは、選考担当者に自身の熱意と真剣さを伝えるのにあたって役立ちます。

    自分とのマッチ度を測ることができる

    企業研究は、さまざまな情報を集めることで、その企業の特性を深く理解できます。社風や事業方針が自分の性格に合いそうか?自身の強みがいかせそうか?といった視点で、集めた内容を見ることで、事前にマッチ度を測ることができるでしょう。

    このような企業の方向性と自分の性格や強みを照らし合わせて、「これだ」と納得できる企業へ応募することにより、就職後のミスマッチ軽減につながります。

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    どんな情報が必要?企業研究シートの情報収集法

    まずは企業研究を行うにあたり、どのような情報を集めればよいかご紹介します。

    ①Webサイト

    情報収集のやり方として、まず挙げられるのは企業のホームページを見ることです。企業のホームページは、自社がアピールしたいポイントが目につくよう工夫されています。企業を感覚的に理解したい場合は、まずこれらのWebサイトを見てみましょう。

    また、採用を目的としたホームページや求人サイトなども併せてチェックしましょう。先輩社員のキャリアステップや体験談など、より具体的に社員や職場の様子をうかがい知ることができるはずです。

    ②OBOG訪問

    もし気になる先輩がいる場合は、その先輩に直接面会を申し込む先輩訪問も有効ですので、是非トライしてみましょう。ネットからの情報だけでなく、直接会って得る情報は文字や写真からは感じ取ることができない、感情や熱量といった情報も多分にあります。

    ③会社説明会

    会社説明会を開催している場合はぜひ参加しましょう。企業によっては企業概要だけでなく、活躍する社員の方から実際に話を聞くことができる場合もあり、社風だけでなく実際に活躍する社員の雰囲気を理解する助けとなります。

    ④インターンシップ

    昨今、インターンシップへの注目度が高まっており、参加する学生も年々増えています。時間に余裕がある場合は、インターンシップへ申し込んでぜひ参加しましょう!実際の仕事に近い体験をすることで、より具体的な働くイメージを持つことができるでしょう。

    ⑤書籍

    業界や企業情報が掲載されている書籍も参考になります。「就職四季報」や「業界地図」なども併せて参考にすれば、全体を俯瞰して企業を理解することに役立つでしょう。

    自分の考えを交えて伝えるためには、業界理解や企業理解が

    欠かせません。ぜひ、ニュースとあわせてdodaキャンパスの業界研究ファイルも活用し、事前準備を進めておきましょう。

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    企業研究シートで押さえたい18項目や書き方

    次に企業研究シートに記載すべき18の項目について解説します。

    1.企業名
    企業名には、その企業が大切にしている思いや理想が込められていることも少なくありません。書類作成時や郵送時に間違えのないように、株式会社の位置が社名の前か、後かを確認し、英語のスペルや漢字表記のミスがないように記入しましょう。また、世間一般に浸透している略称を書いてしまわないよう、正式名称を調べておくことも大切です。
    2.主業種・サブ業種
    業種とは、その会社が展開する事業の種類を指します。例えば、人材業、サービス業といったものが該当します。主業種には、その会社が注力する事業を。サブ業種にはそれ以外の事業を記載しましょう。
    3.代表者名
    「代表取締役」、「CEO」として表記されている人名を記入します。面接で「当社の代表の名前は?」と聞かれる可能性もありますので、必ず把握しておきましょう。
    4.創業年
    創業年と会社設立が違う場合もあります。両方チェックしておきましょう。こちらも代表者名同様、面接で聞かれる可能性があります。答えられないと「事前に何かを調べる癖がない」と判断される恐れがあるので、細かな部分ではありますがチェックしておきましょう。
    5.売上高
    多角経営を行っている企業の場合は、年間の総売上高に加えて、可能であれば事業ごとの売上も追記しましょう。どの事業が売上のメインとなっているのかがわかります。
    6.従業員数
    従業員総数と正社員、パートの割合などを記載します。
    7.上場区分
    以前の東証一部、二部、マザーズといった区分から、現在はグロース、スタンダード、プライム市場といった3区分に変更されています。それぞれの区分は下記の通りです。各区分ごとに整理すると良いでしょう。

    ・グロース市場:高い成長の可能性がある企業
    ・スタンダード市場:一定の時価総額(流動性)を持ち、上場企業としてのガバナンス水準を備えている企業
    ・プライム市場:持続的かつ中長期的な企業価値の向上にコミットする企業
    8.企業所在地
    本社所在地のほか、自分の住む地域に最寄りの本支店があれば記入しましょう
    9.経営理念
    企業の代表や創業者の考えを表した経営理念は、その企業の経営方針とも言い換えられます。短い言葉やキーワードになっていることもあります。経営理念に共感できる部分があれば、それを志望動機に盛り込むことで志望度の高さをアピールできます。
    10.主力事業
    企業が主力としている事業については、特に深く掘り下げましょう。
    研究対象となる企業の主力事業がいつ始まり主力となっていったか、現在の主力事業が以前と変わってきていないか、急成長している事業なのか、緩やかに拡大しているか、経営理念に基づいているか、といった点にも注目しましょう。
    11.主力商品
    主力商品は、主力事業の中でコアとなっているものばかりとは限りません。その企業の顔となっている商品以外にも、売上の多くを担う商品や、近年販売数を大きく伸ばしている商品などがあるかもしれません。

    複数の取扱商品を比較して、特徴や優れた点、開発時の苦労や主力以外の商品との関係性などについて書き出していきましょう。
    12.ターゲット顧客
    主力事業や主力商品のターゲットとなっている顧客について記入します。若い世代に向けているのか高齢者向けか、女性向けか男性向けか、一般向けか企業向けかなど、企業や商品のターゲットがどのカテゴリー層の顧客なのかを読み解くことが大切です。

    企業がターゲットとしている層と、実際に購入している層に違いがないか、といった視点で見るのもいいでしょう。
    13.強みと弱み

    強みはホームページなどでアピールされていることが多いので、すぐに把握できるかもしれません。しかし、弱みに関しては表立ってアピールしている企業は少ないので、リサーチが必要です。

    たとえば、老舗の企業であれば時代を反映しているか、ベンチャー企業であれば売上が安定しているか、多角経営の企業であれば業績の悪い事業はないか、といった点などに注目します。

    14.他社に負けない独自の強み

    同業他社と比較して「その企業にしかない」と言える点はどこかを探ります。独自の強みを見つけることができれば、「この企業でなければいけない理由」も見えてきます。志望動機を組み立てる際に役立つので、ぜひチェックしておきましょう。

    ちなみに、独自の強みを見つけるポイントは、複数の企業と比較することです。この記事でも競合比較の表をダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

    15.業界の置かれた環境と将来の展望
    業界全体の現状を見ながら、企業の主力商品や事業の変遷、吸収合併などの歴史や規模の縮小拡大などから将来の展望を分析します。
    16.社風
    自分が働こうとする企業の社風は、必ずチェックしておきましょう。フラットな職場か、風通しはいいか、忙しいがやりがいのある職場か、穏やかでのんびりとしているか、といった点に加えて、福利厚生なども確認しましょう。
    17.求める人材像
    求める人材像を公表している企業もあるので、採用ページなどを確認して記載しましょう。もし具体的に記載されていなくても、企業の社風と合わせて考えることで、企業が現在求めている人材像をある程度推測できます。
    18.勤務条件
    募集地域や就職後の勤務地、転勤の有無といった勤務条件を記載します。

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    記入例付き!企業研究シートの書き方・作成手順

    企業研究シート イメージ

    企業研究で集めた情報を「どのように企業研究シートにすれば良いの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

    ここでは、「企業研究シートで集めた情報の見方」にもあるdodaキャンパスの企業研究シートテンプレートを例に、具体的な書き方・作成手順をご紹介します。

    <企業研究シートの作成手順・ステップ>

    1.企業研究シートをダウンロードする
    2.必要事項を企業ホームページなどで収集する
    3.公開されている募集情報を記載する
    4.あなた自身が気になるポイントを記載する

    1.企業研究シートをダウンロードする

    まずはdodaキャンパスの企業研究シートをお好きな形式でダウンロードしましょう。企業研究シートに必要な項目が網羅されているため、効率的に情報が整理できます。

    2.必要事項を企業ホームページなどで収集する

    該当項目の情報を企業ホームページやナビサイトで収集しましょう。業界や事業内容、企業理念などの基本情報をはじめ、他社と比較した際の強みなども記載しておきましょう。

    3.公開されている募集情報を記載する

    企業ホームページやナビサイトといったWeb上で公開されている募集情報も記載しておきましょう。どのような募集ポジションがあるのか、どのような人材を必要としているのかを理解するのに役立ちます。

    4.あなた自身が気になるポイントを記載する

    集めた情報について、もっと深掘りしたい項目や内容があればメモしておきましょう。インターンシップや企業説明会の質問時の確認項目として役立ちます。

    企業研究シートをWORD・エクセル・PDFで活用してみよう!

    なお、企業研究では、同業他社との比較も大切です。比較表を作成することで、業界内での状況がよりわかりやすくなります。dodaキャンパスでは、ダウンロードするだけですぐに使えるWord、エクセル、PDF形式のサンプルフォーマットをご用意しています。

    以下よりダウンロードして、ぜひ活用してみてくださいね!

    就活について悩むときは

    大学3年生は学業や部活・サークル、アルバイトなど、さまざまに忙しくなる時期ですよね。自分に合った企業を見つけて、納得のいく就職活動にしたいと思うものの、限られた時間の中でどのように動けば良いのか、悩む方も多いのではないでしょうか?

    もし、このような悩みをお持ちであれば、「dodaキャンパス」を活用することをオススメします。

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