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企業研究のやり方をわかりやすく解説!就活や面接に使える企業研究の基本

  • 就活ノウハウ
  • 2024.03.08

就活で陥りやすいのが「選考をなんとなく受けている」という状況です。そんな状況を打破するのに必要なのが、企業研究です。

企業について徹底的に調査して分析することによって、他社との差が明確となり、志望動機も明確となります。

ここでは、そのような企業研究のやり方について徹底的に解説いたします。

目次

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    企業研究の目的は?なんのために行う?

    企業研究とは、自分が興味関心のある企業について様々な角度から調べ、企業の特徴を理解することです。本項の内容を参考にして、企業研究を行う目的を整理しましょう。

    自分に合う企業かどうかを確認するため

    企業研究は、数ある企業の中から自分に合った企業を見つける上で、とても大切な工程です。

    入社後にいきいきと働くためにも、ビジネスモデルやその企業の強み、業界内での立ち位置といった基本項目のほか、社員の方の雰囲気や社風、業務の進め方といった事柄についても把握できるとベストでしょう。

    なぜ、その企業でなければならないかを知るため

    企業研究は「なぜ、その企業でなければならないか?」を知るために、必要不可欠です。そのため、競合他社ではなく「なぜ、その企業が良いか」という根拠や動機を深掘りするよう意識しましょう。

    例えば「なぜ、その企業でなければならないか」という理由を考える際は、自分の価値観や将来像が、その企業の社風や方向性とマッチしているかどうか確認しましょう。もしマッチしているようであれば、「なぜ、そう思うのか?」を経験から振り返ると良いでしょう。

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    企業研究を始める時期

    インターンシップに参加する場合は大学2年生の3月頃から、参加しない場合は大学3年生の夏頃から企業研究を始めると良いでしょう。

    また、企業研究の前に業界研究を行い、ある程度志望する業界を絞っておくのがおすすめです。業界研究が疎かになると、エントリー対象に一貫性が無くなり、志望動機も曖昧になりかねません。

    インターンシップに参加するか否かで開始する目安は変わるものの、早い時期から取り組んでおくと、選考が本格化する前に企業研究を終えておくことができるのでおすすめです。

    【5ステップ】企業研究のやり方

    「企業研究と言われても、何から始めたらよいかわからない…」という方も多いでしょう。ここでは、企業研究のやり方を5つのステップに分けてご紹介します。

    1.企業の基本情報を知る

    まずは、企業名や代表の名前、経歴、企業理念などの基本情報を確認しておきましょう。

    特に企業理念は、企業として大切にしている考え方や目的、企業の在り方そのものを表す内容です。代表からのメッセージでも企業理念を知ることができますので、あわせてチェックしておきましょう。

    自分の仕事に対する考え方や、なぜやるのかが共感できると、快適に仕事をすることができます。また、どのような人材を求めているのかを知ることができるため、企業研究の際は調べておきましょう。

    2.企業の事業内容を知る

    次に、その企業が「誰に」「どんな商品(サービス)を」「どうやって」販売しているか、を理解しましょう。

    企業が求めているのは、会社に利益をもたらしてくれる人材です。企業の利益が出る仕組み、つまり、ビジネスモデルをしっかりと理解しておくことで、自分が就職した後にどうやって利益増大に貢献できるのかを具体的にイメージできるでしょう。イメージができたら、面接官への自己アピールもしやすくなるはずです。

    3.企業の業界内の立ち位置を知る

    その企業が業界内において、どのような存在・立ち位置なのかを把握しておきましょう。

    競合はどんな企業か、他社に勝っている部分や劣っている部分はどこかを明確にすることで、企業の展望や課題が見えてくるはずです。また、この作業の過程で、競合他社の情報も整理できるでしょう。

    面接では「当社の弱点は何か?また、その改善点はあるか?」という質問も想定されます。競合と比較した場合の志望企業の強みや弱み、競合他社の事業戦略などを知っておけば、そのような質問にもスムーズに答えられるでしょう。

    4.将来の展望を知る

    その企業の中長期的な経営戦略や将来の見通しを調べ、将来の展望についても理解しておきましょう。

    就職情報サイトや情報誌、新聞などから得られる情報のほか、重要なのは既存のデータを基本に「これからどうなっていくのか」を自分で想像することだといえます。その上で、会社の将来に自分がどのように貢献できるか?といった事柄まで考えておくと良いでしょう。

    5.社風を知る

    企業研究において、その企業の社風を知ることも重要な項目の一つです。

    ホームページ等のWebサイト上の情報から細かな情報を得ることは難しいため、インターンシップや会社説明会、職場見学などに参加し、「社員から生の声を得る」ことがおすすめです。直接社員の方と会い、職場の雰囲気を肌で感じて、自分に合う社風かどうかを判断するようにしましょう。

    ベネッセの就活サービス「dodaキャンパス」には、企業担当者や採用のプロが登壇するオンラインイベントが充実!企業理解だけでなく、人事担当者や採用のプロの視点が学べるイベントが随時開催されているので、こちらもぜひチェックしておきましょう。

    企業情報はどこから集める?9つの情報収集方法

    先述したような企業情報は、どこから集めてくれば良いのでしょうか。企業研究におすすめの情報収集方法をご紹介します。

    (1)企業のホームページ

    まずチェックしておきたいのが、企業のホームページです。企業理念や代表メッセージ、設立からの沿革や採用情報など、企業研究で重要な情報がたくさん書かれています。しっかりと目を通しておき、企業の雰囲気をつかみましょう。

    (2)就職情報サイト

    就職情報サイトは、さまざまな企業を一度に見ることができるため、企業間の比較が容易です。ネット環境さえあればスマホでも企業研究が可能ですので、通学時間などの空き時間を活用して、企業研究を進めることができるでしょう。

    (3)ソーシャルメディア(SNS)

    企業情報はソーシャルメディア(以下、SNS)からも収集しましょう。近年、SNSが普及し就活生に広く浸透していることもあり、業界によってはSNSで情報を発信する企業が増えています。企業情報だけでなく、「社員の紹介」「社内の様子」といったコンテンツも充実してきているため、志望企業のSNSを一度調べてみるとよいでしょう。

    ただし、SNSを利用する上での注意点として、発信内容を鵜呑みにしないという意識も大切です。役立つ情報を簡単にたくさん入手できる反面、誤った情報が無いとは言い切れませんので、発信元が公式SNSかどうか、先輩社員に話を聞くなどして、自分自身で正否を判断しましょう。

    (4)新聞・ニュース

    企業の最新動向が分かるのが、新聞やニュースです。

    面接では、現在の社会情勢について質問されることが多々あります。自分の志望する企業以外の情報を得ることのできる新聞やニュースは、チェックしておくのが得策でしょう。重要だと思った新聞記事は切り抜いてノートに貼り付けておくなどしておくと、後で見返す際に便利なのでおすすめです。

    (5)書籍・雑誌

    「業界地図」や「会社四季報」など、企業や業界の情報がまとまった本はとても便利です。

    関心のなかった業界や企業に触れることができるので、選択肢が広がることもあります。これから伸びる業界や企業を知るきっかけとなる可能性もありますので、目を通しておくと良いでしょう。

    (6)会社説明会や合同説明会

    企業のことを詳しく知ることができる会社説明会や合同説明会は、企業についての知識はもちろん、実際に働いている社員の方に会えるのが大きなポイントです。

    何気ない社員同士の接し方や関係性をうかがい知れたり、説明会の合間に社員の方へ直接話を聞くことができるかもしれません。

    実際にオフィスに訪問することは難しいかもしれませんが、社風を知る一手として参加してみましょう。

    (7)OB・OG訪問

    OB・OG訪問は、自大学の先輩のため、説明会などで聞き辛い内情を知る絶好のチャンスです。

    同じ大学に通っていた先輩がどのようなキャリアを歩んでいるのか、興味のある方も多いでしょう。自分のキャリアが想像しやすくなり、働き方の具体的なイメージもしやすくなるため、余裕のある方はぜひ行っておきましょう。

    OB/OG訪問のメールの基本マナー。シチュエーション別で解説

    (8)オープン・カンパニー

    オープン・カンパニーで企業情報を収集するのも一つの方法です。オープン・カンパニーとは「業界説明会」や「社員の講演会」といった、企業や業界に関する情報提供やPRといった1dayの短期イベントをいいます。

    学業と両立しやすい時期に開催されることや、よりキャリアについて考えるきっかけの提供を目的としているため、業界や企業理解だけでなく、自身のキャリア感についても併せて考える良いきっかけとなるでしょう。

    (9)インターンシップ

    実際に仕事を体験することでわかることや、出てくる疑問も多くあります。企業についてより深く理解したいと思ったら、積極的にインターンシップに参加しましょう。会社の雰囲気やオフィスの働きやすさなどがわかります。さらに、社員の方と親しくなって、説明会では聞きづらいことが聞けるようになるのも大きなメリットでしょう。

    なお、どの手法・イベントであっても、自分が何を知りたいのか目的意識を持って参加しましょう。例えば、「自分の価値観と○○の部分が一致するのではないか」など仮説を立て、確認を目的とすると、有意義なものとなるはずです。

    (10)オファーサービスを活用する

    企業研究は、どうしても自分が知っている企業へと偏りがちです。「視野を広げたい」や「自分に合う企業が知りたい」といった方は、企業からスカウトが届く就活オファーサービスを活用すると良いでしょう。

    あなたを魅力に感じた企業からオファーをもらうことができるため、待っているだけで企業と出会え、企業研究を進めることができます。

    企業研究で集めるべき7つの情報

    ここでは企業研究で集めるべき特に重要な情報を7つ紹介します。

    1. 業態、ビジネスモデル

    自分がやりたい仕事ができるか否かの判断材料になります。「誰(企業or消費者)に向けて」「どのように」価値を提供するのかを押さえましょう。「どのような形で社会の役に立ちたいか」という価値観と一致している点を、志望動機の一つとして活かすことができます。

    着眼ポイント

    • BtoB
    • BtoC
    • 営業形態

    2. 企業規模

    企業の歴史や転勤の可能性などを知ることができます。規模の大きさや歴史などを他社と比べて、どこに強みがあるかに注目しましょう。なぜ他社ではなくその企業が良いのかをアピールするときに活かすことができます。

    着眼ポイント

    • 設立年
    • 資本金
    • 事業拠点

    3. 企業理念

    企業が目指している方向性や想いを知ることができます。自分の価値観と一致するところや共感できるところはどこかを意識しながら見ましょう。どのようなところが自分の価値観と一致しているかをアピールするときに活かすことができます。

    着眼ポイント

    • 経営理念
    • 創業以来の理念、精神
    • 経営者メッセージ

    4. 事業内容

    事業内容を細部まで調べると企業の強みが理解できます。他社と比較してどのようなところに大きな違いがあるのかに注目しましょう。入社後に具体的にどのような形で活躍したいかアピールするときに活かせるでしょう。

    着眼ポイント

    • 業態/業種
    • 商品やサービス
    • 顧客

    5. 業績(売上高など)

    業績を読み解くことで、業界での立ち位置や安定性を知ることができます。他社と比較して突出した部分に注目してみましょう。例えば、売上高は他社と比べて少ないが、利益率は上位であるか、などを見てみると良いでしょう。

    着眼ポイント

    • 売上高
    • 営業利益率
    • 自己資本比率

    6. 社風

    自分が働く環境について知っておきましょう。企業がどのようなことを大事にしているかに注目しましょう。自分の価値観と一致するところが自己アピールに繋がります。

    着眼ポイント

    • 年齢層、男女比
    • 風土(果敢な挑戦、伝統重視など)
    • チーム力を重視/個人の裁量重視
    • 有給取得率

    7. 勤務条件

    志望する企業の情報の中で最も気になるポイントの一つではないでしょうか。日々の生活や環境が、今とどれくらい変わるのか、イメージしている自分の働き方に合っているか、などを意識してみましょう。

    着眼ポイント

    • 給与
    • 勤務地/勤務時間、休日
    • 福利厚生

    このような企業研究の内容を企業研究シートに取りまとめておくと、後から見直す際に便利です。なお、以下は企業研究ノートとしてとりまとめた一例です。企業研究シートや競合比較表の作成方法や、DLについてはこちらの記事をご参考ください!

    企業研究で集めた情報を有効活用する方法

    企業に関する情報を集めるだけでは、魅力的な志望動機を用意することはできません。集めた情報の中から自分に必要なものだけを取捨選択し、各企業の情報を同じフォーマットでノートなどにまとめておくと良いでしょう。

    書き出す項目としては、仕事内容や企業の雰囲気、人事評価制度などが挙げられます。 フォーマットをそろえれば企業同士が比較しやすくなり、それぞれの特徴を見極めやすくなります。その結果、同業他社との比較を通して志望する企業のオリジナリティを見出し、志望動機の説得力を高めることができるのです。

    志望する各企業への理解を深めたら、自分が求める基準に照らし合わせながら、あらためて志望順位を検討してください。このとき、自己分析の結果とセットで考えると、企業選びがスムーズに進められます。自分がどのような形で業務に貢献できるのか、自分の強みはどのように活かせるのかといったことを考えながら、活躍できそうな企業を選んでいきましょう。

    本記事のおさらい

    企業研究は数多くある企業の中から、自分に合った企業を選ぶ際に重要な情報源です。
    本記事でご紹介した方法を参考に、ご自身で情報収集してみましょう。

    本記事のおさらい

    • 企業研究は自分とのマッチ度や「その企業でなければならない理由」を知るために行う
    • 企業情報はWeb上で公開されている情報のほか、書籍、説明会、インターンシップなども活用する
    • 企業研究では勤務条件などのほか、ビジネスモデルや社風も調べておくのがベスト!
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