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企業研究のやり方をわかりやすく解説!就活や面接に使える企業研究の基本

  • 就活ノウハウ
  • 2024.07.09
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今回は企業研究のやり方について詳しく解説していきます。

就活で陥りやすいのが「選考をなんとなく受けている」という状況です。そんな状況を打破するのに必要なのが企業研究です。企業を徹底的に分析すれば「なぜその企業でなくてはならないのか?」など、志望動機が明確になります。

この記事では、志望企業のリサーチに使える「企業研究ノート」もダウンロードできますので、これからの就活にぜひ役立てましょう。

目次


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    企業研究の目的は?なんのために行う?

    企業研究を行う目的

    企業研究を行う目的は2つあります。

    • 目的1:自分に合う企業かを確認するため
    • 目的2:企業を選ぶ理由を明確にするため

    どんなに有名な企業でも、自分の経験や性格にマッチしない企業だと、活躍の幅も限られてしまいます。また、複数の企業から第一志望を絞り込むには「なぜ、その企業でなくてはならないのか?」など、選ぶ理由を明確にする必要があります。

    企業研究で上記2つの要素を整理しておくと、ESの準備や面接対策もやりやすくなるでしょう。

    自分に合う企業かどうかを確認するため

    企業研究は、数ある企業の中から自分に合った企業を見つけるうえで、とても大切な作業です。

    「学生時代に学んだ知識を生かせる企業か?」や「ガクチカで培った能力を発揮できそうな職種はあるか?」など、自分に合う企業かを事前に確認しておきましょう。

    入社後にいきいきと働くためにも、ビジネスモデルや企業の強み、業界内での立ち位置といった基本項目のほか、社風や福利厚生についても調べておくとミスマッチも防げます。

    企業を選ぶ理由を明確にするため

    企業研究は「なぜ、その企業でなければならないか?」を知るために必要不可欠です。

    ブランドイメージなど表面的な部分ではなく、企業の本質的な部分を調べると、自分が本当に志望している企業かどうかがわかってきます。

    自分の価値観を分析し、将来のキャリアビジョンが企業理念や社風とマッチしているか再確認することも大切です。もしマッチしているようであれば「なぜ、そう思うのか?」を深掘りしてみると良いでしょう。

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    キャリアタイプ診断

    企業研究を始める時期

    企業研究のスケジュール

    企業研究は、インターンシップに参加する場合は大学2年生の3月頃から、参加しない場合は大学3年生の夏頃から始めると良いでしょう。

    また、企業研究の前には業界研究を行い、ある程度志望する業界を絞っておくのがおすすめです。業界研究が疎かになると、エントリー対象に一貫性が無くなり志望動機も曖昧になってしまいます。

    企業研究で志望する企業が絞り込めたら、仕事体験やインターンシップにも積極的に参加しましょう。インターンシップでは、採用担当者から直接話を聞いたりOBやOGからアドバイスをもらえたりするため、第一志望の企業を絞りやすくなります。

    【6ステップ】企業研究のやり方(企業研究ノート付き)

    企業研究の手順

    「企業研究と言われても、何から始めたらよいかわからない…」という方も多いでしょう。ここでは、企業研究のやり方を6つのステップに分けてご紹介します。

    1.企業の基本情報を知る

    はじめに企業研究ノートを用意しましょう。

    企業研究ノートは企業の基本情報を記載する目的だけに使うのではなく、次のように考えを整理するツールとして使うのがおすすめです。

    企業研究ノートの使い方

    1. 企業の基本情報(事業内容や売上規模など)をリサーチする
    2. 基本情報に沿って自分の考えを整理する
      (例:事業内容と専攻分野は合っているか?専攻分野と違う事業なら、その企業を選ぶ理由はなにか?など)
    3. リサーチ結果と自分の考えや強みがマッチしているか?項目ごとに採点してみる

    dodaキャンパスでは、企業研究に使える「企業研究ノート」ダウンロード版をご用意しています。リサーチすべき項目や考察すべき項目など、空欄を埋めていくと企業を選ぶべき理由を整理できますので、ぜひダウンロードして活用しましょう。

    2.企業の事業内容を知る

    次に企業の基本情報をリサーチしましょう。

    チェックすべき基本情報は、主に下記の4つです。

    1. 企業の基本情報(企業名、従業員数、資本金、売上高、上場/未上場、平均年齢など)
    2. 業界やビジネスモデル
    3. 企業理念やブランドメッセージ
    4. 社風や福利厚生

    特に、企業理念は企業が大切にしている考え方や目標、企業のあり方そのものを表す内容です。代表者のメッセージを読めば、会社の方向性も知ることできますので、あわせてチェックしておきましょう。

    安定性を求めるなら、売上規模や利益推移も重要なチェック項目です。上場している企業なら、直近10年で株価がどのように変化しているのかを見ると、企業の評価が見える場合もあります。

    自分の考えや企業に求めることを振り返り、その企業が自分に合っているかどうか考えながら基本情報を調べていきましょう。

    3.企業の事業内容を知る

    次に事業内容やビジネスモデルを調べます。

    その企業が「誰に」「どんな商品(サービス)を」「どうやって」販売しているかを理解しましょう。

    事業内容で調べるべき項目は下記3つです。

    1. 業種、業態、商品やサービスの詳しい内容
    2. 商品やサービスの提供先(BtoB※法人向け、またはBtoC※個人向け?など)
    3. 新規事業や事業拡大の予定

    企業が求めているのは、会社の成長に貢献してくれる人材です。ビジネスモデルをしっかりと理解すれば、自分が貢献できそうな企業なのかイメージできるようになります。

    また、業種やビジネスモデルを調べると、興味を持てそうな職種もイメージできるでしょう。学生時代に学んだことや、ガクチカで培ったスキルを生かせる職種はあるか?細かくリサーチすることをおすすめします。

    4.企業の業界内の立ち位置を知る

    その企業が業界内において、どのような存在・立ち位置なのかを把握しておきましょう。

    業界内の立ち位置でリサーチすべき項目は下記3つです。

    1. 業界シェア率
    2. 競合他社との比較
    3. 商品やサービスをとりまく独自の技術など

    競合はどんな企業か?他社に勝っている部分や劣っている部分はなにか?などを明確にすれば、企業の将来展望や課題も見えてくるはずです。また、この作業の過程で競合他社とも比較できるため、どの企業に応募するのか明確にできるでしょう。

    また、面接では「当社の弱点は何か?その改善点は?」という質問も想定されます。競合と比較した志望企業の強みや弱みなどを知っておけば、そのような質問にもスムーズに答えられるでしょう。

    5.将来の展望を知る

    企業の中長期的な経営戦略や将来の見通しを調べ、将来の展望についても理解しておきましょう。

    将来展望で調べるべき項目は下記3つです。

    1. 中期経営計画
    2. 業界の将来展望(10年後も伸びる業界か?など)
    3. 経済アナリストなどからの評価

    これらの情報は、企業公式サイトの株主向け説明資料や、株式情報を載せた四季報、証券会社の企業ページなどを見ればわかります。

    10年後の展望を考えるのは難しいですが、自分で調べた情報をもとに「これからどうなっていくのか?」を自分なりに想像することが大切です。その中で、会社の将来に自分がどのように貢献できるか考えをめぐらすと、将来やりたいことも見えてくるでしょう。

    6.社風を知る

    企業研究においては、その企業の社風を知ることが大切です。

    社風を調べるうえでチェックすべき項目は下記4つが挙げられます。

    1. 人材育成方針
    2. 評価制度
    3. 社内リクリエーションなど社内活動の様子など
    4. 福利厚生

    これらの情報はWebサイト上の情報だけで細かな情報を得ることは難しいため、仕事体験やインターンシップなどに参加し「社員の生の声を聞く」ことがおすすめです。直接社員の方と会い、職場の雰囲気を肌で感じて、自分に合う社風かどうかを判断しましょう。

    ベネッセの就活サービス「dodaキャンパス」には、企業担当者や採用のプロが登壇するオンラインイベントが充実!企業理解だけでなく、人事担当者や採用のプロの視点が学べるイベントが随時開催されているので、こちらもぜひチェックしておきましょう。

    企業情報はどこから集める?9つの情報収集方法

    企業情報の集め方

    先述したような企業情報は、どこから集めてくれば良いのでしょうか。企業研究におすすめの情報収集方法をご紹介します。

    (1)企業のホームページ

    まずチェックしておきたいのが、企業の公式サイトです。

    公式サイトでは、下記4つの点をチェックしましょう。

    1. 会社概要(資本金や売上高・従業員数などがわかる)
    2. 代表者メッセージや企業理念(会社の方向性がわかる)
    3. 株主向けページ(決算速報やIR情報から収益構造や将来予測がわかる)
    4. 採用ページ(募集職種や目指せるキャリアがわかる)

    企業の公式サイトを見れば、その企業が提供している商品やサービスに関する情報も入手できます。具体的な職種もイメージできますので、しっかりと目を通しておきましょう。

    (2)就職情報サイト

    就職情報サイトは、さまざまな企業を一度に見ることができるため、簡単に企業の比較ができます。口コミやES体験談、学生向けイベント情報を入手できるサイトも多いためおすすめです。

    (3)ソーシャルメディア(SNS)

    Xやインスタグラムなど企業の公式SNSで情報を入手する方法もおすすめです。

    企業によっては公式WebサイトではなくSNSで頻繁に情報を発信しているケースも多く、最新情報をリサーチしたいならSNSをフォローしておくと良いでしょう。企業情報だけでなく「社員の紹介」「社内の様子」といったコンテンツも充実してきているため、リアルな社風を知ることもできます。

    (4)新聞・ニュース

    新聞やニュースを通して企業の最新動向をリサーチする方法もあります。

    企業に関する情報を入手したいなら日本経済新聞がおすすめです。電子版ならスマートフォンで閲覧でき、無料会員でも記事数限定で読めるため企業情報のリサーチには最適です。

    面接では、現在の社会情勢について質問されることが多々あります。自分の志望する企業以外の情報や経済情勢を知れる新聞やニュースは、ぜひチェックしておきましょう。

    (5)書籍・雑誌

    業界シェアや企業の評価を知りたいなら、「業界地図」や「会社四季報」などの本を購入してみましょう。

    企業をとりまく業界の全体像がわかり、会社四季報では証券アナリストなどからの評価を知れるため、企業の成長性を判断する材料にもなります。

    自分が知らなかった企業の情報も載っているため、志望企業の選択肢も広がるでしょう。これから伸びる業界や企業を知るきっかけにもなりますので、ぜひ購入してみましょう。

    (6)会社説明会や合同説明会

    会社説明会や合同説明会は、企業についての知識はもちろん、実際に働いている社員の声も聞けるためおすすめです。

    最近ではオンライン説明会が主流になっており、実際の働く雰囲気を知るのは難しいかもしれません。それでも、説明会では採用担当者に直接質問する機会もあるため、企業を知る機会として積極的に活用しましょう。

    (7)OBやOGの声を聞く

    インターンシップなどでOBやOGから直接話を聞くのも良いでしょう。

    同じ大学に通っていた先輩がどのようなキャリアを歩んでいるのか、直接話を聞くことができれば、自分のキャリアも想像しやすくなります。働き方や社風もイメージもしやすくなるため、時間があれば積極的に話を聞くようにしましょう。

    OB/OG訪問のメールの基本マナー。シチュエーション別で解説

    (8)仕事体験

    仕事体験で企業情報を収集するのも一つの方法です。

    仕事体験とは、1日や2日といった短期で行われる会社説明会などのことを指します。企業や業界に関する詳しい情報が聞けたり、先輩社員との座談会で意見交換できたりするため、より詳しい情報を入手できます。

    学業と両立しやすい時期に開催されることが多く、企業研究で多くの企業を調べたいときには、できるだけ多くの仕事体験に参加するのがおすすめです。

    (9)インターンシップ

    企業についてより深く理解したいと思ったら、積極的にインターンシップに参加しましょう。会社の雰囲気やオフィスの働きやすさなどがわかります。さらに、社員の方と親しくなって、説明会では聞きづらいことが聞けるようになるのも大きなメリットでしょう。

    インターンシップに参加する際は、自分が何を知りたいのか目的意識を持って参加しましょう。例えば、「自分の価値観と○○の部分が一致するのではないか?」など仮説を立てて参加すると、有意義なものとなるはずです。

    (10)オファーサービスを活用する

    企業研究は、どうしても自分が知っている企業へと偏りがちです。「視野を広げたい」や「自分に合う企業が知りたい」と思うなら、企業からスカウトが届く就活オファーサービスを活用すると良いでしょう。

    あなたを魅力に感じた企業からオファーをもらうことができるため、待っているだけで企業と出会え、企業研究を進めることができます。

    企業研究で集めた情報を有効活用する方法

    企業研究で集めた情報は、志望企業を選ぶ材料に使うのはもちろん、エントリーする過程での「志望動機の整理」や「面接対策」にも活用できます。

    具体的にどのように活用していけばよいのか詳しく見ていきましょう。

    step1:自分に合った企業かどうかを見極める

    企業情報を入手して企業研究ノートで整理できたら、改めて「自分に合った企業はどこなのか?」見極めましょう。もう一度、事業内容や扱う商品やサービス、将来のキャリアプランなどを見て、自分の考えや経験とマッチするか採点してみると良いでしょう。

    dodaキャンパスの企業研究ノートなら、企業情報の項目ごとで採点できるようになっており、合計点で企業比較ができます。

    step2:志望動機を整理する

    つぎに、エントリーシートや履歴書に書く「志望動機の整理」をしていきましょう。

    改めて「なぜその企業を選んだのか?」「他社と比較してどんな優位性があるのか?」など、もう一度頭のなかを整理してみることが大切です。自分の性格や強み・弱み、ガクチカでの経験を振り返り、企業の方向性や将来やってみたい仕事とマッチするか再確認してみましょう。

    step3:面接準備に使う

    面接では企業に関する基本情報や志望動機などはもちろん、将来のキャリアビジョンなどについて詳しく聞かれます。

    面接前には企業研究ノートでまとめたことを再度振り返り、第一志望に選んだ理由を自分の言葉で説明できるようまとめておきましょう。

    下記のような点を整理しておくと、面接での質問に的確な答えができるようになります。

    • 業界志望理由は?(企業情報と自分の強み、専攻分野などを再度整理する)
    • 他社や他業界と比較して選んだ理由は?(企業研究ノートで複数企業の考察結果を比較してみる)
    • 10年後のキャリアビジョンは?(ビジネスモデルや募集職種と自分に強みを整理する)

    本記事のおさらい

    企業研究は数多くある企業の中から、自分に合った企業を選ぶ際に重要な情報源です。
    本記事でご紹介した方法を参考に、ご自身で情報収集してみましょう。

    本記事のおさらい

    • 企業研究は自分とのマッチ度や「その企業でなければならない理由」を知るために行う
    • 企業情報はWeb上で公開されている情報のほか、書籍、説明会、インターンシップなども活用する
    • 企業研究では勤務条件などのほか、ビジネスモデルや社風も調べておくのがベスト!
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