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新卒の最終面接(役員面接)でよく聞かれることは?落ちないための回答例付き

  • 就活ノウハウ
  • 2025.05.28
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最終面接で 聞かれることとは

「最終面接まできて落ちたくない…」「最終面接ってこれまでと違う質問をされるの?」といった不安を抱える方も多いのではないでしょうか?

本記事では、最終面接の頻出質問と回答方法を紹介!万全の状態で本番に臨めるようサポートします。

目次

    新卒の最終面接の特徴とは?一次面接、二次面接との違いも解説!

    一次面接、二次面接との違いを以下の表にまとめます。

    一次面接 二次面接 最終面接
    担当者 人事・現場社員 人事(部門長が加わることも)・現場責任者 社長・役員などの経営層
    主な目的 基本的な適性の確認 入社後の活躍可能性、離職リスクの確認 自社とのマッチ度を経営視点で確認
    評価ポイント ビジネスマナー、第一印象、コミュニケーション能力など 入社意欲、スキル、論理的思考力、説得力など キャリアビジョン、マッチ度、一貫性、意欲など
    形式 個人面接、グループ面接 個人面接、グループ面接 個人面接

    一次面接、二次面接の特徴

    一次・二次面接は一般的に、人事の採用担当者や現場社員が面接管を務めます

    そのため「一緒に働くイメージができるか」といった視点で、下記のような項目を評価します。

    ☑ 第一印象
    ☑ 最低限のビジネスマナーがあるか
    ☑ コミュニケーション能力はあるか
    ☑ 自己PRや志望動機が論理的か
    ☑ 入社意欲が高いか

    最終面接の特徴とは?

    最終面接は、社長をはじめ、役員や現場の責任者といった経営層に近い方が担当します。

    面接方式は個人面談形式が多く、一人ひとりにしっかりと時間をかけることが特徴です。

    最終面接のチェック項目を一部、紹介します。

    ☑ 一次面接、二次面接の評価と齟齬はないか
    ☑ 会社のビジョンや理念にマッチするか
    ☑ キャリアビジョンを描けているか
    ☑ 自社で活躍する姿が想像できるか
    ☑ 入社意欲が高いか

    一次面接や二次面接と比べて、高い視座からみた項目が増えています。「あなたを採用することで会社にとってメリットがある」としっかりアピールしましょう。


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    最終面接のための準備と対策

    準備と対策

    ここでは、最終面接を通過するために必要な準備と具体的な対策を4つ紹介します。


    1.これまでの面接で話したことを振り返り、一貫性を確認

    最終面接の担当者は、あなたがこれまでの面接で回答した内容や、その評価を把握しています。

    そのため、最終面接の発言と過去の回答には一貫性が必要です。エントリーシート(ES)や履歴書の内容と併せて、面接での質問や回答も振り返り、一貫性に問題がないか確認しておきましょう。


    2.「なぜその会社か」を言語化する

    あなたの入社意欲や企業とのマッチ度を図る目的で「競合他社ではなく自社を志望する理由」を聞かれることがあります。
    あなたの経験やスキルに基づいた具体的で根拠ある回答となるよう、面接前に熟考しておきましょう。

    具体的には、以下のような視点で競合との違いを明確にし「どこに共感したのか」「自身のスキルを生かしてどのように活躍できるのか」などを伝えます。

    競合他社との違いを見つける視点

    • 企業のビジョンやミッション
    • 商品、サービスなどにおける強み
    • 社風や人

    3.入社後のキャリアビジョンを明確にしておく

    キャリアビジョンとは「将来会社で担いたい役割や中長期的な目標」です。

    キャリアビジョンにより、応募者の成長性や企業への貢献イメージを明確にできるため、最終面接で問われることも珍しくありません。

    「3年以内に〇〇を、そして10年後には△△を成し遂げたい」といった形で時期と内容を具体的にアピールしましょう。


    4.逆質問を準備し、意欲と主体性を示す

    企業は最終面接であなたの入社意欲や熱意を再確認したいと考えており、これらを見極める一つの手段として「逆質問」を活用します。事前にしっかり考えておくことで、焦らずに回答することが可能です。

    自己アピールにつながる逆質問の一例を下記に紹介します。入社を前提として「活躍したい」「成長したい」といった気持ちが伝わる内容がオススメです。

    自己アピールにつながる逆質問の例

    • いち早く御社で活躍したいため、入社までに備えるべきスキルや経験があれば教えてください
    • 御社の●●というプロジェクトに興味があるのですが、入社後に関わることはできるでしょうか?また、関わる場合にはどのような資質が必要ですか?
    • 私は、成果の最大化にはチームの協力が重要だと考えています。御社ではチームワークを促進するためにどのような取り組みがありますか?
    • 入社後も継続して成長できるよう、自己啓発に励みたいと考えております。御社では自己啓発をサポートする仕組みはありますか?

    ただし、逆質問は一歩間違えると評価を下げてしまう場合も。逆質問で避けるべき質問例とその理由は下記の通りです。

    逆質問で避けるべき内容

    • 給与や待遇に関する直接的な質問
      →「処遇だけで入社有無を決めるのでは?」と判断されないよう注意が必要です
    • ホームページに掲載されている内容
      →企業研究が足りない印象を与え、志望度が低いと思われる可能性があります
    • 過去の説明会や面接で、すでに説明があった内容
      →説明を聞いていないと見なされてしまいます
    • 漠然とした質問
      →具体性がなく、面接官に対して考えが浅いと見なされる恐れがあります

    「他にも逆質問の例を知りたい」「逆質問のコツや注意点を詳しく知りたい」という方はこちらもチェックしてみてください。

    頻出質問13選!回答例を交えて回答のコツを解説

    最終面接の質問の特徴

    最終面接でよく聞かれる質問には下記5つの特徴があります。それぞれについて具体的な質問や回答のコツ、回答例を載せますのでぜひ参考にしてください。

    最終面接でよく聞かれる質問の特徴

    • 入社意欲を確かめる質問
    • あなたの経験やスキルを知るための質問
    • 企業の理解度を確かめる質問
    • キャリアビジョンを知るための質問
    • 他社の選考状況に関する質問

    入社意欲を確かめる質問

    質問例

    • なぜこの業界や職種を選んだのですか?
    • 弊社を志望する理由を改めて教えてください。
    • 同業他社ではなく、弊社を選んだ理由は何ですか?

    回答のコツ

    • 業界、職種を選んだ具体的な理由とともに、
      入社後に実現したい目標を熱意をもって伝える
    • 企業のビジョンやミッションへの共感を伝え、
      あなたがどのように貢献できるかを具体的に説明する
    • 同業他社との比較を交えて、その企業でしか実現できない目標を伝える

    回答例

    質問:なぜこの業界や職種を選んだのですか?

    不動産業界の営業職を志望する理由は「人生の大きな節目に関わる仕事がしたい」と考えたからです。 家は多くの人にとって大きな買い物であり、生活の土台となるものです。その選択を支え、最良の提案ができる営業職に強い魅力を感じています。

    大学2年生の時、学園祭の運営事務局に参加しました。来場者のニーズを的確に捉えて設置ブースを提案し、参加者満足度の向上に貢献しました。この経験で「相手に寄り添い、ベストな提案を考える力」を磨くことができました。

    御社の営業職としても、お客様の人生に深く関わる提案を通じて、信頼される存在となり、地域と企業の発展に貢献したいと考えています。


    あなたの経験や能力を確かめる質問

    質問例

    • 学生時代に最も力を入れたことは何ですか?
    • 自分の強みと弱みは何ですか?
    • 強みや長所をどのように活かしていきたいですか?

    回答のコツ

    • 学生時代に注力したことを具体的に伝え、
      その経験が入社後どのように活かせるかをアピールする
    • 強み(長所)を発揮した経験を語り、
      弱み(短所)は克服に向けた努力と合わせて伝える
    • 企業の事業内容を基に、あなたの長所がどのような場面で
      活かせるかを具体的に伝える

    回答例

    質問:自分の強みと弱みは何ですか?

    私の強みは「傾聴力」です。相手の立場で物事を考え、適切な対応ができます。塾講師のアルバイトでは、成績が伸び悩む生徒に対し、性格や理解度を考慮して指導法を変え、やる気を引き出すことができました。

    一方で、弱みは「慎重になりすぎて行動が遅れること」です。「後先考えずに行動しない」という長所とも捉えておりましたが、社会では判断の遅れがチャンスロスにつながることもあると考え、改善に努めています。具体的には、何か判断することがあった場合、まずその重要性と緊急性を考え、納期を定めるようにしました。また、スケジュール作成も徹底し、行動管理の工夫を行っています。

    今後は傾聴力を生かしつつ、行動力も兼ね備えた人材として、顧客と信頼関係を築き、成果につなげていきたいです。


    企業の理解度を確かめる質問

    質問例

    • 弊社のビジョンやミッションをどう思いますか?
    • 弊社の事業内容について、どのように理解していますか?
    • 弊社の強みと弱みは何だと思いますか?

    回答のコツ

    • ビジョンやミッションへの強い共感を伝える
    • 企業のホームページやニュース記事などを参考に、
      事業内容や社風をしっかりと理解しておく
    • 企業の強みと弱みを分析しておき、
      弱みには具体的な改善策を提案する

    回答例

    質問:弊社のビジョンやミッションをどう思いますか?

    御社の掲げる「住まいを通じて人々の生活を豊かにする」というビジョンに、私は強く共感しています。住まいは単なる「場所」ではなく、人の生活や人生を支える基盤と考えているためです。

    大学では地域活性のゼミ活動を行っており、空き家の活用について調査・提案を行った経験があります。この活動の中で、住まいを通じて人々に「幸せに過ごせる時間」を提供できると強く感じました。

    御社はミッションとして「信頼と満足の創造」を掲げております。お客様との長期的な関係を重視する価値観であり、自身の「人に寄り添う力」を生かせる環境だと感じています。私も将来的には、地域に愛される営業担当として、御社のビジョン・ミッションを体現できるよう努力していきたいです。


    キャリアビジョンを知るための質問

    質問例

    • 将来、どのようなキャリアを築きたいですか?
    • 5年後、10年後の自分をどのように想像していますか?
    • あなたのキャリアビジョンを教えてください

    回答のコツ

    • 長期的なキャリアビジョンを明確に伝え、
      目標達成に向けた具体的な行動計画を示す
    • 企業のビジョンにあなたのキャリアビジョンを一致させ、
      貢献できることを伝える
    • 向上心を持って、常に成長し続ける姿勢を示す

    回答例

    質問:あなたのキャリアビジョンを教えてください

    私のキャリアビジョンは「信頼される営業のプロになり、最終的にはチーム全体に好影響を与えるマネジメント人材になること」です。

    入社後3年間は、徹底的に現場で経験を積み、エリアトップの営業成績を目指します。そのために、食品業界全体の動向や自社製品に関する知識を習得し、相手のニーズを引き出すコミュニケーション力を磨きます。また、アフターサポートにも力を入れ「この人に任せておけば安心できる」と思われる担当者を目指します。

    10年後には、後輩の育成や戦略立案にも関わり、組織全体の成果に貢献できる営業リーダーになりたいです。自分自身の成長を通じて、企業の信頼価値を高める存在になることが最終的な目標です。


    他社の選考状況に関する質問

    質問例

    • 他社の選考状況を教えてください
    • 他社の最終選考はいつの予定ですか?

    質問例

    • 正直に回答する
    • 企業への誠意を示し、入社意欲をアピールする

    回答例

    質問:他社の選考状況を教えてください

    現在、御社を含めて3社の選考を進めており、いずれも化粧品業界の営業職です。御社に対する志望度が最も高く、説明会や面接を通じて、理念や社風に強く惹かれました。入社後は、御社の一員として自ら考え、行動し、お客様からも社内からも信頼される営業担当になるために精進いたします。


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    最終面接に受かる学生、落ちる学生の差とは?

    最終面接に落ちる人と受かる人の差

    最終面接が通る学生と落ちる学生には、下記のような違いがあるといわれています。

    通る学生

    • 自社とのマッチ度を的確にアピール
    • 強い入社意欲を持ち、論理的に説明
    • 面接を通じて一貫した発言を維持

    落ちる学生

    • 自己分析や企業研究が不十分
    • 一貫性がなく信頼性に欠ける
    • 受け身な姿勢や、志望理由が曖昧

    最終面接で合格するのは、企業のビジョンや社風に共感し、自分の体験とひもづけて説得力ある言葉で語ることができる学生です。

    また、選考全体を通して発言に一貫性があるため、信頼感も高まります。逆に、過度に誇張した話や受け身な姿勢はマイナス評価に。自然体で素直に思いを伝えることが大切です。

    頻出質問を把握し、最終面接本番に向けて準備しよう

    最終面接は、面接官が企業の上層部となるため、チェックされる視点や質問の内容がそれまでの面接と異なることも少なくありません。

    予想外の質問に戸惑って慌てることがないよう、事前に準備・対策を行うことが重要です。以下に本記事のまとめを記載しますので、改めて確認しておきましょう。

    本記事のまとめ

    • 最終面接は経営層に近い人が担当し、個人面談で30分以上行うことが多い
    • 最終面接に向けて下記の準備を行うと良い
      ーこれまでの面接を振り返る
      ー同業他社との違いを考える
      ーキャリアビジョンを描く
      ー逆質問を準備する
    • 企業とのマッチ度や入社意欲、発言の一貫性が合否の明暗を大きく左右する
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