インターンシップや本選考において避けて通れない面接。皆さんは、面接対策をどのように行っていますか?
面接対策を行う上で、ネットの回答例などを参考にしながら、無難な回答を選んで、気づいたらテンプレート化している方もいるかもしれません。
しかし、それでは学生と企業がマッチしているか、採用するメリットがあるかを面接官が評価できず、不採用に至ってしまう可能性があります。
この記事では、よく聞かれる質問と、質問の目的、回答のポイントを解説します。面接時にしっかり面接官にアピールできるよう回答のブラッシュアップをして、面接に臨みましょう!
目次
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よく聞かれる質問① 自己PR
面接では一般的に、「自己紹介」や「自己PR」から始まることが多いですよね。時間制限を設けられることもありますが、その中で面接官に自分自身をアピールする効果的なポイントを知り、しっかり対策することが大切です。
【質問の目的】
◎企業に対して、どういったメリットを与えるか判断する
自己PRでは、入社後にどんな活躍をしてくれそうか面接官にイメージをしてもらうことが大切です。そのために、業界研究や企業研究の精度を上げることが必要不可欠になります。企業の採用ホームページに掲載されている「求める人物像」や、企業がメディアなどで発信している情報から、自分の強みが企業の求める能力に沿ったものか改めて見直しましょう。
どうすればいいかわからない! 業界研究のやり方を徹底解説!
また、企業の求めている人物像はそれぞれであり、面接での評価のポイントも異なります。選考を受ける、どの企業に対しても同じような自己PRをすると、企業によってはミスマッチと判断される可能性があるため注意しましょう。
【回答のポイント】
◎企業が求める能力や性格に沿った内容にする
自己PRは、3つのプロセスで話す場合が一般的です。
1. 自分の強み
2. 強みを発揮したエピソード
3. 強みを入社後、どのように活かすか
「1.自分の強み」では、前述のとおり、入社後に企業で活躍できるか判断してもらいやすい内容を伝えましょう。企業が求める能力は一般的には「リーダーシップ」「チャレンジ精神」がありますが、業界や企業ごとに異なります。例えば商社であれば問題解決能力や、銀行であれば勤勉性などがあげられます。それぞれの業界内でも、企業によっては異なります。
「2.強みを発揮したエピソード」では、具体的かつ、相手にも伝わるような内容で伝えるようにしましょう。面接官にとって、ここでのエピソードは「その強みが本当に備わっているか」の判断材料になります。相手の理解を深める要素として、エピソードの情景や数字の規模感を付けたすと良いでしょう。
「3.強みを入社後、どのように活かすか」では、強みの再現性をアピールしましょう。再現性がないと「学生が企業でどのように活躍できるか、面接官が判断できません。業務のどんな場面で強みが活かせるか、など具体的にアピールするようにしましょう。
また、dodaキャンパスのキャリアノートの自己PR欄が、1~3の構成で記載されているかも確認して、ブラッシュアップしておきましょう。
キャリアノートの自己PRを確認する
よく聞かれる質問② 志望動機
志望動機はよく聞かれる質問でもあり、学生の皆さんが一番悩むところではないでしょうか。「なぜその企業でないといけないか、明確な回答がでてこない」と思う方も多いかと思います。
そこでまずは、どんなポイントに注意して、何を伝えれば良いかを知ることから始めましょう。
【質問の目的】
◎学生の人柄や考え方を把握する
エントリーシートに記載している内容を見れば、学生がどのようなことをしてきたか、大体の人柄を知ることはできます。その上で、どのような考えをもって企業に応募したか、背景をより把握するために、志望動機を聞く場合が多いです。
◎自社への志望動機の強さの度合いをはかる
企業への志望度が高く、熱意がある人であれば、入社後もモチベーション高く仕事に取り組み、活躍してくれる可能性が高いと考えられています。
企業に入りたい理由が明確であればあるほど、面接官の印象に残るきっかけにも繋がります。
【回答のポイント】
◎志望動機を明確にする
志望動機は、数ある企業の中から、なぜその企業なのかを明確にすることが必要です。業務内容を理解し、企業ならではの特徴をとらえ、自分の強みや、やりがいを感じた経験と結び付けて回答するようにしましょう。
もし明確な理由が浮かばない人も、今頭に思い浮かぶ志望理由から深掘りして、根拠を肉付けしていくことも1つの手法です。
社風や商品、社員に惹かれたなどの理由は抽象的かつ、他社との差別化がしづらくなります。仮に社風をあげた場合でも、特にどういう部分に魅力を感じたのか、魅力に感じる理由は何なのかを掘り下げていくことから始めてみましょう。
よくある質問③ 長所、短所
「あなたの長所・短所は何ですか?」と聞かれた際に「どう回答したら、良い印象をもってもらえるか」と悩む方もいるかと思います。
まずは、面接官がどのような目的で質問をしているかを理解した上で、ただのエピソードとならないようにしましょう。
【質問の目的】
◎自分を客観的に把握できているかを判断する
自己分析をする中で、長所・短所を導き出している方が多いと思います。そこで行った「自分を客観的に見て把握すること」が、会社で働く上で必要なスキルになります。面接官はこの質問をして、学生が客観的に判断できる資質をもっているか見極めています。
◎自社の雰囲気や業種に合っているか判断する
長所・短所や性格を聞くことは、募集職種や社風に合っているかを判断する重要な要素でもあります。企業は、学生の入社後の長期的な活躍を期待していることもあり、ミスマッチしないか判断しています。
【回答のポイント】
◎企業の求める人物像に関連づける
自分が見つけた長所や短所が、企業が求めている人物像から、あまりにもかけ離れていないか、まずは確認するようにしてください。
企業のホームページや募集要項から企業が大切にしている理念や価値観をもとに、どういった人材を求めているか把握しましょう。
職種によっても求められる人物像は違ってくるので注意が必要です。例えばひとり仕事が多い職種なのに、周りとうまくやっていけますといった内容は、職種の特徴とマッチしていないとマイナスの評価に繋がる可能性があります。
企業が求める人物像に、関連のある長所や短所を選び、エピソードを交えてアピールしましょう。
短所に関しては、改善するための努力や工夫を続けているという内容を伝えましょう。
よくある質問④ 周りからの評価
面接で意外と聞かれる「周りからどんな人だと言われますか?」という質問。
一見、周りの人から評価を聞いて、それを回答するだけの簡単な質問に思われがちですが、実は企業に沿った回答を意識することが必要になります。
【質問の目的】
◎強みや人柄を見極める
面接官は、あなたが入社した際に活躍できる資質をもっているか判断します。
本当の意味であなたの人となりを判断するために、周りからの評価を引き出すことで、自己評価と他己評価のずれがないか、自社の社風に合うかを客観的な視点で評価しようとしています。
【回答のポイント】
◎入社してからどう会社に活かせるかをアピールする
例えば「私は周りから真面目と言われます。」と回答した場合、真面目という点では決してマイナスの評価にはなりません。しかし、面接官の質問の目的が、強みや人柄を見極めることにあるため、強みは会社でどのように活躍できるかなど、企業にとってメリットに結びつくような強みである必要があります。
ここで重要なことが企業研究です。事業内容をもとに、求められる能力を考慮した上で、周りからの評価をアピールするようにしましょう。
周りからどう思われているかを聞く問いは、自分の強みを聞かれているものと同等です。
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また、マイナスの評価も答えられるように準備しておきましょう。マイナスの評価は、「改善の取り組み方から改善の余地がある内容」について、具体的なエピソードを交えて話すことが大切です。
よくある質問⑤ キャリアプラン
「あなたは5年後、10年後どうなっていたいですか?」「あなたの将来の目標はなんですか?」と、面接では将来的な計画を聞かれることがあります。
先のキャリアの目標を聞かれても困る、と悩まれる方も多いかと思いますが、キャリアプランを考えていなかったり、考えていても不安げに伝えると、面接官にマイナスのイメージを与えてしまいます。
【質問の目的】
◎企業の理解度や相性、方向性を見極める
キャリアプランを描くためには、その企業の事業内容や業務内容が大前提にあります。面接官は、キャリアプランに関する質問をすることによって、学生が事業や業務を行う上で、将来どんな位置で働きたいと考えているか、知ることができます。
事業や会社が進む方向性とのキャリアプランが一致していれば、企業のことを理解していると面接官にプラスの印象も与えることができますし、ミスマッチによる、企業と学生のマイナスの要素も回避することができます。
事業内容や業務内容、戦略に関しては、多くの企業でホームページに記載されています。そういった情報をしっかり読み込みましょう。
【回答のポイント】
◎企業の将来を予測する
まず将来を予測にするにあたって、前述のとおり、企業理解を深めることが必要です。会社の株主説明会や、今後の戦略方針に関する資料から、企業の長期的な目標を知ることが始められる。また、説明会やOB訪問の際に、企業が将来、新たな事業を企てようとしていることを知り、興味を引かれたのなら、そこで活躍したい内容をアピールすることも1つの手法になるでしょう。
アピールする際には、「こうなりたい」というだけでなく、「こうやって実現する」という具体性をもって回答する必要があります。目標を達成するために、どんな努力をするか、どんな業務に携わり、どんな経験をしたいかということをアピールするようにしましょう。
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面接官の質問の意図を理解し、面接対策を行おう!
ネットに書かれている回答例をむやみに引用したり、面接を受ける企業内での回答内容の使いまわしは、企業とのミスマッチや内々定獲得を逃す要因になります。自己分析、企業分析をしっかり行い、企業に合わせた内容を面接で回答できるよう準備しましょう。
今回は、面接でよく聞かれる質問5つをご紹介しました。その他にも聞かれやすい質問が多くあります。面接官の質問の目的を把握した上で、回答するように意識してみてください!
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