「就活の面接で聞かれることは?」「どう答えればいい?」と不安に感じている就活生は多いはずです。
この記事では、226社の企業の担当者へ のアンケート調査をもとに、面接でよく聞かれることや、回答例などを紹介します。自信を持って本番に臨めるようしっかり準備していきましょう。
目次
【企業に聞いた】面接で最低限押さえてほしいことは?
dodaキャンパスが実施した調査では、面接官の8割以上が「最低限理解してきてほしい内容」として事業理解を挙げました。志望企業のコア事業や、中期方針に対する理解が不足していると、どれだけ話し方が上手でも評価を伸ばすのは難しいでしょう。
調査対象:226社
さらに「自分の経験と結びつけて話している」「自分の言葉で語っている」といった点も高評価のポイントとして挙げられています。
調査対象:226社
面接官が見ているのは模範解答ではなく、企業の特徴と自分の経験や強みが結びつけられているかです。企業研究と自己分析を深め、あなたと企業のマッチ度をアピールすることが企業へ好印象を与える近道となるでしょう。
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面接でよく聞かれる質問一覧と回答例【厳選10問】
面接では、どの業界でも共通して聞かれやすい質問があります。ここでは頻出質問10選を回答例付きで解説します。回答作成の参考にしてください。
自己紹介
自己紹介は、ほぼすべての面接で最初に求められる定番の質問です。面接官はこの質問で、あなたの第一印象・話し方・コミュニケーション能力を確認しています。
回答のポイント
- 1分以内にまとめる
- 名前、大学、学部、学んできたこと、締めの言葉で「自分が何者か」と「意気込み」を伝える
- 大きな声でゆっくりハキハキと話す
回答例
〇〇大学〇〇学部の△△と申します。大学では応用化学科で有機化学合成について研究を行ってきました。本日は面接のお時間を作っていただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
自己PR
自己PRでは、入社後にどんな活躍をしてくれそうか面接官にイメージをしてもらうことが大切。業界・企業研究を深め、自分の強みが企業の求める人材にマッチしていることを伝えましょう。
回答のポイント
- 企業が求める人物像を理解し、自分の強みと紐づける
- 下記の順で話すと分かりやすい内容になる
1.自分の強み
2.強みを発揮したエピソード
3.入社後に強みをどのように活かすか
回答例
私の強みは、粘り強く目標に向かって取り組む継続力です。大学2年生から1年間、毎日1時間の英語学習を続けた結果、TOEICのスコアを480点から730点に伸ばしました。この経験から、コツコツと努力を積み重ねることの大切さを実感しています。入社後も長期的な視点を持ちながら粘り強く業務に取り組み、チームに貢献します。
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志望動機
企業は志望動機から応募者の「入社意欲」を見極めようとしています。企業への志望度が高い人であれば、入社後もモチベーション高く仕事に取り組み、活躍してくれる可能性が高いためです。自己分析と企業研究から導き出したあなたと企業の相性の良さを、熱意を持って伝えましょう。
回答のポイント
- 志望企業の特徴と自分の強みを結び付けて回答する
- どの企業にも当てはまる内容は避ける
回答例
私が御社を志望する理由は、地域活性化に向け、地元企業への投資に力を入れる方針に共感したためです。私は大学2年生から、父が経営する地元の電気屋でアルバイトをしており、限られた人員や資金の中で事業を続ける中小企業の現状を間近で見てきました。この経験から、自分の強みは相手の状況を理解し、課題に応じて柔軟に対応できる点だと考えています。実際に店舗でもお客様や状況に応じて行動してきました。こうした強みを活かし、企業に寄り添いながら課題解決に貢献し、地域の活性化に寄与したいと考えています。入社後は地域の企業をアシストし、街を盛り上げる存在になりたいです。
長所・短所
長所・短所は、募集職種や社風に合っているかを判断する重要な要素です。企業は、学生の入社後の長期的な活躍を期待しているため、ミスマッチしないか事前に確認しています。
回答のポイント
- 企業が大切にしている理念や価値観、求める人物像を把握し、関連する長所・短所を選んでアピールできるとベター
※嘘の特徴を作るのではなく、自身の特徴から企業に合うものを選ぶこと - 短所は、ネガティブにならないように言い換えたり、改善するための努力を伝える
回答例(長所)
私の長所は、チーム内の意見を丁寧に聞き、まとめる調整力です。ゼミのグループ研究で意見が対立した際、全員の話を聞いて共通点を見つけることで方向性をまとめました。この経験から、チーム全員が納得感を持って課題を進めることの大切さを学びました。御社は「一致団結」をスローガンに、チームでの活動を大切にしていると伺いました。入社後は、私の強みを活かし、チーム全体が同じ方向を向いて課題を進められるよう、努めたいです。
回答例(短所)
私の短所は、決断に時間がかかることです。これは「慎重に物事を判断できる」という長所とも考えていますが、激しい環境変化に対応するために、時には素早い決断も必要だと感じています。現在は、考え始める前に自分なりの判断基準を設け、判断速度向上に努めています。入社後もスピードと慎重さのバランスを大切にしながら、業務に取り組みます。
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学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
「学生時代に力を入れたこと」いわゆる「ガクチカ」は自己PRと並んで面接の定番質問です。勘違いする方もいますが、ガクチカに大きな成果は必要ありません。大切なのは「どう取り組み、何を学んだか」というプロセスと成長です。
回答のポイント
- 数字や具体的なエピソードを盛り込むと、説得力が向上する
- エピソードの構成はSTAR法がおすすめ
1)Situation(状況):どんな環境・状況だったか
2)Task(課題):どんな課題や目標があったか
3)Action(行動):課題に対してどう動いたか
4)Result(結果):どんな成果や気づきを得たか - 華やかな経験や大きな成果がなくてもOK
回答例
学生時代に最も力を入れたのは、飲食店でのアルバイトです。当時アルバイト先は飲食サイトにおける「お客さま満足度が低い」という課題がありました。そこで私は、お客さまへの声かけや注文の先読みを意識して接客の質を高めました。半年後にはお客さまから名前を覚えていただけるようになり、飲食サイトでも私の活動を評価するコメントが見受けられるようになりました。この経験から、相手の立場に立って考えることの大切さを学びました。御社に入社後も、常に顧客に寄り添い、ともに課題解決する営業になりたいです。
キャリアプラン
入社後のキャリアプランに関する質問は、就活生の将来ビジョンや成長意欲を確認するために実施されます。あいまいなビジョンでは「本当にうちで働きたいのかな?」と疑問を持たれてしまうため、具体的に語ることが重要です。
回答のポイント
- キャリアプランは「3〜5年後」「10年後」など時間軸を設定して話すとわかりやすい
- 以下の順番で構成すると、まとまりのある内容になる
1)入社直後:まず何を学び、習得したいか
2)3〜5年後:どんなポジション・スキル習得を目指すか
3)10年後:会社でどんな存在になりたいか - 企業のビジョンや事業内容と関連させて話すと、説得力がさらに高まる
回答例
入社後の3年間は、まず営業の基礎をしっかりと身に付けたいです。お客さまと信頼関係を築きながら、業界知識と提案力を磨いていきます。5年後には、チームリーダーとして後輩の育成にも携わり、入社後に得たスキルや知識を伝承します。そして10年後には、御社の主力事業を担う存在として会社の成長に貢献することが目標です。
失敗・挫折経験
面接官はあなたの失敗談から「困難をどう乗り越えたか」「そこから何を学んだか」を確認しています。挫折後の成長に重きを置いて伝えましょう。
回答のポイント
- 「失敗はありません」という回答は自己分析不足と捉えられる可能性があるためNG
- 下記の流れで回答するとわかりやすい文章になる
1)具体的な失敗・挫折の内容
2)なぜそうなったか(失敗した原因の分析)
3)どう対処・克服したか
4)そこから得た学びや成長
回答例
大学2年次に参加したインターンシップで、初めて担当した企画が不採用になったことが最大の挫折経験です。当時は自分のアイデアに自信を持つあまり、ほかのメンバーの意見を十分に聞いていませんでした。私はこの反省を活かし、2度目の提案ではチーム全員と対話を重ねながら入念に企画を練りました。その結果、無事採用されました。この経験から、独りよがりにならず周囲と協力することの大切さを学びました。御社に入社後も、チームメンバーの意見を尊重し、課題解決に努めてまいります。
入社後にやりたいこと
「入社後にやりたいことはありますか?」という質問は、就活生の意欲・企業研究の深さ・入社後のビジョンを確認するための質問です。企業の事業内容に基づいた具体的な話ができると好印象となるでしょう。
回答のポイント
- 「やりたいこと」だけでなく「なぜそれをやりたいのか」という理由もセットで伝える
- さらに「自分のどんな強みを活かせるか」まで伝えられるとベスト
- 企業のホームページやニュースリリースで最新の情報を入手しておく
回答例
入社後は、御社が手がける廃棄食品の有効活用プロジェクトに携わりたいと考えています。学生時代には、農家の人手不足を補う地域ボランティアに参加し、規格外品の廃棄により毎年多大な損失が生じている現状を知りました。この経験から、自分の強みは現場の課題を自分事として捉え、解決に向けて主体的に行動できる点だと考えています。規格外品を有効活用する重要性を実感し、御社が果汁原料として活用している取り組みに強い魅力を感じました。入社後はこの強みを活かし、社会課題の解決と企業価値の向上の両面に貢献したいと考えています。
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他社の選考状況
他社の選考に関しては「正直に伝えない方が良いのでは…?」と考える方もいるかもしれません。しかし、後々トラブルになる可能性もあるため、虚偽の回答はおすすめしません。下記のポイントを参考に、真実を伝えましょう。
回答のポイント
- 正直に答える
- 企業選びの軸に一貫性を持ち、理由を説明できるようにする
- 「御社が第一志望です」と伝えられると理想的
回答例
現在は〇〇業界を中心に、3社の選考を進めています。いずれも、私の就活の軸である〇〇に合致しています。その中でも御社は〇〇という点で際立っており、第一志望として考えています。
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逆質問(「質問はありますか?」)
面接の終盤に「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。この「逆質問」は、あなたの志望度・企業研究の深さ・入社意欲をアピールする絶好のチャンスです。
回答のポイント
- 下記の回答は避ける方が無難
1)ホームページを見ればわかる内容
2)給与・休日・福利厚生など待遇面のみの質問
3)「特にありません」 - 2〜3個準備しておくと安心
回答例
もし御社から内定をいただけた際には、いち早く戦力として活躍したいと考えております。入社後、早く成長する社員に共通する特徴があれば、教えていただけますか。
現在御社が特に注力されている事業について、もう少し詳しくお聞かせいただけますか。
本日の面接を通じて、御社への志望度がさらに高まりました。入社までの期間に取り組んでおくとよいことがあれば、ご助言いただけますと幸いです。
一次・二次・最終面接でよく聞かれることは?【選考ステップ別】
面接は一次・二次・最終と段階を経るごとに、聞かれる内容や評価のポイントが変わります。ステップごとの特徴を確認してみましょう。
一次面接でよく聞かれること
多くの企業では人事担当者が面接官を務め、就活生の基本的なコミュニケーション能力や人柄を確認します。質問に回答するためには、自己分析・企業研究など、多くの事前準備が必要です。
また、第一印象も非常に重要です。入室時の挨拶・声の大きさ・表情・姿勢も、面接官はしっかりと見ています。一次面接でよく聞かれる質問や対策の詳細は、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご確認ください。
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二次面接でよく聞かれること
二次面接から個人面接になる企業も多く、一次面接で確認しきれなかった内容について時間をかけて深掘りされます。「なぜ同業他社ではなくその企業なのか」をしっかり考えておきましょう。
面接官は人事担当者から現場のマネージャーや部門責任者に変わることが多く、より実務に近い視点で評価が行われます。一次面接の回答は記録されていることが多いため、自身の回答を振り返るとともに考えを整理しておきましょう。
二次面接でよく聞かれる質問や対策の詳細は、以下の記事で詳しく解説しています。対策をしっかり行い、選考突破を目指してください。
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最終面接でよく聞かれること
最終面接では「この学生と一緒に働けるか」「長く活躍してくれるか」という視点で、あなたの人物像・入社意欲・将来のビジョンを総合的に評価します。面接官は代表取締役や役員といった会社の経営層が務めることが一般的です。
最終面接の頻出質問例
- 入社後のキャリアプランや将来の目標
- 他社の選考状況、内定の有無と自社の優先度
- 入社への熱意や覚悟を示す一言
ここまで来たからこそ、油断は禁物です。これまでの選考で話した内容と一貫性を保ちながら、入社への強い意志を伝えましょう。最終面接でよく聞かれる質問や対策の詳細は、以下の記事でまとめています。万全の準備で最後の面接に臨んでください。
面接の準備は何をすればいい?
面接で好印象を残すには、自己分析・企業研究など、多くの事前準備が必要 です。また、持ち物のチェックをはじめとした物理的な準備も欠かせません。準備不足は本番の自信のなさに直結するため、早めに対策を始めましょう。
面接の事前準備の一例
【面接本番の対策】
- 自己分析
- 企業研究
- 頻出質問の回答作成
- 模擬面接
- 基本的なビジネスマナーの習得
【面接に臨むための下準備】
- 持ち物の準備とチェック
- 面接会場までのルート確認
具体的な準備の方法や前日に見直したい持ち物チェックリストなどを以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
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面接で好印象を残す答え方とは?
面接では「何を話すか」に加えて、「どう話すか」という答え方・伝え方も、面接官の印象を左右する重要な要素です。あなたが準備した志望動機や成功エピソードも面接官に伝わらなくては正確に評価してもらうことができません。
面接官にしっかり伝えるためには「論理的な構成」や「声のトーン」といったいくつかのポイントを押さえて回答することが大切です。下記の記事では、採用担当586名に調査した「面接で意識したい5つのこと」や「好印象に感じた実例」を詳しく紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
面接でよく聞かれることに関するよくある質問
最後に、面接の質問に関して就活生が疑問に感じやすい内容に回答します。
Q.面接で聞かれたことだけ答えるのはNG?
A.回答が短すぎると「準備不足」や「積極性がない」と受け取られる場合があります。
面接は会話のキャッチボールです。質問に的確に答えたうえで、関連するエピソードや補足情報を添えることで、話の説得力が増し面接官に好印象を与えられます。ただし、聞かれていないことを長々と話しすぎるのも逆効果となるため、注意しましょう。
頻出質問の対策をして自信を持って面接に臨もう!
面接は、企業と直接会う最初の機会であり、あなたをアピールする最大のチャンスです。企業が求めているのは、AIのような模範解答ではありません。「企業理解を深めたうえで自分の経験と結びつけて話している学生」こそが、面接官の心に刺さるのです。
本記事で紹介した頻出質問の回答例を参考にしながら、自分らしい言葉にアレンジして本番に臨みましょう。最後に本記事の内容を簡単にまとめます。
本記事のまとめ
- 面接官が面接で最低限押さえてほしいと考えるのは「事業理解」であり、自分の経験と結びつけて自分の言葉で話すことが高評価につながる
- 面接の頻出質問である、自己紹介、自己PR、ガクチカなどから対策するのがおすすめ
- 一次・二次・最終面接ではそれぞれ求められる内容や評価のポイントが異なるため、選考ステップに合わせた準備が内定への近道
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