新卒の就活面接は、多くが自己紹介から始まります。しかし「自己紹介って何を言えば良いの?」「どう答えるのが正解?」など頭を悩ませる人も多いでしょう。
適切な自己紹介ができなければ、面接官に「意気込みが感じられない」「社会人として必要な対応力に乏しい」といったネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
本記事では、自己紹介の書き方や話し方のコツの解説、そしてアピールポイント別や業界別「すぐに使える自己紹介の例文」をご紹介します。対策を万全にして、自信をもって面接に臨みましょう。
目次
就活の自己紹介で差をつけるには?目的と面接官が見ているポイント
就活の面接において、面接官が自己紹介を求めるのには下記5つの目的があります。
- アイスブレーキングで場を和ませるため
- 人柄や第一印象を見るため
- コミュニケーション能力を見るため
- 入社意欲の高さを見るため
- 対応力を見るため
自己紹介をする際は、上記の目的を理解した上で面接官が知りたいことを伝えられるよう意識しましょう。
アイスブレーキングで場を和ませるため
自己紹介には、緊張している学生をアイスブレイクして場を和ませる目的があります。企業側は 学生の緊張を可能な限りほぐし話しやすい雰囲気を作ろうと、自己紹介を話す機会を与えてくれています。
学生側も、いきなり「当社の志望理由は?」などと聞かれると、緊張して答えづらいでしょう。自分の氏名などの基本情報や人となりを1分程度で話せば、その場の雰囲気にも慣れ、普段の自分も出しやすくなります。
人柄や第一印象を見るため
「学生の人柄や第一印象を見るため」という目的もあります。面接官は、限られた時間のなかで「どんな人柄なのだろうか?」「自社の社風に合う学生か?」といったことを見ています。
明るい表情で自信をもった自己紹介ができれば、好印象を与えられます。自己紹介の1分間は、学生の印象が決まる大切な時間です。第一印象には自己紹介の内容だけでなく、会話中の表情やしぐさなども大きく影響します。そのほか、髪型や服装といった身だしなみも影響するため、細かな点まで気を配ることが重要です。
また、言葉遣いや話し方にも気を付けましょう。面接では緊張してしまい、まくし立てるような早口になったり声が小さくなったりしがちです。また、誤った敬語を使うケースも多く見られます。いずれも印象が悪くなるため注意しましょう。
特に、以下の敬語は面接でも使う機会が多いため、しっかり覚えておきましょう!
コミュニケーション能力を見るため
自己紹介を求めるのには「学生のコミュニケーション能力を見るため」という目的もあります。社会人になると、上司や同僚はもちろん、他部署の社員やお客様とコミュニケーションを取る機会が増えます。コミュニケーション能力に乏しいと、業務の進行に支障をきたしてしまうかもしれません。
面接官は、自己紹介で「質問に対して的確な答えができているか?」といったコミュニケーション能力を見ています。「自己紹介をお願いします」と言われて、いきなり自己アピールを始めたり志望動機を述べたりなど、的外れな答えは禁物です。
自己紹介は時間も限られています。1分間程度で聞かれたことだけを端的に答えましょう。
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入社意欲の高さを見るため
面接官は自己紹介で「学生の入社意欲の高さ」も見ています。面接官は、学生がどれだけ高い入社意欲を持っているのか知りたいと考えています。
入社意欲は声や話し方、自己紹介で話す内容に表れます。ボソボソと話し始めると、いくら入社意欲が高くても「熱意が感じられない」と思われてしまうでしょう。
入社意欲を伝えるには、堂々と話すことはもちろん、自分の価値観や目標と企業側の理念が一致するポイントを見つけ簡潔に伝えることが大切です。自己紹介で「本気で志望している」という意気込みが伝わるような自己紹介を考えましょう。
対応力を見るため
「学生の対応力を見るため」という点も自己紹介を求める目的の一つです。「対応力」とは、相手が求める条件に応じ、その場で適切な行動を取れるかどうか?を意味します。
例えば、自己紹介の時間に注意する点も対応力が問われる場面の一つです。自己紹介の際に、聞かれていない事柄まで延々と話し続けることは避けましょう。
ただし企業によっては「2分」や「30秒以内」といった時間の指定があったり、話す内容を指定されたりする場合もあります。さまざまなパターンに対応できるよう、30秒、1分、2分程度を目安に、自己紹介文を複数用意しておくとよいでしょう。
また、自己紹介では、面接官から突っ込んだ質問をされる場合があります。意図しない質問を急にされたときでも、臨機応変に受け答えができるかも評価ポイントの一つです。
新卒面接の自己紹介は1分間が勝負!話すべき内容と書き方のコツ
自己紹介は初対面の面接官に、 自分が何者かを伝えることが主な目的です。「簡単に自己紹介をお願いします」と言われた場合は、「自分の基本的な情報」を簡潔に伝えましょう
自己紹介で伝えるべき3項目
- 基本情報……氏名や学校情報(学部、学科系統、学年)
- 自己PR……趣味やガクチカといったパーソナルな情報
- 熱意……入社意欲が伝わる一言
自己紹介を話すときはPREP法を使って1分間にまとめるのがポイントです。自分が伝えたいことばかりと長々と話すのではなく、「面接官が聞きたいこと」を意識して必要なことを簡潔に伝えましょう。
自己紹介の構成は「基本情報」+「自己PR」+「熱意」の3つで考える
自己紹介は、基本情報+自己PR+熱意の3つで構成しましょう。
(1) 基本情報の伝え方
「はじめまして。〇〇大学☓学部△学科から参りました、□□■■と申します」と名乗りましょう。大学名や学科等は略さず正式名称を伝えることが大切です。
(2)簡単な自己PR
次に、自分自身を知ってもらうために欠かせない、パーソナルな情報を入れましょう。 例えば、趣味や大学時代に力を入れたこと(ガクチカ)のほか、ガクチカがない場合は、特技や性質などでも問題ありません。 ポイントは、“あなたらしさ”が伝わることです。
ともすれば自己PRのようになる可能性もあるため、あくまで自己紹介後のPRに布石を残すことを意識して小出しにすると良いでしょう。
(3)熱意
自己紹介を述べた後、挨拶や意気込みを伝えましょう。学生によっては「このような貴重なお時間を頂き、ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝える人もいます。
基本的には「常に新しいことへ挑戦し続ける御社の姿勢に強い魅力を感じ志望しました。本日は宜しくお願い致します」という具合に、意気込みを1~2文程度で語り、最後に挨拶をする流れが理想です。
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書き方はPREP法がわかりやすく面接官にも好印象
自己紹介を効果的に伝えるためには、PREP法(Point・Reason・Example・Point)を活用しましょう。PREP法を使うことで自己紹介の構成が明確になり、伝えたいポイントを的確に話せるようになります。
PREP法は、氏名や基本情報を伝えた後の流れで使います。例えば「自分の強み」を軸に話す場合で見てみましょう。
PREP法の構成
- Point(結論):「私の強みは〇〇です」と結論を述べる
- Reason(理由):「なぜなら学生時代から〇〇を続けていたからです」と結論に至った理由や背景を説明する
- Example(具体例):「大学時代では〇〇という結果も残しました」と具体的なエピソードや事例を挙げる
- Point(再結論):「〇〇な強みを生かしたいと思い御社に応募しました」と最後にもう一度結論を述べ話を締めくくる
PREP法を用いると、自分の強みや意欲を簡潔かつ論理的に伝えることができます。面接官にとっても理解しやすく、好印象を与えられるでしょう。
1分間で話せるように簡潔に書くのがポイント
新卒面接の自己紹介は1分間で話せるよう、簡潔にまとめましょう。人が1分間に話す文字量の目安は300文字程度だと言われています。それ以上になると早口な印象を与えてしまいます。また、必要以上の内容を話すことも控えましょう。
ただし、企業によっては「30秒以内で」や「2分以内で」など、想定していた1分とは違う時間を指定される場合もあります。どのような指示があっても臨機応変に対応できるよう、「30秒バージョン」や「2分バージョン」など、いくつかのパターンも用意しておきましょう。
自己紹介の例文①|アピールポイント別9選
実際の面接ですぐに使える「自己紹介の例文」もいくつかご紹介します。
まずは「自分の強みや性格」「ガクチカ」「資格や特技」をアピールする場合の例文から見ていきましょう。
自分の強みや性格をアピールする自己紹介の例文
自分の強みや性格をアピールするときは、自己紹介のなかで具体的なエピソードを含めるとよいでしょう。はじめに結論から話し、その根拠となるエピソードを話すと説得力も増します。
リーダーシップをアピールする自己紹介の例文
〇大学☓学部△学科の□□■■と申します。私の強みはリーダーシップがあるところです。在学中は学生サークルの代表を務め、メンバーの意見をまとめ上げ、年間イベントの企画・運営に力を入れてまいりました。
リーダーとしてチームを引っ張る中で培った統率力と責任感を、貴社でも活かしていきたいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
協調性をアピールする自己紹介の例文
〇大学☓学部△学科の□□■■と申します。私の強みは協調性です。大学ではゼミ活動を通じて、チームでの研究に取り組んでまいりました。メンバーとの円滑なコミュニケーションを心掛け、意見の違いを乗り越えてプロジェクトを成功させた経験があります。
この協調性を活かし、貴社でもチームワークに貢献したいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
チャレンジ精神をアピールする自己紹介の例文
〇大学☓学部△学科の□□■■と申します。私の強みは協調性です。大学ではゼミ活動を通じて、チームでの研究に取り組んでまいりました。メンバーとの円滑なコミュニケーションを心掛け、意見の違いを乗り越えてプロジェクトを成功させた経験があります。
この協調性を活かし、貴社でもチームワークに貢献したいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
ガクチカをアピールする自己紹介の例文
ガクチカを自己紹介に含める場合も、具体的なエピソードと、それによってどのような力が身に付いたのかを話しましょう。また、そのガクチカで培ったスキルを企業でどう生かすのかを積極的に伝えると好印象です。
アルバイト経験をアピールする自己紹介の例文
〇大学☓学部△学科の□□■■と申します。在学中は〇〇でのアルバイトに力を入れておりました。 私自身、顧客の立場で嫌な思いをした経験から、アルバイト先では常にお客さまの視点や立場に立つことを意識いたしました。この小さな積み重ねが職場の上司に評価され、最終的にはアルバイトリーダーを任せていただくことができました。
このような小さな気づきを忘れず、貴社でも売り上げ貢献に努めたいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
サークルでの経験をアピールする自己紹介の例文
〇大学☓学部△学科から参りました、□□■■です。大学で所属している〇〇サークルでは、広報をメインに加入者を増やす方法を模索し、最終的にメンバーを◯人増やすことに成功しました。
そのおかげで大きな大会へ出場するチャンスを得て、▼▼大会で◯位という結果を残せたことは、すべて仲間との連携のおかげだと感じています。この経験から、私は仲間同士の協力が非常に重要なものだと感じ、御社の~~という企業姿勢に強く共感しております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
勉強に力を入れたことをアピールする自己紹介の例文
〇大学☓学部△学科から参りました、□□■■です。大学では◯✕を専攻して◯✕が人のために繋がることを研究しておりました。大学ではこの研究に力を注ぎました。私自身はこの粘り強さが自身の強みだと考えております。 特に、授業以外の知識習得にも力を入れました。大学図書館で◯×関連の書籍を自主的に読み、試験以外の時間も勉強に時間を費やしました。
この粘り強さや勤勉さを貴社でも活かし、地道に成長して参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
特技や資格をアピールする自己紹介の例文
特技や資格を自己紹介に入れる方法もあります。特技などをアピールするときは、どのような特技を持っているのかを簡潔に伝え、取り組んだ背景や努力の過程などを伝えるとよいでしょう。
また、その特技や資格を企業で生かせる方法があれば、アピールするのもおすすめです。
語学力をアピールする自己紹介の例文
〇大学☓学部△学科の□□■■と申します。学生時代に英語力を高めるため、TOEICで900点を取得し、アメリカへ半年間の留学も経験いたしました。異文化理解とコミュニケーション能力には自信があります。
この語学力を活かし、貴社の海外展開に貢献したいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
ITスキルをアピールする自己紹介の例文
〇大学☓学部△学科の□□■■と申します。在学中に情報技術者試験を取得し、独学でウェブアプリケーションの開発も行ってきました。プログラミング言語はJavaとPythonを習得しております。
これらのITスキルを活かして、貴社のシステム開発プロジェクトに貢献したいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
資格取得をアピールする自己紹介の例文
〇大学☓学部△学科の□□■■と申します。大学での学びを深めるために、日商簿記2級とファイナンシャル・プランナーの資格を取得いたしました。財務や経理の知識には自信があり、数字を扱う業務を得意としております。
この強みを活かし、貴社の財務部門で活躍したいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
面接でスグに使える!自己紹介の例文②|業界別8選
業界別で自己紹介の例文もご紹介します。業界ごとで、求められる人物像やスキルは違います。企業が新卒社員に求めるスキルや考え方などを想定しながら、その業界にマッチした自己紹介を述べるとよいでしょう。
メーカー業界の面接例|自己紹介例文
メーカー業界では、ものづくりへの情熱や技術的な知識、問題解決能力などが求められます。学生時代の研究や、プロジェクトでの経験を通じて培ったスキルを具体的に伝えると効果的です。
メーカー業界の面接で使える自己紹介例文
〇〇大学△△学部□□学科の■■と申します。大学では機械工学を専攻し、特にロボット工学の研究に力を入れてきました。チームで協力し、自律走行ロボットの開発プロジェクトを成功させた経験があります。
ものづくりへの情熱と技術力を活かし、貴社の製品開発に貢献したいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
商社業界の面接例|自己紹介の例文
商社業界では、コミュニケーション能力や多面的な視点、課題発見力と解決力などが求められます。自分の性格や大学での経験を振り返り、事業の方向性などを理解した自己紹介にすると良いでしょう。
商社業界の面接で使える自己紹介例文
〇〇大学△△学部□□学科の■■と申します。学生時代に1年間アメリカに留学し、ビジネス英語と国際経済を学びました。異文化交流を通じて培ったコミュニケーション能力と英語力には自信があります。
これらのスキルを活かし、貴社の国際ビジネスに貢献したいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします
金融業界の面接例|自己紹介の例文
金融業界はお客様の大切な資産を扱うため、誠実さや信頼性も重要な要素となります。ゼミでの研究やインターンシップでの経験など具体的なエピソードを交えて、自分が金融業界でどのように貢献できるのかを明確に伝えると効果的です。
また、チームでのプロジェクト経験やコミュニケーション能力をアピールすることで、組織の一員として活躍できる人材であることを示すことができます。
金融業界の面接で使える自己紹介例文
〇〇大学△△学部□□学科の■■と申します。経済学部で金融工学を専攻し、在学中に日商簿記2級とファイナンシャル・プランナー2級を取得いたしました。ゼミでは株式市場のデータ分析に取り組み、大量のデータから市場トレンドを予測する手法を研究してきました。
数字を扱うことが得意で、細部まで注意を払う慎重さがあります。これらのスキルと責任感を活かし、 貴社でお客様の信頼に応える業務を遂行したいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
IT業界の面接例|自己紹介の例文
IT業界では、技術力や自ら学び続ける姿勢が求められます。自己紹介では、具体的な開発経験や習得したプログラミング言語を伝えるとともに、問題解決能力やチームでプロジェクトなどに取り組んだ経験をアピールすると効果的です。
IT業界は変化が激しいため、新しい技術への適応力や柔軟性も重要です。過去のプロジェクトや研究でどのように課題に取り組み成果を上げたかを具体的に伝えることで、面接官に適性を理解してもらいやすくなります。
IT業界の面接で使える自己紹介例文
〇〇大学△△学部□□学科の■■と申します。情報工学を専攻し、在学中に基本情報技術者試験と応用情報技術者試験を取得いたしました。ゼミでは、AIをテーマに研究を行い、PythonとTensorFlowを用いて自然言語処理のモデル開発に取り組みました。
チームプロジェクトではリーダーを務め、メンバーと協力してプロジェクトを進行し、学会での発表も経験しました。 技術への探求心と問題解決能力を活かし、貴社で革新的なサービスの開発に貢献したいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
マスコミ業界の面接例|自己紹介の例文
マスコミ業界では、情報収集力や発信力・創造性、そして社会への高い関心が求められます。自己紹介では、表現力やコミュニケーション能力をアピールすると効果的です。
マスコミ業界の面接で使える自己紹介例文
〇〇大学△△学部□□学科の■■と申します。大学ではメディアコミュニケーションを専攻し、在学中に学内の新聞部で記者として活動してまいりました。取材や記事執筆を通じて、情報収集力と文章力を磨くことができました。自主制作でドキュメンタリー映像を作成し、学生映像祭で入賞した経験もあります。
これらの経験を活かし、貴社で人々に影響を与えるコンテンツを作りたいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
小売業界の面接例|自己紹介の例文
小売業界では、サービス精神やコミュニケーション能力が求められます。自己紹介では、アルバイト経験やボランティア活動で培った対人スキルや、チームでの活動経験を具体的に伝えると効果的です。
また、お客様に喜んでいただくことへの情熱や、サービス向上のための工夫をアピールすることで、面接官に良い印象を与えられるでしょう。
小売業界の面接で使える自己紹介例文
〇〇大学△△学部□□学科の■■と申します。学生時代に大型スーパーでのアルバイトを通じて、お客様第一の接客を心掛けてきました。特に高齢のお客様が多かったため、商品棚までご案内したり、重い荷物をお持ちするなど、細やかな気配りを意識しました。その結果、お客様から感謝の言葉をいただくことが増え、店舗の顧客満足度向上に貢献できました。
お客様に喜んでいただくことに大きなやりがいを感じており、この経験を活かして貴社でより良いサービスを提供したいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
官公庁業界の面接例|自己紹介の例文
官公庁では、社会貢献意識や高い倫理観などが求められます。ボランティア活動などをした経験があれば、地域社会に対する自分なりの考えを自己紹介に入れるとよいでしょう。
古い慣習が根強く残るイメージが強い官公庁業界ですが、最近では民間企業の考えを積極的に取り入れ、新しい行政サービスを提供する風潮もあります。決まった概念に囚われず、新しい発想ができる能力を自己紹介に入れるのもおすすめです。
官公庁業界の面接で使える自己紹介例文
〇〇大学△△学部□□学科の■■と申します。大学では公共政策学を専攻し、地方自治体の行政改革について研究してまいりました。特に、地域活性化のための政策立案に興味を持ち、フィールドワークを通じて住民の声を直接伺う機会も得ました。また、地域の環境保全活動にボランティアとして参加し、住民の方々と協力して活動を進めてきました。
公共の利益を最優先に考え、高い倫理観を持って業務に取り組む姿勢を活かし、貴庁で社会の発展に貢献したいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
インフラ業界の面接例|自己紹介の例文
インフラ業界の面接では、自己紹介に「責任感の強さ」や「問題解決能力」を入れると良いでしょう。また、インフラ業界は中長期的なプロジェクトに参画することも多いため、粘り強さや継続力をアピールする方法もあります。
インフラ業界の面接で使える自己紹介例文
〇〇大学△△学部□□学科の■■と申します。大学では土木工学を専攻し、在学中に橋梁の耐震設計に関する研究を行ってまいりました。チームでプロジェクトを進める中で、問題が発生した際には率先して解決策を提案し、メンバーと協力して課題を克服しました。
インフラは人々の生活基盤を支える重要な分野だと思っております。これまで培った技術的知識とチームワークを活かし、貴社で安全で信頼性の高いインフラ整備に貢献したいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
第一印象で評価を下げないコツとは?自己紹介で注意すべき4つのポイント
最後に、自己紹介で注意したい下記3つのポイントについても解説します。
- ゆっくり大きな声で話す
- 原稿は丸暗記しない
- 緊張していることを正直に話す
- 自己PRと混同せず基本情報のみ伝える
自己紹介は自分の第一印象を決める重要な挨拶です。面接のスタートからつまずかないよう、話し方などに注意し堂々と話すように心がけましょう。
1.ゆっくり大きな声で話す
緊張をすると、どうしても声が小さく早口になりがちですが、 意識的にゆっくりと大きな声で話すよう努めましょう。緊張が和らぎ、相手にも聞き取りやすくなります。
なお、早口は内容が聞き取り辛くなるだけでなく、せっかちで落ち着きのない印象を与える可能性があります。事前の対策として、家族や友人を相手に話す練習方法を取り入れたり、自己紹介を録音して自分の話すスピードと癖を把握し、対策しましょう。
2.原稿は丸暗記しない
失敗を避けたい気持ちはわかりますが、自己紹介の原稿を丸暗記するのはやめましょう。 丸暗記した内容を話すと棒読みとなり、自分の人柄が面接官に伝わりづらくなります。
また、暗記した内容以外のことを聞かれるとパニックになるリスクもあります。自己紹介で話そうと思っているキーワードや話の流れだけを覚えるようにしましょう。
3.緊張していることを正直に話す
緊張で上手く自己紹介できそうにない場合は、思い切って緊張していることを面接官に話しましょう。
慣れない場所や、自分の将来にかかわる場面で緊張するのは当然のことです。 自分の状態を正直に話すことで気持ちが楽になり、少し言葉に詰まっても面接官に時間をもらえる可能性があります。
4.自己PRと混同せず基本情報のみ伝える
自己紹介と自己PRは目的が異なるため、混同しないよう注意しましょう。自己紹介では、氏名や大学名、専攻などの基本情報をメインで伝えることが求められます。自己PRと似た内容を自己紹介に入れる場合もありますが、自己PRを話し過ぎると面接後半で「自己PRをしてください」と言われたときに話すことがなくなってしまいます。
自己紹介に自己PRの内容を入れるときは、面接官に「どのような内容か後で詳しく聞きたい」と思ってもらえるよう、要点だけを伝えるのがコツです。
自己紹介を書くときによくある質問
自己紹介文を考えるときは、「何を書けばよいか迷う」「面白いことを言わないとダメ?」など、不安に感じることも多いでしょう。
最後に、自己紹介文を書くときによくある質問についても解説します。
Q:自己紹介が簡単に書けるサイトやツールがあれば教えてください
A:新卒向けのハローワーク資料などが参考になるかもしれません。
また、自己紹介を簡単に作成するためのツールとして、dodaキャンパスの「自己PR添削サービス」もおすすめです。このサービスでは、あなたの自己PR文を専門のアドバイザーがチェックし、改善点やアドバイスをしてくれます。自分の強みや経験を効果的に伝えるコツがわかるため、自己紹介の作成にも役立ちます。
※本診断は26卒の方向けです。お手数ですが、ご利用の際はdodaキャンパスへの会員登録/ログインをお願いいたします
Q:自己紹介で面白い話を書くのはマナー違反ですか?
A:自己紹介で面白い話をすることは、必ずしもマナー違反ではありません。むしろユーモアを交えて自分の人柄をアピールすることで、面接官に強い印象を残すことができます。
ビジネスマナーを守り面接官の反応も見ながら、その場の雰囲気に合った自己紹介をするよう心がけましょう。奇をてらった行動は慎むべきです。
Q:1分、30秒など自己紹介で時間を指定されたときのコツは?
A:事前に1分と30秒で、それぞれ違ったパターンの自己紹介を考えておきましょう。短くするときは話す内容を絞ったり簡潔な言葉を選んだりすると、時間を短縮できます。逆に長めの時間で自己紹介をするよう求められたときのために、話せるエピソードなどをいくつか準備しておきましょう。
自己紹介は紙やパソコン上で書き留めるより、家族や友達を相手に練習するのが効果的です。実際に時間を測り、話す時間の配分などを考えておきましょう。
Q:自己紹介を英語でする場合の冒頭文は?
A:英語で自己紹介をするときは、以下のようになります。参考までに商社業界でコミュニケーション能力をアピールする例文をご紹介します。
My name is [Your Name], and I recently graduated from [University Name] with a degree in [Your Major]. Thank you for this opportunity to introduce myself.
During my university years, I was actively involved in the International Students Association, where I served as a liaison between exchange students and local students. This role required me to facilitate communication across cultural boundaries, organize events, and resolve misunderstandings. Through these experiences, I honed my communication skills and developed a deep appreciation for diverse perspectives.
Additionally, I completed an internship at [Company Name], where I worked with a global team to coordinate supply chain logistics. This experience taught me the importance of clear and timely communication in achieving business objectives.
I believe that strong communication is essential in the trading industry to build lasting relationships with international clients and partners. I am confident that my ability to connect with people from various backgrounds would make me a valuable asset to your team.
Once again, thank you for your time, and I look forward to the possibility of working with you.
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