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【例文付き】二次面接で聞かれる質問と対策。一次・最終面接との違いとは

  • 就活ノウハウ
  • 2023.08.01

二次面接に進んだからと言って、「ほぼ内定」と浮かれることはできません。その理由は簡単です。一次面接は多くの応募者から自社とマッチしない学生を見極める目的で行われますが、二次面接は自社との相性をさらに精度高く見極める目的で実施する企業が多いからです。

当然、面接官に「採用したい」と思われなければ、落ちることになります。二次面接では質問を深堀りされることも増えますし、就活生からの「逆質問」もポイントの一つだと言えます。

今回はそんな観点で、二次面接の目的・特徴をはじめ、二次面接に受かるための対策について解説!二次面接でよく聞かれる質問やその回答例も掲載していますので、ぜひ参考になさってください。

この記事でわかること

・二次面接は人柄を見られている
・二次面接はなぜその会社に行きたいか志望動機を深掘りする
・二次面の通過率3割を突破するための方法

目次

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    二次面接の目的や特徴

    二次面接の位置づけは選考フローによって異なる!?

    企業の選考フローは2パターンあります。

    ●3回の面接がある場合

     一次面接+二次面接+最終面接

    ●2回の面接で選考する場合

     一次面接+最終面接

    2回の面接で選考する場合、二次面接は最終面接となり、役員や社長によって「自社の利益に貢献できる人物かどうか」の最終判断がなされます。

    なお、本記事で解説する二次面接は、3回の面接がある選考フローを前提としています。

    一次面接と二次面接、最終面接の違いとは?

    一次面接と二次面接は面接官が違うだけだけではありません。そもそもの役割がまったく異なります。それぞれの役割について見ていきましょう。

    一次面接 ■実施目的
    履歴書やESの内容との乖離がないか、基本的なビジネスマナーがあるかどうかを見極める目的で実施されます。
    最近は、学生(求職者)が優位な立場である売り手市場が続いていることから、企業理解や入社に対する意向上げといった目的も兼ねている企業が増えています。

    ■面接形式
    一次面接は多くの学生を選考しなければならないという特性から、集団(グループ)面接形式を採る企業は少なくありません。
    グループディスカッション形式で学生同士のディスカッションを行ってもらい、応募者同士を比較するケースもあります。

    ■面接官
    一般的に20~30代の現場社員や人事担当が多いと言われており、若手社員が登場するケースが多いと言えます。
    二次面接 ■実施目的
    人柄や性格といった社風とのフィット感、自社に対する理解度や志望度、求める能力に対するスキルマッチ度やポテンシャルといった項目を見極める目的で実施されます。
    特に、「なぜ当社でなければならないのか?」という志望度については、しっかりと語れるようにしておきましょう。

    ■面接形式
    質問内容に対する回答の深掘りすることが多いため、二次面接は少人数制のグループ面接や個人面接で行われることが多いと言えます。

    ■面接官
    最も多いのは、現場の責任者や管理職レベルとされており、次いで人事担当者や現場社員が担当するケースもあります。
    最終面接 ■実施目的
    一次、二次面接でヒアリングした内容や現場社員の評価と経営層との評価とギャップがないかを確認するために行われます。
    基本的に役員以上が担当することが多く、一次・二次面接とは視点が異なるような「中長期的に活躍してくれるか?」「自社の経営方針と合うか?」といった事柄に加え、「入社意思」や「自社の魅力づけ」を行います。

    ■面接形式
    役員以上の担当者と1対1~3人での少人数形式が最も多く、一次面接や二次面接と同様に志望動機や入社意欲はほぼ質問される項目です。あなたの熱意を伝えられるよう備えましょう。

    ■面接官
    役員や取締役といった採用決定権を持つ人物が担当することがほとんどです。

    各面接の違いについて整理しましたが、どの面接においても「志望動機」を質問されることは非常に多いため、準備は欠かせません。

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    二次面接で落ちる3つの理由と受かるための対策

    二次面接の通過率は企業によって異なりますが、大体30~40%と言われています。一次面接に比べると通過率は高くなりますが、それでも半分以上の人は落ちることになります。

    二次面接に受かるためには、「どんな理由で落ちるのか」を知っておくことが重要です。

    二次面接で落ちる理由① 企業研究が不十分

    二次面接では、一次面接より深堀りして質問される傾向にあります。たとえば、「入社したらやりたい仕事」の質問でも、「なぜ?」「どうして?」と突っ込んで聞かれるため、企業研究が不十分だと途中で答えられなくなってしまいます。

    そうなると、「考えが浅い」「うちの会社に興味がない」「入社意欲が低い」などと判断されがちです。

    【対策】企業研究に力を入れる!

    応募企業の理念や事業内容、部署や職種、業界でのポジションなどは、しっかりと押さえておきましょう。ホームページに目を通す程度では不十分で、自分の言葉で話せるくらいまで深く理解しておく必要があります。
    そのうえで、「自分が入社したら何ができるのか?」「自分のビジョンと会社のビジョンをどうリンクさせるのか?」といったことをまで伝えられるようにしておくべきです。

    「業種」「業界」「職種」「業態」違いとは? 就活前に知っておこう!

    二次面接で落ちる理由② キャリアプランが漠然としている

    企業は、自らキャリアプランを描き、自ら目標を立て、それに向かって行動できる人材を求めています。どれだけ入社意欲が高くても、キャリアプランが漠然としていたらNGです。

    キャリアプランを聞かれたとき、「1日でも早く信頼される社員になりたい」「仕事を通して様々な経験を積みたい」など、漠然とした内容しか答えられないようでは二次面接を通過するのは難しいでしょう。

    【対策】キャリアプランを明確にする!

    二次面接に臨むうえでは、将来のキャリアプランを明確にしておくことが重要です。3年後、5年後、10年後といったタイミングで、どのような仕事をしていて、どのように活躍しているのかを明確に答えられなければいけません。自分自身がどう成長し、会社や社会にどんな貢献をしたいのかを具体的にイメージしておきましょう。

    面接で「入社後にしたいこと」を質問されたときの答え方【例文付き】

    二次面接で落ちる理由③ 一貫性がない

    二次面接の面接官は通常、ESや一次面接の内容を踏まえて深く掘り下げていきます。そのため、二次面接での受け答えは、ESや一次面接での回答と一貫性がなければいけません。

    一貫性がなく矛盾するような回答をしてしまうと、「行きあたりばったりだ」「何が言いたいのか分からない」などと思われ、通過するのは難しくなってしまいます。

    【対策】ESや一次面接の内容を振り返る!

    二次面接の前には必ず、ESの内容や一次面接でのやり取りを振り返っておきましょう。そのうえで、一貫性を持った回答を心がけてください。一次面接とまったく同じ内容を話す必要はありませんが、一次面接での回答をさらに発展させたり、面接官の属性(中堅社員や管理職)に合わせてエピソードを加えたりする配慮は必要です。

    【回答例付き】「就活の軸」の見つけ方とES・面接での答え方

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    二次面接で聞かれる質問と回答例

    二次面接でも一次面接と同じ質問がされることがありますが、一つの質問に対して深く掘り下げられる傾向にあります。「志望動機」「長所/短所」「ガクチカ」「入社したらやりたいこと」について、それぞれ二次面接でよく聞かれる質問をご紹介します。

    「志望動機」を深堀りする質問例

    志望動機を聞かれて、「貴社の商品のグローバル展開に貢献したいから」と回答したとしましょう。二次面接で深堀りする質問としては、「それならB社でも良いと思いますが、なぜうちを志望しますか?」といった内容が想定できます。

    回答例

    貴社の商品の最大の魅力は、原材料のすべてが国産であることだと思っています。ライバル商品を見渡してみても同じ例はなく、海外マーケットに進出しても純国産であることがブランド価値を高めてくれると考えています。国産にこだわった開発ポリシーに感銘を受けたことは、御社を志望させていただいた大きな動機であり、私もそんな魅力的な商品を世界に広めたいと思いました。

    その他、志望動機を深堀りする質問例

    ・他業界ではなく、この業界を志望する理由を教えてください。
    ・具体的に取り組みたい仕事について教えてください。
    ・希望する部署に配属されない場合はどうしますか?

    【ワークシート付】選考の準備はOK?今すぐ押さえたい志望動機のポイント!

    「長所/短所」を深堀りする質問例

    短所を聞かれて、「完璧主義であり、納得するまで次に進めないこと」と回答したとしましょう。二次面接で深堀りする質問としては、「その短所を改善するために心がけていることはありますか?」といった内容が想定できます。

    回答例

    これまでのアルバイトやゼミでは、品質にこだわるあまり、時間や期日に遅れてしまうことがありました。そのため、今はスピードも品質の一部だと考え、時間に対しても完璧主義であることを心がけています。具体的には、どんなことをするにもリミットを設けて行動するようにしました。時間単位、一日単位、週単位でリミットを設定するようになってから意識が変わり、少しずつですが時間密度が上がっていることを実感しています。

    その他、長所/短所を深堀りする質問例

    ・なぜ、◯◯をいちばんの長所/短所だと捉えているのですか?
    ・そのほかに、長所/短所だと思っているところはありますか?
    ・○○という長所を、弊社の仕事にどのように活かしていきたいと考えていますか?

    「ガクチカ」を深堀りする質問例

    ガクチカを聞かれて、「視覚障害者を支援するボランティアをした」と回答したとします。二次面接で深堀りする質問としては、「その経験からどんなことを得ましたか?」といった内容が想定できます。

    回答例

    常に相手の立場に立って、配慮ができるようになりました。当時アルバイトをしていたお惣菜屋に目の不自由な方が来て、コロッケとハムカツを注文されたことがありました。対応した私は、コロッケの容器に輪ゴムを1本、ハムカツの容器に輪ゴムを2本かけ、その旨を伝えたところ「ありがとう」と喜んでいただけました。ボランティアの経験がなかったら、できない配慮だったと思っています。

    その他、ガクチカを深堀りする質問例

    ・なぜ、◯◯に取り組んだのですか?
    ・◯◯においてはどんな困難があり、その困難に対してどんなアプローチをしましたか?
    ・◯◯の経験から学んだことを、会社でどのように活かしていきたいですか?

    【例文付き】就活の定番「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」のベストな回答方法

    「入社したらやりたいこと」を深堀りする質問例

    入社したらやりたいことを聞かれて、「インターン生のなかでNo.1だった営業成績を活かし、営業職として会社に貢献したい」と回答したとします。二次面接で深堀りする質問としては、「5年後、10年後には、どのような働き方をしていたいですか?」といった内容が想定できます

    回答例

    近年、貴社の製品は海外マーケットでもシェアを伸ばしており、私も海外営業部の第一線で活躍したいという目標があります。しかし、現在の私には語学力が足りないので、最初の3年間は国内営業部で力をつけながら語学力を向上させたいです。5年後には一つのチームを率いてマネジメント能力を磨き、10年後には海外営業部に所属して、大規模プロジェクトのリーダーを務めたいと考えています。

    その他、入社したらやりたいことを深堀りする質問例

    ・当社で◯◯をやりたいのはなぜですか?
    ・◯◯をするために必要なのは、どんな能力だと考えていますか?
    ・あなたが◯◯をすることで、会社にどんな影響をもたらしますか?

    【例文付き】面接で「入社後にしたいこと」を質問されたときの答え方

    二次面接での逆質問の例とポイント

    逆質問をする際は、純粋に気になったことを質問して、説明会やホームページでは知り得ない情報を得ることも重要です。また、逆質問の内容によっては面接官に入社意欲を伝えることもできますし、逆質問を通して、志望企業が自分の企業選びの軸と合致しているかどうかを確認することもできます。

    なお、二次面接の面接官は一次面接の面接官より年次も役職も上がることが多いため、逆質問の内容も面接官に合わせて変えるようにしましょう。

    企業理解を深める逆質問の例

    • 競合他社と比べたときの御社の強みは◯◯だと捉えていますが、◯◯さんはどのように考えていますか?
    • ニュースなどでは国内の◯◯需要は拡大傾向にあると耳にしますが、御社の◯◯事業は今後どのような方針でビジネスを展開していきますか?

    入社意欲を伝える逆質問の例

    • できるだけ早く第一線で活躍したいのですが、御社で早くから活躍している社員の方の共通点などはありますか?
    • 御社で働くうえで心得ておくべきことや、身に付けておくべき知識などはありますか?

    企業選びの軸とマッチしているか確認する逆質問の例

    • 企業選びの軸が「仕事のやりがい」の場合
      ◯◯さんが仕事でやりがいや喜びを感じるのはどんなときですか?
    • 企業選びの軸が「社風」の場合
      御社は◯◯な社風という印象がありますが、実際に働いている◯◯さんから見て、どんな社風の会社だと感じていますか?

    【要注意!】NGな逆質問

    逆質問は積極的にするべきですが、面接官にマイナス印象を与えてしまう質問もあります。一般的にNGだとされる逆質問の例をご紹介します。

    ▼企業研究をしていれば分かることを聞く

    • 御社の企業理念について教えてください。
    • 昨年度の売上高はいくらですか?

    このように、説明会やホームページから分かる内容を質問してしまうと、「企業研究が足りない」と思われ、印象が悪くなってしまいます。

    ▼逆質問をする相手が違う

    • (役員に対して)◯◯部にはどんな社員の方が多いですか?
    • (若手社員に対して)今季の経営戦略について教えてください。

    質問の内容そのものはNGではありませんが、質問をする相手がふさわしくありません。企業の経営戦略に関わることは役員などの上層部に質問すべきですし、現場寄りのリアルな話は現場の若手社員に聞くべきです。

    ▼給料や残業時間に関する質問をする

    • 1年目は手取りでどのくらいもらえますか?
    • 残業は月に何時間くらいですか?

    このような逆質問をすると「待遇や労働条件にしか興味がないのかな・・・」と思われてしまう可能性があります。気になっていたとしても、面接での質問は控えるべきでしょう。

    就活について悩むときは

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    また、自己分析やエントリーシート、志望動機といった気になるトピックスに関するイベントも随時開催していますので、こちらもチェックしてくださいね。

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