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就活前に知っておきたい業界一覧|業種や職種と向いているタイプを詳しく解説

  • 業界・企業研究
  • 2024.03.04

就活で企業研究をする際には、「業界」「業種」の意味や、それぞれの業界での職種について理解しておきましょう。自分の適性にマッチした企業に就職したいなら、自己分析をもとに、広い視野で業界研究や企業リサーチをしておくことも大切です。

今回は、就活前に知っておきたい「業界・業種・職種の定義」と、それぞれの業界に向いている人の特徴などを詳しくご紹介します。

目次

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    業界と業種、職種との違いを解説

    就活を進めるうえで、「業界・業種・職種の違い」を理解しておくことは、とても重要です。
    企業研究では似たような用語がよく出てくるため、意味合いを理解しておかないと混乱してしまいます。

    下記は、業界、業種、職種の違いを表にしたものです。もっともわかりやすい例として「金融業界」で説明すると、次の通りとなります。

    • 金融とは……「業界のこと」産業で分類した用語
    • 銀行とは……「業種のこと」金融業界を細分化した用語
    • 法人営業……「職種のこと」仕事内容を示す用語

    【業界、業種、職種の違い】

    業界 産業で分類したもの 金融業、製造業、農業、建設業など
    業種 業界を細分化したもの 銀行、放送業、ホテルなど
    職種 仕事内容のこと 営業、管理、マーケティングなど

    総務省公式サイトでは、産業を「大分類>中分類」に分けて表記しています。サイト内で書かれている「大分類」が業界、「中分類」が業種と理解すると良いでしょう。

    参考:総務省公式サイト「日本標準産業分類」

    業界とは建設業や製造業など「産業で分類したもの」

    業界とは、建設業や製造業など、産業で分類するときに使う用語です。

    例えば、次のような業界があります。

    代表的な業界

    製造業、農業、情報通信業、金融業、運輸業、卸売業、小売業など

    それぞれの業界には、あとで触れる具体的な業種が存在し、就活では業界よりも業種をリサーチすることが多いでしょう。「業界」については、「自動車メーカーは製造業」「銀行は金融業」といったように、ざっくりと理解しておけば大丈夫です。

    業種とは銀行やITなど「業界を細分化した事業分野のこと」

    業種とは、業界を細分化した事業分野のことを指す用語です。

    下記に、代表的な業界と業種の関係を表にしていますので参考にしてください。

    【代表的な業界と業種の関係】

    業界 業種
    金融業 銀行、貸金業、クレジットカード会社など
    運輸業,郵便業 鉄道業、航空運輸業
    情報通信業 通信業、放送業、情報サービス業

    同じ金融業界でも「銀行」と「クレジットカード会社」では、ビジネスモデルや職種も違ってきます。そのため、就活で企業研究をする場合は、業種と職種を中心に調べると良いでしょう。

    職種とは営業や経理など「仕事内容のこと」

    職種とは、具体的な仕事内容を意味する言葉で、どの業界や業種にも同じ職種があります。例えば「法人営業」という職種は、金融業にもありますし自動車メーカーなどの製造業にも存在します。

    自分の強みを活かすことのできる働きやすい企業に就職したいなら、職種に関する情報を入手しておくことも大切です。「コミュニケーション能力が高いから営業が向いているかも」「マーケティングで自分の広い視野を活用したい」など、職種の内容と自分の強みを照らし合わせながら企業選びをすると良いでしょう。

    就活は「業界・業種・職種」3つのチェックが重要

    就活においては、業界・業種・職種を、それぞれバランスよくリサーチすることが重要です。自分の強みが活かせる企業で楽しく働きたいなら、ざっくりでも良いので次のような整理はしておきましょう。

    • 業界……将来性のある業界か?社会的ニーズはあるか?
    • 業種……どのようなビジネスモデルか?
    • 職種……どのような仕事内容か?

    ただ、知らない業界や業種のことを調べるのは至難の業です。広い視野を持ってリサーチするのは大切ですが、業界や業種のすべてを調べるのは難しいでしょう。まずは、自分の興味のある業界や、新聞やニュースなどでよく見聞きする業界などからリサーチをはじめてみてください。

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    自分に合った業界や職種の絞り方

    自分に合った業界や職種を探す場合は、次の3つのSTEPを参考にしましょう。

    はじめの「自己分析」は、自分の強みにマッチする企業を選ぶうえでは特に重要です。

    自分に合った業界や職種の絞り方

    1. 自己分析をする
    2. 業界研究や企業をリサーチする
    3. OBやOGに相談する、インターンシップで情報収集する

    自己分析をする

    就活では、さまざまな業界や業種、職種の中から候補を絞ります。まずは、自己分析をしっかり行い、自分の価値観にマッチする業界や業種を絞り込んでみましょう

    例えば、自己分析を通じて「人と接することが好き」「チームで何かを成し遂げることにやりがいを感じる」などの結果が出たら、サービス業や教育関連が向いているかもしれません。「新しいことにチャレンジするのが得意」といった強みがあるなら、マーケティングなどの分野もおすすめです。

    就活での自己分析では、何度も自分に問いかけてみると良いでしょう。「自分が達成感を感じられるときは?」「なぜそのように感じたか?」など、自分の内面に深く問いかけることで、意外な自分が発見できます。

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    業界研究や企業のリサーチ

    業界研究や企業のリサーチも、自分に合った業界や職種を見つけるうえで重要なポイントです。

    具体的には、次の要素をチェックしておくと良いでしょう。

    • 業界のトレンドや将来性
    • 企業文化
    • 業界内でのシェア、競合他社と違う強みや弱み
    • 待遇や福利厚生
    • 若手層のキャリアパス

    企業リサーチの方法はさまざまです。企業の公式サイトをチェックする方法や、就活情報サイトを読む、気になった企業のニュースや株式情報を調べるなどの方法がおすすめです。

    ただ「公式サイトで会社概要を見てもよくわからない」など、リサーチに難しさを感じる学生も多いでしょう。リサーチ方法がわからない場合は、企業のSNSをフォローしたり、企業が主催するウェビナーに参加したりして、会社の雰囲気を感じ取るところから始めてみてください。

    OBやOGに相談する、インターンシップで情報収集する

    業界や職種を絞り込みたいなら、OBやOGからアドバイスを得るのも一つでしょう。

    自分が興味を持っている業界で経験を積んだOBやOGから、リアルな情報や仕事の実態、企業文化などが聞けるのは貴重な機会です。

    また、インターンシップで先輩社員と一緒に仕事をして、実際の職場の雰囲気を感じ取る方法もおすすめです。

    インターンシップで得る他校の学生との交流や、先輩社員からのフィードバックを通じて、意外な自分の強みに気づけることも多いでしょう。

    就活でチェックしておきたい業界一覧|自分にマッチするのはどれ?

    ここからは、就活生がチェックしておきたい業界の概要や業種、職種などについて詳しい情報をご紹介します。

    また、各業界にはどんな人がマッチするのかについても触れていきたいと思いますので、ぜひ業界研究の参考にしてください。

    金融業界「銀行や証券会社」

    金融業界は、銀行や証券会社などの業種に代表されるように、個人や企業の経済活動を支えている重要な業界のひとつです。

    地域の企業を支えるうえでは銀行の役目は重要ですし、個人の資産形成や住宅購入など、預金やローンなどのサービスを提供する企業が多いのも金融業界の特徴と言えるでしょう。

    「経済の根幹を支える広いフィールドで活躍したい!」「緻密で高度な分析力を活かしたい」という方は活躍しやすい業界でしょう。

    業界の概要 金融業界は、銀行に預けた預金に対する利息と、個人や企業への融資で得る利息との差で収益を得るのが基本的なビジネスモデル。証券会社やリース会社などに代表されるような「手数料収入」も大きな収益源となっている。

    低金利政策の継続や新NISAの登場などで、注目度が高い業界のひとつ
    主な業種 銀行、証券会社、生命保険、政府系金融機関、リース会社、クレジットカード会社など
    主な職種 セールス担当、証券アナリスト、ファンドマネージャー、ファイナンシャルアドバイザー、リスク管理担当など
    向いている人 責任感が強い。コミュニケーション能力に長けている。数字に強く分析能力が高い。地道な性格でリスク管理能力が高いなど

    小売業界「コンビニ、ECサイト運営など」

    小売業界は、日々の生活に密接に関わる商品などを提供する業界です。

    代表的な業種には「コンビニエンスストア」や「百貨店」「スーパーマーケット」「ECサイト運営業者」などがあります。

    小売業界は「直接顧客と接触する職種が多い」業界というイメージを持たれている方も多いでしょう。しかし、最近ではインターネットで商品を販売するECサイト運営業者も多く、マーケティングや販売促進などの仕事で活躍できる業界とも言えます。

    経済産業省の資料によると、小売業界における「一般顧客向けEC市場規模」は、約6兆円となっており前年比で32.43%の成長です。(※令和4年度現在)そのため、今後ますます成長が期待される業界とも言えるでしょう。

    業界の概要 小売業界は、消費者に直接商品を販売する業界。国内だけではなくグローバル市場で活躍できるステージも多いのが特徴。少子高齢化が進み消費者の購入スタイルの変化も激しいなか、変革が求められ将来注目したい業界のひとつ
    主な業種 コンビニエンスストア、スーパーマーケット、百貨店、ECサイト運営など
    主な職種 店舗マネージャー、バイヤー、ECサイト運営、マーケティング、販売促進、商品開発など
    向いている人 顧客のニーズを理解し、迅速に対応できる人。流行や市場のトレンドに敏感な人。コミュニケーション能力が高い人

    サービス業界「ホテル、物流など」

    サービス業界に属する業種は多岐にわたり、人々の生活やビジネスをサポートする幅広いサービスを提供しているのが特徴です。代表的な業種としては「ホテル」や「レストラン業」「物流業」などがあります。

    最近ではインバウンド需要の高まりや、運送業に従事するトラックドライバーの労働時間に制約が設けられる2024年問題など、サービス業を取り巻く環境は大きく変化しています。

    業界の概要 サービス業界は、宿泊、飲食、物流、教育など、人々の生活やビジネスに直結するサービスを提供しているのが特徴。

    少子高齢化やインバウンド需要、物流に関する諸問題などサービス業界を取り巻く環境は厳しいが、新しいビジネスチャンスも豊富にある業界ともいえる
    主な業種 ホテル業、レストラン業、物流業、教育業
    主な職種 セールス担当、フロア担当、各種専門スタッフ、マーケティング、教育者など
    向いている人 人と接することが好きで、サービス精神が旺盛な人。組織を円滑に動かすコーディネートが得意な人

    情報通信業界(その1)「放送、Webメディアなど」

    情報通信業における放送やWebメディアは、社会や個人に情報を伝える役目を担う業種です。

    多様なコンテンツを通じて社会的に必要なニュースや情報を届け、人々の意見形成や文化の発展に貢献していくことが使命の一つです。

    放送やWebメディアは変化が激しい業界のため、臨機応変に対応できるスキルや好奇心旺盛なこと、高い協調性などが必要とされるでしょう。

    業界の概要 社会や個人に正確な情報、必要な情報を伝える業界。社会的責任や教育に与える影響も高く、次世代ネットワークの加速など常に技術革新が求められる業界でもある
    主な業種 放送業、出版業、広告業、イベント企画など
    主な職種 リポーター、技術者、編集者、広告プランナー、イベントコーディネーターなど
    向いている人 創造性や協調性に富んだ人。高いコミュニケーション能力だけではなく、高い企画力がある人が活躍できるケースも多い

    情報通信業界(その2)「システム開発、モバイルなど」

    情報通信業界には、システム開発やモバイル通信など革新的な製品やサービスを提供する業種も多く存在します。

    システム開発などの業種では、アプリケーションの設計、ネットワークインフラの構築など、社会的意義のある仕事に就けるケースも多いでしょう。昨今のDX化の促進やAIの活用など、我々の生活を取り巻く環境は日々激しく変化しています。総務省の資料「通信産業の動向」によると、日本のAI関連市場は2025年に2019年度比で2倍以上になると言われており、今後成長が期待される業界とも言えます。

    情報通信業では技術的なスキルと創造性が求められ、常に新しい知識を学び続ける意欲のある方に向いている業界と言えるでしょう。

    業界の概要 ソフトウエア開発や通信サービスなどを通じて、社会全体の利便性や企業効率を向上させるのが主な役目。システム開発やアプリケーション開発、ネットワークインフラの構築など社会的意義が高い仕事ができるのも特徴
    主な業種 ソフトウェア開発、インターネットサービス提供、固定/移動体通信
    主な職種 ソフトウェアエンジニア、ITコンサルタント、ネットワークエンジニア
    向いている人 技術的な問題解決に興味があり、常に最新の技術トレンドを追いかけることが好きな人。論理的思考能力が高く、チームでの協働を重視する人

    官公庁などの公務「行政、インフラ、教育など」

    「公務」と呼ばれる業界は、主に国家公務と地方公務に分かれます。行政機関や司法機関など、主に国や地方自治体で活躍できる職種があり、行政やインフラ整備・教育など、社会基盤を支える職種が多いのが特徴です。

    公務員として働くケースがほとんどで、社会貢献や公共の利益のために尽力することにやりがいを感じる人や、法律や政策に関心がある人も向いているでしょう。

    業界の概要 公共サービスの提供、法律の執行、政策の策定などを行う業界
    主な業種 行政、公共インフラ、教育、公衆衛生
    主な職種 公務員、教育者、インフラ技術者、保健衛生専門家
    向いている人 社会貢献を重視し、安定したキャリアを求める人。法律や政策に関心があり、公共の利益のために働くことにやりがいを感じる人

    製造業界「自動車、家電、化学など」

    製造業は、自動車メーカーや家電メーカーなどに代表されるように、個人や企業向けにさまざまな製品を製造している業界です。

    業界の概要 製造業は物理的な製品を製造する業界。自動車や家電、化学製品などのメーカーがほとんど
    主な業種 自動車製造、家電製造、化学製品製造など
    主な職種 製造エンジニア、品質管理、研究開発、マーケティング
    向いている人 技術革新に興味がある。製品の製造プロセスや品質向上に情熱を持つ人。細部に注意を払い、チームでの作業を重視する人

    卸売業界「総合商社、専門商社など」

    商社などの業種に代表される卸売業は、商品の国内外貿易を行い、世界中の市場をつなぐ役割を担う業界です。商社では、国際的な視野を持ち、市場分析やネゴシエーション能力に長けた人が活躍できるケースが多いでしょう。

    商社の将来性は、グローバル市場の拡大や新興国の成長などを背景に、ますます注目されています。世界のマーケットで、新たなビジネスチャンスを創っていくことに興味がある方は、やりがいを持って活躍できる可能性が高いと言えます。

    業界の概要 商社は、様々な商品やサービスを仕入れ、それを国内外の市場に販売する業界。総合商社と専門商社があり、幅広い業界にまたがるビジネスを展開しているのが特徴
    主な業種 総合商社、専門商社(食品、化学、機械など)
    主な職種 セールス、トレーダー、バイヤー、マーケティング、物流管理など
    向いている人 市場分析や国際ビジネスに興味があり、高い交渉力とコミュニケーション能力を持つ人。多文化に対する理解と適応能力が高い人

    どの業界が自分に向いているか迷ったときは?

    就活で自分に合った業界や職種を見つけるには、「業界」「業種」「職種」など、基本的な用語は理解しておきましょう。また、自分の強みを活かし活躍できそうな企業を見つけたいなら、業界研究も大切です。

    なにより、自分に合った企業を見つけるには、「自己分析」が大切です。

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