自己分析のやり方はたくさんあり、自分の価値観が本当にわかる方法はどれなのか悩みますよね。この記事では、就活生239人へのアンケート調査を元に、自己理解が深まった自己分析のやり方を人気ランキング順に紹介します。
自己分析のやり方だけではなく、自己分析を志望動機・自己PR・ガクチカに活用する方法や例文、自己分析をいつからやるべきかなども紹介するので、就活で自己分析をするときの参考にしてみてください。
目次
就活で自己分析を行う目的とメリット
自己分析をする目的は、エントリーシートや面接で自分をわかりやすく伝えられるようにしたり、企業選びの判断基準となる就活の軸を定めたりすることです。
また、自己分析を行うメリットは、就活の企業選びや選考対策がしやすくなること。自分の強みが理解できれば、ガクチカや自己PRで何のエピソードを伝えるべきかがわかり、自分の価値観が明確になれば志望動機も具体的になるでしょう。
まずはこの記事で紹介している自己分析のやり方を試してみましょう。自己分析を志望動機・ガクチカ・自己PRに活かす方法や例文も記事後半で紹介しているので、自分が納得する自己分析ができたら参考にしてみてくださいね。
自己分析はいつまでにやるべき?適切な時期は?
dodaキャンパスが27卒の大学4年生239人に調査した結果、35%の学生が大学3年の4~6月に自己分析を始めたことがわかりました。
自己分析でわかった自分の価値観や強みに合った企業を探したいなら、企業から直接オファーが届くdodaキャンパスに登録してみるのもおすすめです。プロフィールに記載した自己PRや経験などを見て、あなたに魅力を感じた企業からオファーがもらえますよ。
自己分析のやり方10選|就活生239人のおすすめランキング
| 【大学4年生239人に調査】自己分析人気ランキング | 回答割合 | |
|---|---|---|
| 1位 | 自己分析ツール | 30.3% |
| 2位 | 自分史 | 21.8% |
| 3位 | キャリアアドバイザーへの相談 | 12.4% |
| 4位 | MBTI診断 | 10.7% |
| 5位 | 他己分析 | 8.1% |
| 6位 | モチベーショングラフ(ライフラインチャート) | 4.7% |
| 7位 | マインドマップ | 4.3% |
| 8位 | WILL・CAN・MUSTフレーム | 0.4% |
| その他 | ジョハリの窓・なぜ?を5回繰り返して深掘りなど | 7.3% |
調査期間:2026年4月3日~2026年4月8日・調査対象:dodaキャンパス登録済の大学4年生・修士2年生
dodaキャンパスに登録している27卒の大学4年生239人に「これまで試した中で最も自分の理解が深まった自己分析のやり方」をアンケートで調査した結果、自己分析ツールが30%、自分史が21%、MBTI診断が10%と、ツールやフレームワークをつかった自己分析のやり方が人気という結果に。
以下の表では自己分析のやり方を一つずつ人気順に紹介しているので、自己理解が深まる自己分析のやり方を探してみてくださいね。
1位:自己分析ツールを使う
就活生へのアンケートで一番人気だった自己分析のやり方は、自己分析ツールを使った方法でした。質問に直感で答えていくだけで、客観的なデータに基づいた自分の強みや向いている職種が可視化されます。自分では気づかなかった新たな可能性の模索にも役立つでしょう。
まずは自己分析をしたい、自己分析を就活の軸につなげたいなど自己分析についての悩みはさまざまですよね。下記に用途別の自己分析ツールをいくつか紹介しているので、自分の悩みにあわせてチェックしてみてください。
2位:自分史を作成する
就活生へのアンケートで2番目に人気だった自己分析のやり方は「自分史」でした。自分史とは、幼少期から現在までの出来事や感情の変化を時系列で書き出す方法です。「どんな時に頑張れたか」「何に挫折したか」を振り返ることで、自分の価値観のルーツや行動パターンを深く理解することができます。
以下の画像は、就活生が実際に就活で使っていた自分史です。先輩の実例を参考に自分史を作ってみてください。また、自分史の書き方については「自分史の書き方」で詳しく紹介しているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
3位:キャリアアドバイザーに相談する
プロの視点を取り入れたい方は、キャリアアドバイザーに相談するのも一手。
就活のプロと対話することで、自分では気づけなかった強みやアピールポイントを引き出してもらえます。客観的なフィードバックをもらうことで、自己分析の精度がグッと高まるでしょう。
doda新卒エージェントは、ベネッセとdodaでおなじみのパーソルキャリアが作った合弁会社「ベネッセi-キャリア」が運営する新卒エージェントサービスです。専任のアドバイザーによる丁寧なヒアリングや、面接後も合否理由のフィードバックもあるため、自己分析にも役立つでしょう。
4位:MBTI診断
MBTI診断は、自分の性格や思考パターンを客観的に分析するための自己分析ツールのひとつです。
診断を通じて、自身の強み・注意点・適性のある業種・職種など、自己理解を深めるヒントが得られるでしょう。
25卒の先輩がやってみた感想
■診断で得られたこと
- 自分の性格や特徴を具体的に知ることができた
- 「こんな面もあったのか」と新しい自分を発見できた
■活かし方
- 強みと弱みが可視化され、ガクチカや今後の課題補強に活用できる
- 適性のある業種・職種がわかり、新しい選択肢を検討するきっかけになる
5位:他己分析(友人や家族に聞く)
自分一人で考えるのに行き詰まったら、 友人や家族、アルバイト先の先輩などに「私の長所と短所って何だと思う?」と聞いてみる「他己分析」を試してみましょう。自分では当たり前だと思っていたことが、他人から見れば立派な強みであることはよくあります。
自分が考える強みと他者の印象が同じであれば、面接でも自信を持って話すことができるでしょう。逆に、思いがけない回答から新たな強みの発見につながることも。自分一人の分析では、どうしても考えに偏りが生じてしまいがちです。周囲の意見も取り入れ、自己理解を深めましょう。
他己分析のやり方については「他己分析を通して自己理解を深めるやり方」で詳しく紹介しています。
6位:モチベーショングラフ(ライフラインチャート)
モチベーショングラフは、横軸に「年齢(時間)」、縦軸に「モチベーションの高さ」をとってグラフを描く方法です。
人生のモチベーションが上がった時期と下がった時期を視覚化することで、自分が「どんな環境で頑張れるのか」「どんな時にストレスを感じるのか」という傾向が一目でわかります。
モチベーショングラフの書き方については「モチベーショングラフの書き方や就活での活用術」で詳しく紹介しているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
7位:マインドマップを使った自己分析
マインドマップは、紙の中心に「自分」と書き、そこから「好きなこと」「得意なこと」「嫌いなこと」などのテーマを放射状に広げていく手法です。
連想ゲームのようにキーワードを繋げていくため、頭の中を柔軟に整理でき、思わぬ自分の価値観に気づくことができます。マインドマップを使った自己分析については「マインドマップ自己分析のやり方」で詳しく紹介しています。
8位:WILL・CAN・MUSTフレーム
WILL・CAN・MUSTフレームは、 理想の姿を知る際に役立つ自己分析のやり方です。下記を洗い出すことで、キャリアの方向性や具体的に取り組むべき事柄を明確化できます。
- WILL=今後やりたいこと・やってみたいこと
- CAN=これまでの経験によって得られたスキルや能力
- MUST=求められる能力やスキル
「やりたいこと」がある程度明確になっている人や、譲れない条件がある人におすすめの分析方法です。WILL・CAN・MUSTフレームについては「WILL・CAN・MUSTフレームの活用方法」で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
ジョハリの窓
ジョハリの窓は、「自分が見た自分」と「他人が見た自分」のギャップを可視化できる自己分析のやり方です。「自分」「他人」が「気づいている」「気づいていない」特徴を4つの窓に分け、強み・弱み・隠れた特性を整理します。
特に他人だけが気づいている「盲点の窓」は、新しい長所や課題が見つかるきっかけにも。友人・家族・先輩などさまざまな人にヒアリングしてみましょう。

ジョハリの窓のやり方
- 性格や資質を思いつく限り書き出す
- 友人・家族・先輩に、自分に当てはまる項目を選んでもらう
- 自分でも当てはまる項目を選ぶ
- 結果をジョハリの窓(4つの領域)に分類
■分類例
- 開放の窓:行動力がある、真面目
- 盲点の窓:頑固、向上心がある
- 秘密の窓:空気が読める、慎重
- 未知の窓:根性がある
「自分のことを正しく理解できているか不安」「他人から意外な一面を指摘された経験がある」そんな方におすすめです。
なぜを5回繰り返して深掘りする
自己分析の基本的な手法として、過去の感情や行動に対して「なぜ?」と問いかけ、その背景を深掘りする方法があります。自身の行動原理を言語化することで、面接で予期せぬ質問をされた際も、一貫性を持って自信を持って答えられるようになります。
具体的なやり方として、一つのエピソードに対して「なぜ5回」繰り返して問いを立ててみましょう。例えばカフェのアルバイトで信頼を得た経験を深掘りすると、単なる継続力だけでなく「周囲との協働にやりがいを感じる」といった本質的な価値観が見えてきます。
アルバイトの例
【ガクチカ】カフェのアルバイト
- なぜ? → 店長から信頼されていたから
- なぜ? → アルバイト第一期生として長年働いていたから
- なぜ? → 仲間同士の仲が良く居心地が良かったから
- なぜ? → アットホームな環境で意見が言いやすいから
- なぜ? → 自分の意見が採用されるとやりがいを感じるから
自己分析の質問リストについては「自己分析の質問リスト100」で詳しく紹介しているので、自分自身で自分のことを深ぼりたいときに参考にしてください。
自己分析を「就活の軸」にする方法は?
「就活の軸(企業選びの基準)」を考える際は、自己分析の結果をもとにするのが一般的。企業の知名度や福利厚生・年収といった条件だけで企業を選ぶと、入社後のミスマッチが発生しやすくなります。
dodaキャンパスが社会人124人に調査した結果、40%が入社後のギャップがあるという結果に。なかでも、仕事内容や職場の雰囲気にギャップを感じている人が多いことがわかりました。自己分析で「今までやりがいを持って取り組めたのは何か」「どんな環境でいきいきと過ごせたか」などを振り返り、就活の軸に落とし込んで企業研究を行うことが重要です。
例えば、自己分析で「モチベーションが高まる瞬間」が「チームでの協調」にあると分かれば、「個人主義ではなくチームワークを重視する企業風土」があなたの就活の軸のひとつになります 。自分の価値観を企業選びの軸に落とし込むことで、納得のいく企業選びができます。
自己分析をエントリーシートに活かす方法
dodaキャンパスが大学4年生・修士2年生317人に行ったアンケート調査では、エントリーシートを書く際に最も重要だったことは自己分析だと答えた割合が42.6%と最も多い結果に。ここでは、エントリーシートに記載する志望動機・自己PR・ガクチカに自己分析を活かすやり方を紹介します。
自己分析をガクチカに活かす方法と例文
ガクチカでは、自己分析で洗い出した経験の中でも、特に力を入れたエピソードを選びましょう。その際、ただ楽しかった経験を語るのではなく、困難にどう向き合い何を達成したかを盛り込むことが大切です。
例文
私が学生時代に力を入れたのは、学園祭の実行委員です。
実行委員ではステージ企画のリーダーを務めました。ステージ企画は学園祭の目玉であり、入場者数に直結します。私は、早い段階でゲストのスケジュールを押さえ、当日に向けて準備を進めました。しかし、本番1ヶ月前にメインゲストの出演キャンセルというトラブルが発生。すぐに代替案をチームで検討し、新しいゲストの招致とプログラム変更を行いました。結果、来場者アンケートでは「ステージ企画が一番良かった」という意見を多数いただき、学園祭は大成功を収めました。
この経験から、予期せぬトラブルが起きても冷静に対処し、チームで乗り越える力を身につけました。入社後もトラブルに焦って空回りせず、代替案を検討してチームで解決していきたいです。
自己分析を自己PRに活かす方法と例文
自己PRでは、自己分析で見つけた強みと、それを裏付ける具体的なエピソードを示しましょう。経験談と結び付けて語ることで、あなたの強みが具体的なイメージとして伝わります。自己分析を深めて「強み」の根拠となるエピソードを複数持っておけば「他にも強みを活かした経験はありますか?」と突っ込まれた際も冷静に回答できるでしょう。
dodaキャンパスが大学4年生・修士2年生317人に行ったアンケート調査では、自己PRは自己分析をもとに考えたという就活生が41%と最も多い結果に。いきなり自己PRを考え始めるのではなく、自己分析を行ってから自己PRを考えるのがおすすめです。
例文
私の強みは、目標に向けて粘り強くやり遂げる実行力です。
大学のテニスサークルで主将を務めた際、この強みを発揮しました。私がサークルに入ってから2年間、団体戦は常にベスト8でトロフィーを獲得できない時期が続いていました。私は「在籍中に必ず優勝する」という目標を立て、自ら主将に立候補。練習内容を見直し、周囲の意見を聞きながらブラッシュアップを続けました。結果、半年後に初めて大会で優勝を勝ち取ることができました。
貴社は新規事業にも積極的に挑戦しています。この経験で発揮した粘り強さを活かし、事業成功に向けて継続的に挑戦を続けたいです。
自己分析を志望動機に活かす方法と例文
自己分析で明らかになった「価値観」や「強み」と企業の特徴を結びつけることで「だからこの会社で働きたい」という納得感のある志望動機になります。
例文
私は貴社の社風が私の価値観に非常にマッチしていると感じ、志望いたしました。
私は大学でマーケティング関係のゼミに所属しています。ゼミでは、チームで市場分析を行い、議論して一つの仮説を検証する過程に大きなやりがいを感じました。この経験から、多くの人の意見をまとめる「協調性」が私の強みであると気付き、人と協力して価値を生み出すことを仕事選びの軸としています。
貴社は社員のチームワークを重視する社風で「大同団結」をスローガンとしています。私の強みである協調性を活かすことで、貴社の社風に沿ってチームでの成果を最大化したいと考えています。
自己分析でよくある失敗と対処法
自己分析を進める中で、無意識のうちに陥りやすい失敗パターンが存在します。 せっかく時間を使って自己理解を深めても、やり方を間違えると就職活動に活かせず、逆効果になることも少なくありません。
ここでは、自己分析においてよく見られる3つの失敗例と、その対処法について詳しく解説します。 これらを意識して取り組むことで、より質の高い企業選びや選考対策ができるようになります。
自己分析をして満足してしまう
自己分析をして自分の強みや価値観に気付いただけで満足し、実際の行動に移せないケースはよくあります。自己分析はあくまで、企業選びや選考対策を有利に進めるための手段に過ぎません。
ここで重要なのは、得られた気付きを就活の軸に変換することです。自分が仕事に対して何を求めるのかを言語化し、その軸と企業の特徴を照らし合わせましょう。そうすることで、面接官にも伝わる説得力のある志望動機や自己PRを作成しやすくなります。
自分に対して厳しすぎる・甘すぎる
普段から自分に厳しい人は、ネガティブな短所ばかりが思い浮かび、長所を見つけるのが難しくなる傾向があります。反対に、自分に甘い人は長所ばかりが先行しがちです。どちらの場合も、正確な自己理解の妨げになりかねません。
短所ばかり見つかる場合は、長所に言い換えるとどうなるかと視点を変えてみましょう。また、家族や友人にお願いして他己分析を取り入れることで、自分では気付けなかった新たな魅力や改善点を発見できるきっかけになります。
理想の自分ばかりをイメージしてしまう
選考で高く評価されたいという思いから、企業が求める人物像に無理に合わせようと、理想の自分ばかりをイメージしてしまうのもよくある失敗です。実際の自分とかけ離れた姿を描くと、面接での受け答えに一貫性がなくなり、説得力を失ってしまいます。
また、運良く内定をもらえたとしても、本来の自分とは合わない環境で働くことになり、入社後のミスマッチを引き起こす原因になります。自己分析は、等身大の正直な自分と向き合うことが欠かせない要素です。
自己分析のやり方に関するよくある質問
最後に、自己分析の進め方について就活生が疑問に感じやすい質問に回答します。
Q. 自己分析は一度やれば終わりですか?
A. 一度きりではなく、就活の進行に合わせて何度も見直すことが重要です。
インターンシップやOB・OG訪問など就活を進める中で新たな経験や気づきが生まれれば、その都度アップデートしましょう。また、面接でうまく答えられなかった質問があれば、それを機に自己分析を深め直すのもおすすめです。
自己分析は、就活のあらゆる場面で活用できる「自己理解の地図」です。定期的に見直す習慣が、納得のいく進路選択につながるでしょう。
Q. 自己分析に行き詰まった時の対処法は?
A. 無理に進めず、視点を変えることで突破口が見えてきます。
自己分析が行き詰まるのは誰にでもあること。そんな時は、一人で悩まずに違う角度からアプローチしてみましょう。具体的には、次のような方法がおすすめです。
- 家族や友人を頼り、他己分析を行う
- 診断ツールを活用して客観的に整理する
- 大学のキャリアセンターやキャリア支援サービスで専門家に相談する
行き詰まるのは本気で向き合っている証拠です。視点を変えるチャンスと捉え、周囲の力も借りながら、焦らず取り組んでください。
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