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【新卒】志望動機の書き方と例文20選|書き出し〜締めまで人事に刺さるコツを解説

  • 就活ノウハウ
  • 2025.08.15
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就活の履歴書やESに書く志望動機。簡単そうに見えても、いざ書き始めると「何を書けばいいかわからない」「うまく言語化できない」と悩む学生は少なくありません。

今回は、志望動機の基本的な書き方や注意点を解説。あなたが企業を選んだ「動機」や、「やりたい仕事」など、志望動機のジャンル別で、人事に刺さる志望動機の書き方をご紹介します。いますぐ使える例文も20個用意していますので、活用しながら就活準備を進めましょう。

目次

    本記事の監修者

    株式会社ベネッセi-キャリア
    doda新卒エージェント統括部
    鈴木 琢男さん


    初めての就職活動では目の前の内定獲得がゴールになりがちですが、入社してからの社会人生活は長く続きます。入社後のキャリアまで一緒に考え、一人ひとりが前向きにキャリアを歩んでいけるようサポートしたいと考えています。
    「先のことはわからない…」と思うかもしれませんが、そんなときこそ一緒に仕事やキャリアについて一緒に考えましょう!

    履歴書やエントリーシート(ES)の志望動機で人事が見ている点

    履歴書やESに志望動機を書く際は、「企業の採用担当者が見ている点」を意識しましょう。採用担当者は、志望動機を見て「志望度の高さ」や「企業理解度」「入社後の活躍イメージ」など、多面的にあなたのことを評価しています。


    1.志望度の高さ(=なぜこの会社なのか)

    人事がもっとも重視しているのは、 「なぜ他社ではなく当社を選んだのか?」という企業選びの明確な理由です。単に「事業やサービス内容に共感した」といった漠然とした内容では説得力に欠けます。

    業界内での立ち位置や事業内容、将来性などを深くリサーチしたうえで、志望動機の文章に反映させましょう。企業研究の深さや熱意が感じられる志望動機であれば、「この学生は本気でうちを目指している」と評価されやすくなります。


    2.企業との相性(=自社の社風や人物像にマッチするか)

    志望動機では、企業の社風や価値観に、あなたの考え方がマッチしているかどうかも見られます。いくら優秀で入社意欲が高くても、企業文化とミスマッチがあると「入社後に早期退社してしまう」ことにもなりかねません。

    志望動機を書く際は、企業理念や求められる人物像などをリサーチするのはもちろん、自己分析を入念に行い、 「自分の強みや性格と、企業の考え方がマッチするポイント」をアピールしましょう。


    3.入社後の活躍イメージ(=どんな貢献ができるか)

    人事は、「この学生が入社後どのように活躍してくれるのか?」を想像しながら、志望動機を読んでいます。「成長したい」「学びたい」という姿勢だけでなく、自分の強みや経験を生かし、どのように貢献していきたいのか具体的に伝えましょう。

    志望動機欄から、あなたが描く「キャリア」が伝われば、主体性や将来性が評価され採用にも一歩近づくでしょう。

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    志望動機の書く前の準備STEP1~3|PREP法で結論ファーストに仕上げるためのコツ

    志望動機は、思いつきで書くものではありません。200~300文字程度の短い文章でも、PREP法を意識し、論理的な構成を考えてから仕上げましょう。


    【STEP1】就活の軸を整理する

    志望動機欄に「なぜその企業を選んだのか?」を結論から書くには、就活の軸を明確にしましょう。

    たとえば「人の役に立てる仕事がしたい」「若いうちから挑戦できる環境がいい」といった軸があれば、それをもとに志望動機に書くべき内容が定まります。この軸が曖昧なままだと、どの企業にも当てはまりそうな浅い内容になってしまい、採用担当者の心にも響きません。


    【STEP2】企業が求める人物像をリサーチする

    人事に刺さる志望動機を書くには、企業の求める人物像をリサーチしましょう。企業の採用ページや会社概要の企業理念などを調べ、企業が、どのような性格の人や能力を重視しているかを把握するのがポイントです。

    たとえば「挑戦心のある人」「協調性を重んじる」といったキーワードが見つかれば、自分の強みと重なる点をアピールしやすくなります。企業が期待していることと、自分の特性がマッチしていることを示せば、より説得力のある志望動機に仕上がるでしょう。


    【STEP3】自分の経験や強みを結びつける

    志望動機では、自分の経験や強みを企業での活躍にどうつなげるかが問われます。自分の強みにつながる過去の経験やエピソードを思い出し、志望動機に具体的に反映させましょう。そうすることで、あなたの熱意も伝わりやすくなります。

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    志望動機の書き出しと締めくくりで注意するポイント

    どれほど良い内容の志望動機でも、書き出しと締めくくりの印象が弱いと伝わりにくくなってしまいます。特に書き出しでは「何を伝えたいのか」を明確に示し、締めくくりでは熱意をしっかり伝えましょう。


    志望動機の書き出しは結論を簡潔に書く

    冒頭でまず「なぜその企業を志望するのか」を簡潔に述べましょう。採用担当者は、一度に多くの志望動機を読んでいます。そのため、読み手が志望動機を端的に理解できるよう、「御社の〇〇にに魅力を感じ、志望しました」と端的に伝えると好印象です。

    ダラダラと背景や自己紹介から始めてしまうと、要点が伝わらないばかりか、あなたの印象も下げてしまいます。


    志望動機の締めくくりは熱意を込める

    最後の一文には、入社意欲の強さや、自分の想いを込めましょう。「入社後は自分の〇〇というスキルを最大限に生かし、〇〇な商品を社会に届けたいです!」と、前向きな言葉で締めくくると印象が良くなります。


    志望動機が上手く書けない時のアドバイス

    複数の企業の志望動機を書いていると「あれ?なぜこの企業を志望したんだろう?」と、企業を選んだ理由さえもわからなくなることがあります。

    志望動機で書く内容に悩むときは、「なぜこの企業が目に留まったのか?」を、もう一度シンプルに振り返りましょう。「会社の雰囲気が良かった」「社会課題に向き合っている事業に共感した」など、直感的な気づきから掘り下げていくと、自分の考えも整理できます。最初から完璧を目指さず、自分の気持ちを素直に言葉にすると、書くべき内容も見えてくるかもしれません。

    人事に刺さる志望動機の書き方、伝え方

    「志望動機に自分の思いが反映できているか不安」、そんな悩みを抱えているなら、人事に刺さる書き方が意識できているか、一度チェックしてみましょう。

    志望動機は、あなたの想いを述べるだけでは不十分です。自分の価値観や強み・熱意と、企業の求める方向性とが重なる点を見つけ、具体性がある文章に仕上げる必要があります。


    自分の考えを具現化できている

    採用担当者の目に留まる志望動機を書きたいなら、自分の考えや価値観を、抽象的ではなく具体的に言語化しましょう。「成長したい」「人の役に立ちたい」などの漠然とした想いだけでは不十分です。

    「なぜそう考えるのか?」「どう行動してきたのか?」といったことを具体的に伝えましょう。「〇〇な経験を通じ、△△を重視するようになった」といったように、背景と行動がセットで語られることで、あなたの考えが説得力を持ちます。


    熱意があり入社後のキャリアイメージが描けている

    将来のビジョンを、熱意をもって具体的に描けているかも大切なポイントです。たとえば「貴社の◯◯事業に携わり、〇〇な領域で専門性を高めたい」といったように、入社後のキャリアを見据えた文章にすると説得力が増します。

    また、その熱意は業界や企業について深く調べれば調べるほど、文章に現れます。企業理念や取り組みに触れながら、「なぜその企業でなければならないのか」を語り、あなたの本気度を伝えましょう。


    企業が求める人物像と自分の強みがリンクしている

    人事は、企業が求める人物像と応募者の強みが一致しているかを重要視しています。たとえば「挑戦心を持った人材」を求める企業に対して、自ら行動を起こした経験や逆境を乗り越えたエピソードがあれば、説得力ある志望動機の文章になります。

    ただ強みを伝えるだけでなく、それが企業でどう生かされるのかを示すことで、「この学生は入社後も活躍できそうだ」と思ってもらえるでしょう。

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    志望動機の例文「事業内容や将来性に惹かれた」などの動機編

    「企業の事業方針に共感した」「社会的意義に惹かれた」など、あなたがその企業を選んだ気持ちから志望動機を書く例を、いくつかご紹介します。なぜその企業に惹かれたのか、自分の経験や価値観と、どのようにつながるのかを明確にしながら、文章を組み立てましょう。

    今回は、100~200文字程度の短い文章で、いくつかの例をご紹介しています。企業が指定する文字数に満たない場合は、「エピソードを具体的に書く」「企業の事業内容やサービスを掘り下げて書く」など、加筆する部分を工夫してみましょう。

    例文1.「事業方針に共感したから」

    企業の中長期ビジョンや理念に触れる場合は、表面的な共感にとどまらず、自分の考えと重なる点を伝えるのがポイントです。

    私は貴社の「デジタル技術で地域課題を解決する」という事業方針に強く共感し、志望いたしました。大学では、地方創生をテーマにしたゼミに所属し、ITを活用した活性化策を研究した経験があります。この経験を活かし、貴社の一員として社会に貢献したいと考えています。

    例文2.「業界の成長性を感じたから」

    業界の将来性に触れる際は、根拠となる情報や数字を簡潔に盛り込むと説得力が増します。

    私は、今後さらなる成長が見込まれる再生可能エネルギー業界に大きな可能性を感じ、貴社を志望しました。特に貴社は、風力発電に注力しながら国内外で事業を展開しておら、今後10年間で〇〇%の成長を目標としていると伺いました。入社後は、社会課題を解決するプロジェクトにも積極的に参画し、貴社の成長に貢献したいと考えています。

    例文3.「社会貢献につながる事業に惹かれたから」

    「社会貢献」だけでは抽象的になりやすいため、自分の関心分野と具体的な事業を結びつけましょう。

    私は、教育格差の是正に貢献したいという想いから、貴社の教育支援事業に強く惹かれました。特に、タブレット教材を活用した学習支援は、ICTを通じて子どもたちの学びの機会を広げる取り組みだと感じています。入社後は、自身でもその一翼を担い、子どもたちの未来のために貢献していきたいです。

    例文4.「グローバルな事業を展開している点に魅力を感じたから」

    グローバル展開に触れる場合は、「海外展開している」だけでなく、どの地域でどのように展開しているのかを具体的に調べておきましょう。

    私は、グローバルに活躍できる環境を求めており、貴社のアジア市場における積極的な事業展開に魅力を感じました。特に〇〇の分野では、他社に先駆けて△△なサービスを提供しておられる点に大きな興味を持っています。大学では東南アジア経済を専攻しており、現地でのフィールドワークを通じて異文化理解を深めてきました。入社後は、国境を越えて、〇〇な人たちへ△△価値を届ける仕事に携わりたいと考えています。

    例文5.「革新的な技術に可能性を感じたから」

    企業独自の技術に興味を持ち入社したいなら、漠然と「優れた技術」と言うのではなく、「どの技術のどの点が優れていると感じたか?」を明確にしましょう。

    私は、貴社が開発した自動運転支援技術に大きな可能性を感じ、志望いたしました。特に「緊急回避AIシステム」は、事故の未然防止という社会課題の解決にもつながるため、大変興味を持っています。入社後は大学で学んだ〇〇の知識も生かしながら、技術で命を守る仕事に携わりたいと思っています。

    例文6.「創業者の考えや企業理念に共感したから」

    企業理念に惹かれた動機は、理念のどのフレーズが印象に残ったのかを具体的に書くのがポイントです。

    私は、貴社の「すべての人に健康と幸福を届ける」という理念に共感し、志望いたしました。祖父の病をきっかけに、人々の健康に貢献する仕事に関心を持ちました。貴社の理念のもとで、自分の想いを実現したいと思います。

    例文7.「OBが働く姿に憧れたから」

    OB訪問の経験を書く場合は、どの点に惹かれたのか、ただの憧れで終わらせないように注意しましょう。

    私は、大学のOBである◯◯さんの仕事ぶりを見て、貴社で働く姿に強く憧れを抱きました。特に、お客様の課題に深く向き合う姿勢や、社内での活躍の様子から、自分もその一員として成長したいと感じました。

    例文8.「業界内のシェアの高さに魅力を感じたから」

    業界シェアに魅力を感じたまら、シェアの高さだけでなく、その背景にある取り組みや強みに触れると深みが出ます。

    私は、貴社が業界内でトップクラスのシェアを誇る理由に魅力を感じ、志望いたしました。特に、技術開発力とアフターサポート体制の充実が、顧客から高く評価されている点に魅力を感じています。自分もその一員として、信頼を築く仕事に携わりたいです。

    例文9.「社風に惹かれたから」

    「社風」に惹かれた場合は、何をもってそう感じたのか、具体的な接点を示しましょう。

    私は、社員の方々が互いに尊重し合いながら働いている社風に惹かれ、貴社を志望いたしました。説明会でのディスカッションや座談会を通じて、風通しの良い組織文化に魅力を感じています。自分の意見を活かしながら働ける環境で、主体性をもって働きたいと考えます。

    例文10.「製品やサービスを実際に使って魅力を感じたから」

    自分の体験に基づく志望動機は、実感が伝わりやすく説得力があります。感じたことや、周りの反応などを具体的に伝えると良いでしょう。

    私は、貴社の◯◯アプリを日常的に使用しており、その使いやすさと社会的価値に感動しました。ユーザー視点に立った設計や、機能の進化を肌で感じたことで、このサービスに関わりたいという気持ちが強まりました。自分もユーザーに感動を届ける仕事がしたいと考えています。

    志望動機の例文「営業やエンジニアで活躍したい」などの職種編

    特定の職種での活躍を志望する場合は、「なぜその職種なのか」「どのように貢献したいのか」を明確に伝えましょう。「希望の職種」と「経験や適性」とを結びつけて語ることで、より説得力が増します。

    例文1.「研究開発職で専門性を深めたい」

    研究職を志望する際は、自分の研究テーマとの接点や、専門性をどのように生かしたいかを伝えましょう。

    私は、大学での◯◯に関する研究を通じて課題解決の面白さを感じ、研究開発職に魅力を感じるようになりました。貴社が推進する□□領域の開発は、自身の専門知識をさらに深めながら社会に貢献できる分野だと思います。入社後は大学で学んだ知識を生かし、〇〇な社会課題の解決に貢献したいと考えています。

    例文2.「エンジニアとして社会課題の解決に貢献したい」

    技術的な分野で活躍したいことに加えて、どんな社会課題をどう解決したいのかまで言及すると具体性が高まります。

    私は、IoTやAIといった先端技術を通じて、少子高齢化などの社会課題を解決したいという想いから、エンジニア職を志望しました。特に貴社は、医療や福祉分野での技術応用に注力されており、自身の知識を活かして課題解決に貢献できると感じています。

    例文3.「マーケティング職でブランド戦略に挑戦したい」

    マーケティング職は人気が高いため、志望理由に具体性と独自視点が求められます。

    私は、ブランドの世界観や価値を多くの人に届ける仕事に携わりたく、マーケティング職を志望しました。大学では消費者心理を学び、卒業論文では購買行動の分析を行った経験があります。貴社の製品が多くのファンを持つ理由をさらに深掘りし、新たな価値を生み出す戦略立案にも挑戦したいです。

    例文4.「人事として働く人の成長に関わりたい」

    人事職を志望する場合は、「人が好き」だけでなく、人と組織の関係性への理解もあると好印象です。

    私は、人の成長を支援する仕事に魅力を感じ、人事職を志望しました。ゼミでは組織論を学び、働く人のモチベーションとパフォーマンスの関係について研究しました。貴社で一人ひとりの強みを引き出し、組織全体の活性化に貢献したいと考えています。

    例文5.「医薬品に関わる仕事で人々の健康に貢献したい」

    医薬品などヘルスケアに関わる職種を志望している場合は、自身の経験や価値観との結びつきを示すと説得力が増します。

    私は、身近な人の病をきっかけに「健康を支える仕事」に関心を持ちました。貴社は医薬品開発において高い実績を持ち、多くの人々の生活を支えてきた点に深く共感しています。自分の学びを活かし、より多くの人に安心を届ける仕事に携わりたいです。

    例文6.「商品企画でユーザーに新しい体験価値を提供したい」

    私は商品企画職として、ユーザーの声を起点に新しい価値を創り出す仕事がしたいと考えています。なかでも貴社は、既存の枠にとらわれず、独自の発想でヒット商品を生み出しており、自分の企画力を最大限に発揮できる環境だと感じました。ユーザー目線で課題を捉える力と、日常の気づきをアイデアに変える力を活かし、貴社の商品に新たな体験を加える企画提案に貢献したいです。

    私は、貴社の「すべての人に健康と幸福を届ける」という理念に共感し、志望いたしました。祖父の病をきっかけに、人々の健康に貢献する仕事に関心を持ちました。貴社の理念のもとで、自分の想いを実現したいと思います。

    例文7.「環境・CSR関連の仕事で持続可能な社会づくりに貢献したい」

    SDGsや環境問題に関わる職種を志望している場合は、あなた自身の環境に関する関心や行動経験を組み合わせて伝えると、良い印象につながります。

    私は、環境問題に関心を持ち、大学では地域のごみ分別活動にも参加してきました。貴社が推進するサステナビリティ経営や環境配慮型商品に惹かれ、CSR関連の仕事を志望しています。持続可能な社会の実現に向けて、これまでの経験を生かしたいです。

    例文8.「店舗運営を通じて顧客満足を実現したい」

    店舗運営職を希望する場合は、現場での経験や接客への想いを交えた文章にしましょう。

    私は、アルバイトで接客のやりがいを感じ、お客様の笑顔に直接触れられる仕事に魅力を感じました。貴社の店舗は接客力に定評があり、現場主導のキャンペーン展開にも魅力を感じています。店舗運営職として、スタッフと連携しながら地域に愛されるお店づくりを目指したいです。

    例文9.「介護・福祉の現場で人の暮らしを支えたい」

    福祉系職種の志望動機は、「支えたい理由」と「どのように支えるか」、両方を示すことが重要です。

    私は、祖母の介護を通じて、日々の暮らしを支える仕事の大切さを実感しました。大学では福祉について学び、実習先での経験から、現場での支援にこそ自分の力を活かせると感じました。利用者一人ひとりの尊厳を守りながら、安心できる生活環境を提供したいと考えています。

    例文10.「カスタマーサポートとして顧客課題を解決したい」

    サポート職では、顧客視点に立てるかどうかが問われるため、対応経験などを入れると説得力が増します。

    私は、アルバイトでのお客様対応を通じて、困りごとを解決したときの喜びを何度も経験しました。貴社のカスタマーサポートは、対応の丁寧さや課題解決力に定評があり、その姿勢に強く共感しています。顧客の声に真摯に向き合い、信頼を築くサポート役として貢献したいと考えています。

    志望動機を書く際によくある質問

    志望動機を書く際は、「何を書けばいいのかピンとこない」「この書き方で選考に進めるか不安」など、さまざまな悩みを抱えることも多いでしょう。最後に、就活で書く志望動機に関する「よくある質問」に対してもお答えしていきたいと思います。

    Q「志望動機は使いまわしても大丈夫ですか?」

    A:使いまわすこと自体は可能ですが、そのままでは内容が浅く、採用担当者の目にも留まらない可能性があります。企業ごとに方針や社風は異なるため、少なくとも冒頭や締めくくり、企業に惹かれたポイントなどは、その企業に合った文章を工夫しましょう。

    Q「志望動機は何文字が適切ですか?」

    A:履歴書であれば150〜200文字、エントリーシートなら300〜400文字程度が一般的です。伝えたい内容を簡潔にまとめ、冗長にならないよう注意しましょう。長すぎても読み手に負担がかかるため、要点を明確にすることが大切です。

    Q「志望動機が待遇面だと印象が悪くなりますか?」

    A:待遇に触れること自体がNGではありませんが、それを主な理由にすると「入社後の活躍」よりも「条件優先」の印象を与えてしまいます。志望動機には、企業の事業や理念、自分の価値観とのつながりを軸に据えるのが基本です。

    Q「学生時代の経験と志望動機のつなげ方がよくわかりません」

    A:まずは、自分の経験から得た価値観や興味を言語化してみましょう。その上で、企業の事業や社風と共通点がある部分に注目し、接点を見つけて言葉にするとスムーズにつながります。「だからこそ御社を志望する」という流れを意識すると自然な構成になります。

    Q「志望動機が思いつきません。どうすればいいですか?」

    A:無理に最初から文章にしようとせず、「どこに惹かれたか」「なぜ気になったのか」を箇条書きで整理してみましょう。企業HPや説明会で心に残った言葉からヒントを得るのも有効です。興味を持ったきっかけから掘り下げていくと、軸が見えてくることがあります。

    志望動機では「あなたらしさ」を積極的にアピールしよう!

    志望動機は、企業に「あなたがどんな人なのか」を伝える重要な場面です。正解を探すのではなく、自分の価値観や経験と企業の魅力を結びつけ、 自分らしい言葉で伝えることを意識しましょう。本記事を参考に、自信を持って自分の想いを伝えられる志望動機を仕上げてください。

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