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ガクチカの例文7選!人事に刺さる書き方やエピソードが見つからない際の対処法

  • 就活ノウハウ
  • 2024.08.13
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本記事では、ガクチカを書くときにおさえておくべきポイントや、ESや面接で使えるガクチカの例文を7つご紹介します。

「ガクチカと言われても何も書くことがない」と悩む方への対処法や、ガクチカの構成方法もお伝えしますので、参考にしながら面接対策に取り組んでいきましょう。

目次

    最近はあえて聞かない!?ガクチカとは?

    「ガクチカってそもそも何なの?」という方もいらっしゃるでしょう。「ガクチカ」とは、その名のとおり「学生時代にチカラを入れたこと」を指す言葉です。

    人柄や考え方を伝えるのが目的で、学生時代に取り組んだ学業やアルバイトに関するエピソードなどを話します。

    「あなたのガクチカは?」と聞かれて慌てないように、企業側が質問する目的や書き方のコツをおさえておきましょう。

    要は姿勢!企業がガクチカを質問する3つの理由

    ガクチカを企業が聞く目的

    ガクチカを話すときは、「そもそも企業はなぜガクチカを聞くのか?」企業側の目的を考えながら話すのがポイントです。

    企業がガクチカを聞く理由は下記の3つです。

    1. 自社の社風や理念にマッチする人材かを見極めるため
    2. 物事への取り組み姿勢を見るため
    3. 考え方や説明力を知るため

    1.自社の社風や理念にマッチする人材かを見極めるため

    一つ目の目的は、自社の社風や理念にマッチする人材かを見極めるためです。

    学生時代にどのような事柄に力を注ぎ時間を費やしてきたかは、その人の価値観や志向性を表す一つの指標です。採用担当者は、この指標を知ることで自社とのマッチ度を把握しようとしています。

    例えば「能動的に考える人材」をモットーにしている企業なら、アルバイトで自主的に課題に取り組んだエピソードなどをガクチカで話すと評価される可能性が高いでしょう

    ただし、企業が求める人材ニーズに無理やり合わせる必要はありません。取り繕うのではなく、自分なりの考え方や取り組んだことを素直に説明しましょう。

    2.物事への取り組み姿勢を見るため

    二つ目の目的は、物事への取り組み姿勢を見るためです。

    例えば、アルバイトで難易度の高いことに取り組んだり、部活で高い目標に向かって努力したエピソードから、仕事への姿勢を見ています。

    ガクチカを話すときは事実だけを伝えるのではなく、「なぜ取り組んだのか?」や「自分なりにどう工夫したのか?」など、自分なりの取り組みを具体的にアピールすると良いでしょう。

    3.考え方や説明力を知るため

    三つ目の目的は、学生の考え方や説明力を知るためです。

    誰にでもわかりやすく説明し論理的に伝える能力は、社会人になっても重要なスキルのひとつです。ガクチカを伝える際にも、初めてエピソードを聞く面接官に向けて論理的、かつ段階的に伝えられると良いでしょう。

    順序通りに書けば理想的なガクチカが書ける!構成5STEP

    ガクチカを書くときは、5つの流れに沿って構成を考えると理想的な文章が書けます。

    ガクチカの書き方5選

    同じエピソードでも、取り組もうと思った理由や背景、取り組み内容、何を得たのか?といった内容は人によって異なるものです。具体的なエピソードに自分の考えを盛り込みながら伝えるよう心がけましょう。


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    STEP1「結論(概要)を書く」

    ガクチカの冒頭は、結論から書きましょう。

    前置きや経緯などを冒頭で話してしまうと、「結局なにが言いたいんだろう?」と面接官を困惑させてしまい、自分の想いも伝えることができません。

    冒頭で結論を述べることで「この先が聞きたい」と面接官に期待してもらうこともできます。

    例文①「私が学生時代に入れたことは、地域清掃のボランティアです」
    例文②「私は中学校から大学まで10年間、野球一筋で頑張ってきました」

    STEP2「動機や背景(取り組んだ理由)を書く」

    次に、冒頭で述べた結論に対し「なぜ取り組んだのか?」など、自分なりの考えを述べましょう。

    「地域清掃のボランティアに取り組んだ」という結論を述べたら、「なぜなら自分が育った地域に恩返しをしたかったからです」など理由を伝えましょう。動機や背景、取り組んだ理由を伝えることで、自分の考え方や人柄を企業に伝えることができます。

    例文①「自分が生まれ育った土地の環境保護について興味を持ったのが地域清掃を始めたきっかけです」

    例文②「なぜなら、高校から大学まで常に”野球で日本一になること”をずっと目標にしてきたからです」

    STEP3「乗り越えた課題や目標を書く」

    学生時代に取り組んだ部活や勉学・アルバイトには、必ず「乗り越えた課題や目標」があるはずです。ガクチカを話すときも「どんな課題や目標があったのか?」を伝えましょう。

    社会人になると、高い目標に向かって努力したり、プロジェクトを組んで新しい課題にチャレンジしたりするケースがよくあります。課題に対する前向きな姿勢をアピールできれば、より好印象です。

    例文①「私がゴミ拾いを始めた際は、活動人数も少なく、なかなか結果が出ない状況でした。そこで私は地域の自治会やボランティア団体に協力を得る目標を立てました」

    例文②「10年間野球を続けることは並大抵のことではなく、途中で怪我や勉強との両立に悩んだ時期もありました。しかし、高校入学のときに立てた”日本一”の目標を絶対達成すべく、自分なりのカリキュラムを組んで体づくりや技術の向上に務めました」

    STEP4「どのように課題を克服したかを書く」

    課題や目標を伝えたら、次に「どのように克服したのか?」を書きましょう。

    課題への取組姿勢や克服したエピソードを伝えることで、論理的に考える力や忍耐力などもアピールできます。ただ「頑張りました」「がむしゃらにやりました」など漠然と伝えるのではなく、具体的なエピソードを交えつつわかりやすく話すのがポイントです。

    例文①「まず、地域の自治体をリストアップし、6ヵ月で全自治会長に交渉する目標を立てました。事前に説明資料を作成し、自治会の役員などの情報をリサーチ。いつ接触すると効果的なのか?なども具体的に考えました」

    例文②「高校時代からずっと肩の怪我に悩みましたが、自分なりのトレーニング方法を研究し、高校から大学まで改善を重ねながらトレーニングに励みました。大学時代はトレーナーに相談し、自分専用のプログラムを組んでもらえるよう交渉しました」

    STEP5「最終的にどのような学びを得たのか(結果)を書く」

    最後は、ガクチカを通じてどのような学びを得たのか「結果」を書きましょう。

    企業が求める人材ニーズとマッチしていれば理想ですが、無理に合わせる必要はありません。自分なりの学びや、ガクチカを通じて得た経験をポジティブに伝えることができれば良いでしょう。

    例文①「4年間ボランティアを続けることで、わたしは”継続する重要性”を学びました。社会人になっても高い目標にチャレンジすることがあると思いますが、日々小さな継続を続けることで必ず目標を達成できると信じています」

    例文②「野球を続けたことで”目標を持ち続ける重要性”を知れました。目標を持っても苦難が起きると挫折しがちです。しかし、目標を忘れずに努力し続ければ、昨日できなかったことも次の日にはできることもあります。社会人になっても、高い目標に向かって諦めず取り組んでいきたいと思います」

    重要なのは、エピソード自体の強さや規模の大きさではありません。“あなた”という人がどのように考え行動したのかが伝わるよう意識しましょう。

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    ガクチカで意識すべき3つのポイント

    ガクチカで企業が見ているポイント.

    ①自己PR文と差別化する

    ガクチカで話す内容は、自己PR文と差別化しておきましょう。自己PR文と内容が重複してしまうと、面接中に二度同じ内容を話すことになってしまいます。

    ガクチカは、あくまでも学生時代に取り組んだことを伝えるのが目的です。一方、自己PRは自分の強みや他者とは違う部分をアピールするのが目的です。それぞれ混在しないよう、伝える目的やポイントを明確にしておきましょう。

    【ガクチカと自己PRの違い】

    ガクチカ 自己PR
    目的 学生時代に取り組んだことを背景に、自分の考え方や物事への取り組み姿勢を伝える 自分の強みやスキルを伝える
    具体的な内容(例) 部活動やアルバイト、ボランティア活動で取り組んだことや学んだこと 学生生活を通じて感じた自分の性格や、他者にはない強みなど
    ポイント 活動内容や乗り越えた苦難、達成した成果などを簡潔に伝える 自分の強みなどアピールポイントを企業でどのように生かすのか意気込みを伝える

    ②企業の人材ニーズとマッチするガクチカを書く

    企業の人材ニーズとマッチする内容を伝えることも大切なポイントです。

    応募企業の採用サイトや企業理念のページを見ると、その企業が求めている人材像や理念がわかります。ガクチカが複数あるなら、できるだけ企業が求めるニーズに近いエピソードを話すのが理想です。

    しかし、いくら企業が求めているからといって嘘のエピソードを話したり、誇張して伝えるのは良くありません。自分が経験したことを正直に話すよう心がけましょう。

    ③選考で見られるポイントを想像しながら書く

    ガクチカの内容を考えるときは、選考で面接官が見ているポイントを想像しながら整理していきましょう。面接官はガクチカを聞きながら、次のようなことを考えています。

    「この経験は会社でどのように役立つだろうか?」
    「社会人になって同じ苦難を乗り越えるときでも、同じように頑張れるだろうか?」

    ガクチカを「単なるエピソードとして書くか」、それとも「選考で見られるポイントを意識して書くか」によって内容は大きく違ってきます。企業の採用担当者の立場になって考えると理想的なガクチカが書けるでしょう。

    ガクチカが本当にないときの対策と今からできること!

    「ガクチカのネタを考えてみたけれど本当にない!」など、ガクチカのネタ探しで困っているなら、下記2つの考え方や方法を意識してみると良いでしょう。

    1. 面白い派手なエピソードがなくとも気にしない
    2. 過去の出来事を徹底的に書き出してみる

    面白い派手なエピソードがなくとも気にしない

    ガクチカは、エピソード自体の派手さやインパクトの大きさが重要だと勘違いされていますが、そうではありません。

    ガクチカは、エピソード力を披露する場ではありません。あなたの考え方や志向性といった変わりづらい普遍的要素を見極めるためのものです。

    「なぜその行動を起こしたのか?」「なぜそう考えたのか?」といった、あなたならではのエピソードを話すことをまずは意識しましょう。

    過去の出来事を徹底的に書き出してみる

    「ガクチカが本当にない」と悩むなら、過去の出来事をできるだけ多く書き出してみましょう。「こんなことを書いても仕方がない」など先入観を持たず、部活や勉強、友達とのエピソードを多く書き出すのがポイントです。

    エピソードを書き出したら、その出来事を思い出して「モチベーションが上がったこと」「達成感を感じたこと」などをメモしていきましょう。きっとガクチカとして話せる内容が見つかるはずです。


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    ガクチカが見つからない人が今からできること

    過去の出来事を思い出してもガクチカが見つからないなら、今からでも間に合います。下記のようなことに取り組んでみましょう。

    【ガクチカが見つからないときの対処法】

    インターンシップへの参加 共通した業界に関連するインターンシップに参加するなど、目標を持って参加する
    ボランティア活動への参加 震災復旧や地域貢献など、ひとつの目標に共通する活動に参加する
    資格取得やオンライン講座の受講 短期間で取得できる資格や、社会人に必要なパソコンスキルなどの目標を持って取り組む
    サークルなどで自主的に役割を担当する リーダー役や広報活動など、自主的に役割を担って活動してみる

    どんな小さなことでもかまいません。目標を定めて短い期間でも取り組めば、ガクチカとして書ける経験が積めるでしょう。

    ガクチカのテーマ別例文とワンポイントアドバイス

    ガクチカ例

    実際の面接で使える「ガクチカの例文」を7つご紹介します。

    部活や学業など、自分の環境に置き換えながらガクチカで書く内容を考えてみましょう。


    部活・サークル

    ガクチカの代表例とも言えるのが「部活・サークル」活動です。

    「団体を立ち上げた」「代表を務めた」など、華やかなエピソードでなくても大丈夫です。地道にやり抜いた事柄や影のサポート役として下支えしたことなど、あなたらしさを伝えましょう

    具体例

    ・「部活のマネージャーとしてメンバーのモチベーションが上がるようサポートし続けた」
    ・「サークル団体の会計として、4年間1円も狂うことのないお金の管理を行った」
    ・「チームの盛り上げ役として会議の際はファシリテーターとして活躍した」

    ガクチカの例文 ~部活・サークル編~

    私が大学時代に力を入れた事は、大学時代の部活である映画研究部です。

    映画研究部では、映像制作の企画・制作だけでなく、学祭の舞台運営なども行っていたため、メンバーで一丸となって多くの学生の目に触れるものを作ることができると思い、この部活を選択しました。

    この部活では、自らの担当(役割)を最初に選択するシステムとなっており、私はさまざまな責任を担うディレクターを選択しました。もともと多くの人とコミュニケーションを取ることが得意ではなかったこと、社会人になる前にその弱点を克服したかったことがディレクターを選択した理由です。

    私はこのディレクターとして、今年度の学祭における舞台の集客数目標を昨対比1.5倍の300名に設定しました。

    当初、先輩や同学年のメンバーにも厳しいと言われていましたが、昨年度の集客課題だった「運営メンバー数の課題」を卒業した先輩も巻き込んで解決することで、結果として昨対比1.7倍で達成することができました。

    多くの人とコミュニケーションを取るなかで、苦手意識を克服することができ、また結果として目標を達成することができました。今後、社会人になっても最初からあきらめることなくまずはトライしてみることを忘れず、自己成長へと繋げていきたいです。

    部活のエピソードを話す時のポイント

    アルバイト

    アルバイトの経験もガクチカで書ける内容のひとつです。バイトリーダーなどを経験した人はもちろん、リーダーでなくても仕事の効率を上げるために自分がどう工夫したのかを話すのも良いでしょう。

    具体例

    ・「飲食店のバイトリーダーとして、売上向上に貢献した」
    ・「塾講師として、生徒の合格率を向上させた」

    ガクチカの例文 ~アルバイト編~

    私は学生時代、カフェで接客のアルバイトを4年間続けていました。 アルバイトを始めたばかりの頃の私は、接客に正解を求める傾向が強く、マニュアル対応に終始していたように思います。そのような姿勢では、お客様を不快にさせたり怒らせたりすることこそありませんでしたが、強い感動や満足といった付加価値を与えられていませんでした。

    それに気付いてからは、「どう対応するのが正しいのか」ではなく「どのような対応が相手の満足や喜びにつながるのか」という思考に切り替えて接客をするようにしました。

    お礼のカードを手作りして渡す、個人的な話をする、お水のおかわりなど、お客様の要望に先回りして動く、といった工夫を自分なりに実践していきました。最初はマニュアルにない行動を取ることに抵抗もあったのですが、お客様からの好意的な反応が得られるようになると、自信を持って行動できるようになりました。

    最終的には、常連のお客様から「あなたがいるから、このお店に来ている」と言われるまでになりました。こうした経験から、接客の極意は相手に寄り添うということだと学びました。御社の業務においても、相手に寄り添った接客で顧客満足度を最大化できればと考えております。

    バイトのエピソードを話す時のポイント

    学業(ゼミ、研究室)

    学業に専念したこともガクチカとしてアピールできる内容のひとつです。「課外活動やアルバイトをせず、ひたすら学業に取り組んだためにガクチカがない」という方もいるのではないでしょうか。

    特定の分野で学業に励んだ経験があるなら、継続して取り組んだことや研究成果などをガクチカとして書いてみましょう。

    具体例

    ・「毎日4~6時間の自主学習で学部上位の成績をとり奨学金を取得できた」
    ・「ゼミのプレゼンで、より良い資料を作成するために頑張った経験」
    ・「毎週ゼミのグループワークで積極的にグループをとりまとめた経験」

    ガクチカの例文 ~学業編~

    私は大学時代、専攻分野である英語の学習に力を入れておりました。

    もともと中学時代から英語が好きで、市の交換留学制度でアメリカにも留学した経験があったため、「学んだ英語力や経験を無駄にはしたくない」という思いで勉強を継続してきました。

    大学1年生の時点におけるTOEICのスコアは588点でした。私はこの時、「自己学習だけで平均を超えることは難しい」と考え、meet upというサービスを活用して外国人の方と交流する機会を持ち、生の英語に慣れることを自分への課題として課しました。

    テキストを自己学習するだけでなく、実際にアウトプットする機会を設けることによって、各段に英語力を高めることができました。そして結果として、TOIECのスコアを770点にまで高めることに成功しました。

    学業やゼミを話す時のポイント

    インターンシップ

    インターンシップで培った経験は、そのままガクチカとして書ける内容です。

    インターンシップで決まったテーマについて取り組んだ経験があるなら、自分なりに取り組んだ課題や成果をガクチカとして書いてみましょう。

    具体例

    ・「営業の長期インターンで試行錯誤し営業1位を獲得。売上アップに貢献した」
    ・「エンジニアの長期インターンで、新サービス開発に貢献した」

    ガクチカの例文 ~インターンシップ編~

    私は、人材系企業の企画職のインターンシップとして約6か月間働きました。

    大学1年生から家庭教師のアルバイトをしており、自分自身の知見や経験を人に伝えることで、その人の進路や人生に影響を与えることができる人材関連の仕事にやりがいを感じていました。

    このような人の人生に影響を与えることができる人材業界で働きたいと感じていましたが、実際どのような活躍の可能性があるのかを知りたいと思い、今回インターンシップへ参加しました。

    私はアイデアは沢山持ち合わせていますが、社会人として通用するのかどうかに不安や課題感がありました。そのため、このインターンシップにおいても積極的に意見を出し、先輩社員の方のご意見を真摯に聞き、すぐさま実行してきました。また、インターン生のチーム内でも汎用的な学びとなるよう、頂いたフィードバックは資料化を心がけました。

    結果、チームで立てたSNSの企画案が大成功し、昨対比で表示回数を2倍程度伸ばすことができました。私自身、事実(ファクト)を集めて分析することの重要性を学びました。また、企画チームで動く際には、このような知見の共有が非常に重要だと感じております。

    今後も、このようなマーケティングや企画の経験を活かし、貴社で活躍して参りたいと思っております。

    インターンを話す時のポイント

    留学

    学生時代にできる貴重な経験の一つが留学です。言語や文化の違いといった困難を乗り越えた留学経験はガクチカとしてアピールできる内容といえます。

    具体例

    ・「外国人の友人を30人作り、高い英語力を身に付けた。結果としてTOIEC●●●点を獲得した」
    ・「もともと主張することに苦手意識があった。主張の強い外国人と交流することで、自身のコミュニケーションにおける壁を克服できた」
    ・「日本という国を知らない学生も少なくなかったため、相手にわかりやすく物事を伝え、自分の考えを理解してもらうスキルを培った」

    ガクチカの例文 ~留学編~

    大学時代に私が最も力を入れたこと、それは海外留学です。

    留学は生の語学を学ぶだけでなく、自国を俯瞰してみたり、多様性豊かな価値観の中で生活したりという中で、自分の価値観をブラッシュアップできると考えています。そのため、反対する両親を説得し、アルバイトで貯めた自分の貯金で留学しました。

    最初は自分と同じように留学してきた同級生の英語力に圧倒され、押しつぶされることもありました。しかし、英語を学ぶだけでなく、さまざまな価値観を知ることを目標にしていたため、分を奮い立たせ、積極的に様々なコミュニティに参加するようにしました

    結果、英語の発音や語彙力が向上し、TOEICの点数が145点アップ。日本に帰国した後も連絡を取り合う諸外国の友人もできました。

    このような諦めないタフさを活かし、貴社でも多くの人を巻き込みながら働きたいと考えています。

    留学のエピソードを話す時のポイント

    資格取得

    大学時代に資格をとるために勉強した経験もガクチカとして話せます。。

    TOEICや簿記、ファイナンシャルプランナーなどの代表的な資格など、資格取得のために努力したことがあるなら積極的に伝えましょう。

    具体例

    ・「TOEICのスコア900を目指して、継続的に努力し目標を達成した」
    ・「専門資格をとるために、勉強の効率を大きく上げる工夫をした」

    ガクチカの例文 ~資格取得編~

    私は大学時代、ITパスポートの資格取得のために、勉強とスキルアップに力を注いでおりました。

    理由は2点ございます。1点目は、将来IT業界でスキルアップしていきたいと考えており、入社前に基礎を身に付けておきたいと考えたこと。2点目は、もともと自分自身で簡単なシステムを作っていたため、力試しをしたかったためです。

    合格率は50%前後と言われていたことから、1日も欠かすことなく勉強を続け、結果的に無事に合格をすることができました。

    私はこのような自身の粘り強さや継続性を社会に出てからも活かし、1日でも早く即戦力となれるよう地道なインプットを続けていきたいと思っております。

    資格について話す時のポイント

    趣味・娯楽

    ガクチカがなくて悩んでいるなら、自分の趣味でアピールできることはないか考えてみましょう。

    「ガクチカとして使える内容ではない」と思っていても、他者と比較すると優れた経験をしているかもしれません。

    具体例

    ・「料理が趣味で、いまでは親戚のシェフにも勝てるまで料理のスキルが高まった」
    ・「カラオケで100点をとるために特訓。いまでは地元のカラオケ大会で4連覇を成し遂げている」
    ・「高校3年間で●●●●(好きな作家)の全作品を読み、各作品の感想をまとめた経験」

    ガクチカの例文 ~趣味/娯楽編~

    私が学生時代に取り組んできたことは「映画鑑賞」です。

    特にドキュメンタリー映画に興味があり、これまでに300本以上のドキュメンタリー映画を鑑賞し、各作品から学んだ社会的な問題や文化的な背景をブログで紹介しています。この活動が評価され、映画祭のボランティアスタッフとして招待されたこともあります。

    この趣味を通じて、思考力や多様性を理解するスキルが身に付き、ボランティア活動ではコミュニケーション能力も磨けました。

    社会人になると、さまざまな背景を持つ方々と一緒に仕事をする機会も増えると思います。映画鑑賞で磨いた思考力と多様性への理解、そしてコミュニケーション能力を持ち前に、まわりの人と協力しながら大きなプロジェクトなどを成功させていきたいです

    趣味を話す時のポイント.

    ガクチカを書く際によくある質問

    「ガクチカでいつの出来事を書けばよいのかわからない」「添削して欲しい」など、ガクチカを書く際にはさまざまな不安もあるでしょう。

    ガクチカを書くときの「よくある質問」にもお答えしていきます。

    Q:ガクチカはいつごろの出来事を書けば良いですか?

    A:一般的には大学生活での出来事を書くのが理想です。サークルやゼミでの研究、アルバイトでの取り組みなど、大学生活での出来事を取り上げたほうが書きやすいでしょう。

    ただ、「中高~大学まで部活を頑張った」「小さいころからやっている趣味がある」といった、長年取り組んでいることがある場合は別です。期間を定めずに一貫して取り組んでいることをガクチカとして伝えましょう。

    Q:ガクチカの添削サービスはありますか?

    A:ハローワークや厚生労働省のサービスで、ガクチカを含むESや履歴書の添削サービスを行っているところがあります。(一部の地域限定)

    また、dodaキャンパスでは自己PRの添削サービスを提供しています。相手に伝わりやすい表現など、基本的な文章の書き方の添削を希望するならdodaキャンパス「自己PR添削サービス」を利用しましょう。

    ▼26卒向け添削サービス

    自己PR添削サービス
    ※こちらのサービスは2026年卒の学生様限定になります

    なお、ガクチカの話し方などをチェックして欲しいなら、家族や友達に見てもらったり、自分で録画をして見直したりする方法がおすすめです。

    Q:ガクチカで多く書かれている内容を教えてください

    A:ガクチカで多く書かれているのは、下記のような内容です。

    • 部活動やサークルでの経験
    • アルバイトで取り組んだこと
    • ボランティア活動
    • ゼミでの研究成果
    • インターンシップでの経験

    この他にも、「自分が信念をもって続けていること」や「他者より優れていると思う取り組み」などがあればジャンルを問わずガクチカとして使っても良いでしょう。

    Q:ガクチカで嘘を書くとバレますか?

    A:嘘がバレるかどうかが問題ではなく、実際に取り組んでいないことを企業にアピールしても採用担当者の心には響かないでしょう。

    ガクチカを話すと「それはどのような経緯からですか?」や、「そのときどんな感情でしたか?」など深掘りした質問をされることがあります。嘘を書いてしまうと、つじつまが合わなくなり言葉に詰まることも想定されます。

    ガクチカで書くことがないなら、いまからでもインターンシップに参加したりボランティア活動に参加したりして、自分なりの新しい取り組みをはじめてみましょう。

    あらためておさらい!ガクチカで重要な事とは?

    就職活動が始まり、ガクチカをいきなり探してみても最初は思い当たる経験がなくて悩む人もいると思います。しかし、どんな経験でも自分が工夫して努力した経験であればガクチカになり得ます。

    「多くの人を率いたリーダー経験」や「誰もしたことのない貴重な経験のガクチカだから」という基準で企業は評価を決めているわけではありません。どれだけ自分の人間性を表した経験を話せるかを意識しましょう!

    自分で企業を探すのに苦戦している方は、dodaキャンパスのようなオファー型サービスへの登録がおすすめ!プロフィールを登録しておけば、あなたを魅力に感じた企業からインターンや早期選考に関するオファーをもらうことができます。

    ライタープロフィール

    嶋 よしかず(しま よしかず)
    メーカーにおけるエンジニア、法人営業のコンサルタントといった異なる職種で経験を培った後、現在は大手通信企業で600名の組織を統括。
    経営戦略や人材育成に携わりつつ、大手オウンドメディアにおいて組織マネジメントや人材育成などの記事執筆や監修にも従事する。
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