ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略称で、エントリーシート(ES)や面接における頻出質問となっています。多くの企業で聞かれることが多いため、回答を準備しておくと良いでしょう。
「力を入れたことが思い浮かばない…」「力を入れたことはあるけれど、どのように伝えたら良いか分からない」という方は、必見です。
この記事では、ガクチカが思い浮かばない時の探し方や面接でアピールできる理想的な構成方法をお伝えします。また、ゼミやアルバイトといったガクチカでよく使われるカテゴリー別に回答例も載せていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ガクチカとは?自己PRの違い
ガクチカと自己PRは、どちらも就職活動で自分をアピールする重要な項目ですが、それぞれ焦点を当てるポイントが異なります。
ガクチカは、具体的な経験やエピソードに焦点を当て「なぜ力を入れたのか」「何を考え、どのような行動を取ったのか」を伝えるものです。一方、自己PRは、自分の強みに重点をおいて伝え、それがどのように企業で役立つかをアピールします。
これらを使い分けることで、企業に自分の魅力を最大限に伝えることが可能です。自己分析を深めて過去を振り返り、ガクチカと自己PRを整理して、就職活動に臨みましょう。
就活で採用担当者がガクチカを聞く理由
ESや面接では、採用担当者の質問意図を理解して回答することが重要です。質問している真意を理解することで、ピンポイントな回答をすることができます。
「学生時代に打ち込んだことは何ですか?」「学生時代に達成したことはありますか?」といった質問もガクチカと同様の意図です。
このような面接の際の視点については、採用担当者586名に調査したアンケート結果も参考となりますので、併せてチェックしておきましょう。
ここでは企業が「ガクチカ」を聞く理由について見ていきましょう。
企業が求める人物像とのマッチ度を確かめるため
企業はガクチカを通じて、あなたの課題に対する向き合い方を知り、価値観や強みが自社の求める人物像とマッチしているかを判断します。
求める人物像は企業によって異なるため、ガクチカ作成時は、志望する企業がどのような人物を求めているかをよく調べ、自分の経験と照らし合わせることが重要です。企業のホームページや採用情報、企業理念などを確認することで、求める人材像を知ることができます。
ガクチカのエピソードから自分の価値観や強みと企業ニーズのマッチを明確に示すことで、採用担当者に好印象を与えることができるでしょう。
学生の人柄や価値観を確かめるため
ガクチカは、あなたがどのような考え方を持ち、どのような行動をとる人なのかを示す重要な手がかりです。企業はガクチカから、困難な状況での対処法や他者との関わり方といったあなたの人間性を読み取りたいと考えています。
そのため、ガクチカのエピソードの中で自分がどのような考え方で行動してきたかを具体的に述べることで、採用担当者の意図に沿った回答をすることが可能です。
ガクチカを作成する際には、自分の人柄や価値観が伝わるようなエピソードを選びましょう。そして、考えに沿ってどのような役割を果たしたか、困難な状況でどのように問題を解決したかなどを具体的に述べることがおすすめです。
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ガクチカが思いつかない時の探し方
ガクチカは大きな業績を上げたことには限りません。自分が意思をもって取り組み、試行錯誤したエピソードがあれば、それは立派なガクチカです。
自己分析を深め、自分を客観的に見つめ直すことでオリジナルのガクチカを見つけることができます。とはいえ、ガクチカを探す時にコツが存在することも、また事実です。ここでは、ガクチカが思いつかない時の探し方について紹介します。
困難を乗り越えた経験を思い出す
ガクチカが思いつかない時は、自分がこれまでに直面した困難を乗り越えた経験を振り返ってみましょう。困難な状況に立ち向かった出来事は、自分の成長や努力を示す重要なエピソードになります。
例えば、大学の難しい科目で思うように成績が伸びず、何度も試験に挑戦した経験はありませんか。その際にどのような勉強法を取り入れ、どのようにモチベーションを維持したのかを思い出すことで、ガクチカとして活用できる内容が見つかるかもしれません。
困難を乗り越えた経験を思い出す際には、以下のポイントを考えてみてください。
エントリーシートと履歴書の違い
- 直面した困難や問題は何だったか
- それを解決するためにどのような行動を取ったか
- その結果、どのような成果や学びがあったか
これらを詳細に振り返ることで、ガクチカとしてアピールできるエピソードが見つかるでしょう。
強みを発揮した経験を思い出す
自分の強みが発揮された経験を思い出すことも、ガクチカを見つける手段の一つです。
まずは自己分析を深め、自分の強みを発見することから始めましょう。そして、その強みを発揮した場面やその時の考えを振り返ることで、自分の強みを具体的なエピソードとしてガクチカにまとめることができます。
グループワークでリーダーシップを発揮し、チームを成功に導いた経験や、アルバイトで接客スキルを活かしてお客様から感謝された経験などが良い例です。
この時、すでに説明した通り強みに焦点を当ててしまうと自己PRとなってしまうため、あくまでエピソードに焦点を当てて伝えることを意識しましょう。
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褒められた経験を思い出す
周囲からの評価は、自分では気が付かなかった強みや特徴を知るきっかけとなります。自分では当たり前だと思っていたことが、実は特別な強みである場合があるのです。
友人や教授、アルバイト先の上司から「頼りになる」「細やかな気配りができる」などと褒められた経験を思い出してみましょう。その時、自分がどのような行動を取っていたのかを振り返ることで、ガクチカとして活用できるエピソードが見つかるかもしれません。
褒められた経験では、自分の行動が周囲にどのような影響を与えたかも併せて考えることで、より強力なアピールとなるでしょう。
目標に向かって努力した経験を思い出す
目標に向けて長期間コツコツと取り組んだプロセスは、結果に関わらず立派なガクチカです。
例えば、資格取得のために毎日2時間勉強を続けた経験や、スポーツで自己ベストを更新するためにトレーニングを積んだ経験などが挙げられます。
目標に向かって努力した経験を振り返る際には、以下の点を整理することで魅力的なガクチカとしてアピールすることができるでしょう。
- 設定した目標は何か
- 目標達成のためにどのような計画を立てたか
- 計画に沿ってどのような努力をしたか
- 目標達成後に得た成果や学びは何か
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6STEP!面接でアピールできるガクチカの構成
これまで解説してきた通り、ガクチカではエピソードに焦点を当てて伝えることが重要です。そして全体を通して採用担当者が理解しやすく、論理的な説明となるよう構成する必要があります。
ここでは面接で好印象を与えるガクチカの構成方法について確認していきましょう。ここで紹介する6STEPのフレームに入れた時、自分のガクチカがどのような流れになるか考えながら読み進めてください。
STEP1:結論
ガクチカを効果的に伝えるための最初のステップは、結論を明確に述べることです。冒頭で簡潔に伝えることで、面接官に強い印象を与えることができます。
「私は大学のサークル活動で新規イベントの企画に力を入れました」といった形でシンプルかつ具体的に表現し、話の焦点を絞りましょう。
結論を先に述べることで、面接官はあなたが何に情熱を注いだのかをすぐに理解できます。また、はっきりと結論を伝えることで自信を持って話している印象を与えることもできるでしょう。
STEP2:力を入れた理由や動機
次に、その活動に力を入れた理由や動機を詳しく説明します。自分がなぜその活動を選んだのか、何に魅力を感じたのか、どのような問題意識を持っていたのかを示しましょう。これにより、あなたの価値観や考え方、モチベーションの源泉を面接官に伝えることが可能です。
また、活動に取り組む際に影響を受けた出来事や人物について触れることもおすすめです。あなたの行動がどのような価値観や信念に基づいているのかを明確に伝えることができるでしょう。
STEP3:目標と課題
その活動において、具体的にどのような目標を設定し、どのような課題に直面したのかを詳細に述べます。目標は「〇%アップ」や「〇件獲得」のように数値化できるものや、「資格取得」のように明確に成果が分かる内容であることがベターです。
課題については、その目標を達成する上で障害となった要因や困難な状況を説明します。これにより、あなたの計画性や問題把握能力、挑戦する姿勢をアピールすることが可能です。
また、目標と課題を明確にすることで、「STEP4:具体的な実施内容」とのつながりが分かりやすくなるというメリットもあります。現状と目標のギャップが課題であり、それを解決する手段がSTEP4の説明となるのです。自分の行動についてしっかりと納得してもらえるよう、目標と課題を明確に示すことを意識しましょう。
STEP4:具体的な実施内容
目標達成のために自分が取った具体的な行動を詳しく説明します。ここでは、どのような計画を立て、どのように実行したのか、工夫した点や努力した部分を細かく述べます。自分が主体的に動いたことや、チームでの役割、問題解決のプロセスを盛り込むと良いでしょう。
「SNSを活用した広報活動を行い、イベント専用のアカウントを開設しました。また、他大学のサークルとも連携して情報を拡散しました」「スタッフ向けの接客マニュアルを作成し、研修を実施しました」といった形で「具体性」を意識することが重要です。
詳細な実施内容を説明することで、行動力・創造力・リーダーシップといったあなたの能力やスキルを具体的に伝えることができます。また、行動の過程で直面した新たな課題があれば、その内容や対処法についても触れることで、より深みのある内容となるでしょう。
STEP5:結果
自分の行動の結果として、どのような成果が得られたのかを明確に伝えます。ここでも、具体的な数値を用いることで、説得力を増すことが可能です。
成果が目標に対してどうだったのかについても触れましょう。予想を上回る成果を上げたのか、あるいは目標に届かなかったのかを具体的に示します。仮に目標未達の場合でも、事実を捻じ曲げる必要はありません。目標未達の原因考察や、活動の中から得られたものを見出すことが重要です。
また、成果が周囲に与えた影響や、評価された点についても述べると、説得力が高まります。これにより、面接官はあなたの実績とその価値を具体的に理解できるでしょう。
STEP6:得た学びや能力
最後に、その経験を通じて得た学びや身につけた能力について詳しく述べます。ここでは、具体的なスキルや成長した点、自分の考え方がどう変わったのかを説明しましょう。
さらに、それらの学びや能力が志望する企業や職種でどのように活かせるかを示すことで、面接官に自分の将来性をアピールできます。
また、今後の目標や意欲についても触れると、積極性や前向きな姿勢が伝わり、面接官はあなたの入社後の活躍を具体的にイメージすることが可能です。得た学びや能力をしっかりと伝え、あなたの人間性や成長意欲をアピールしましょう。
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厳選!ガクチカの回答例文8選
ここでは具体的なガクチカの回答例文を8つ紹介します。学生時代に力を入れることが多いカテゴリーに厳選していますので、自分の経験を思い出しながら、適宜参考にしてください。
1.学業
回答例
私は学業に力を入れ、特に研究室で数学の勉強に専念しました。高校時代から数学が得意で、大学ではさらに深く学びたいと考えており、将来は数学を活かした職業に就きたいという思いがありました。
目標は、難易度の高い微分方程式の分野で新しい解法を見つけることでした。しかし、自分の知識の範囲で新たな解法を見つけることは難しく、途方に暮れる日もありました。私は毎日4時間以上の自主学習を続け、教授や先輩にも積極的に質問しました。また、関連する専門書を20冊以上読み込み、外部のセミナーにも参加しました。
その結果、独自のアプローチで問題を解くことに成功し、研究成果を学内の論文発表会で発表する機会を得ることができました。研究室に入った後輩からは「目標にしたい」といった嬉しい言葉をもらい、研究室内に自主学習の文化が生まれました。
この経験を通じて、問題解決力や探究心が身につきました。今後も新たなことを知る楽しみを忘れず、御社で新しい価値を創造したいと考えております。
2.ゼミ
回答例
私は大学のマーケティングゼミでの研究活動に力を入れ、消費者行動分析の研究に取り組みました。このゼミを選んだ理由は、消費者の心理を理解し、実践的なマーケティング戦略を学びたいと考えたからです。また、将来は広告業界で活躍したいという目標がありました。
私はゼミ内の研究発表会で最優秀賞を獲得するという目標を立て、まず市場データを取るために、路上アンケートで500件の回答収集を図りました。中高年世代の回答は集まったものの、若者世代の回答率が低く、分析することが困難な状況となってしまいました。そこで、若者が回答しやすい形でアンケートの拡散方法を見直し、SNS広告を活用して回答者を増やしました。
その結果、アンケートの回答数は目標を超える600件となり、質の高いデータ分析が可能になりました。そして、研究発表会では目標としていた最優秀賞を受賞することができました。
この経験を通じて、創造力やデータ分析力が身につきました。今後は、自分の分析がより効果的に伝わるよう、グラフなどを用いた見せ方やプレゼン方法についても学んでいきたいと考えています。
3.アルバイト
回答例
私は飲食店でのアルバイトに力を入れ、売上アップに貢献しました。接客業を通じてコミュニケーション能力を高めたいと思い、アルバイトを始めました。また、サービス業を営む両親の背中を見て育ったため、お客様に喜んでいただけるサービスを提供したいという強い思いもありました。
目標は、月間売上を前年対比20%増加としました。アルバイト先はリピートのお客様は多いものの、店舗自体の認知度が低く、トライアルしてくれるお客様が少ないことが課題でした。そこで、SNSを活用した宣伝を提案し、店舗の公式アカウントを作成しました。定期的に情報を発信し、フォロワーを増やすことで集客を図りました。
その結果、新規の来店客数が増加し、月間売上は目標を上回る前年比25%増となりました。店長からも感謝され、他店舗への取り組みの展開も検討されました。
この経験を通じて、マーケティングの重要性や企画力を学びました。現在はアルバイト先でさらなる集客を狙った企画を設計中です。入社後もこれらの能力を活かして御社製品の良さを多くの方に広め、御社の発展に貢献したいと考えております。
4.資格の取得
回答例
私はTOEICの点数アップに力を入れました。TOEICの勉強を始めたのは、昨今の多様化する社会においてグローバルで活躍できる人材になりたいと感じたためです。そのため、特にビジネスで使える英語力を身につけたいと考えていました。
目標は、TOEICの点数を300点アップさせ、900点以上を取得することでした。しかし、当初リスニングが苦手で、高得点を取るのは難しい状況でした。そこで、英語のニュースやポッドキャストを活用し、毎日2時間のリスニング練習を行いました。また、週に1度の英会話スクールにも通い、実践的なスキルを磨きました。
その結果、TOEICで920点を取得することができました。英語力が向上したことで、道で困っている海外の方にも自信を持って声をかけることができるようになりました。この経験から、継続することの大切さを学びました。今後も目標に向けて継続する姿勢を持ち、グローバル展開に力を入れている御社に貢献したいと考えております。
5.サークル・部活動
回答例
私はテニスサークルの活動に力を入れました。中学校からテニスが好きで、サークルの仲間とともに技術を高めたいという理由で本サークルに入りました。また、チームで高い目標に向かう一体感を味わいたいと考えていました。
地域のテニス大会で優勝することを目標に掲げ、チームメンバーと毎日切磋琢磨して練習に励みました。しかし、他のチームには高校時代の全国大会出場者も存在し、大きな実力差がありました。
このまま練習していても優勝できないと考えた私は、週3回の練習を週5回に増やし、朝練習も提案しました。また、OBの先輩に指導をお願いし、技術向上に努めました。
しかし、結果は準優勝に終わりました。優勝には届きませんでしたが、チーム全員が全力を出し切り、充実感を得ることができました。必死に練習に励む私たちを見ていた後輩たちは、現在同様の練習を引き継ぎ、優勝を目指して取り組んでいるようです。
この経験から、目標に向かって努力する大切さと、結果だけでなく過程も重要であることを学びました。今後は、この経験を活かし、どんなに困難な課題にも逃げることなく挑戦していきたいと考えています。
6.留学
回答例
私はアメリカ留学に力を入れ、異文化理解を深めました。海外での生活を通じて視野を広げたいと思い、留学を決意しました。また、現地の人々と交流することでコミュニケーション能力を高めたいと考えていました。
留学中は大きく2つの目標を掲げて生活しました。1つ目は毎日行われる英語でのディスカッションで5回以上発言すること、2つ目は現地の大学での成績が上位10%に入ることです。
しかし、言語の壁や文化の違いに戸惑い、ディスカッションでは1回発言することもままならない状況でした。また、授業はヒアリングで手一杯となり、内容の理解が浅い状態となっていました。そこで、まずは語学力を磨くべく、現地の友人を作るために積極的に交流イベントに参加しました。また、授業の予習・復習を徹底し、わからない点は教授に質問するようにしました。
その結果、現地に住む多くの友人ができ、異文化への理解が深まったことでディベートでも5回以上発言できるようになりました。また、授業の理解も促進し、成績も上位8%に入ることができました。この経験から、適応力や積極性を身につけました。今後は、これらの能力を活かして国際的なビジネスに携わりたいと考えております。
7.インターンシップ
回答例
私はIT企業での長期インターンシップで、システム開発に力を入れました。将来はエンジニアとして働きたいと考え、実際の現場を経験したいという思いからインターンシップへ参加しました。また、自分のスキルがどれだけ通用するのか試したいという思いもありました。
目標は「実力を評価いただき、企業のプロジェクトに参加すること」でした。しかし、企業の開発環境やツールに慣れておらず、最初は簡単なバグ処理しか行うことができませんでした。そこで、積極的に社員の方に質問し、自主的に学習を進めました。また、帰宅後は復習を徹底的に行い、スキルの習得に努めました。
その結果、プロジェクトの一部を任され、機能の開発を無事に完了させることができました。社員の方からも評価され、最終プレゼンでは感謝の言葉をいただきました。この経験から、実務でのスキルやコミュニケーションの重要性を学びました。これからも常に向上心を持ってスキルアップを図りたいと考えています。
8.ボランティア活動
回答例
私は浜辺の清掃活動に力を入れました。私の地元では観光客によるポイ捨てが問題となっており、綺麗な海を守るために改善したいと考えました。また、環境保護に関心があり、実際の行動で地域に貢献したいと考えていました。
浜辺のごみを1年で50%減らすことを目標に掲げ、友人5人と毎週ゴミ拾いを行いました。しかし、清掃活動だけでは根本的な解決にならず、ポイ捨て自体を減らす必要があると考えました。そこで、清掃活動に加え、啓発キャンペーンを企画しました。具体的には、ポスターを作成し、観光客に配布するリーフレットを作りました。また、地元の商店や宿泊施設と協力し、ごみ箱の設置場所を増やしました。SNSでも情報を発信し、活動への参加者を募りました。
その結果、1年後には浜辺のごみが60%減少しました。ボランティア参加者も当初の5人から30人に増え、地域全体での意識向上につながりました。地元の新聞にも取り上げられ、他の地域からも問い合わせが来るようになりました。
この経験から、問題解決のためには根本的な対策と周囲の協力が重要であることを学び、企画力やコミュニケーション能力が身につきました。これからも表面的な問題だけでなく真因が何かを常に考え、周囲を巻き込んで課題解決を行いたいと考えています。
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独自のガクチカで企業にアピールしよう
ガクチカは、自分の経験や努力を通じて価値観や強みを企業に伝える絶好の機会です。本記事で紹介した方法を用いて具体的に伝えることで採用担当者の印象に残るアピールができるでしょう。
そしてガクチカを見つけるためには自己分析が不可欠。自分を深く理解し、他の応募者と差別化できるエピソードを見つけましょう。ガクチカを通じて、企業が求める人物像と自分の合致度を示すことで、企業にとってあなたは非常に魅力的に映ります。自分のこれまでの経験を振り返り、自信を持って面接に臨んでください。
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