就活では初めてのことも多く、「これって本当に大丈夫?」「合っているかな」と不安な気持ちを抱えていませんか?
この記事では、就活生の皆さんが抱える率直な疑問について、採用担当者586名の方にアンケート調査を実施!面接で見極めようとする能力や面接の第一印象は選考に影響する?など、気になるリアルが詰まっています。
ぜひ、就活であなたらしさをまっすぐ伝えられるよう、役立ててください。
この記事でわかること
- 企業が面接で見極めようとする項目、ポイント
- 面接で意識したいコト、マナー
目次
企業が面接で見極めようとする能力は?
まずは面接の命題ともいえる、採用担当者が見極めようとする能力とは何か?について聞きました。
求める人材像や業種などによって内容が変わるため一概にはいえませんが、アンケート回答者の約9割が「コミュニケーション力(92.0%)」と回答。次いで、「チームで動ける協調性、チームワーク力(69.1%)」「困難にも立ち向かうストレス耐性や柔軟性(60.1%)」が上位という結果となりました。
なお、上記以外(選択肢以外)の能力については、下記のような回答が得られました。
- 質問の意図を理解し回答することができるか
- 社風と合うかどうか(社内の人間、価値観、職種へのフィット感)
- 仕事、人生における価値観
それでは、企業が求めるコミュニケーション力とはどんな能力なのでしょうか。続いてみていきましょう。
企業が求めるコミュニケーション力とは?
コミュニケーション力に関する詳細については、重視する企業のうち約8割が「物事を分かりやすく筋道立てて表現する能力(78.9%)」と回答。
次いで、「親しみやすい空気、場を作る好感力(53.0%)」、「会話のテンポ(46.7%)」が、上位の回答として挙がりました。
上記以外(選択肢以外)の能力については、下記のような声が挙がっており、あまりばらつきはない状況です。
- 質問の意図を汲み、適切な回答ができること
- 質問内容を理解し、相手にわかりやすく伝える力
- 話の内容に一貫性を持っているか
面接の第一印象は選考に影響するか
面接での第一印象が選考へ影響するかについて聞いたところ、全体の75%にあたる439名が選考へ影響するという「はい」という回答でした。
もちろん、第一印象に加えて面接での受け答えも重要ですが、マイナスなイメージを与えないように留意はしたいところでしょう。
面接で好印象に感じる要素は?
面接で好印象だと感じる要素を選択式で聞いたところ、「明るく笑顔でハキハキと対応している(84.5%)」を重視する企業が約9割と、最も多い結果に。
次いで、過半数以上の採用担当者が「回答に具体性や一貫性があり、信頼ができる(75.9%)」「自社に入りたいという熱意を感じる(60.9%)」、「真摯に話を聞いている(51.7%)」を好印象に感じる項目として挙げました。
上記以外(選択肢以外)については、下記のような基本的なマナーに関する声が挙がっています。
- 挨拶、相づち、声の大きさ
- 基本的な言葉遣い、マナーが備わっている
- 話を話すことだけではなく、話を聞く能力
- 向上心や成長意欲が高い。自社についてよく調べている。論拠や根拠がしっかりしている
- 自分に自信があり(過信でなく)、自然で、毅然とした堂々とした姿勢が感じられる
続いて、面接のマナーに関わる内容を見ていきましょう。
面接会場(受付)には何分前に到着すべき?
企業側の準備などもあるため「何分前に会場へ行けばよいのか?」「何分前の受け付けが好ましいのか?」と悩みがちな対面面接。
本調査によると、 約半数が5分前と回答。次いで、微差ではあるものの10分前という回答が圧倒的に多い状況でした。
あまり早く到着してしまうと、会場や面接官の準備が整っていない場合もあるため、10分前を目安に、ご自身で時間調整を図るとよいでしょう。
Web(オンライン)面接での背景は気になる?
コロナ禍より増えているWeb面接ですが、企業・就活生双方において未だ手探りの状況ともいえます。特に、日常が垣間見える背景については、どんなものが最適なのか悩ましいところでしょう。
調査によると企業の採用担当者586名中、約半数以上の採用担当者が「背景は気にしない(51%)」という結果に。
ただし、「身だしなみやWEBの場合は部屋の明るさやカメラ位置など、客観的にみられることに対し意識が感じられるか」どうかが、Web面接での印象を左右するという声も一部見られました。
対応に迷う際は、物が少ない壁側やカーテンなどを背景にするとよいでしょう。
逆質問で好印象だった内容は?
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あなたと企業が相互に理解を深めることを目的としている面接ですが、企業から「何か質問はありますか?」と質問がないかを聞かれる(逆質問を受ける)ことがあります。
この逆質問について、好印象だった内容を選択式で聞いたところ、「具体的な仕事内容に関するもの(53.8%)」が最も多く、次いで「将来のキャリアパス・イメージを問うもの(39.9%)」「貴社で活躍する人材について(34.8%)」が上位の結果でした。
また、上記以外(選択肢以外)については下記のような回答も。
- 具体的に質問できる方
- 就活軸に合わせた逆質問ができているとき
- 説明会やホームページで調べたからこその、一歩踏み込んだ質問
- 逆質問は印象を操作するものではなく、純粋に聞きたいことを聞いてくれればよいと思う
そもそも逆質問の目的は相互の疑問や不安解消を目的にしていることから、「特にない」という回答も少なくありませんでした。
逆質問の印象はあまり意識せず、聞きたいと感じていることを率直に聞いてみるとよいでしょう。
続いて、逆質問で残念だった事柄や面接やインターンで意識したい就活マナーについて聞いた結果をご紹介します。
逆質問で残念だった内容
企業について理解を深めることを目的とした逆質問。採用担当者が残念に感じた内容で、多く聞かれた声を見てみましょう。
- 特にありません、というひと言
- 会社説明会で説明した内容や、ホームページに記載済みの内容
- 求人情報に掲載している情報の再確認
- 給与などの待遇、福利厚生に関する質問のみ
- 面接フェーズにそぐわない質問
- 現職以外のキャリアに関する職務内容の質問
- 面接攻略法(ナビオープン以降に頂くと、情報収集力を疑ってしまう)
- 個人に関するプライベートな質問
- 逆質問した意図を尋ねても明確に返答できない
- 「入社前に準備しておくべきこと」など、どの会社でも使えそうな質問
- 「貴社で活躍する人材について」を質問する方が多いが、こちらの回答に対してリアクションが見られず、マニュアルに載っているから質問した、という様子が見受けられることが多い
回答内容は、「自社に対する熱意・関心のなさ」や「事前準備不足」といったポイントが共通しています。
あまりマニュアルは意識し過ぎず、自分なりに企業や業界について理解を深める中で、疑問に思ったことを聞いてみるとよいでしょう。
面接においてNGな服装は?
面接における服装も気になる方は少なくないでしょう。
アンケート調査によると、NGだと感じるものとして「ノーアイロン・シワがある(50.0%)」を半数以上という結果に。次いで、「該当なし(多様性を重んじる、人物重視)(32.4%)」となっており、多様性に対する寛容な考え方を持つ企業も少なくない状況です。
また、自由記述式では下記のような回答も見られました。
- スーツ以外
- 清潔感に欠ける服装
- 着こなしのルーズさ
- ソックス等を履いていない
このような面接マナーとして最低限押さえたい項目については、こちらの記事もご参考ください。
インターンへ参加する服装でNGな例は?
インターン参加時の服装については、在宅なのか出社なのかといった勤務形態をはじめ、社風などによって意識すべき点が異なります。そのため、「どんな服装が好ましいのか?」と悩んでいませんか?
実際、採用担当者の方に「こんな服装はNG」という例を聞いたところ、「サンダル(56.1%)」、「タンクトップ・ノースリーブ(55.5%)」、「ミニスカート・短パン(54.1%)」、「デニム(ダメージあり)(51.0%)」が過半数以上のボリュームゾーンでした。
あまりにカジュアルダウンしたものはビジネスシーンに合わないという意識を持ち、あなたらしい服装を選択するとよいでしょう。
面接においてNGな髪型は?
面接で服装と同様に気になるのが髪型についてです。アンケートによると、最も回答として多かったのが「ぼさぼさで手入れされていない(77.3%)」に。
次いで、「目元が見えないヘアスタイル(片目だけも含む)(67.4%)」、「ヘアカラーを行っている(かなり髪色を明るくしているor色を変えている)(51.2%)」について半数以上がNGと回答しています。
なお、髪型に関して「該当なし(多様性を重んじる、人物重視)(10.4%)」という回答は、全体に対して約1割という状況でした。
面接で意識したいのは相手への敬意
面接は初めてのことも多く、「どうすればよいの?」と悩むことも多いでしょう。あなたらしい姿で臨みたいと思う一方、悪目立ちしたくないという方もいらっしゃるかと思います。
大切なのは、忙しいなか面接時間を割いている相手に対する敬意と、相互理解に対する真摯な姿勢です。
ぜひ最低限の業界・企業研究は行い、不快感を与えないよう準備し、納得の内定へとつなげましょう!
調査概要
■調査期間:2024年9月27日 11:00 ~ 10月11日 16:00
■調査手法:WEB入力フォームによる回収
■有効回答数:586名
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