就活の面接時間を確認しながら、ふと「何分前に到着するべきだろう?」という疑問が湧いたことはないでしょうか?
「面接に遅刻するのはNGだけど、早く到着しすぎてもいいの?」「万が一遅れたときは、どうすればいいの?」など、ベストな到着時間や遅れたときの対処法も気になるかもしれません。
この記事では、面接の気になる到着時間や受け付けまでの流れ、面接に遅れそうな場合の連絡方法、遅刻してしまったときの謝罪方法などについて解説しています。ぜひ参考にして面接に備えましょう。
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面接は10分前に受付するのがベスト!
就活の面接における受付時間にはさまざまな意見がありますが、一般的には面接の10分前に受け付けを済ませるのが適切です。
早く到着すれば、良い印象を与えることができると思うかもしれません。しかし、実際には面接担当者を急かすことにつながるため、社会人として適切な行動とは言えません。
面接担当者は、面接時刻まで別の業務を担当していたり、別の学生と面接をしていたりと多忙です。余裕を持って面接を迎えたい気持ちは理解できますが、10分以上前の受け付けは控えましょう。
面接会場が高層ビルなどの場合は注意が必要
面接が高層ビル内の一室で行われる場合は注意が必要です。ビルのエレベーターが混雑していると、予想以上に移動時間がかかることがあります。
また、ビルに複数の企業が入っている場合、受付がいくつか存在し、正しい受付を探すのに時間がかかることもあります。そのため、10分前という目安はあくまで受付時間であって、それよりも前に建物に到着し、余裕を持って受付や面接のフロアへ向かうことが望ましいでしょう。
自社ビルでない場合を除いて、15分前には建物に入っている状態だと安心です。
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面接までの流れを巻き戻しで紹介!××分前にこれをしよう!
時間管理は面接の成功に直結するため、何分前に何をするのか、スケジュールを明確にしておくことが重要です。巻き戻しでやっておきたい事柄を見てみましょう。
20分〜25前:最寄駅に到着
面接開始時刻の20分〜25分前には、面接会場の最寄り駅に到着することが望ましいと言えます。15分前には面接を実施する建物に着くように調整しましょう。
公共交通機関の遅延や道に迷う可能性も考慮し、余裕を持ってスケジュールを立てることが重要です。特に地図アプリの使用に不慣れな方や、地方からの訪問者で土地に馴染みがない場合は、さらに時間に余裕を持って行動しましょう。
15分前:現地へ到着、トイレなどで身だしなみを整える
面接開始の15分前には、面接会場がある建物に到着しておくと安心です。特に高層ビルに面接会場がある場合、エレベーターの待ち時間や建物内で迷ってしまうことを考慮する必要があります。早めに到着して、受付の場所を把握し、余裕を持って動くことが重要です。
また、面接前には近くのトイレで身だしなみを整えることも忘れないように。服装の乱れがないか、髪型が崩れていないかなど、最終確認を行い、落ち着いて面接に臨める状態を整えましょう。
10分前:受付完了
10分前を切ったら受付をしましょう。ここからは、面接の評価は既に始まっていると考え、待ち時間も適切な態度を保つことがとても大切です。
スマートフォンの操作や書類の確認などは避け、静かに姿勢良く待ちましょう。社員とすれ違った際には、軽く会釈や挨拶を交わし礼儀正しさを示すことで、ポジティブな印象につながるでしょう。
【例文付き】受け付けをする際の伝え方やポイント
面接の受付は時間の予定通りに到着した場合と、そうでない場合とで伝える際のポイントが異なるため、把握しておきましょう。
予定通り到着した場合
「お世話になっております。新卒採用面接のため伺いました、就活 太郎と申します。XX時から人事部の〇〇様とお約束をしております。お手数ですが、お取り次ぎをお願いできますでしょうか。」
面接の予定時刻10分前に受付を済ませる場合は、受付の方に就活の面接に来たことを伝えましょう。自分が誰なのか、目的は何かをはっきりと伝えることが大切です。受付が無人の場合は、事前に採用担当者からメールなどで利用方法について連絡が来ていないか確認しましょう。
15分前に着いてしまった場合
「お世話になっております。新卒採用面接のため伺いました、就活 太郎と申します。XX時から人事部の〇〇様とお約束をしております。早めに到着してしまって恐縮ですが、お取り次ぎをお願いできますでしょうか。」
予定よりも早く到着してしまった際には、受付での一言が大切です。到着が早かったことを丁寧に伝えることで、配慮を示すことができます。「早めに到着してしまい恐縮ですが」などの言葉を加えることで、礼儀正しさをアピールできるでしょう。
受付がない、見つからない場合
「お仕事中に恐れ入ります。新卒採用面接のため伺いました、就活 太郎と申します。XX時から人事部の〇〇様とお約束をしております。お手数ですが、お取り次ぎをお願いできますでしょうか。」
受付が見つからない場合、建物を利用する社員の方や警備員などに声をかけましょう。声をかける相手が見つからない場合は、採用担当者や企業の総合受付へ電話をかけて状況を伝えるのも一つの手です。焦らず柔軟に対応しましょう。
【例文付き】面接に遅刻してしまった場合の対処方法は?
採用担当者の電話番号がわかる場合は直接電話し、わからない場合は企業の総合受付に電話しましょう。状況に応じて以下の例文も参考にし、適宜対応しましょう。
「お世話になっております。本日XX時に新卒採用面接のお約束させていただいている、就活 太郎と申します。人事部の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。」
「お世話になっております。本日XX時に新卒採用面接のお約束させていただいている、就活 太郎です。乗車した電車が遅延してしまい、到着が遅れそうです。大変申し訳ございません。」
「遅刻するかもしれない」とわかった時点で、できるだけ早く人事部などの担当部署へ連絡します。
明らかに遅刻しそうな場合はもちろんですが、間に合うかどうか微妙な場合も、連絡をしてその旨を正直に話し、到着する見込みの時間を伝えましょう。
到着見込み時間は余裕を持って伝える
「XX時XX分には到着できると思いますが、ご都合いかがでしょうか。」
遅刻することへの申し訳なさから、到着見込み時間を早めに伝えるのはNGです。見込み時間を過ぎてしまうリスクを避けるため、余裕を持った到着時間を伝えるようにしましょう。
企業から日程変更の提案があれば受け入れる
XX日XX時への日程変更を提案された場合
「承知いたしました。ご調整いただきありがとうございます。XX日XX時からよろしくお願いいたします。本日はご迷惑をおかけし大変申し訳ございませんでした。引き続きよろしくお願いいたします。」
日程変更を提案され、メールで調整することになった場合
「承知いたしました。後ほどメールにて日程の候補日をお送りいたします。本日はご迷惑をおかけし大変申し訳ございませんでした。引き続きよろしくお願いいたします。」
遅刻の連絡を入れる際に、進行予定によっては企業側から日程変更を提案される場合があります。もし面接日程の変更依頼を受けたら、自分の都合で考えず提案を受け入れましょう。
面接会場で直接謝罪する
日程変更を提案され、メールで調整することになった場合
「遅くなり大変申し訳ございません。本日はよろしくお願いいたします。」
面接会場へ到着したら、面接担当者へ直接謝罪をします。電話で謝罪をしていたとしても、対面で真摯に謝罪しましょう。遅刻が理由で日程変更した場合も同様に、対面でお詫びすることが大切です。
当日遅刻しないためにしておくべきことは?
当日の遅刻を防ぐためにも、事前準備が大切です。持ち物の確認や駅の出口の確認、地図アプリによるルート確認など対策をしましょう。
2〜3日前には持ち物の確認をしておく
面接の前日や当日に慌てないために、2〜3日前には持ち物の確認を済ませておきましょう。特に提出する履歴書やその他の書類は、前もって準備しておくべきです。エントリーする際に履歴書を提出したため必要ないと思い込み、当日に慌てたことをよく耳にします。慌てて準備すると書き間違えるリスクもあり、最悪の場合、遅刻の原因ともなり得ます。
また、当日着用する服装の確認も怠らないようにしましょう。男性の方は、靴下が短いものの場合、座った際に肌が見えてしまうため長い靴下を履くのが適しています。長い靴下が洗濯中などといった失態がないためにも、2〜3日前から準備が必要です。
電車の場合は出口の確認もしておく
遅刻を避けるため、電車利用時は事前に出口の確認を忘れないようにしましょう。
特に大きな駅では、出口を間違えると到着時間が大幅に遅れる原因となります。駅から徒歩5分と記載があっても、適切な出口から5分であって、別の出口からだと10分かかることも。例えば東京駅や大阪駅のように地下にも地上にも出口が多く、複雑な駅では、選ぶ出口によって距離が大きく変わります。企業ホームページ等を確認し、最適な出口を確認しておきましょう。
地図アプリを確認しておく
訪れたことのない場所へ行く場合は、下見をしておくことがベストです。忙しくて難しい場合は、地図アプリで確認しておきましょう。事前に具体的なルートを確認し、目印となる建物を把握しておくと安心です。面接の前日までに地図アプリでルートを確認しておきましょう。
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面接に行けなくなった場合の対処方法は?
家族の事情、学業の都合など、面接予定日の変更や、面接の辞退をしなければならない場合についても確認しておきましょう。
日程変更をお願いする場合
自己都合で日程の変更を申し出る場合は、前日までには担当者へ連絡する必要があります。変更の連絡が遅くなるほど、企業側に迷惑をかけてしまいます。日程変更の必要があるとわかった時点で、できるだけ早めに連絡しましょう。
日程変更を依頼する際の注意点として、正直に伝えていい理由と表現を控えるべき理由があります。メールの書き方なども含めて以下の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてください。
辞退する場合
面接を辞退する際は、氏名、面接の予定日時を明確に伝えた上で辞退の意向を伝えましょう。辞退理由は必ずしも聞かれるわけではありませんが、聞かれた際に答えられる準備をしましょう。基本的には電話で直接連絡するのが望ましいですが、やむを得ない場合はメールで伝えても問題ありません。
面接に関するよくある疑問
ここまでご覧いただき面接に何分前にくるべきか、遅刻した際の対処方法などは理解できたでしょう。以下ではそれらに加えて面接に関するよくある疑問を解消します。
Zoomなどのオンライン面接は何分前に入室?
Zoomのようなオンライン面接の場合、面接の3分ほど前に入室しましょう。時間丁度に入室するのも悪くありませんが、接続トラブルなどもあるため少し前の入室が適切です。
また、早すぎると面接官が入室するまで時間があり緊張感が緩んでしまうため、良くありません。Zoomでの待機時間も対面での受付後の待ち時間同様に、選考が始まっているという気持ちで臨みましょう。
15分前〜30分前に到着するのは早すぎる?
面接のために15分前や30分前に会場に到着するのは一般的に問題ありませんが、実際に受付をするのは面接時刻の10分前が適切です。早く到着しても、面接会場内で長時間待つのは避け、近くで時間を潰してから受付に向かうのが良いでしょう。
面接に早く着きすぎると落ちる?
面接に早く着きすぎたからといって、選考に落とされることはないでしょう。ただし、マイナス評価につながることはあります。基本的には面接担当者は、面接開始時刻まで通常業務や他の候補者の面接をしています。そのため、あまりに早く到着すると対応が必要になり迷惑となる可能性も。ビジネスマンとして10分前に受付することを心がけましょう。
まとめ
面接会場へは余裕を持って到着しましょう。もし遅刻するかもしれない場合は、必ず事前連絡を入れることが大切です。遅刻の連絡は早ければ早いほどよく、面接時には対面でしっかりと謝罪も行います。相手に与える印象ができるだけ悪くならないように努めましょう。
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