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【例文付き】ガクチカの作成手順を解説!アルバイトや学業まで

  • 就活ノウハウ
  • 2024.07.02
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就活でよく聞かれる「学生時代に力を入れたこと」を意味するガクチカ。 就活生の皆さんも、多くの企業から質問をされることはご存知だと思いますが、ガクチカってどう整理すればいいの…?と頭を抱えていませんか?

この記事では、以下の内容を分かりやすく紹介しているので、初めてガクチカを考えるという方は、ぜひチェックしてください!

この記事でわかること

・ガクチカを聞かれる目的や押さえたいポイント
・ガクチカの具体的な書き方の手順
・ガクチカがない人の対処方法

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目次

    この記事の監修者

    株式会社ベネッセi-キャリア 
    doda新卒事業本部 キャリアアドバイザー
    石坂 政善氏

    新卒でアパレル企業へ入社。店舗マネジャーを経て、ベネッセi-キャリアに転職。年間約600人の学生様と面談。文系学生様をメインで担当し、営業、販売サービス職やGE領域を得意領域とする。気持ちに寄り添った関係性や本音で話せるパートナーとして全力で学生様をサポートする。

    企業がガクチカを質問する3つの理由

    1.自社とのマッチ度を測るため

    学生時代にどのような事柄に力を注ぎ、時間を費やしてきたかは、その人の価値観や志向性を表す一つの指標と言えます。そのため、採用担当者はこの指標を知ることで、自社とのマッチ度を把握しようとしています。

    2.仕事への姿勢を探ろうとするため

    この質問は「物事への取り組み方」を知ることができます。どのような考えによって、どのように取り組んだのか、そしてその結果どうなったのか、といったエピソードから仕事への姿勢を探ろうとしています。

    3.説明力を知るため

    物事を相手に分かりやすく伝えるためには、相手への配慮が肝心です。ガクチカにおいては、相手の状況をふまえた上でいかにわかりやすくエピソードを説明できるか?といった説明力が見られています。


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    ガクチカで押さえたいポイント

    根拠を含めた具体的なエピソードを語る

    採用担当者はガクチカにおいて、「なぜ」「どのように」「何を得たのか」といった具体的なエピソードを聞きたいと考えています

    同じエピソードでも取り組もうと思った理由や背景、取り組み内容、何を得たのか、といった事柄は人によって異なるものです。これらの具体的なエピソードやあなたの考えを盛り込んで、伝えるよう心がけましょう。

    例えば、「サークル活動の中で起きた問題を解決するために頑張った」ということであれば、ただその事実のみを伝えるのではなく、具体的にどのような状況だったのかをはじめ、あなたは解決のためにどのような行動が必要だと考え、問題解決のために何を実施し、その結果何を学んだのかまで伝えられるとベストです。

    あなたの人柄が伝わるよう意識する

    ガクチカは立派なエピソードを語ることではなく、あなたの人柄や志向性が伝わるかどうかが重要なポイントです。採用担当者は具体的なエピソードと共に、“あなたがどう考えたのかを知りたいと考えていますので、下記を意識しましょう。

    ・自分の人となりが伝わるかどうか

    ・自社が求める人材像とマッチしているか

    提出書類との一貫性を持たせる

    エントリーシート(ES)などの応募書類と乖離がないかどうかも押さえておきたいポイントです。例えば、提出書類では粘り強さをアピールしていたのに、面接ではフットワークの軽さをアピールするなど、一貫性がないと疑問視されないよう注意しましょう。

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    手順を押さえよう!ガクチカの書き方とコツを伝授

    学生時代に力を入れたエピソードでも、適切に伝えることが出来なければ魅力は半減してしまいます。こちらで、ガクチカの作成手順やコツをご紹介しますので、ぜひチェックしておきましょう。

    文章は、以下の6つの構成に分けることで、分かりやすく論理的に伝えることができます。

    伝わり易いガクチカの構成

    ガクチカを作成する際は、以下の構成順に考えると良いです。

    【1】結論 何に取り組んだのか?
    【2】 動機 なぜそれに取り組んだのか?自分の考えを述べる
    【3】 目標・課題 どのような目標を掲げたのか?/どのような課題があったのか?
    【4】 対策 どのように目標を達成したのか?/どう課題をクリアしたのか?
    【5】 結果 その結果どうなったのか?
    【6】学び 経験から何を学び、社会でどのように活かそうと考えているか?

    ガクチカを文章化する時のコツ

    文字数や時間が限られた中でも伝わり易いのは、結論から述べることです。数字で表現できることがあれば具体的な数字を使い、相手がイメージし易いよう課題や結果を分かりやすく伝えましょう

    一番大切なのは、その経験の中であなたが何を考え、どのような行動を取ったのかという「過程」です。結果ではなく、過程がしっかりと伝わるよう心がけましょう。

    また、ガクチカの作成において重要なのは、これまで培ってきた経験を棚卸しできているかどうかです。以下の記事で、「自分史」や「モチベーショングラフ」といったフレームワークを用いて、自分を振り返る方法について解説していますので、やっておきましょう。

    ガクチカの例文

    学生時代に力を入れたことは「スケールの大きな経験」である必要はありません。アルバイトを続けてきた人ならアルバイト先での経験、学業に打ち込んできた人なら専門分野や所属しているゼミに関することでも大丈夫です。

    アルバイト経験と学生時代の勉強のガクチカの例文を紹介します。

    「学生時代に力を入れたこと」の例文 ~アルバイト編~

    私は学生時代、カフェで接客のアルバイトを4年間続けていました。カフェのアルバイトを選んだ理由は、将来的に接客のスキルを活かせる環境で働きたいと考えていたからです。

    アルバイトを始めたばかりの頃の私は、接客に正解を求める傾向が強く、マニュアル対応に終始していたように思います。そのような姿勢では、お客様を不快にさせたり怒らせたりすることこそありませんでしたが、強い感動や驚き、満足といった付加価値を与えられていませんでした。

    それに気付いてからは、「どう対応するのが正しいのか」ではなく「どのような対応が相手の満足や喜びにつながるのか」という思考に切り替えて接客をするようにしました。

    お礼のカードを手作りして渡す、個人的な話をする、お水のおかわりなど、お客様の要望に先回りして動く、といった工夫を自分なりに実践していきました。最初はマニュアルにない行動を取ることに抵抗もあったのですが、お客様からの好意的な反応が得られるようになると、自信を持って行動できるようになりました。

    最終的には、常連のお客様から「あなたがいるから、このお店に来ている」と言われるまでになりました。また社員の方からも「あなたの丁寧な接客によって、他のアルバイトも良い刺激を受けているし、お店の売上も上がっているよ」といったお言葉をいただきました。こうした経験から、接客の極意は相手に寄り添うということだと学びました。御社の業務においても、相手に寄り添った接客で顧客満足度を最大化できればと考えております。

    続いて、勉強に力を入れたことをガクチカにした場合もご紹介します。

    「学生時代に力を入れたこと」の例文 ~学業編~

    私は大学時代、専攻分野である英語の学習に力を入れておりました。
    もともと中学時代から英語が好きで、市の交換留学制度でアメリカにも留学した経験があったため、「学んだ英語力や経験を無駄にはしたくない」という思いで勉強を継続してきました。

    大学1年生の時点におけるTOEICのスコアは588点でした。私はこの時、「自己学習だけで平均を超えることは難しい」と考え、meet upというサービスを活用して外国人の方と交流する機会を持ち、生の英語に慣れることを自分への課題として課しました。
    テキストを自己学習するだけでなく、実際にアウトプットする機会を設けることによって、各段に英語力を高めることができました。そして結果として、TOIECのスコアを770点にまで高めることに成功しました。

    ただ勉強するのは誰にでもできることですが、自分なりに成長の可能性を模索し、実行できたことは自信にもつながっています。この自分自身の粘り強さや成長意欲、アイデアを活かして、貴社でも活躍したいと考えております。

    これらの他にも、高校時代の経験やゼミ・研究室、資格取得の勉強などをガクチカにした先輩もいます。具体例を以下の記事でご紹介しているので、アルバイトや学業以外のガクチカを知りたいという方はこちらもチェックしておきましょう。

    【ガクチカがなく悩む人必見】こんなガクチカもある!? 就活を終えた先輩が紹介する「ガクチカ経験10選」

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    ガクチカがない人の対処方法

    「ガクチカがない!」と悩む人は少なくありません。ガクチカについていろいろ考えてみたけど「ガクチカが本当にない」という方は、前述したように大学での勉強やゼミを取り上げるのも一手です。

    また、「リモートがほとんどで勉強も何となく取り組んでいるから、ガクチカには書けない…」なんて方もいらっしゃることでしょう。

    そんな場合は、下記のような方法もありますので検討してみてください。

    ・就活のプロや先輩に相談してみる

    ・高校時代のエピソードから使えるものがないか考えてみる

    ・友達や家族に他己分析してもらう

    このように、さまざまな方法がありますので思い悩まずに相談してみてくださいね。

    今回お伝えしたように、「学生時代に頑張ったこと」は何も珍しい経験・面白い経験である必要はありません。大切なのは、その経験からあなたの人柄が伝わるかどうかです。嘘をついたり無理によく見せたりせず、自分の言葉で精一杯伝えましょう。

    就活について悩むときは

    大学3年生は学業や部活・サークル、アルバイトなど、さまざまに忙しくなる時期ですよね。自分に合った企業を見つけて、納得のいく就職活動にしたいと思うものの、限られた時間の中でどのように動けば良いのか、悩む方も多いのではないでしょうか?

    もし、このような悩みをお持ちであれば、「dodaキャンパス」を活用することをオススメします。

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