自己PRに頭を悩ませる就活生は多いものです。しかし、これまでの人生でいろんな体験や思い出がたくさんあるはずで、自己PRがないということは絶対にありません。
いま自己PRが思い浮かばないのは、きっと自己PRを見つける術を知らないだけ。
この記事では、自己PRを見つけるための5つの方法を具体的に紹介していきます。ポイントを押さえ、あなたなりの自己PRを見つけましょう!
目次
この記事の監修者
doda新卒エージェント事業部
キャリアアドバイザー
若林 龍一郎氏
大学卒業後、機械工具商社で7年間の営業経験を積んだ後、パーソルキャリアへ入社。現在はキャリアアドバイザーとして年間500名を超える学生様と会い、就活のサポートを行う。主に理系学生様を担当。メーカー技術職からITまで、専門的な領域はもちろん、商社・営業職まで幅広いご相談に応じる。
自己PRを見つける5つの方法
自己PRの見つけ方5選
1.自己分析を通じて長所を見つける
2.成功体験・失敗経験を全て書き出す
3.ライフラインチャートを描く
4.周りの人に自分の強みを聞く
5.企業が求める人材像を参考にする
1.自己分析を通じて長所を見つける
自己PRを見つける基本的な方法として、自己分析を通じて自分の長所を見つけることが挙げられます。 自己PRが思いつかないと悩む時は、一度じっくり自己分析に取り組み、自分の特徴や長所を探してみましょう。
その上で、自分の長所が発揮されたエピソードがないかを振り返り整理していくと、自己PRにつなげやすくなります。
自己分析のやり方については、こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ一度目を通してみてください。
さらにdodaキャンパスには、ベネッセ独自のノウハウが詰まった適性検査『GPS』が搭載されており、約10分の診断テストを受けるだけで、あなたの「強み」や「特徴」を見つけることが可能です。まだ診断を受けていないという方は、ぜひこのタイミングで受けてみましょう!
2.成功体験・失敗経験を全て書き出す
自己PRを見つける方法として、これまでの人生を振り返り、自分なりに成功体験・失敗体験と思う出来事をすべて書き出してみることも有効です。どんな些細なことでもできるだけ書き出し、良かったことも悪かったことも出し切るようにしましょう。
成功体験があまり思いつかないという方は、他人から褒められた出来事を思い出すことから始めるのがオススメ。他人から褒められたことは案外印象に残っているものなので、成功体験を見つけるきっかけになりやすいです。
ある程度出しきったら、その中から「自主性」や「積極性」に繋がる出来事、継続できていること、自分なりに頑張ったことを選んでいきましょう。きっと、自分らしさがにじみ出る事柄や他人の興味を惹けるヒントがあるはずです。
これらを踏まえ、企業があなたを雇った時に得られるメリットを考えていけば、自己PRにつなげることができます。
3.ライフラインチャートを描く
在学中に体験したことを細かく思い出しても自己PRが思い浮かばない時は、視野を広げて「ライフラインチャート」を書いてみましょう。
ライフラインチャートとは、縦軸を人生の充実度(幸福度)、横軸を過去の年齢として描くグラフのこと。生まれてから現在までのライフラインチャートを描くことで、自分の性格や個性が視覚化でき、自己PRにできる要素を見つけやすくなるはずです。
たとえば、ライフラインチャートを作成した結果、上手くいかないことがあり充実度が下がったものの、その後充実度が高くなっているという動きが見えてきたら、「上手くいかないことがあっても自分なりに気持ちを整理し、立ち直ることができる」という強みが見えてくるかもしれません。
ライフラインチャートはどんな形であっても、プラスの言い方ができるはずなので、自己PRが思いつかないというときは一度作成してみることをオススメします。
4.周りの人に自分の強みを聞く
家族や友人などの第三者から、自分の長所や強みについての意見を聞くことも有効です。 これは「他己分析」と呼ばれる方法で、 自分では気付かなかった強みに気付くことができ、自己PRを見つける上で参考になるでしょう。
また、第三者からの客観的な意見を聞くことで、自己分析をより説得力のあるものにブラッシュアップできるので、説得力のある自己PRをつくることにもつながります。
一方、他己分析をやりたいと思っても、なかなか周囲に他己分析をしてもらうことが難しいという方は「AIを使ってみること」も1つの手です。
dodaキャンパスの『自己分析サポートAI(β版)』は、過去取り組んだこと(中学・高校時代のことでもOK)や、現在取り組んでいることを入力すると、AIがその取り組みから想定される 「あなたの強み」を教えてくれます。
さらに、その強みを利用した自己PRの参考文をAIが自動で作成!自己PRをより魅力的に改善するためのアドバイスも一緒に教えてくれるので、効率よく自己PRの作成を進めることができます。
5.企業が求める人材像を参考にする
自分と企業の相性をアピールするということが自己PRを行う目的の1つです。そのため、志望する企業がどんな人材を求めているのかを踏まえて自己PRの内容を考えていくという方法も役に立つでしょう。
志望企業が協調性のある人材を求めているなら、これまでの経験の中から協調性にまつわるエピソードを探すといったように考えてみると、自己PRをスムーズに見つけられることもあります。
自己PRを考える上で気を付けたい3つのポイント
自己PRを考える際、「人事担当者に少しでも良く見られたい」と思うのは当然の心境。ここでは、自己PRを考える上で気をつけたいポイントを3つご紹介します。
嘘はつかない
面接官は就活において非常に多くの学生と面接をします。
仮に嘘をついたところで、相手は人をみるプロ。嘘はすぐにバレてしまうので、絶対にやめましょう。
あなたと企業が本当の意味でマッチングするために、真実の内容を伝えることが大切です。
伝え方を工夫する
自分PRは相手に理解されやすいように伝えることを心がけましょう。
アピールポイント(強み)は、一番最初にシンプルかつ明確に述べるようにすると良いです。その上で、強みが発揮されたエピソードを具体性をもって伝えるようにしてみてください。
最後に、入社後どのように自分のアピールポイントを活かせると考えるかで締めると、一貫性があり企業に伝わりやすくなります。
強みをどう活かしたいかまで考える
自己PRでは「自分の強みやアピールポイントをどのように企業に還元していきたいか」まで述べる必要があります。
そのため、自分の強みをただアピールするのではなく、その強みをどのように活かし、どう貢献したいと思っているかまで応えられるように考えておきましょう。
例文付き!好印象を与える自己PRと評価を下げてしまう自己PRの違い
ここからは、好印象を与える自己PRの例文と、評価を下げてしまう自己PRの違いについてみていきましょう。
好印象を与える自己PRの例
好印象を与える自己PRは、具体性があり、分かりやすい自己PRになっていることが特徴です。 以下は「粘り強さ」をアピールする好印象を与える自己PRの例文です。
自己PRのOK例
私の長所は、何事も最後まで諦めない粘り強さです。
高校ではハンドボール部に所属していましたが、当初はレギュラーメンバーに選ばれず、悔しい思いをしました。しかし、その悔しさをバネに部活以外でも自主的に練習を続け、3年のときにはレギュラーの座を勝ち取りました。
この経験から、高い壁に直面しても粘り強く取り組めば、必ず乗り越えられると私は考えています。
この粘り強さを活かして取り組むことで、仕事でも成果を出し、貴社に貢献できると考えます。
評価をさげる自己PRの例
評価を下げる自己PRの特徴として、内容が抽象的で具体的なエピソードがないということが挙げられます。 以下は、抽象的になっている悪い自己PRの例になります。
自己PRのNG例
私の長所は、行動力がある点です。
例えば大学で所属していたテニスサークルでは、持ち前の行動力でサークルのみんなを動かし協力し合うことで、大会にて優勝することができました。
この行動力を活かして取り組むことで、仕事でも成果を出し、貴社に貢献できると考えています。
「行動力があるので活躍できると思う」という内容だけでは、なぜ行動力があると言えるかが分からず、説得力に乏しい内容になっています。
自己PRでは、強みを活かして何を達成したのか、普段からどんな行動を心がけているのかなど、具体的なエピソードを入れて説得力を高めるようにしましょう。
自己PRの例文については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください!
自己PRで大切なのは、視点を変えること
自己PRと聞くと身構えてしまう方も多いと思いますが、たとえ長所や成功体験が見つからなくても、見方を変えれば強みになり、失敗は成功へつながる貴重な体験として自己PRのもとになります。なかなか自己PRが思い浮かばないと悩まれる際は、ぜひ今回紹介した方法を試してみてください。
また、ベネッセが運営するオファー型サービス『dodaキャンパス』は、あなたの希望条件や学生時代に頑張ったことを登録しておくだけで、過去の経験やプロフィール内容に興味を持った企業から直接オファーが届くサービスです。ぜひプロフィールを登録して、あなたに魅力を感じている企業と出会ってみましょう!
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