企業からのオファーを見逃さない! dodaキャンパス公式アプリ ダウンロード

人材業界の仕事内容・ビジネスモデルを解説!市場規模や動向もチェック

  • 業界・企業研究
  • 2020.10.05

毎年、就活生に高い人気を誇る業界の1つが「人材業界」です。少子高齢化による労働力不足が叫ばれるなか、「人材業界って大丈夫・・・?」と感じている方もいるかもしれませんが、人材サービス産業の市場規模は約9兆円と推定されており、他業界と比較してもかなり大きい市場規模を誇っています。

本記事では、人材業界への就職を考えている就活生向けに 、 人材業界の主要な事業・ビジネスモデルや、各事業における仕事内容などを解説していきます。今後の人材業界の動向や人材関連企業の売上ランキングも掲載していますので、ぜひ就職活動に役立ててください!

【目次】

人材業界の特徴と事業の種類

人材業界は「求職者と企業をつなげること」を大きな目的として、様々な事業・サービスを展開しています。近年、人材業界の事業内容・ビジネスモデルは多様化しており、新たなサービスが続々登場していますが、大きくは以下の4事業に分類するのが一般的です。

  • 人材紹介
  • 人材派遣
  • 人材広告
  • 人材コンサルティング

人材業界は、事業ごとにサービス内容や仕事内容が大きく変わってきます。それぞれの事業の違いやビジネスモデルの特徴など、最低限の知識は身に付けておきましょう。

人材紹介

人材紹介は、人材紹介会社が企業に人材を紹介する事業です。「仕事を探している人」と「人材を確保したい企業」の仲介をすることに関しては、後述する人材派遣と同じですが、人材派遣と違うのは「紹介した人材が直接、企業に雇用されること」です(人材派遣の場合、人材は派遣会社に雇用されています)。

人材紹介会社は、人と企業をマッチングして、就職・雇用が決まったら企業から紹介料を得ます。

人材派遣

人材派遣は、派遣会社が仲介役となり、「仕事を探している人」と「人材を確保したい企業」のマッチングを図る事業です。派遣会社が、自社サービスの登録者のなかから、企業のニーズに合致する人材を派遣するというのが基本的なビジネスモデル。登録者は企業に派遣されて働きますが、派遣会社と雇用関係にあるのが特徴です。

派遣会社は企業に人材を派遣する対価として報酬を得ます。

人材広告

人材広告とは、「求人ポータルサイト」と呼ばれるWebメディアや、求人情報誌、フリーペーパーなどの運営を通して求職者と企業をつなげる事業です。

人材広告の運営企業は、企業に求人広告を出してもらうことで広告収入を得ます。

人材コンサルティング

人材コンサルティングとは、採用支援や教育支援、人事制度の構築支援などについてコンサルティングをおこなう事業です。人材派遣、人材紹介、人材広告の3つの事業は主に「採用」を目的としていますが、人材コンサルティングは企業の「人事業務全般の課題解決」を目的としているのが特徴です。

人材コンサルティング会社は、クライアント企業からコンサルティング料を得ます。

「HR業界」って何?人材業界の違いとは?

近年、人材業界と近しい関係にある「HR業界」にも注目が集まっています。「HR」とは、Human Resource(ヒューマンリソース:人的資源)の意味で、HR業界は、以下のような「人的資源に関連する幅広いサービスを提供する業界」のことを言います。

・採用(新卒、キャリア、アルバイト、派遣など) ・人材育成・研修 ・人事・労務(人事制度、評価・報酬、福利厚生など) ・システム・ツール(人事・業務システム、適性検査・アセスメントなど)

HR業界が、人事業務の課題解決に向けて幅広いサービスを展開しているのに対し、人材業界は、採用支援に重きを置いている傾向にあり、その点がHR業界と人材業界の大きな違いだと言えます。

人材紹介、人材派遣、人材広告は人材業界の代表的な事業ですが、人材コンサルティングに関してはHR業界の事業としての色合いが濃いと言えるでしょう。

人材業界の各事業の仕事内容

人材業界の代表的な事業である「人材紹介」「人材派遣」「人材広告」「人材コンサルティング」について、それぞれの仕事内容を把握しておきましょう。

人材紹介の仕事内容

人材紹介の仕事は通常、企業側の担当者と人材側の担当者に分かれます。企業側の担当者は一般的に「リクルーティングアドバイザー」と呼ばれ、人材側の担当者は「キャリアアドバイザー」や「キャリアコンサルタント」と呼ばれます。

リクルーティングアドバイザーは、採用に困っている企業の課題解決をサポートします。具体的には、企業が求める人材要件をヒアリングして、求める人材像に合致する求職者を紹介します。

キャリアアドバイザーは、仕事を探している求職者を支援します。求職者のスキル・能力を把握したうえで、仕事・職場に関する要望や求める条件をヒアリングして、ニーズに合った企業を紹介します。

人材派遣の仕事内容

人材紹介の仕事と同じように、人材派遣の仕事も企業側の担当者と人材側の担当者に分かれ、双方のニーズを把握してマッチングを図る仕事です。

企業側の担当者は、企業に派遣社員を活用するメリットを伝え、契約を獲得したらニーズに合致する人材を派遣します。人材側の担当者は、派遣社員のニーズに合った企業を探して就業を支援しますが、人材紹介の仕事と違うのは「マッチングして終わりではない」ということです。

というのも、人材(派遣社員)を雇用しているのは派遣会社であり、派遣社員が働いている限りは継続的に支援していく必要があるからです。同じ企業で働き続けるにせよ、別の企業に行ってキャリアアップを図るにせよ、継続的な就業をサポートしていくのが派遣会社の役割であり、そのために面談やアドバイスなどのサポートを続けます。

人材広告の仕事内容

人材広告の仕事は、企業の求人情報を、運営するWebメディアや、求人情報誌、フリーペーパーなどに掲載して求職者を集める仕事です。

主な仕事内容は、広告営業や広告制作です。人材を募集している企業に対して求人広告の出稿を提案し、契約を獲得したら求人広告を制作・掲載します。Webメディアに掲載する場合は、多くのユーザーを呼び込むためにWebマーケティング施策をおこなうとともに、多くのユーザーに応募してもらうため、魅力的な求人原稿・クリエイティブを制作します。

人材コンサルティングの仕事内容

人材コンサルティングの仕事は、人事業務の課題解決を図るため、専門的な見地からコンサルティングをおこないます。

採用戦略を立案する採用コンサルティング、社員教育・研修などをおこなう人材育成コンサルティング、人事制度の策定・見直しなどをおこなう人事制度コンサルティングなど、コンサルティング内容は多岐にわたります。

人材業界の市場規模や今後の動向

人材業界の市場規模

「人材サービス産業の近未来を考える会」の発表によると、人材サービス産業(求人広告事業、職業紹介事業、派遣事業、請負事業)の市場規模は、売上ベースで「約9兆円」と推定されています。

参考:2020年の労働市場と人材サービス産業の役割|人材サービス産業の近未来を考える会

「矢野経済研究所」の発表によると、2019年度の人材ビジネス3業界(人材派遣業、人材紹介業、再就職支援業)の市場規模は、事業者売上高ベースで前年度比4.5%増の「7兆128億円」となっています。その内訳は以下のとおりで、3業界すべてが市場拡大を実現しています。

  • 人材派遣業市場:6兆6,800億円(前年度比 4.7%増)
  • 人材紹介業市場:3,080億円(前年度比 1.7%増)
  • 再就職支援業市場:248億円(前年度比 3.3%増)

参考:人材ビジネス市場に関する調査を実施(2020年)|矢野経済研究所

人材業界の今後の動向・展望

▼人材業界は景気に左右されやすい

人材業界は基本的に、雇用が増えるほど(有効求人倍率が高くなるほど)活性化します。過去を振り返ってみると、バブル景気の時代は有効求人倍率が高水準を推移していましたが、バブル崩壊によって「就職氷河期」と呼ばれる時代が訪れます。同様に、2009年のリーマンショックによる不況下でも採用数が減少し、就活市場は停滞しました。

「雇用は経済を映す鏡である」と言われますが、人材業界が景気の変動によって影響を受けやすいのは間違いありません。

▼人材業界へのコロナの影響は?

有効求人倍率はリーマンショックによって大きく下落したものの、その後は右肩上がりに回復を続けました。しかし2020年、新型コロナウイルスの流行によって再び影響を受けることになります。2019年12月の有効求人倍率は「1.68倍」と高い水準でしたが、2020年に入って8ヶ月連続で下落。2020年8月の有効求人倍率(季節調整値)は「1.04倍」にまで下がっています。

現在は、コロナの影響によって経済の見通しが不透明なことから、新たな採用を控える企業が増えています。しかしながら、すべての業界が採用に消極的なわけではなく、医療、介護、食品、物流などの業界では人材需要が拡大しています。

2021年は、いわゆる「オリンピック景気」が期待できますが、未だコロナの先行きは見通せない状況です。人材業界における需要がどのように推移していくかは、しばらく注視していく必要があるでしょう。

▼外国人・女性・シニア人材の活用

少子高齢化による労働力不足を解消するために、近年注目が集まっているのが、外国人や女性、シニア人材の活用です。実際に多くの企業において外国人採用が積極化しており、女性やシニアの働き方に合わせた採用も活発になっています。

人材業界においても、定年退職者の再雇用、外国人採用、女性採用を支援するようなサービスが増加しており、今後もこの動きは継続していくと考えられています。

人材業界の売上ランキング

人材業界における売上高「上位3位」の企業をご紹介します。

1位 リクルートホールディングス

人材業界でトップシェアを獲得しているリクルートホールディングス。グループの「リクルートキャリア」は求人広告メディアや人材紹介業を担っており、「リクナビNEXT」や「リクナビエージェント」など、抜群の知名度を誇るサービスを展開しています。2012年に、求人検索サービス「Indeed」を買収したことも話題になりました。

2020年3月期の売上高は、前年比3.8%増の2兆3,994億円です。

2位 パーソルホールディングス

人材業界でリクルートHDに続くシェアを誇るパーソルホールディングス。グループの「パーソルキャリア」は、「雇用の創造・人々の成長・社会貢献」を理念に創業された会社です。人材紹介、人材派遣、メディア、アウトソーシングなどを手がけており、「dodaエージェントサービス」や「エグゼクティブエージェント」などのサービスが有名です。

2020年3月期の売上高は、前年比4.8%増の9,706億円です。

3位 パソナグループ

人材業界における売上高第3位は、パソナグループです。中核を担う「パソナ」は人材派遣だけにとどまらず、委託・請負、HRコンサルティング、教育・研修なども手がけており、グローバルソーシング事業として海外人材サービスを手がけているのも特徴です。

2020年5月期の売上高は、前年比0.6%減の3,250億円です。

人材業界に向いている人の特徴

人材業界に向いている人の特徴としては、主に以下の点が挙げられます。

人の人生に深く関わる仕事がしたい人

人材業界の仕事は、常に「人」に向き合い、「人」と深く関わる仕事です。決して大げさではなく、あなたの姿勢や判断、行動によって求職者の人生が左右されると言っても過言ではありません。

人の人生により深く関わりたい方、人の人生を本気で支援したいと思える方なら、人材業界で大きなやりがいを感じながら働くことができるでしょう。

コミュニケーションに苦手意識のない人

人材業界で活躍するには、人材を探している企業担当者から正しくヒアリングして、最適な提案をしなければいけません。様々な不安や悩みを抱える求職者に寄り添い、最適な就業をサポートしなければいけません。

あなたが企業に信頼されるかどうか、求職者の期待に応えられるかどうかは、コミュニケーションひとつで変わってきます。高度なコミュニケーションスキルを備えている必要はありませんが、少なくともコミュニケーションに苦手意識がないことが重要です。

世の中の企業・ビジネス・仕事を広く知りたい人

人材業界の仕事では、非常に多くの企業と関わることになります。そのため、様々な業界のビジネスについて理解を深めていく必要があります。日々の仕事を通して、世の中のビジネス、企業、職種、仕事を肌で感じたいという人には人材業界がおすすめです。

将来的に起業・独立を考えている人にとっても、貴重な経験を積める業界だと言えるでしょう。

まとめ

人と深く関わり、人と会社をつなげ、人も社会も豊かにできるのが人材業界で働く魅力です。少子高齢化による労働人口減少が深刻な日本ですが、外国人人材やシニア人材、女性人材の登用など、新しい動きが見えはじめています。そんな人材業界に飛び込んで、新たな価値を生み出していくのは非常にやりがいのあることではないでしょうか。

「dodaキャンパス」は、企業から学生にスカウトが届くオファー型就活サイト。気になる人材業界の企業から、早期インターンや採用選考の特別なオファーが届くかもしれません。ぜひあなたも登録を!

dodaキャンパスの詳細はこちら

無料

  • ▼ 自己分析に役立つ適性検査(GPS)
  • ▼ 自己PR添削
keyboard_arrow_up