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【最新版】これから伸びる業界8選!見極めるポイント、役立つスキルや資格

  • 業界・企業研究
  • 2023.09.20
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順調に成長してきた旅行業界がコロナ禍に影響を受けたり、IT(情報技術)の進化によって将来なくなる仕事が発表されたりするなど、ここ数年で業界全体で大きな変化が生じています。
就活生の中には「自分の志望する業界に将来性はあるのだろうか?」などと、不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

この記事では、今後どのような業界が伸びていくかを見極めるポイントをはじめ、成長が期待できる業界を8つ紹介。また、企業から求められる人材になるために身に付けたい資格やスキルについても解説します。

この記事でわかること

・成長が見込まれる業界を見極めるポイント
・これからも成長する8つの業界とその理由
・就活シーンでPRとして使えるスキルや資格

目次

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    今後も成長する業界8選と見極めるポイント

    今後も伸びていく業界のポイントとして、主に次の2点が挙げられます。

    • ITの発展にうまく順応できる業界
    • 超高齢社会において欠かせない商品・サービスを提供している

    ITは私たちの生活になくてはならない重要なインフラです。最近ではチャット生成AI(人工知能)「ChatGPT」が世界中で大きな注目を浴びるなど、ITは進化を続けています。また、データ処理といった情報処理業務をはじめ、デジタル化によって将来的にAIに代替されることが予想される仕事も。

    このような背景をふまえ、AIを含む最新のITトレンドを吸収し、いち早くビジネスに取り入れることができる企業が、今後は成長するといえるでしょう。

    また、65歳以上の高齢者が年々増加している日本では、高齢者にスポットを当てた事業展開も成長に欠かせないといえます。医療・介護サービスをはじめ、生きがいへとつながる趣味や働き手不足を解消するためのシニア人材サービスなど、その可能性は広がっています。

    続いては成長が見込まれる具体的な業界と、その理由を解説します。

    1.IT業界

    パソコンなどのハードウエアやアプリ・ソフトの開発など、ITを活用したサービスを提供する業界です。事業範囲は幅広く、主に次の5分野に分類されます。

    【業務系】

    • ハードウエア…パソコンやスマートフォンなどの製造販売を行う
    • ソフトウエア…パソコンやスマートフォン内部で稼働する基本システムやアプリの開発を行う
    • 情報処理サービス…企業の業務を円滑に進めるためのシステムやサービスを企画開発、運用する

    【Web系】

    • インターネット・Web業界…Webサイトの制作やインターネット広告代理業、通信インフラ整備などに携わる
    • 通信インフラ…ネットワークや電話などの通信システムを提供、管理する

    日本のITサービス市場予測をみると、2022年の市場規模は6兆円超えで2027年度には7兆円を超える見通しです。*1市場規模の拡大に伴い、システムエンジニアなどのIT人材の不足が課題となっており、2030 年度には79万人ものIT人材が不足するとの予測も出ています。

    ITスキルは、メーカーや金融、小売りなど幅広い業界で求められています。職種の一例としてはシステムエンジニアやプログラマー、ITコンサルタント、Webマーケター、データサイエンティストなどが挙げられます。

    *1:三井住友銀行『グローバル経済と主要産業の動向(2023年度上期)』P54より

    こちらの記事では、IT業界のビジネスモデルをはじめ、業界動向や仕事内容、IT業界に向いている人まで徹底解説しています。少しでも気になるという方はチェックしておきましょう。

    【IT業界とは?】ビジネスモデルや仕事内容、業界動向まで…徹底解説!

    2.Web広告業界

    Web広告とは、SNSや検索エンジンなどインターネットメディアに掲載される広告を指します。Web広告の種類はYouTubeやFacebook、Instagramなどで表示される動画広告をはじめ、検索エンジンの検索結果に連動して表示されるリスティング広告、成果報酬型のアフィリエイト広告など多岐にわたります。

    テレビや雑誌、新聞広告とは異なり、Web広告は広告に興味を持ちそうなユーザーにターゲットを絞って効果的に広告を配信できる点や、広告の効果測定が正確で早い点などが特徴です。

    2022年の国内広告費は、過去最高の約7兆1,000億円を記録しました。中でもWeb広告費は前年比114.3%の約3兆900億円と、短期間で大きく成長。特に動画広告の伸びが目立ちました*2。

    主な就職先にはWeb系の広告代理店やWeb広告制作会社が挙げられ、職種の例には営業やマーケティングプランナー、Webディレクターなどがあります。

    *2:株式会社電通『2022年 日本の広告費』より

    3.電子部品・半導体業界

    電子部品・半導体とは電子回路に使われる部品で、パソコンやスマートフォン、テレビ、自動車など身近な機器に搭載されています。

    景気の先行き不透明感の高まる中、特にスマートフォンなどIT機器向けの需要は縮小しました。しかし、運転技術の高度化や電気自動車(EV)の開発・普及などに伴い、自動車用の電子部品や半導体は成長が加速。近年、スマートフォンは主要国で普及が進み、買い替えサイクルが伸びていることなどから、成長が頭打ちとなっています。そのため、電子部品や半導体の市場は自動車へシフトしています。

    温室効果ガスの排出ゼロに向け、サーバーやネットワーク機器といったIT機器を収容するデータセンター向けの半導体需要の拡大も予測されており、今後さらに成長が期待される業界です*3。
    主な就職先にはメーカーの営業や生産管理、研究開発職などが挙げられます。

    *3:三井住友銀行『グローバル経済と主要産業の動向(2023年度上期』P38より

    4.Webエンタメ業界

    Webエンタメとは動画配信サービスやゲーム、映画などITを使用したエンタメコンテンツです。

    コロナ禍による巣ごもり需要で動画配信サービスやゲーム、アニメなど自宅で楽しめるオンラインのエンタメサービスが成長。オリジナルコンテンツの配信やテレビとの連携などが要因となってユーザー数は拡大し、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いてきた現在でも私たちの生活に根付いています。*4財務省の調査によると、音楽や演劇などホールや劇場で開催するライブエンタメもオンライン配信によって市場規模が拡大しています。

    主な就職先には、動画コンテンツ制作会社や動画配信サービス提供企業、ゲーム開発会社などで、プランナーやWebディレクター、アプリ企画開発エンジニアなどの職種が挙げられます。

    *4:財務省 広報誌『ファイナンス』より

    5.EC業界

    ECとはElectronic Commerce(電子商取引)の略で、インターネットを通じて商品やサービスを売買することです。ECの取引形態はBtoB、BtoC、DtoC(※1)、CtoCの4種類あり、市場は主に以下の3分類があります。

    • 物販系…食品、生活家電、書籍、生活雑貨など
    • サービス系…旅行、飲食、チケット販売など
    • デジタル系…電子書籍、有料音楽動画配信など

    経済産業省の『令和3年度電子商取引に関する市場調査 報告書』によると、2021年のBtoCのEC市場は20兆6,950億円で前年比約1兆4,000億円増加。特に新型コロナウイルス禍による巣ごもり需要が続き、物販系分野の伸びが目立ちました。2024年には市場が27兆円を超えるという予測もあり、今後も成長が見込まれる業界といえるでしょう。

    主な就職先にはメーカー、流通系企業、ECサイト運営企業などが挙げられ、職種はマーケティング、Webデザインなどのクリエイティブ系、ECサイト運営、商品企画などがあります。

    (※1)DtoC…Direct to Consumerの略。メーカーが仲介業者を通したり店頭に商品を出したりせずに、ECサイトなどから直接ユーザーに販売する形態を指す

    このようなBtoC、BtoBといったビジネスを提供する先による呼び方の違い、各用語についての詳細は下記の記事でチェックしておきましょう。

    BtoBとBtoCの違いとは?その魅力や仕事内容、企業の探し方を伝授

    6.物流業界

    物流業界とは、顧客に荷物を運ぶために航空機や船舶、トラック、トレーラーなどで運搬したり荷物を運んだり、荷物を管理したりなど重要なインフラを担う業界です。

    コロナ禍の影響でBtoBの貨物量が一時的に大きく減少しました。しかし、EC需要の拡大で宅配便は増加傾向にあり、国内のBtoCのEC市場規模は約19兆円にも上ります。

    トラックドライバーの長時間労働が問題視されていますが、2024年4月にはドライバーの時間外労働の上限規制が適用されるため労働環境の改善が期待されています。

    一方で、長距離運送が困難となることからドライバーの人手不足が深刻化するのではという懸念も上がっています。*5業務のIT化をさらに進めることで、荷物の積載効率向上や輸送ルートの最適化など業務効率化が見込まれると期待されています。

    主な就職先にはメーカーや海運業者、運送業者、倉庫業者などがあり、職種は営業職やドライバー(船員)、経理、人事など幅広い職種が求められます。

    *5:経済産業省・国土交通省・農林水産省『我が国の物流を取り巻く現状と取組状況』P16,17より

    7.医療業界

    医療業界は人々の健康に携わる業界です。具体的には医療機関や製薬会社、医療機器メーカーなどがあり、職種は医師や看護師、薬剤師などの医療従事者をはじめ、営業、研究開発、MR、医療事務など、その仕事内容は多岐にわたります。

    薬価引き下げのペースが加速している点や、新薬開発にかける投資回収が難しい点などから、国内の医薬品市場規模は近年伸び悩んでいます。一方、超高齢社会である日本は予防医療や医療体制の連携、介護やリハビリなどさまざまな分野で人材の需要が高まっています。

    8.フードデリバリー業界

    オンラインで注文を受けた配達員が、飲食店から顧客の自宅まで料理を届けるサービスを提供する業界です。コロナ禍による巣ごもり需要で宅配専門店や配達代行サービスが急激に成長し、中食産業を支えました。

    2022年の外食・中食市場の売り上げは2019年比で約10%減少、中でも外食の売り上げは約25%も減少しました。一方で出前(デリバリー)は同年比85%増と大きな伸びを見せています*6。

    新型コロナウイルスが5類に移行し、感染状況の落ち着きに伴い消費者の意識と行動は以前に戻りつつあります。しかし、テレワークの定着や共働き世帯の増加、デリバリーサービスの普及によって、フードデリバリーは定着する見通しです。

    就職先には、フードデリバリー事業者の営業やカスタマーサポート、店舗運営などが挙げられます。

    *6:NPD Japan『<外食・中食 調査レポート>』P1より

    このような業界の動向や今後の予測について、もっと詳しく知りたいという方も少なくないでしょう。dodaキャンパスでは、そんな方へ主要業界に関するビジネスの仕組み、業界動向がわかる『業界研究ファイル』をご用意!下記ページよりダウンロードしてご活用ください。

    入社後に役立つスキル・資格

    成長が見込まれる業界を受けるにあたり、入社後に役立つスキルや資格を身に付け、備えておきたいという方もいらっしゃるかと思います。ここでは、そんなスキルや資格をご紹介します。

    IT・デジタルスキル

    幅広い業界において、ITスキルを持った人材が不足しています。企業によって求められるITやWebに関するスキルの基準は異なりますが、プログラミングスキルやOffice(Word:表作成・画像挿入ができる、Excel:関数の使用・表グラフを作成できるなど)を問題なく使用できると、入社後に役に立つ可能性は高いでしょう。

    資格例としては、ITパスポート、基礎情報技術者、情報セキュリティスペシャリスト、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)などがあります。

    クリエイティブスキル

    クリエイティブ業界と一口に言っても、その仕事内容はさまざまです。自ら制作実務に携わりたいという方であれば、Webサイト制作のスキルやデザイン、動画作成、画像加工、イラスト作画といった実務レベルのスキルを身に付けておくと良いでしょう。

    もちろん、クリエイティブな仕事は資格がなくても問題はありませんが、ウェブデザイン技能検定やAdobe認定アソシエイトの資格を取得しておくことで、就活シーンでは確かに知識があるとPRする際に役立つでしょう。

    英語力

    成長が著しいIT業界は、外国人人材の雇用が進んでおり、開発業務の一部を海外サプライヤーへ委託するオフショア開発などを含め、グローバル化が進んでいます。そのため、英語力があることでスキルアップのチャンスが広がりやすいと言えるでしょう。

    資格の例としては、TOEICや英検、GTECなどが挙げられます。

    ただし、これらはあなたのスキルや知識を証明する一つの目安でしかありません。 重要なのは資格を取ることではありませんので、「なんのために資格を取るのか?」「本当にその資格が必要なのか?」をふまえ、勉強に時間を割くと良いでしょう。

    求められるスキルは今から少しずつ身に付ける努力を

    世界的にDX化の波に乗り遅れる業界や企業は、今後の成長に影響を与えるといえます。今回ご紹介した業界動向などをふまえ、希望する業界について自分なりに調べておくと良いでしょう。

    また、先ほど紹介した資格取得に向けて勉強を続けることも大切ですが、どのような企業でも活かすことができる「成長意欲」や「論理的思考力」といった汎用的スキルは、就活において非常に重視されます。
    いずれもすぐに身に付けることは難しいため、自己分析や業界・企業分析を行い、就活生や先輩の意見も採り入れながら就活を進める中で少しずつ身に付けていきましょう。

    就活について悩むときは

    大学3年生は学業や部活・サークル、アルバイトなど、さまざまに忙しくなる時期ですよね。自分に合った企業を見つけて、納得のいく就職活動にしたいと思うものの、限られた時間の中でどのように動けば良いのか、悩む方も多いのではないでしょうか?

    もし、このような悩みをお持ちであれば、「dodaキャンパス」を活用することをオススメします。

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