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自主学習に挑戦する学生に向けて、 最適な参考書や勉強法を マッチングしたい!

  • インタビュー
  • 2023.04.21
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プロフィール

アクセンチュア賞受賞
企画名:「Studying」
神戸女学院大学人間科学部1年
幡田 衣美 さん

※本記事は「[キャリアゲートウェイ powered by dodaキャンパス]ービジネスコンテスト2022」の受賞者インタビュー記事です。

本ビジネスコンテストは、「大学低学年のうちに実践的な経験を経て、さらに学びや経験を深めてほしい」という考えのもと、大学1,2年生を対象に腕試しと成長機会を提供するべく開催されました。

「SDGs課題をアプリで解決」をテーマに、興味のあるSDGs課題を選択し、解決策を提案。多くの素晴らしい企画の中から、最優秀賞(1組)、優秀賞(2組)、企業賞(14組)、審査員特別賞(1組)の計17組が表彰を受けました。
この記事では、受賞企画の内容から、ビジコン参加の理由や参加によって得られた経験まで、受賞者の声をお届けします。

目次

    参考書選びの難しさを感じた
    実体験をもとにアプリを考案

    ――「キャリアゲートウェイ ビジネスコンテスト2022(ビジコン)」に出場したきっかけを教えてください。

    中学生の頃から、(日本国際連合協会が主催する)SDGsをテーマにした作文コンテストに応募する機会があり、SDGsに強い関心を抱いていました。友だちが別のビジコンに参加した話をちらっと聞いたことがあるくらいで、ビジコンに対する前情報はほとんどない状態でしたが、SDGsについてこれまで考えてきたことをアウトプットできるいいタイミングだと思って参加を決めました。とても軽い気持ちで応募したので企画を練る上で大変な場面もあったのですが、本当に参加してよかったと思っています。

    ――ビジコンで発表したアプリの内容について教えてください。

    私は、中高生や大学生が自主学習をするときに、自分に合った参考書の選び方やその参考書の使い方をガイドしてくれるアプリを提案しました。SDGs4番目の目標である「質の高い教育をみんなに」を目指した内容です。

    このアプリを考えたきっかけは私自身の実体験にあります。私は高校時代、文系のクラスで勉強していたのですが、大学では理系の学部に進学しました。すると、授業を受けていても圧倒的に他の学生との基礎的な知識量の違いを感じました。どうにかして追いつきたいと思って、参考書を探そうとしても、種類が多すぎてどれを選べばいいのかわからない。さらに、全くの未知の分野だったので、参考書を使った勉強の進め方にも苦戦しました。

    特に大学生になると、新しい分野を自主学習する人も多いと思います。そうした大学生や塾に行くことができない中高生に向けて、参考書の選び方や勉強法をサポートできるようなアプリをつくりたいと思いました。アプリの具体的な機能としては、これまでにその参考書を使ったことのある人が、実際の使用感や効率的な勉強法を書き込めるようなものを目指しました。新しく勉強を始める方はその蓄積されたノウハウを見て、効率的に学ぶことができます。

    企画に説得力を出すために
    友人などにアンケート調査を実施

    ――このアプリを考える上で、特にこだわった点はありましたか?

    今回のアプリは私的な体験がきっかけになっていますが、より一般的な意見を知る必要があると思い、アンケート調査に挑戦しました。自分がいくら「こういうアプリが欲しい!」と思っても、世の中で必要とされていなければビジコンで発表する意味がないと思ったのです。実際に、中高生や大学生はどれくらい参考書選びや自主学習に苦労しているのか──。その実態を知れるようなデータが欲しいと思いましたが、インターネット上には思うような情報は得られず……。高校生を対象にしたアンケートは見つかったものの、私と同じような悩みを抱える大学生の意見も知りたいと思い、自分の友人のツテをたどってさらにアンケートを集めました。初めての経験だったので苦労しましたが、結果的にこのアンケート調査があったおかげで、企画に客観性や説得力を持たせることができたと思います。

    また、こうしたアプリを継続的に運用していくためにはマネタイズのことを考える必要もあります。ビジコンに参加する前から漠然と考えていたのは、お金を払ってもらうなら、それに見合うだけのサービスやモノを提供する必要があるのだろうということ。だからこそ私は、「このサービスにならお金を払ってもいい」と思ってもらえるサービスを一部有料にしようと考えました。

    その課金内容についても調査を行い、具体的な意見を集めることができました。マネタイズに対しての考え方は企業賞をくださったアクセンチュアの方からも評価していただき、自信につながりました。

    理想と現実をどう折り合わせるか。
    ビジネスに必要な視点を学ぶことができた

    ――今回のビジコンへの参加を通して、どのようなことを学びましたか。

    実は、応募した企画書の段階では、もっと大きな夢を見据えた内容を考えていたんです。

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