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どんなゴミでも地域に合わせて捨てられる アプリひとつでゴミ分別を一括管理!

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  • 2023.05.10

プロフィール

川崎重工業賞受賞
企画名:ゴミ分別・管理アプリ『t-rush(トラッシュ)』
近畿大学 総合社会学部 2年
冨田 桃菜 さん
大阪教育大学 教育学部 2年
西澤 さん

※本記事は「[キャリアゲートウェイ powered by dodaキャンパス]ービジネスコンテスト2022」の受賞者インタビュー記事です。

本ビジネスコンテストは、「大学低学年のうちに実践的な経験を経て、さらに学びや経験を深めてほしい」という考えのもと、大学1,2年生を対象に腕試しと成長機会を提供するべく開催されました。

「SDGs課題をアプリで解決」をテーマに、興味のあるSDGs課題を選択し、解決策を提案。多くの素晴らしい企画の中から、最優秀賞(1組)、優秀賞(2組)、企業賞(14組)、審査員特別賞(1組)の計17組が表彰を受けました。
この記事では、受賞企画の内容から、ビジコン参加の理由や参加によって得られた経験まで、受賞者の声をお届けします。

目次

    志望業界がまったく違うふたりで
    SDGsアプリを考案

    ――「キャリアゲートウェイ ビジネスコンテスト2022(ビジコン)」に出場したきっかけは?

    冨田さん:早い時期からさまざまな企業の方に会って自分に合う場所を見極めたいと思い、いくつか就活イベントに参加していました。そのひとつが大学1,2年生を対象としたキャリアイベント「キャリアゲートウェイ2022」でした。そこでビジコンの存在を知り、チャレンジすることに。客観的な視点がほしかったことと、チーム活動の経験を積みたかったので、高校時代からの友達である西澤さんを誘って参加することにしました。

    西澤さん:私は将来教員になりたくて、今も教育大学で学んでいます。そのため就職活動について調べたこともなく、情報もまったく知りませんでした。そんなとき冨田さんからビジコンに出てみないかと声をかけられて……。ビジネスには親しんでこなかったので具体的なイメージはわきませんでしたが、それよりもSDGsアプリを提案するという内容が楽しそうに思えたんです。課題に取り組むことで何か将来につながるのではと可能性に期待して参加を決めました。

    ――ビジコンで発表したアプリの内容について教えてください。

    冨田さん:ゴミ分別・管理アプリである「t-rush(トラッシュ)」を考えました。ターゲットはひとり暮らしをしている大学生です。複雑で忘れがちなゴミ捨てを、ゴミ出しまで一括管理できる工夫を施しています。

    具体的にはゴミの分別方法や手順についてワードまたはカメラ検索できる仕組みを搭載、地域ごとに応じた内容を提示します。また、スマートフォンにもとからあるカレンダーアプリと連動させ、ゴミの日の通知機能も考えました。これらによって個人の分別意識を高め、ゴミとして捨てられる資源を減らし、ゆくゆくはリサイクルの促進やゴミ排出量の削減を目指しています。

    清掃アルバイトの経験をもとに
    ゴミ分別アプリをビジネスへ

    ――このアプリを考えたきっかけはなんですか?

    冨田さん:きっかけは私の清掃アルバイトの経験からです。ゴミ回収をしていると、ショッピングモールなのに家庭ごみが捨てられていることがよくあります。多くのスプレー缶がまとめられていたり、電池の塊が捨てられていたりと、いつも困っていました。こういう状況から正しいゴミの捨て方や分別が分かっていない人はきっと多いんだろうと感じていたんです。

    現状分析を進めると、捨て方がわからないために分別しない人や逆に捨てないで家の中でゴミを保持している人もいると知りました。さらに調べると、こうした現状は地域ごとに異なる分別方法、情報が密集しすぎた分別ポスターに原因があることが見えてきました。そこで、地域に応じたゴミ出しを素早く簡単に管理できるアプリがあれば、多くの人の需要に寄り添えると思いました。

    ――今までビジネスについて考えた経験はありますか?

    西澤さん:本格的なビジネスモデルを考えたことはふたりともありませんでした。だからこそアプリの経済面の構築に関しては、未熟さを感じた部分でもあります。ゼロから経済について勉強する時間はなかったので、メンターさんのサポートが何よりも助けになりました。参考になるウェブサイトを教えてもらって、それを読みながら見よう見まねで資料を作りましたね。さらに、アプリ開発を行っている企業に連絡を取って聞いてみるなどして、具体的な開発費の試算にもチャレンジしました。

    ふたりだったからこそ
    最後までやり遂げ、楽しさも見つけた

    ――ビジコンに参加してよかったことはありますか?

    西澤さん:さまざまな視点からのアイディアに出会えてとても刺激になりました。最初は「SDGsアプリの提案」に対して単純に楽しそうという気持ちで参加しました。しかし、興味の域を超えて具体的なアプリの詳細までを考えるのがビジコンです。ビジネスモデルを考えるうえで、一緒にやっている冨田さんやメンターさん、時には企業の方からそれぞれの視点のアイディアをもらい、自分たちだけのオリジナルアプリを考えていくのは楽しかったです。

    冨田さん:オリジナルアプリを考えるという点では、西澤さんと協力しながらできたので楽しかったですね。ほかにもアンケートや競合他社のレビュー分析なども経験して、私って企画や分析が好きなんだなと興味のある分野に気づけました。今までただ漠然と参加していた就職活動も、これからは業界を意識しながら自分とマッチする企業を探せるなと感じています。

    ――ひとりではなく、チームで参加したことはどうでしたか?

    西澤さん:ふたりだったからこそ、最後まで諦めずにできたと思います。慣れていないことも多かったので、ひとりだと挫けてしまったかもしれません。でも冨田さんとチームになったことで、大変なことも一緒に乗り越えられたし、任せっきりにしちゃいけないと責任感も持てました。

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