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公立中学校と大学生をマッチング 解決したいのは部活動顧問の過労問題

  • インタビュー
  • 2023.05.17

プロフィール

優秀賞受賞
企画名:「Smatching」
創価大学 国際教養学部 1年
三木 綾華 さん

※本記事は「[キャリアゲートウェイ powered by dodaキャンパス]ービジネスコンテスト2022」の受賞者インタビュー記事です。

本ビジネスコンテストは、「大学低学年のうちに実践的な経験を経て、さらに学びや経験を深めてほしい」という考えのもと、大学1,2年生を対象に腕試しと成長機会を提供するべく開催されました。

「SDGs課題をアプリで解決」をテーマに、興味のあるSDGs課題を選択し、解決策を提案。多くの素晴らしい企画の中から、最優秀賞(1組)、優秀賞(2組)、企業賞(14組)、審査員特別賞(1組)の計17組が表彰を受けました。
この記事では、受賞企画の内容から、ビジコン参加の理由や参加によって得られた経験まで、受賞者の声をお届けします。

目次

    志望業界や企業に向けて
    1年生のうちから参加を決意

    ――「キャリアゲートウェイ ビジネスコンテスト2022(ビジコン)」に出場したきっかけは?

    大学1,2年生を対象に開催されたキャリアイベント「キャリアゲートウェイ2022」に参加したことがきっかけです。中高生の頃から将来は外資系金融の業界で働きたいと思っていました。ただ、具体的に就職活動やキャリアについて考えたことはなく、大学の教授にイベント参加をすすめられました。志望業界はあるけれど他の業界も見ておきたいという思いもあり、参加を決意。そこで将来について考える機会をいただき、何か行動して力試しをしてみようとビジコンに挑戦しました。

    ――三木さんは1年生でのビジコン参加となりましたが、早い時期から将来を意識しているのはなぜですか?

    興味のある業界や入りたい会社が決まっていたのが大きいと思います。小学生の頃からテレビで流れるニュースを見て、株価って何だろうとずっと興味を持っていました。大統領の発言で大きく動いたり、それが広く世界に反映したりするのが不思議だったんです。あるとき、池上彰さんの番組で株価の仕組みを理解してから、さらに興味が深まり、新聞で株価の欄を読むようになりました。そしていつの日か、変動が多い株価の世界の最前線で働きたいと思うように。その夢への第一歩がこのビジコン参加でした。

    ――ビジコンで発表したアプリの内容について教えてください。

    「Smatching」という、部活動指導者がほしい公立中学校とボランティア経験を積みたい大学生のマッチングアプリを考えました。現在、公立中学校の7割ほどの教師が部活動の指導を負担に感じており、加えて半分が経験のない部活動を任されています。

    こうした状況を改善するために大学生が代わりに指導を行い、先生の負担を減らそうと考えました。ボランティアなので報酬はありませんが、その代わり学生は中学校からフィードバックをもらえます。その情報が「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」として人材会社に渡り、将来の就職活動で企業の人事部に提出できる仕組みを考えました。

    部活動での経験と大学での周りの状況から
    アプリに生かせる需要と供給を発見

    ――部活動顧問の指導負担に問題意識を持ったのはなぜですか?

    中高生だった頃の自分の経験が大きいと思います。私は中学生のときに吹奏楽部、高校生のときに英語ディベート部に所属していました。どちらもハードで休日も活動することはしょっちゅうでした。学生の私たちも忙しかったのですが、それ以上に顧問の先生は指導に加えて授業や事務作業まであると思うと身体的にも精神的にも大変だったと思うんです。また場所によっては経験のない部活動の顧問をせざるを得ない人もいると聞いて、そういったミスマッチな状況をどうにか減らせないかと思ったのがきっかけです。

    ――そこへ大学生をマッチングさせようと思ったのはなぜですか?

    大学へ入学してからインターンやボランティアという言葉をよく聞くようになりました。それで少なからず将来を意識して行動したいと思っている学生がいるんだなと感じていました。でも私の周りには具体的にどんな活動があるのか知らなかったり、始めるのにハードルが高いと感じたりする子が多かったんです。なかには高校生までに全国大会レベルの実力を付けながらも、大学ではどこにも所属しないという人もいました。

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