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AIを用いた学習サポートアプリによって 楽しみながら勉強する生徒を増やしたい

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  • 2023.04.12

プロフィール

トヨタコネクティッド賞受賞
企画名:「主体的に学びを進めるAIサポートアプリ」
慶應義塾大学総合政策学部2年
山上 和真 さん

※本記事は「[キャリアゲートウェイ powered by dodaキャンパス]ービジネスコンテスト2022」の受賞者インタビュー記事です。

本ビジネスコンテストは、「大学低学年のうちに実践的な経験を経て、さらに学びや経験を深めてほしい」という考えのもと、大学1,2年生を対象に腕試しと成長機会を提供するべく開催されました。

「SDGs課題をアプリで解決」をテーマに、興味のあるSDGs課題を選択し、解決策を提案。多くの素晴らしい企画の中から、最優秀賞(1組)、優秀賞(2組)、企業賞(14組)、審査員特別賞(1組)の計17組が表彰を受けました。
この記事では、受賞企画の内容から、ビジコン参加の理由や参加によって得られた経験まで、受賞者の声をお届けします。

目次

    アイデアを発信できる機会を求め
    ビジコンへの参加を決意

    ――「キャリアゲートウェイ ビジネスコンテスト2022(ビジコン)」に出場したきっかけは?

    もともとSDGsを絡めた企業の経営戦略に関心があり、社会勉強と情報収集を兼ねて、1年次からインターンシップなどにも参加していました。同時に、自分には普段からニュースを見て気になったことや考えたことを残しておく習慣があって、アイデアの切れ端のようなものが800個ほど蓄積されていたんです。こうしたアイデアをひとつの形にまとめて発信できる機会がないかと探していたとき、大学の友人からビジコンの存在を教えてもらい、参加することを決めました。

    ――ビジコンで発表したアプリの内容について教えてください。

    私が発表したのは「主体的に学びを進めるAIサポートアプリ」です。このアプリの目的は、AIがメンターとなって生徒の学習意欲を向上させることにより、学校の教員の負担や家庭内における教育費の負担を軽減することにあります。具体的には、学習の進捗を科目ごとに可視化する機能、他のユーザーと達成率を競うランキング機能、同じ単元を学んでいる人と話し合いができる機能などを内蔵。生徒は「自分が何を学んでいるのか」「どの科目の勉強が不足しているのか」といったことを直感的に理解するとともに、目標や比較対象を与えられることによって学習へのモチベーションを維持し続けることができます。

    独自性の面でこだわったのは、アプリからの通知機能です。親や先生から「勉強しなさい」と言われると、かえってやる気を失ってしまうこともありますよね。しかし、インターネットの広告などでよくあるように、「この問題の答えは何でしょう?」という通知がくると、つい気になって考えてしまう。この機能をアプリにつけることによって、勉強に取り掛かるきっかけをつくりたいと思いました。AIを用いることのメリットとしては、ユーザーの勉強時間や苦手な単元を分析できる点にあります。AIが自動的に一人ひとりにあった学習プランを提示してくれるため、学生は効率的に勉強を進めていくことが可能となるのです。

    アプリで解決したかったのは
    「勉強=罰ゲーム」という意識

    ――このアプリを考えるうえで、解決したい社会的課題はありましたか?

    日本は教育投資の割合が大きい国ですが、国内では有名な大学でも、世界的に見ると研究面であまり評価されていないのが実情です。その要因のひとつとして、「勉強が好きで大学に進む人」と「就職するために大学に進む人」の二極化があるのではないかと考えました。当然、勉強は楽しいものだという認識が浸透していなければ、国内の研究が発展することもありません。私が最初に解決したいと考えたのは、そうした課題でした。

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