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誰でも素直な気持ちが言えるアプリで、日本の労働環境を改善したい!

  • インタビュー
  • 2023.05.24
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プロフィール

パーソルキャリア賞受賞
企画名:「あなたの職場のご意見番-TRUTEL-トルテル」
東海大学 情報理工学部 2年
安島 百々花 さん
近畿大学 経営学部 2年
入江 直央 さん
亜細亜大学 経済学部 2年
木村 璃莉亜 さん

※本記事は「[キャリアゲートウェイ powered by dodaキャンパス]ービジネスコンテスト2022」の受賞者インタビュー記事です。

本ビジネスコンテストは、「大学低学年のうちに実践的な経験を経て、さらに学びや経験を深めてほしい」という考えのもと、大学1,2年生を対象に腕試しと成長機会を提供するべく開催されました。

「SDGs課題をアプリで解決」をテーマに、興味のあるSDGs課題を選択し、解決策を提案。多くの素晴らしい企画の中から、最優秀賞(1組)、優秀賞(2組)、企業賞(14組)、審査員特別賞(1組)の計17組が表彰を受けました。
この記事では、受賞企画の内容から、ビジコン参加の理由や参加によって得られた経験まで、受賞者の声をお届けします。

目次

    キャリアゲートウェイで学んだ行動の大切さ
    大学の異なる3人でチームを結成

    ――「キャリアゲートウェイ ビジネスコンテスト2022(ビジコン)」に出場したきっかけはなんですか?

    入江さん:3人とも「キャリアゲートウェイ2022」に参加していました。そこで「Do(行動)することが大切」という話を聞いて、将来に向けて何か行動しようと思っていたところ、イベントの最後にビジコンの告知があり、「やってみよう」と思って参加を決めました。

    安島さん:私はそれに加えてITやプログラミングに興味があったので、アプリのプロトタイプ作りを体験できるいい機会だと思って参加しました。

    ――3人は大学がバラバラだと聞きました。どうしてチームを組んだのですか?

    木村さん:ビジコンに挑戦したい想いはありましたが、アイデアを出す発想力や企画力が自分には少し欠けているんじゃないかと不安だったんです。そのため、ひとりで挑戦することには抵抗がありました。でもチームならメンバーに影響を受けたり、話し合っているうちに自分もアイデアを出せたりするのではと感じ、複数人での参加を希望しました。

    入江さん:「ビジネスを学ぶ」ことは、やろうと思えばひとりでもできると思うんです。でもそれに加えて共通の目的を持った仲間と共同作業ができるのは、ビジコンならではと感じました。また、この機会に他大学の人とたくさん交流できるかなと思い、大学が違う人とチームを組みました。

    ――ビジコンで発表したアプリの内容について教えてください。

    木村さん:「-TRUTEL-トルテル」という、職場環境について性別やステータスに関係なく意見交換ができるアプリを考えました。具体的には、ユーザーが会員登録を行うと、職場に関する意見やアイデア、不満などをアプリ内に書き込むことができます。それを職員みんなが見られるようにすることで、コメントなどで反応し合い、会社がよりよい環境になっていく仕組みです。素敵部門、アイディア部門、不満部門の3つを設け、ポジティブな意見や事業に活かせる意見なども書き込めるようにしました。

    安島さん:このアプリの強みは完全匿名性であること、項目ごとにランキングをつけること、定期的にレポート形式で状況報告をすることが挙げられます。こうすることで誰でも率直に意見を出せるようになり、解決すべき問題の優先順位がわかります。レポートもあるので隠れた不満を拾いやすく、意見が埋もれてしまうことも防ぎます。

    日本の労働環境を見つめ直し
    ジェンダーや役職による不平等をなくしたい

    ――このアプリで解決したい社会課題はなんですか?

    入江さん:SDGsの5番「ジェンダー平等を実現しよう」と10番「人や国の不平等をなくそう」の実現につなげたいと考えています。私は大学で労働関連のことを学んでいるのですが、そこで日本には過労死や上下関係による意見の言いにくさが存在していると知りました。実際に現状分析をすると、高い役職や長い勤務歴のある人ほど意見を言える傾向が高いことや、世界的にも日本人労働者は職場満足度が低いことが浮き彫りになったんです。こうした状況をアプリでどうにかできないかと、「-TRUTEL-トルテル」を考えました。

    ――具体的にどんな成果が見込めますか?

    安島さん:従業員にとっては素直な意見をアプリに書き込めるので、日々の不満を吐きだすとともに、会社に自分の声を反映することができます。また素敵部門の投稿で会社のいいところも発見できるので、改めて職場環境を見直すきっかけにもなりますね。逆に意見を受け取る上司や経営者は効率よく社内の声を聞けるので、従業員の悩みに寄り添うことができます。小さな不満も届ける仕組みなので、大きな企業でも下が見えづらいことはありません。

    木村さん:またアプリが普及した際は、各企業で生じた社内改善の成功例をデータ化して、会社運営のセミナーやコンサルティングで提供しようと考えました。これによって本アプリを使用していない会社や起業家ともつながりが持てます。彼らからのお金の流入も見込まれるので、マネタイズも上手くいくと思っています。

    3人で作り上げたひとつの企画。
    協力したからこそ得られた気づき

    ――ビジコンを通して大変だったことはありますか?

    木村さん:苦手意識のあった意見やアイデアを伝えることが大変でした。アプリの内容を考えているとき、これはこうでなきゃという固定観念が邪魔でなかなかアイデアが出せなかったんです。0から1を生み出すような新しい視点を持つことが、自分は苦手なんだなと感じました。

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