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育児におけるジェンダー平等を実現するため 夫婦が協力して子どもの成長を見守るアプリを考案

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  • 2023.04.05

プロフィール

人事院賞受賞
企画名:「CC(cooperative childcare)」
同志社大学 政策学部2年
大谷 文斗 さん
丹羽 萌歌 さん
藤原 ゆい さん
野村 茜 さん

※本記事は「[キャリアゲートウェイ powered by dodaキャンパス]ービジネスコンテスト2022」の受賞者インタビュー記事です。

本ビジネスコンテストは、「大学低学年のうちに実践的な経験を経て、さらに学びや経験を深めてほしい」という考えのもと、大学1,2年生を対象に腕試しと成長機会を提供するべく開催されました。

「SDGs課題をアプリで解決」をテーマに、興味のあるSDGs課題を選択し、解決策を提案。多くの素晴らしい企画の中から、最優秀賞(1組)、優秀賞(2組)、企業賞(14組)、審査員特別賞(1組)の計17組が表彰を受けました。
この記事では、受賞企画の内容から、ビジコン参加の理由や参加によって得られた経験まで、受賞者の声をお届けします。

目次

    同じゼミのチームで話し合いながら
    アイデアをかたちにしていった

    ――「キャリアゲートウェイ ビジネスコンテスト2022(ビジコン)」に出場したきっかけは?

    丹羽:最初に声をかけたのは私です。就職活動に向けてdodaキャンパスのサイトに登録しており、そのなかで今回のビジコンのことを知りました。私たち4人は同じゼミのメンバーです。今後、ゼミとして別のビジコンへの参加を控えているため、事前に雰囲気を知っておきたいと考えてみんなを誘いました。たまたまご飯を食べているときに話をしたのですが、その場にいたのがこの4人でした。

    野村:参加を決めた時点で、企画提出の期限が2週間後に迫っていました。しかし、やると決めたからには全力で参加したい。そのため、可能な限り集まって準備を進めました。どうしても集まれないときにはオンライン会議も活用。丹羽さんがメンバーを引っ張ってくれたので助かりました。

    ――ビジコンで発表したアプリの内容について教えてください。

    大谷:私たちが考えた「CC(cooperative childcare)」は、夫婦が協力して育児に参加することを目指したアプリです。アプリ内では、大きく分けてふたつの機能を考案しました。ひとつは、育児を可視化する機能です。時間ごとに育児の項目を設定し、実施したものにチェックすると色が着きます。これによって、育児における夫婦の負担比率がひと目で確認できるようになります。もうひとつは、夫婦間のコミュニケーションを促進する機能です。子どもの写真や動画を共有できるアルバム機能により、夫婦でいっしょに成長を見届けることができます。また、アプリを通じて夫婦が対話できる「レター機能」も内蔵。お互いの価値観を共有することによって、すれ違いを減らすことができるのではないかと考えました。

    丹羽:育児におけるジェンダー平等を実現するためのアプリを考えたのは、個人的に女性のキャリア形成に興味があったからでした。事前に調べているうちに男性が育休を取りやすくするための仕組みづくりが進められていることを知り、注目が集まっているトピックだと感じました。

    藤原:ユーザーとして想定しているのは、初めて育児をする夫婦です。当然、知識面などに不安があると思うので、アプリによってサポートしたいと考えました。

    メンバーがそれぞれの長所を発揮
    企業からの評価につながった

    ――このアプリを考えるうえで、解決したい社会的課題はありましたか?

    丹羽:最初に課題意識を感じたのは、日本の夫婦間の育児時間の差が他国と比べて大きいことでした。そこから、育児時間の差だけではなく精神的な負担感にも差があると考え、「育児への参加時間を平等に配分することが本当に正しいことなのか」といったところまで議論を深めていきました。

    野村:そうした議論を通じて、「育児は女性がするもの」という社会的な通念が浸透していることに大きな問題があると実感。夫婦間における認識のずれを減らすため、実際に育児に取り組んだと互いに認め合っているかどうかに焦点を当て、アプリの企画を進めていきました。

    ――チームで進めていくうえで、メンバーの役割分担はありましたか?

    丹羽:明確には決めていませんでしたが、私は思いついたアイデアを発信する役割が多かったです。大谷くんはアイデアを出すと同時に、中心になって議論をまとめてくれました。野村さんは分析が得意で、私たちが伝えたフワッとしたアイデアを実現するために何をするべきなのか、現実に即して形にしてくれる役割でした。藤原さんは全体をサポートしてくれることが多く、会議の内容や先生からのフィードバックをまとめたり、プレゼンの構成を考えたりしてくれました。それぞれの長所を活かし、いいチームワークを発揮できたのではないかと考えています。

    藤原:私はビジコンに対するモチベーションは高かったのですが、他の活動もあるなかでで議論に参加できないことがありました。そんなときでも、それぞれの事情を考慮しながら進めてもらえたのでうれしかったです。私自身、「自分にできることはなんだろう」と常に考えながら動いていました。この4人だからこそ、みんなで力を合わせてつくっていったという感覚が強くあるのだと思います。

    ――ビジコンに参加してみて、率直な感想はありますか?

    丹羽:4人で力を合わせてかたちにし、企業賞までいただくことができたので、努力が報われたと感じています。

    野村:私はファイナルのイベントで内容を飛ばすという失敗をしてしまいました。でも、そのあとにメンバーがフォローしてくれて。チームでやっていて本当に良かったと思えた瞬間でした。メンバーには「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。

    大谷:実際に企業の方を目の前にして発表するという点で、なかなか経験できないような緊張感を味わうことができました。プレゼンの時間管理など、勉強になったことがたくさんあります。

    ――ビジコンでは、予選の段階で企業からのフィードバックをもらうことができます。アドバイスを活かして改善した点はありましたか?

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