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アプリで受け取り可能な電子レシートを普及させ、紙の使用量削減を通じて環境保全に貢献する

  • インタビュー
  • 2023.06.07
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プロフィール

最優秀賞・凸版印刷賞受賞
企画名:「レシート全部、これ1つ。」
サイバー大学IT総合学部2年
長尾 絵里沙 さん
神戸女学院大学人間科学部1年
福山 弥奈 さん
早稲田大学人間科学部1年
村田 愛子 さん

※本記事は「[キャリアゲートウェイ powered by dodaキャンパス]ービジネスコンテスト2022」の受賞者インタビュー記事です。

本ビジネスコンテストは、「大学低学年のうちに実践的な経験を経て、さらに学びや経験を深めてほしい」という考えのもと、大学1,2年生を対象に腕試しと成長機会を提供するべく開催されました。

「SDGs課題をアプリで解決」をテーマに、興味のあるSDGs課題を選択し、解決策を提案。多くの素晴らしい企画の中から、最優秀賞(1組)、優秀賞(2組)、企業賞(14組)、審査員特別賞(1組)の計17組が表彰を受けました。
この記事では、受賞企画の内容から、ビジコン参加の理由や参加によって得られた経験まで、受賞者の声をお届けします。

目次

    イベントを通じてつながった
    大学も地域もバラバラのメンバー

    ――「キャリアゲートウェイ ビジネスコンテスト2022(ビジコン)」に出場したきっかけは?

    福山:大学1,2年生を対象としたキャリアイベントである「キャリアゲートウェイ2022」に参加し、そこでビジコンの存在を知りました。このイベントで印象に残っていることは、自ら率先して行動する「Do」の精神の大切さです。ここでの学びが刺激となり、ビジコンに挑戦することへとつながっていきました。

    村田:メンバーの3人は、このビジコンを通じて初めて知り合いました。ビジコンに向けて事務局の方にチームを組んでもらったのですが、相手のことをまったく知らない状態からのスタートだったので、最初は少し緊張しましたね。

    長尾:大学や住んでいる地域もバラバラだったので、オンライン会議用のツールでやりとりしながらアイデアを練っていきました。数えきれないくらいミーティングを重ねるうちに、自然と仲良くなることができました。

    ――ビジコンで発表したアプリの内容について教えてください。

    村田:私たちのチームが考えたのは、店舗での会計時に画面表示されたQRコードを読み取り、アプリに電子レシートを保存することによって、レシートに使われる紙を削減しようという企画です。話し合いをするなかで、アプリ自体の普及はもちろんのこと、店舗側で電子レシートを発行するためのシステムの導入も重要だという結論に至り、アイデアを深めていきました。

    長尾:現状は紙でレシートを受け取っていますが、日常的に不要だと感じる場面が多くありました。世の中のあらゆるところで電子化が進むなかで、レシートも電子化できれば、紙の使用量削減、さらには環境保全にもつながるという点で、「SDGsの課題を解決する」というテーマにも合っていると考えました。

    福山:紙のレシートは、財布に溜まりがちだったり、印字が消えてしまったり、さらには商品の詳細が記載されていなかったりと、使い勝手が悪いところもあります。SDGsという大きな課題だけでなく、そうした身近な問題も、電子レシートであれば改善できると思いました。

    シンプルでわかりやすいアイデアと
    伝わりやすいプレゼンを意識した

    ――アイデア面やプレゼン資料において、こだわったところはありますか?

    村田:アプリについては、シンプルさと使いやすさを大切にしました。家計簿機能などをつける案もあったのですが、本来の目的である電子レシートのインパクトが薄れてしまうと考えたんです。システムを世の中に浸透させるためには、何よりもわかりやすさが求められます。そのため、余計な機能をなるべくつけないようにしたいと思いました。

    長尾:プレゼンでは、発表全体の流れを重要視していました。ギリギリまで内容を調整していたので、初期のプレゼンと最終プレゼンでは、資料が大きく変わりました(笑)。

    福山:伝えたい内容は大きく変わっていないのですが、情報の取捨選択も含め、より伝わりやすくするための工夫を盛り込んでいきました。人が資料を読むときの視線の動きなども意識しながら、強調したい情報を配置したりもしましたね。

    緊張感ある当日の現場では
    仲間の存在が頼もしかった

    ――ビジコンでは、予選の段階で企業からのフィードバックをもらうことができます。アドバイスを活かして改善した点はありましたか?

    長尾:「マネタイズの面がぼんやりしている」という意見をいただいたので、本選までに情報収集を重ね、さまざまなアプローチからビジネスとしての持続可能性を模索しました。ただ、大会が終わった後に企業の方とお話ししたときにもマネタイズについての指摘があったので、まだまだ足りなかったんだと痛感しました。

    ――ビジコンに参加した感想はありますか?

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