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就活解禁日はいつ?当日やるべきことや事前の準備について徹底解説!

  • 就活ノウハウ
  • 2025.09.30
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3月1日になると、就職活動ナビサイトを中心に説明会やプレエントリーの受付が開始されます。いわゆる「就活解禁日」です。

この記事では、就活解禁日に実施する行動や、それまでに行っておくべき準備について紹介します。就活解禁に対する企業の最新動向も記載しますのでぜひチェックしてください。

目次

    就職活動のスケジュールをおさらい(27卒・28卒共通)

    27卒の就活スケジュール
    28卒の就活スケジュール(暫定)

    まず就職活動のスケジュールを簡単におさらいしておきましょう。ここでは上図の通り、大学を2027年度に卒業される方(以下、27卒)を例に説明します。28卒についてはまだ公式な発表がないため暫定スケジュールとして記載しております。

    • 〜3年3月:自己分析、業界・企業・職種研究
    • ~3年10月:サマーインターンへ参加
    • 〜4年6月:選考準備、説明会参加、エントリー
    • 〜4年9月:面接などの本選考参加
    • ~4年10月:内定式

    なお、上記スケジュールは、政府や経団連が主導しているスケジュールです。
    経団連*非加盟の企業やベンチャー、外資系企業、マスコミ系企業は独自のスケジュールで選考を行っているケースもあるため、志望している方は注意しましょう。

    また、中小企業の中には常に採用活動を行う企業や、大手企業の選考が終わった秋頃から選考が本格化する企業もあります。

    3月以降は本格化する就職活動に注力できる環境を作ろう

    3月1日を境に就職活動が本格化し、忙しくなる学生が多くなります。説明会の参加やエントリーシート(ES)の提出に加え、それまで行ってきた本選考対策も並行して行う必要があるのです。

    アルバイトやサークル、部活動、ゼミ、研究室は、3月以降の就職活動を優先させてもらえるように事前に相談しておくと良いでしょう。

    *経団連:加盟企業の採用活動のルールづくりや指針の策定を行い、就活スケジュールやインターン制度の整備などで学生の就職活動に大きな影響を与える。正式名称は、一般社団法人日本経済団体連合会

    3月1日までに準備すべきこと

    就職活動解禁日は、就活生による「クリック戦争」が勃発します。ここでは「クリック戦争」に参加するメリット・デメリットや就活解禁当日にやるべきことを確認していきましょう。

    志望企業にプレエントリーする

    3月1日0時になると、就職活動ナビサイトや企業のWebサイトが一斉にオープンし、プレエントリーが可能に。プレエントリーにより、説明会やES の提出期限といった選考情報を得ることができます。そのため、各企業へのプレエントリーや説明会の予約を目的に就活生が集中し、これを「クリック戦争」と呼びます。

    なお、プレエントリーは、「企業に興味がある」と示すもので、応募ではありません。

    クリック戦争に参加すべきか? 参加するメリット・デメリット

    人気企業の説明会は、すぐに枠が埋まってしまう場合もあります。クリック戦争への参加により、志望企業の説明会に参加できる確率を上げることができるでしょう。

    一方、アクセスの集中により回線がパンクし、パソコンの前で数時間格闘させられることで心身ともに疲弊してしまうことがデメリットです。説明会は追加で開催されることも多く、Webサイト上では満席となっていても直接企業に問い合わせると対応してくれる場合もあるため、覚えておきましょう。

    事前に利用するナビサイトと志望企業を絞っておく

    各企業へのエントリー数や説明会の回数は毎年変動するため、一概には言えませんが、すべての企業が解禁日当日に満席になるわけではありません。

    クリック戦争に参加する際は、事前に志望企業をリストアップし、企業規模や人気などを基に優先順位をつけておくと焦らずに行動できます。また、当日になって慌てないよう、利用する就職活動ナビサイトも決めておくと良いでしょう。

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    就活解禁はどう変わっている?企業の最新動向!

    これまで、一般的な就活解禁日と、解禁日当日の行動について解説してきました。しかし直近では選考プロセスが多様化し、3月1日以前に選考が始まっているケースも。
    ここでは「3月1日以前の選考とは?」「3月1日に内定をもらっている人の割合は?」という2点について解説します。

    インターンシップの定義

    2025年卒からインターンシップの定義が見直され、企業が行うキャリア形成支援活動は上記の4タイプに分類されています。現在はタイプ3・4のみをインターンシップと呼び、企業はインターンシップ中に得た情報を、採用活動に使用できるのです。

    政府が行った令和6年度 就職・採用活動に関する調査結果によると「インターンシップを通して得た情報を採用活動に活用した(または今年度から活用する)」と答えた大手企業は43.2%にのぼります。ここからも、早期に優秀な学生を囲い込みたいと考える企業の姿勢がよくわかるでしょう。

    このように、3月1日の就活解禁日にESを出し、説明会、面接と続く従来の選考プロセスは、現在多様化しています。自分が志望する企業がどのような形を取っているか、事前に調査しておきましょう。

    採用活動が早期化!3月1日に内々定をもらっている学生の割合は?

    上述の通りインターンシップを選考プロセスに活用できるようになった背景もあり、採用活動は早期化しています。では就活解禁日である3月1日に内々定をもらっている学生はどの程度いるのでしょうか?

    令和6年に政府が行った「学生の就職・採用活動開始時期などに関する調査」によると、約40%の学生が3月1日時点で1社以上の内定をもらっています。一方、就職活動に要する時間は年々伸びており、早期化と長期化の両方が進んでいることが伺えるでしょう。

    早い段階から内定をもらう人が周囲に出てきても焦らないことが大切です。しっかりと自己分析・企業研究を行い、自分に合った企業を見つけて納得のいく就職活動をしてください。

    3月1日までに準備すべきこと

    就活が本格化する3月1日にスタートダッシュを切るためには、事前に準備しておくことが重要です。ここでは事前に準備するべき7つのことを紹介します。しっかり内容を確認し、スムーズに3月1日を迎えましょう。

    ここでは事前に準備するべき7つのことを紹介します。しっかり内容を確認し、スムーズに3月1日を迎えましょう。

    ▼ 就活準備のチェックリスト

    • 自己分析
    • 業界・企業研究
    • ES・履歴書の準備
    • Web・筆記試験の対策
    • 面接対策
    • OB/OG訪問
    • インターンシップ・オープンカンパニーへの参加
    • スーツ等の身だしなみ、備品準備

    1)自己分析

    就職活動において、避けて通れない自己分析。自己分析を深めることで、自身の長所や短所を理解し、ESや面接でしっかりとアピールできます。

    また自己の適性を把握することで、長所を生かせる業種・職種が分かり、就活の軸もはっきりするでしょう。


    2)業界・企業研究

    企業や業界を十分に研究せずに就活を進めると、「社風が合わない」「思っていた仕事と違った」といったミスマッチにつながることがあります。
    一方で、企業研究を通して各社の特徴や強みを理解すれば、「志望動機」などのES質問にも一貫性を持って答えられるようになります。

    情報収集には、企業の公式サイトや就職情報サイトのほか、『会社四季報』や『業界地図』などの資料も活用しましょう。
    また、説明会や選考を通じて得た新しい情報を更新しながら、就活期間を通じて継続的に行うことが大切です。

    効率よく整理したい人は、業界研究ファイル(ダウンロードOK)を活用してみてください。企業研究のポイントを一枚にまとめ、志望動機づくりにも役立ちます。

    業界研究ファイル

    3)エントリーシート(ES)・履歴書の準備

    ESや履歴書を事前に準備しておくと、3月1日を迎えた時、焦らずにすみます。作成する際は、下記のポイントを意識しましょう。

    自己分析によって得られるメリットは以下の通りです。

    • 簡潔にわかりやすく
    • 具体的なエピソードを盛り込む
    • 経験、強み、志望動機が論理的であること
    • ポジティブな表現を心がける

    人気企業には数千〜数万のESが届きます。そのため、採用担当者の目に留まるためには、 簡潔でわかりやすく、魅力や強みが伝わるように書かなくてはいけません。大学のキャリアセンターや、就職情報サイトの添削サービスを活用して添削してもらうことがおすすめです。志望動機はもちろんですが、自己PRも企業ごとに複数のパターンを用意しておくと良いでしょう。


    4)Web・筆記試験の対策

    多くの企業が選考過程にSPIや玉手箱(CAB、GAB)といったWeb・筆記試験を導入しています。筆記試験の突破には、出題傾向の研究や、制限時間内に回答するスピードが重要です。3月以降は説明会や選考対応で忙しくなるため、事前に模擬試験を受けたり、対策本を読んでおきましょう。


    5)面接対策

    質問や評価ポイントは企業によって異なりますが、マナーや自己紹介、受け答えの方法といった共通する部分も多くあります。これらについては、事前に対策しておくと良いでしょう。

    特に敬語などのマナーに関しては、一朝一夕でできるものではありません。大学のキャリアセンターや友人に協力してもらい、少しずつ慣れていきましょう。


    6)OB・OG訪問

    OB・OG訪問の最大のメリットは、志望している企業や業界で実際に働いている先輩から、生の声を聞くことができる点です。インターネットや説明会では得られない情報により、企業・業界研究をグッと進めることができるでしょう。

    3〜4月頃は、説明会に参加した後にもっと企業のことを知りたいと感じる学生が増え、OB・OG訪問のアポイントが取りづらくなります。2月以前に気になる業界や企業、職種が見つかった際は、すぐに行動しましょう。


    7)インターンシップやオープンカンパニーへの参加

    オープンカンパニーは一度に多くの企業から話を聞くことができるため、目指したい業界や企業の絞り込みに最適です。志望業界・企業が明確になっていない方はぜひ積極的に参加しましょう。

    また、インターンシップで実際の業務を経験することで、企業の社風を肌で感じ、働くイメージが膨らみます。さらに、前述の通りインターンシップを選考プロセスとして活用する企業も少なくありません。自分の志望先企業のインターン情報は常にチェックしておきましょう。


    8)スーツなどの身だしなみ・備品準備

    本選考が始まってからバタバタしないように、事前に身だしなみや備品を揃えておくとよいでしょう。企業によって求められる服装や持ち物は異なりますが、下記を準備しておくと安心です。

    準備しておくと安心できる身だしなみ・備品

    • スーツ
      オールシーズン着まわせるものがおすすめ
    • シャツ、ブラウス
      連日の選考にも対応できるよう3着程度あると安心
    • ビジネスシューズ
      ベルトと色を合わせることが多い
    • 時計
      筆記試験中の時間確認用に持っておくと安心
    項目 ポイント 目安・補足
    スーツ 無地・オールシーズン対応のスーツを選ぶ 1着でもOKだが、連日選考に備えて2着あると安心
    シャツ/ブラウス 白で清潔感を重視。柄物は避ける 2〜3着を用意。洗濯・アイロンで清潔に保つ
    靴・ベルト・ネクタイ 黒や茶などのベーシックカラーで統一 靴とベルトの色を合わせると好印象
    かばん A4サイズが入る自立型ビジネスバッグ ポケット多め・整理しやすいタイプがおすすめ
    髪型 男女共通で「清潔感」が最重要 寝ぐせ・長すぎ・カラーの派手さに注意
    腕時計 時間確認用としてあると便利 スマホ使用不可の場面が多い
    その他の小物 身だしなみを整える・不測に備える ハンカチ、ティッシュ、手鏡、モバイルバッテリーなど

    早いうちに就活準備をするメリット!

    志望企業の内定を勝ち取るためには、就職活動が本格化する3月より前に準備を進めておくことが大切です。改めて、就職活動を早く進めるメリットを振り返ります。

    必要書類のクオリティを高められる

    自己分析や企業研究は、深めれば深めるほど志望動機や自己PRが洗練されていきます。ESや履歴書のクオリティが高まり、書類選考を通過する確率を上げることができるでしょう。
    3月以降は説明会などを通して、よりリアルな情報に触れる機会が多くなるため、1度作って満足せずにブラッシュアップし続けることが大切です。


    志望企業・業界を検討できる

    志望企業が決まった時には、すでにESの提出期限が過ぎていた……なんてことになれば悔やんでも悔やみきれません。就職活動の目的は内定をもらうことではなく「自分の志望したキャリアを実現できる企業で働く」ことです。

    就活の軸や志望企業を早い段階で決定することで、3月1日のプレエントリーもスムーズに実施できるでしょう。

    就活の軸診断

    目的を持ってOB・OG訪問やインターンシップが行うことができる

    OB・OG訪問やインターンシップは、実施すること自体が目的ではありません。「周りが参加しているからなんとなく……」といった気持ちでは、得られるものは少ないでしょう。 参加前に自己分析や企業研究をある程度進めておくことで、参加目的が明確になり、より有意義な時間となります。

    事前に準備を行い、3月1日を迎えよう!

    早期に就活の準備を始めることで、あなたにマッチした企業からの内定に一歩近づきます。これまで紹介したスケジュールや事前準備事項を参考にして計画的に活動しましょう。

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