就活が本格化すると、周りはすでに内定を持っているのに、内定がない(=NNT)ことで焦っている学生も多いようです。
「持ち駒がない!」「もう50社近く落ちてしまった…」そんな、声もこの時期によく聞こえてきます。
でも、まだまだ採用活動を行っている企業はあります。焦って不安になる気持ちはあると思いますが、まずは気持ちを落ち着かせて…。
今日から始める逆転内定への道で、一歩ずつ、納得内定に進んでいきましょう。
そもそもNNTとは?
就職活動をしていると、「NNT」という言葉を耳にする機会も多いのではないでしょうか。NNTとは「無い内定」の略で、就活をしているにもかかわらず、どこの企業からも内定がもらえていない状態のことを指します。就活生の間では、ES(エントリーシート)やGD(グループディスカッション)など、さまざまな略語が使われています。その中でも自虐的な意味で使われることが多いのがNNTで、お互いの就活状況を伝え合うような場面で使われているようです。
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NNTになりがちな就活生の特徴は?
NNTになりがちな就活生には、いくつかの特徴があります。ここからは、その特徴を5つ取り上げて紹介していきます。ここで紹介する特徴が当てはまる人は、NNT脱却を目指して自分を変えていくことが大切です。
志望動機が薄い
就活では当たり前のことですが、志望動機の内容が薄いと内定はもらえないことが多いです。志望動機の内容が薄ければ、その企業に就職したいという気持ちも弱いと捉えられます。どれほど能力が優れていても、企業とのマッチ度が低く、すぐに辞めてしまう可能性のある人材は採用されにくいのです。
志望動機の内容を濃くするためには、自分が社会に出てからやりたいことと、その企業に入れば実現できることを結びつけるのがポイントです。そうすることで、「どうしてもこの企業に入りたい」という主張に説得力と深みが出てきます。その企業でなければならない理由をしっかりと煮詰め、濃い志望動機を用意したうえで面接に臨みましょう。
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社会性が低い
社会性が低く、一般的なルールやマナーを守ることができない人は、能力にかかわらず内定がもらえる可能性は低いといえます。連絡がつかない、時間を守れない、身だしなみに頓着しないなど、基本的なマナーを守れない人は、そもそも社会になじむ気がないと判断されます。入社後も周りの人間に迷惑をかける恐れがあり、一から教育する手間もかかるので、まず内定はもらえないと考えましょう。
社会で活躍するためには個性も大事ですが、最低限の協調性がなければ仕事にはなりません。就活中は素直に相手の意見を傾聴する姿勢を心がけ、ルールやマナーを守って社会性があることをしっかりと伝えましょう。
自分の個性がアピールできない
就職活動においては、自分の考えていることを言葉で相手に伝える技術が必要になります。自分の考えが伝えられなければ、自分の個性をアピールすることもできません。その人の個性がわからなければ、企業側も求める人材なのかどうかを判断することができず、結果的に内定がもらえないということになります。
また、自分の考えをアウトプットするのは仕事をするうえでも必須のスキルであり、「うちで働いてもらうのは難しいかな」と思われても仕方がありません。話すのが苦手な人は、大学のキャリアセンターや友人など他者の視点からアドバイスをもらうと良いでしょう。
企業への貢献度に興味関心がない
どんな企業であっても、利益を追求することで組織が成り立っています。そのため、お金を稼ぐことへの興味関心や、そもそも働く気がないと企業に判断されると、内定はほとんどもらえないでしょう。内定が欲しいのであれば、利益の追求が企業の活動の前提であるということを頭に入れたうえで、エピソードなどを考えるようにしてください。
極度に不安や焦りを感じている
周りの就職活動の状況と比べて内定がないことに焦りが出てくるものですが、焦りは禁物です。焦ることによって冷静な判断力が失われるため、面接が上手くいかなくなったり、なんとなくで就職先を決めてしまうなんてことも。
たとえ、選考に落ち続けたとしても、「この経験が糧になるんだ」と自分に言い聞かせ、プラスに考えることが大切です。実際に、就活で簡単に内定をもらった学生が社会に出てから苦労をするケースも少なくありません。社会の厳しさを学生の時点で知ることができたのは幸運だったと考え、次につなげていきましょう。
どうしてもモチベーションが上がらないときは、一旦就活から離れて気持ちを整理するのも良いでしょう。距離を置いてから真摯に就活を見つめ直すことで、自分に足りなかった部分も見えてくるはずです。
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NNTから逆転する方法とは?
選考を振り返る
これまでの選考結果を振り返りましょう。エントリーなのか、面接なのか、グループディスカッションなのか、改めて自己分析もしなおしてダメだった原因を把握しましょう。 自分の弱点を知ることは大きな強みになります。ここでは各選考のポイントをお伝えします。
エントリーシート(ES)
インターネットで調べるだけでなく、先輩や友達のを見せてもらうのもいいかもしれません。自分の書いたものを読み返したときに、特定の企業に向けたものを色々な企業に送っていないか、簡潔でわかりやすいか、なども改めて確認してみましょう。
自己PRもこの機会に見直してみるのも一つ。沢山の学生がエントリーシートを出している中で、面接官がパッとみて、やりたいことや、あなたについて簡潔にわかるようになっているのか。目に留まりやすい文章なのかをもう一度読み直して、書き換えてみましょう。
例えばですが、長所も「●●が得意」ことだけを伝えるのではなく、「●●が得意であり貴社で●●の仕事をする上で●●というところに活かせるのではないかと思っている。」という風に“自分を仕事をするとこんなことができそう”ということが伝わるように、伝え方を工夫していきましょう。
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面接
面接が苦手であれば、自分の回答を振り返ってみましょう。返答に困った質問はどんなものだったでしょうか。
企業に関しての質問であれば企業研究をもう一度することもそうですし、ガクチカや志望動機の深掘りをされた時にうまく回答できなかったのであれば、再度自己分析を行う必要があります。
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グループディスカッション
グループディスカッションが苦手な方はどんな内容だったかを振り返りましょう。
積極的になろうとして、周りの意見を否定してしまったりしていないか、周りの人の話を聞く姿勢も重要視される選考のため注意が必要です。
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今まで受けた企業を整理する
まず振り返りの第一歩としては、どこの企業を受けたのかを見てみましょう。応募したのは名前を知っている有名企業がほとんど…なんてことはありませんか?
日本の企業数で言えば、大手有名企業よりも中小企業の方が圧倒的に多くあります。
また、知らないだけで独自の強みをもった優良企業が多数あるものです。
まずは、志望業界について今一度調べて、気になる企業群を増やしていきましょう。「やりたい仕事」ができるのは、その業界・その会社だけとも限りません。やりたい仕事、なりたい自分、働く上での絶対条件を改めて考えてみて、実際に受けた企業とあっているのかもあわせて振り返ってみましょう。
逆求人サイトを活用する
企業から学生にアプローチをするスタイルを逆求人型といい、ナビサイトのような求人に対して学生が応募するスタイルとは異なります。日本には約385万の企業があります。その中で就職活動で直接会える企業は多くても50社くらいなのではないでしょうか。自分から探すだけでは知らないままになってしまう企業が沢山あるのです。
dodaキャンパスは経験や自己PRなどをプロフィールに登録しておくと、それを読んだ人事担当者からスカウトオファーが届く逆求人型サイトです。自分では見つけられなかった優良企業との出会いによって、企業選びの視野を広げるきっかけになります。色々な手段で企業との接点を増やしていくのも逆転内定のポイントです。
今日からもう一度!逆転内定GET
ここまで、焦らず、と書きましたが内定が出始める時期になり、周囲の就職活動の状況をみて落ち込んだり、悩んだり、正直焦ってしまうと思います。 ただ、前述のとおり、日本には沢山の企業があり、まだまだ沢山の企業が採用活動を続けているのも事実。 振り返りをし、できていたことにも目を向けて、これまでの就職活動で経験を積んだことに自信を持って、納得のいく逆転内定に向けて進みましょう!
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