プロフィール
新卒で大手メーカーに入社したのち、現在の広告会社に転職。社会人4年目。
・大学時代は留学や長期インターンなど様々な経験を。
・現職では新規事業の企画・開発に従事
9/1に開催された「大企業で働く人の仕事・学び・就活は?まなぶとはたらく社会人インタビュー」というイベントにて、加藤さんの学生時代~社会人に至るまでの経験をお話しいただき、学生レポーターがインタビューさせていただきました。
こちらのコラムでは、そこでお話しいただいた内容をまとめて、イベントの振り返り・共有をさせていただきたいと思います。
それではさっそく見ていきましょう!
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加藤さんの人生における3つの転機。
ーまずは加藤さんからご自身の経験をお話いただきましたー
1つ目の転機は、大学時代に留学した時です。実は留学をずっと考えていたわけではなく、3年生のある時突然思い立って、締め切り2日前から申し込んだんです(笑)。留学では、イギリスのマンチェスターでヨーロッパの社会学を1年間学んでいました。この留学を突然思い立ったのは、「3年生になり、このままそつなく大学を出て、無難に生きていく自分を想像した時に、先々後悔するのではないか?」という不安に駆られたのがきっかけでした。「学生の今しかできないことをしたい!」と強く思い、その答えが留学でした。思い立ったその時に行動できたという経験が、その後の自分らしい生き方に繋がっていると思います。
2つ目の転機は、就活です。私は留学で卒業時期が延びたこともあり、合計で3回ほど就活を経験しています。
私の就活の軸は、「BtoCで生活に密着した仕事がしたい」と「実体のあるモノを作りたい」という2つでした。最初は全然上手くいかず、周りとの差に焦ることが多かったです。今振り返ると「やりたいこと」を基準に選ばず、「会社そのもの」のネームバリューばかり気にしていたのが原因だったと思っています。この話は反面教師で聞いてくださると嬉しいです(笑)。その中でも「私のありのまま」を受け入れていただけたメーカーに入社を決めました。この就活の経験を通して、「自分は何をしたいのか?」を大切にすることの重要性を痛感しました。
3つ目の転機は、転職です。前職に不満があったわけではなく、ポジティブ転職と私は呼んでます(笑)。大企業からベンチャーへの転職だったのですが、人によっては賛否両論あると思います。私は個人的にとても良かったと思っています。それぞれの会社で異なる経験をし、そこで得られたものが私の財産になったと感じるからです。
新卒の大企業では「組織の一員としての働き方」を学びました。プロジェクトリーダーなども任せていただいて成功も失敗もたくさん経験し、組織の中での働くということを実感を通して学びました。
一方、転職後のベンチャーでは「自分主体の働き方」を学びました。大きな組織の一員としてではなく、自分が主体となって働く重要性を実感しました。
大学時代の経験が「自分らしさ」に繋がる
ーここからは学生レポーターからのインタビューにお答えいただきましたー
一方、私が大学5年生の就活後に経験した長期インターンの方は、会社を知るというよりも、自分が望む働き方について考えるきっかけとなりましたし、また、自分の強みを知ることもできました。現在はリモートでのインターンも増えて、授業で忙しい人や地方の人にも広く門戸が開かれているので、悩んでる人はぜひ挑戦してみてほしいと思います。他にも、長期インターンを通して他の大学の人と交流することができ、刺激を受けられたのもよい経験だったと思います。
イベント参加学生との座談会にて
ー学生からの質問に答えていただきましたー
2つ目は、大学生活終盤になって経験した長期インターンを通して感じた「大学の外から受ける刺激」にもっと早くから気づき、そんな経験をもっと早い学年のうちからしておけばよかったと思います。
その上で、私の視点から見たそれぞれの違いをお伝えすると、まず大企業は新卒が一気に大人数入るので新卒教育がとても手厚い点です。ベンチャーでは教わらないようなビジネスマナーなどの基本のところから教えてくれたりします。また印象的だったのは当時の上司から「新人1人がミスしたところで会社は潰れないから安心して」と言われたことです。この安心感は大企業の良さだと思います。 一方でベンチャーは、逆に手厚い教育はないですが現場を通して急成長できるのが魅力だと思います。また柔軟さもベンチャーの魅力ですね。
学生のみなさんへのメッセージ
(1)「当たり前じゃないこと」がカギになる。
なので、ぜひ今大学生である皆さんにも、遠回りや失敗を悪いものだとは思わず、自分のやりたいことは自分らしさに必ず繋がるので積極的に挑戦していってほしいと思います。
(2)自分の選んだ選択を正解にしよう。
(3)会社ではなく自分を主語に。
引き続きいろいろな方とのインタビューのコラムを発信していくので、続編もぜひお楽しみください!
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