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法学部の就職先は?人気の就職先やオススメの資格を紹介

  • 就活ノウハウ
  • 2023.09.21

法学部の就職先は法曹界のイメージが強いかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか?
本記事では、法学部の就職率をはじめ、法学部の学生の人気の職業、法学部ならではの強みについて解説いたします。

本記事でわかること

・法学部の就職率
・法学部の就職先ランキング
・法学部生の就活における強み

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目次

    法学部の就職は有利?就職率は?

    法学部では、六法をはじめ労働法や行政法といったさまざまな法律について学びますが、身に付けた知識は法曹界ばかりでなく、さまざまな業界で役立つ知識です。

    あらゆる企業活動は法に則って行なわれる必要があり、法律に関する知識・ノウハウはビジネスの場でも多いに活用できます。それゆえ、法律知識を持った法学部生が活躍できるフィールドは広く、民間企業だけでなく公務員として活躍する法学部生も少なくありません。

    大学通信オンラインの調査によると、法学系の平均実就職率は87.6%*1というデータが出ています。

    著しく高い数値とは言えませんが、法学部生の特徴として公務員試験や法科大学院合格を目指して浪人する人が多いため、他学部に比べるとやや実就職率が低くなる傾向にあります。文系学部のなかでは法学部の就職率は高いので、一般就職をする学生は悲観する必要はないでしょう。

    ※ 参考:法学系 ─ 2020年学部系統別実就職率ランキング | 大学通信オンライン

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    法学部の人気就職先ランキング

    法学部生に人気の就職先(業界)を見ていきましょう。

    金融業界

    法学部生に人気のある業界の一つが金融業界です。理由としては、金融業界の給与水準が高いことも挙げられますが、法学部で身に付けた法律知識や法的センスを生かしやすい業界であることも大きいでしょう。
    金融業界では、お金を運用するうえでも、投資先をリサーチするうえでも、新しい金融商品を開発するうえでも法律に関する知識が不可欠です。そのため、法学部出身であることが有利に働くケースは少なくありません。

    商社

    商社も、法学部生に人気のある就職先の一つです。トレーディングや事業投資をおこなう商社においても、法律知識を要する業務は多々あります。法学部で身に付けた知識だけでなく、法的なリスク管理能力や判断力を存分に生かして働くことができるでしょう。

    情報通信業

    近年、法学部生の就職先として人気が高まっているのが情報通信業です。インターネットの普及によって社会構造が急速に変化している昨今、従来はなかったような新しい問題が次々と表面化するようになりました。
    まだ法整備が進んでいない領域ですが、問題を回避・解決できる法的センスを持った法学部生には期待がかけられていると言えるでしょう。

    公務員

    法学部は、公務員になる学生が多い学部です。公務員試験は、政治学、憲法、行政法、民法などからの出題が多いため、大学で法律を学んでいる法学部生は有利になります。
    国家公務員、地方公務員のほか、警察官や消防官、刑務官として国や地方自治体の運営に携わります。

    法曹界

    狭き門と言えますが、弁護士、検察官、裁判官といった法曹界を志す人が多いのは法学部の特徴です。法曹界で働くには大学卒業後に法科大学院を修了し、司法試験に合格する必要がありますが、ご存じのとおり司法試験は国家試験のなかでも最難関です。
    長期戦覚悟で浪人する学生がいる一方で、見切りをつけて民間企業への就職に切り替える学生も少なくありません。

    法学部生に人気の職種

    法学部生に人気の職種についてご説明します。法律とは関係の薄い営業や企画、マーケティングなどの職種に就く人もいますが、法学部で身に付けた専門性を生かせる職種に就く人が多いようです。

    法務

    法務は、会社の業務に関して発生する法律問題を専門的に扱う職種です。具体的な業務内容としては、契約書の作成や著作権の管理、顧客や取引先との紛争解決、コンプライアンス(法令遵守)のための社内規定・体制づくりなどが挙げられます。

    近年はインターネットの発展にともない、企業の内情などがソーシャルメディアで拡散され、それが原因で大きなトラブルに発展するケースが増えています。このご時世、企業の不祥事は倒産に直結することもあるため、コンプライアンス(法令遵守)を担う法務はますます存在感を増していく職種だと言えます。

    人事・労務

    人事・労務は、労働法や社会保障法などの知識が求められるため、法学部生にとっては適性のある職種だと言えます。人事は、従業員の採用、教育、評価などを通して組織の活性化を目指す職種です。
    一方、労務は、従業員の入社・退職手続きや社会保険手続き、労働環境の整備や給与計算などを通して、従業員が安心して働ける環境づくりを目指します。

    士業

    法学部生はいわゆる「士業」の資格を取得して、資格を生かせる個人事務所や企業に就職するケースもあります。法学部生が取得する士業の資格として代表的なものは、社会保険労務士や司法書士、行政書士などが挙げられます。在学中に資格を取得して就職する人もいますが、就職して働きながら資格取得を目指す人も少なくありません。

    法学部生が就活を進める方法とは?

    法学部生が就活を有利に進めるポイントをご紹介します。

    「リーガルマインド」をアピールする

    リーガルマインドとは、物事を論理的に考え、より妥当性のある判断を導く「法的センス」のことを言います。法律の学習を通してリーガルマインドを身に付けた法学部生は、筋道を立てて物事を考えることができ、トラブルが起きたときも利害が異なる主張をまとめて、双方が納得できる結論を導き出す能力に長けています。

    企業が法学部生に期待しているのは法律の知識そのものよりも、リーガルマインドから醸成される論理的思考力や調整力、問題解決力です。そのため、エントリーシート(ES)や面接では、リーガルマインドをうまくアピールすることが重要です。

    資格取得に力を入れる

    法学部生は士業をはじめとする資格取得に強く、資格を取得できれば有利に就活を進められます。
    とはいえ、弁護士や弁理士、司法書士といった難易度の高い資格は在学中に取得するのは現実的ではありません(もちろん在学中に資格を取得する学生もいます)。在学中での取得が見込め、なおかつ就職に有利になる資格をご紹介します。

    ▼社会保険労務士

    社会保険労務士は、その名のとおり「社会保険」と「労務」に関するスペシャリストです。社会保険や人事・労務に関する書類作成や指導をおこないます。就職先としては、社会保険労務士事務所や企業の人事・労務部門などが挙げられます。

    ▼行政書士

    行政書士は、官公庁に提出する各種の書類作成をおこなう専門家です。
    具体的には、会社設立や建築業許可、飲食業の営業許可などの書類作成をおこないます。主な就職先は行政書士事務所になりますが、一般企業の法務部や総務部でも専門性を生かして働くことができます。

    ▼宅地建物取引士

    宅地建物取引士(宅建)は、土地や建物に関する法律のスペシャリストで、土地や建物の売買・賃貸借の代理や媒介をおこないます。
    具体的には、土地や建物の状況や権利関係を調査し、取引の相手方に重要事項説明書の説明・交付をおこなうなど契約締結のための各種業務に携わります。宅地建物取引士の資格を持っていると不動産業界や金融業界への就職に有利です。

    ▼ビジネス実務法務検定

    ビジネス実務法務検定は、企業が遵守すべきコンプライアンスに関する基礎知識があることを証明できる資格です。
    ビジネスにおける法的なリスク回避能力や、トラブルを未然に防ぐコンプライアンス能力をアピールできます。1級・2級・3級がありますが、就活を有利に進めるためには2級以上を取得するのがいいでしょう。

    オファー型就活サービスを利用する

    法学部で資格取得を目指している学生などは、資格学習と就活を並行して進める人も多いと思いますが、決して簡単なことではありません。資格学習を進めながら就活をするには、限られた時間の中で効率的に情報を収集し、無駄なくエントリーする工夫が必要です。その際にオススメしたいのが、「オファー型就活サービス」に登録しておくことです。

    ▼オファー型就活サービスとは?
    オファー型就活サービスとは、就活生が自分のプロフィールなどを登録しておくことで企業からオファーが届く逆求人型就活サービスのこと。
    無駄なく就活を進められるだけでなく、自分に興味を持ってくれた企業からオファーをもらえるため、マッチング率が高いのもメリットです。

    従来の就活は「何社エントリーして、何社面接に進んで、何社から内定をもらう」といったアプローチが主流でしたが、逆求人サービスは「気になる企業からオファーをもらい、面接を受けてそのまま内定」というピンポイントな就活も可能です。

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    インターンシップに参加する

    法学部生が有利に就活を進めるには、インターンシップに参加するのもオススメです。
    インターンシップに参加することで業界や企業への理解が深まり、より自分に合った就職先を見極めることができます。

    また、インターン中の取り組み次第では早期選考に案内されたり、本選考でのエントリーシート(ES)が免除されたりと、優遇されるケースもあるようです。

    このようなインターンシップの選び方や自分に合った企業の選び方をはじめ、これから開催される秋冬インターンへの参加メリットについては以下の記事を参考になさってください。

    インターンシップの選び方と探し方。自分にあった企業はこう決める!
    秋冬インターンの参加メリットや準備すべき点とは?

    面接で法学部ならではの質問を聞かれたら?

    法学部を選んだ理由は「社会とのつながり」を意識して

    就活の面接では、「そもそも、なぜ法学部を選んだのか?」を聞かれるケースもあるので、事前に回答を準備しておきましょう。素直に回答して構いませんが、自分目線の話にとどまらず、社会的な意義を交えて話せると印象が良くなります。

    ▼法学部を選んだ理由を聞かれたときの回答例

    高校時代にSNSでの嫌がらせが原因で、ある同級生が不登校になり、学校全体で「SNS禁止」が議論されたことがありました。私はSNSでの嫌がらせに不快感を覚えていたこともあり、この議論をきっかけに、インターネット上での誹謗中傷などのトラブル抑止に興味を持つようになりました。ネットやSNSでのトラブルを減らすためには、第一に法律について知らなければいけないと考えたのが法学部を選択した理由です。

    法学部のゼミ内容は「成長できたこと」を結論に

    就活の面接では、法学部でのゼミの内容について聞かれるケースがあるでしょう。この質問は、ゼミの内容を知るための質問であると同時に、そのゼミによって「成長できたこと」を知るための質問でもあります。ゼミを通してどんな部分で成長できたのかを意識して、回答を用意しておきましょう。

    ▼「ゼミ内容」の質問に対する回答例

    私が所属していた民法のゼミでは、教授が選んだ判例について賛成側・反対側に分かれてディベートをおこなっていました。交通事故や遺産相続、詐欺事件など毎回テーマは異なりましたが、どんなトラブルにも必ず相手方の言い分があり、双方の立場から考察しなければ最適な結論を導くことはできないということを学びました。また、ディベートに苦手意識があった私が、臆せずにディベートできるようになったのもゼミのおかげです。

    まとめ

    コンプライアンス経営が叫ばれる昨今、法学部生は様々な企業で活躍できる可能性が広がっています。法学部で身に付けた法律知識や法的センス(リーガルマインド)は他学部の学生にはない強みであり、そこを求めている企業は少なくありません。ぜひ、法学部生であることに自信を持ち、納得&満足の内定を勝ち取ってください。

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