プロフィール
・早稲田大学人間科学部に在学中に「dodaキャンパス ゼミコミュニティ」インターン生として活動(23卒)
・コラム執筆やイベント運営を担当
※本記事は2022年8月6日, 7日に開催された「キャリアゲートウェイ 2022」のイベントレポートです。
「キャリアゲートウェイ2022」は、大学1,2年生を対象に開催したイベントです。全国の仲間とともに、自分のキャリアと向き合うきっかけを作り、自らのキャリアや将来について考えてもらうことを目的に開催しました。
2日間にわたるイベントでは、「まなぶとはたらくをつなぐ」さまざまなセッションを開催。
このレポートでは、私たちに最も年齢層が近い入社3年目のエースによる「入社3年目、こんな世界が見えてきた」の内容をお届けします。
本セッションでは、岸野良太さん(凸版印刷株式会社 情報コミュニケーション本部)、五十嵐早紀さん(パーソルキャリア株式会社 人事本部)、宮田小夜さん(野村證券株式会社 資本市場部)を迎え、学生へのエールとして入社3年目の立場から見えてきた世界について語っていただきました!
(本ページ下部にアーカイブ映像へのリンクURLがあります。ぜひご覧ください。)
目次
就職活動を振り返って
まずは、早期から就活を意識し第一志望からの内定を勝ち取った岸野さんに、具体的な就職活動の内容と当時の想いを伺いました。
岸野さん:大学2年生の夏頃からイベントやインターンシップに参加し、春休みまでに大まかな情報収集を終えるようなスケジュールで動いていました。3年生以降は、OB・OG訪問など志望企業を絞ってより選考を意識した活動に移行していきましたね。
司会:まさに理想的な就活をされていたんですね!ちなみに、なぜ2年生という早期から動き出そうと思ったんでしょうか?
岸野さん:私の持論になりますが、例えば受験というのは、その先の3〜4年間という比較的短期的な未来を左右する活動だと思います。一方で就職活動は、その先の30〜50年、つまり人生を左右する活動になる。だからこそ1年という短い期間ではなく、もっと長い期間で自分の納得のいく結論を出したいなと思い、少し早めから就職活動をしていました。
新人時代を振り返って
今回登壇されたお三方はコロナウイルスが最も流行した2020年に入社をされ、入社前のイメージとは全く異なる1年目を過ごしました。そんな中で、若手のエースと称されるまでになった皆さんは、どのように成長のチャンスを見出してきたのでしょうか?五十嵐さんに伺いました。
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五十嵐さん:勤務の基本形態は、出社とリモートのハイブリットワークでした。そのため出社時は、商談やお電話など先輩とお客様がコミュニケーションをとる場面を逃さないようにして、全力で聞き耳を立てて片っ端からメモをとるように。 先輩の技術をいち早く自分のものにしようと努力しました。リモートでの勤務時も、先輩がお客様とお電話をされる際は、先輩にビデオ通話を繋げてもらいメモをとる、といったことに数ヶ月間取り組んでいました。
司会:素晴らしいですね!どういった理由からそのような行動をとろうと思ったんですか?
五十嵐さん:私自身、実践あるのみ!というタイプで、資料を読み込んで業務を覚えるよりも、ハイパフォーマーの先輩はどのような提案をしているのか、それに対してお客様はどのような反応をするのか、ということに興味があったからだと思います。
司会:なるほど!そういった行動は会社全体で流行っていたんですか?
五十嵐さん:いえ、最初は私だけでした。ただ、その後自分の商談が上手くなっていく様子を見て、同期の中で何人か真似をしてくれた人もいました。
司会:コロナ禍でも成長しようと、五十嵐さんがゼロから考え出したナイスアイディアだったんですね!
入社3年目で見えてきた「はたらく」ということ
現在若手のエースとして活躍するお三方は、これまでの経験を踏まえて「はたらく」ことをどのように捉えているのでしょうか?入社前と比較して変化した価値観などを伺いました。
五十嵐さん:学生時代は正直、最初の数年間は上司に言われたことを淡々とこなしていくんだろうと心のどこかで思っていましたが、実際は全く違うんだという気づきがありました。もちろん、指示通りにこなせばいいお仕事もあると思いますが、その中で 自分なりにプラスアルファの仕事をちゃんと見出だせるかがすごく大事だと、2年目の後半頃に感じました。
司会:非常に重要な気づきですね。
五十嵐さん:この点は自分でもとても意識しています。Mustな仕事ではなくてWantな仕事、つまりやった方が良かろうというところまで出来てこそ、初めて人並み以上になれると感じました。何か1つ爆発的なパフォーマンスを出すことって、とても難しいと思います。それよりも、たとえ地味でもプラスアルファの仕事を少しずつ積み重ねることで、大きな成果に繋がっていくということを3年目で感じました。
宮田さん:私の場合、1年目の時は何も知らない世界で、先輩の真似をすることしかできませんでした。ただ2年目になると、先輩やお客様とのコミュニケーションの中で、私なりの価値、五十嵐さんの言うプラスアルファを生み出せるようになったと感じています。つまり、3年経ったから「はたらく」ことを理解したわけではなく、少しずつアップデートされていく、そんな感覚です。
岸野さん:私は、仕事を通じて社会的な自分の強みを見つけていくことが「はたらく」ということなのかな、と思っています。例えば、飲食店のバイトで他の人が1皿作ってる間に私は3皿作れますということも、すごい強みだと思うんです。ただ、それはその店舗で自分が発揮できる強みであって、 他の店舗や他の業種でも自分の強みが通用するのかは分からない。仕事を通じて、どこにいても通用する自分の強みを見つけて、確かめていくのが「はたらく」ということなのかなと思います。それができれば、人生の指針になり得る自信にもなるので、働きながら一生かけて見つけていくことは、非常に価値のあることだと感じています。
大学1,2年生が今やっておくべきこと
最後に、宮田さんより参加学生に対するエールとして、大学時代にやっておけばよかったことをお伺いしました。
宮田さん:焦る学生さんもたくさんいらっしゃると思いますが、 1,2年生のうちに自分の将来を全部決め切るなんて難しいと思います。だからなんとなくでもいいので、いろんな人に会ってみることから始めることもいいと思います。いろんな話を聞いて、将来のイメージを膨らませていくことの積み重ねで、自分のやりたいことややってみたいこと、興味のあること、 得意なことが見えてくるはずです。見えてきた段階で絞っていけばいいと思うので、あまり焦らずいろんなことに挑戦してみてください。
「はたらく」ことにワクワクしよう!
皆さんにとってこのイベントレポートが、「はたらく」ことにワクワクするきっかけになっていれば幸いです!
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