2026年卒(26卒)の皆さんはそろそろ「就活」というキーワードが聞こえ始め、就職活動に対して漠然とした不安を感じている人も少なくないのでは?
「2026年卒の就職活動はいつから始めればいいの?」
「まだ何もしていない…。就活の準備って、何をするの?」
など、就活に疑問や不安を抱えている皆さんへ、就職活動の全体的な流れやスケジュール、いつどんな準備で押さえたいポイントと併せてご紹介します。
目次
2026年卒(26卒)の就活スケジュール
就活において2026年卒(26卒)とは、「2026年3月に卒業予定の学生(現大学2年生)」を指します。
政府主導で定められた2026年卒の就活スケジュールにおいて、多くの学生は、2025卒の就活スケジュールと同様、 「大学3年生の3月に就活情報の解禁」「大学4年生の6月頃から選考開始」という流れになります。
【大学3年4月(2024年4月)】インターン情報が公開に!
企業にもよりますが、夏休みに実施される 26卒向けのサマーインターンや仕事体験の情報は大学3年生の4月ごろからオープンとなります。
一般的には大学3年生の6月頃からサマーインターンが実施され、大学3年生10月頃から2月ごろまでが秋冬インターンというスケジュールです。
26卒向けのインターンは随時募集されるため、志望業界・企業が決まっている方は、企業ホームページなどで最新情報をキャッチアップしておきましょう。また、自己分析や業界研究もこの時期に行っておくと、「本選考時に時間がない!」と困ることがないでしょう。
ちなみに、オファー(スカウト)型就活サービスにおいても、同時期からインターンシップや1day仕事体験に関するオファーが送られます!
以下の図にある通り、ナビサイトは基本的に『自分で企業を探して応募していく流れ』になるのに対し、オファー(スカウト)サービスは『企業から声をかけてもらう流れ』になるので、それぞれ企業との出会い方が異なります。
それぞれ違う特徴があるからこそ、 どちらも上手く活用することで「自分に合った企業」と出会いやすくなるので、ぜひどちらも上手く活用しましょう!
【大学3年3月(2025年3月)】説明会やエントリーなど、就活が本格化
大学3年生3月1日は企業の採用情報が公開となり、エントリーができるようになります。*「就活解禁日」と言われており、エントリーシートの提出や選考対策といった就活が本格化する時期です。
オファー(スカウト)型就活サービスでも、企業から説明会の案内が活発に届くようになります。「希望条件」を設定しておけば、自分の希望に合う企業の情報を効率よく入手できるので、忙しい中でもしっかり情報収集ができます。
*政府や経団連によるスケジュールに則った場合
【大学4年6月(2025年6月)】本選考が開始され内々定が出る人も
本選考では、企業側が求める人材像にフィットしているかを、SPIなどのWebテストや適性検査、複数回の面接を通して見極めます。自分自身の強みや志望動機を話せるように準備しておきましょう。
dodaキャンパスでは、25問の質問に答えるだけであなたに合った働き方がわかる『キャリアタイプ診断』をご用意!5分程度でサクッと分析ができるので、ぜひこちらもお試しください。その結果を見た企業から、あなたに合ったオファーを受け取ることができます。
2026年卒の就活はいつから始めるべき?時期ごとに準備しておきたいこと
スケジュールはわかったけれど、具体的にいつ・何をすれば良いのかを知りたい方も多いことでしょう。本項で大学何年の何月に何をしておくべきかご紹介します。
就活準備としてやっておきたいこと
下図は就活準備として対応しておきたい事柄を、流れで示したものです。
それぞれのポイントや具体的な準備内容は、下記をご参考ください。
自己分析
自己分析とは、初めて会う企業担当者に「あなたを知ってもらう」ため、どんな人間かを明らかにする目的で行うものです。
また、あなたの強み、志向性、将来なりたい姿といった自分自身の価値観を知ることで、自己PRや志望動機といった選考対策だけでなく、「将来のキャリアイメージ」や「就活の軸」を明確にする際にも役立ちます。
自己分析のやり方は、以下の記事を参考にしてみてください。
業界・企業・職種研究
業界研究や企業研究、職種研究は、世の中にあるビジネスや会社、仕事内容を理解し、自分に合ったものを見つけるために行います。
業界の中にも業種があり、細かく分類されていますので、それぞれを正しく理解しておくことは、選考対策や就職後のミスマッチを防ぐ意味でも役立つでしょう。
- 業界:企業が取り組む事業やビジネス。産業分類(例:金融業界)
- 業種:業界を細かく分類したもの(例:銀行、証券 など)
- 職種:仕事内容を分類したもの(例:営業、マーケティング など)
業界研究・企業研究のやり方は、以下の記事を参考にしてみてください。
Webテスト(筆記試験)対策
SPIや玉手箱、性格診断といったWebテストは、書類や面接だけではわからない「あなたの人となり」を把握するために採り入れられています。
実施されるWebテストは、SPIやCAB、玉手箱など、言語能力や計算問題、性格診断など、企業によって実施内容はさまざまです。
志望業界や企業がある場合は、実施されるテスト内容を早めに押さえ、しっかりテスト対策を行っておきましょう。
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書類選考対策
書類選考は面接前に実施する企業が多く、あなたの魅力をいかに言語化できるかが重要です。
また、エントリーシート(ES)や履歴書といった書類選考では、多くの企業で下記のような項目が聞かれます。
- 自己PR
- 志望動機
- 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
これらの内容をしっかりと話せるよう、自己分析や業界・企業研究で得た内容をもとに、しっかり言語化しておきましょう。
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面接対策
面接は、あなたと企業がお互いに理解を深める場です。
そのため、あなた自身がどんな人なのかを知ってもらえるよう、言語化できるようにしましょう。
面接では緊張して何を話せばいいか分からなくなってしまうことも少なくないので、事前に「企業側が面接でチェックしているポイント」を知り、しっかりと対策しておきましょう。
以下で、時期ごとに対応しておきたい事柄も見ておきましょう。
【大学2年1月〜】自己分析・業界研究
自己分析で過去の経験を振り返り、自分の性格や興味を持てること、弱み・強みなどを理解することは、やりたい仕事を見つけるために役立ちます。さらに、業界・企業研究を早めに進めておくことで、どのような業界にどういった仕事・職種があるのかを具体的に知ることができます。早めに始めておけば、インターンシップ応募の際にも役立つでしょう。
自己分析と業界・企業研究は一度で終わらせず、就活を進める中で繰り返し行うことがポイントです。就活の軸や自分にマッチする志望企業が見やすくなります。また、エントリーシートや面接での回答もスムーズにできるようになります。
【大学3年6月〜】夏インターンシップ参加
夏インターンシップが開催されるのは大学3年生の6月〜9月頃。大学3年生の4月頃には募集が順次始まるので、興味のある企業を調べ、応募締め切りに間に合うように注意しましょう。
インターンシップのプログラムは企業によって様々ですが、業界研究や企業研究に役立つだけでなく、自己理解を深めることにも役立ちます。多様な業界・企業について知りたい場合は、1dayのプログラムにたくさん参加してみるのも良いでしょう。
ただし、人気企業の場合はインターンシップ参加のために選考が設けられているケースが多いので、ES(エントリーシート)の準備や、筆記試験、面接対策など、事前準備が求められるので注意が必要です。
【大学3年10月〜】秋冬インターンシップ参加、OB・OG訪問、ES・筆記試験・面接対策
大学3年生の10月から2月頃までは、秋冬インターンシップが開催されます。インターンシップは5日以上とされており、長期にわたるものでは数カ月に及びますが、それ以外にも「1day仕事(職業)体験」として、1日のみ開催するプログラムもあります。
また、この時期は興味を持った企業のOB・OG訪問などを開始することもおすすめです。インターンシップで出会った社員などにお願いすることもできるでしょう。
さらに、本選考に向けて、ES・テスト・面接対策を早めに始めておくと安心できます。自己分析や業界・企業研究の成果、インターンシップに参加した経験などを基に、ESや面接でよく聞かれる質問に対する回答をまとめておくと良いでしょう。筆記試験対策についても、早いうちから参考書や問題集などで勉強しておくと安心できます。
また、企業によっては、10月頃から会社説明会を実施するケースや、選考をスタートするケースもあります。選考時期の違いなどは次のコーナーで解説するので、こちらも把握しておきましょう。
【大学3年3月〜】会社説明会参加と企業エントリー
大学3年生の3月からは、合同説明会や会社説明会への参加が始まります。就活サイトが情報解禁となり、プレエントリーもスタートする時期です。
自己分析や業界・企業研究の成果をもとに、興味を持った企業の説明会に参加して、さらなる情報収集に役立てましょう。昨今は、オンラインで会社説明会を開催する企業も増えており、参加のためのスケジュール調整がしやすい点もメリットといえます。
また、合同説明会には多くの企業が集まるため、参加することで新たに興味を持てる企業が見つかるかもしれません。
大学4年の4月からは多くの企業でESの受付が始まるため、早めに準備しておくこともポイントです。説明会で得た情報も役立てながら、ESの想定問答に対する回答を300文字程度にまとめておくと良いでしょう。また、面接対策として、回答内容を口頭で話せるように練習しておくことも大事です。
【大学4年6月〜】筆記試験・面接選考が始まる。順次、内々定が出る
大学4年生の6月以降は、多くの企業で筆記試験や面接選考が始まります。テスト対策や面接対策に加え、面接を受ける際のマナーや身だしなみなども把握しておくと良いでしょう。
選考では、集団面接やグループディスカッションを行う企業も少なくはないため、それぞれの対策を行うことも大事です。面接の回数は企業によって変化します。1次面接、2次面接を経て最終面接となるケースもあれば、3次面接や4次面接を行ってから最終面接に進むケースもあります。
就活はいつからいつまで?【企業別】選考スケジュールの違い
「いつからいつまで」就活を行うかは、志望企業の選考時期も大きく関係してきます。選考時期は企業によって異なるため、しっかりと把握しておくことも大事です。
新卒の採用選考については、基本的には経団連が設けたルールに沿うことが前提とされています。2024年卒以降は、政府主導で以下のようなルールに変更されました。
(1)エントリー開始や会社説明会などの「採用広報活動」は、卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
(2)面接などの「採用選考活動」は、卒業・修了年度の6月1日以降
(3)正式な内定日は、卒業・修了年度の10月1日以降
これによると、大学生の場合は「就活情報の解禁は3年生の3月から」「面接選考は4年生の6月から」、そして「内定は4年生の10月から」となっています。
ただし、経団連や政府が設けたこれらのルールに強制力はなく、企業の特性によって選考スケジュールは変化します。
経団連に加盟している企業の場合(大手日系企業など)
大手日系企業の多くは経団連に加盟しているため、定められた就活ルールに従って「大学3年生の3月に情報解禁」「大学4年生の6月から選考開始」としています。
ただし、筆記試験やESの受付期間などは定められていないため、これらを早いタイミングで実施する企業もあります。
経団連に加盟していない企業の場合(中小・ベンチャーの日系企業など)
経団連に加盟していない日系企業は、就活ルールに縛りがないため、大学3年生の2月頃から選考が開始されることが多いでしょう。早ければ大学3年生の3〜4月の時点で内定を出す企業もあります。
経団連に非加盟の企業には、中小企業、ベンチャー企業などが挙げられますが、IT系のメガベンチャーなども多く含まれています。規模が大きく、認知度が高い企業でも、経団連に加盟せず、独自のスケジュールで選考を行なうケースがあるため、注意しましょう。
外資系、マスコミの場合
外資系企業の場合は、大学3年生の10〜11月頃から選考を開始するケースが多く、秋冬インターンシップの時点から選考を開始する企業もあります。11月以降に順次内定を出し、年内には選考を終了する企業もあるため、「選考スケジュールを把握していなかったために、応募すらできなかった」という学生もいます。
外資系企業を志望している場合は、早めに就活をスタートすることが重要になるでしょう。
また、マスコミ業界の一部の企業では、大学3年生の12〜1月に採用選考を行い、12月以降に順次内定を出すというケースもあります。こちらについても選考スケジュールをしっかり把握しておくことが大事です。
業種別の選考スケジュールはどう調べればいい?
志望する業界・企業の選考を受けるためには、過去に実施された選考スケジュールをきちんと把握しておくことが大事です。ES受付の時期が近づいたら、企業の採用サイトや就活ナビサイトで、選考スケジュールが公開されているかどうかを確認しましょう。
また、夏インターンシップや秋冬インターンシップなどの募集が始まる時期にも、企業の採用サイトや就活ナビサイトをチェックすると良いでしょう。インターンシップに応募・参加した学生に向けて、説明会の開催などを案内するケースもあるため、興味を持った企業のインターンシップに応募しておくこともポイントです。
就活を成功させるポイント
早めにスタートする
自己分析や企業研究などに早めに着手することは、就活において非常に重要です。自分の希望に合う仕事・職種や、志望したいと思える企業を見つけやすくなります。
インターンシップについても、より志望度の高い業界・企業に応募した方が、業界・企業・仕事内容の理解に役立ちます。本選考で応募する業界・企業も絞りやすくなりますし、選考に関係するインターンシップに参加することもできるでしょう。
また、早めに就活をスタートすることで、ES作成やOB・OG訪問、面接対策などの準備も進めやすくなります。「情報解禁まで時間があるから、まだ始めなくてもいい」と考えてしまう人もいますが、早いうちから始めることで、自己理解が深まり、改善すべき点なども見えやすくなります。より自分の希望に合う企業に採用される確率を高めることができるでしょう。
インターンシップになるべく参加する
インターンシップに参加することには、多くのメリットがあります。就業体験を通じて働くことに対する意識や意欲を高めることができますし、様々な企業の魅力に触れることもできます。また、インターンシップで出会った先輩社員にOB・OG訪問をお願いすることもできますし、一緒に参加した学生とつながりを持つことで情報交換ができたり、お互いに励まし合ったりすることもできます。
就活に便利なサービスを活用する
就活を効率的に進めるためには、便利なツールを使うこともオススメです。
納得の内定を獲得した先輩の経験談によると、大学のキャリアセンターを相談先にしたり、ナビサイトとオファーサービスを併行したりすることで、幅広い情報を獲得されていました。
もし就活の軸が絞れていない場合は、ご自身に合ったサービスを併用するのも一つでしょう。
就活スケジュールにまつわる質問
Q:理系の就活スケジュールはどうなっていますか?
A:企業側の動きとしては基本的に政府主導のスケジュールとなります。ただし、大学生なのか大学院生なのかによって準備を始める時期が異なるでしょう。例えば、理系学生は研究室での実験や研究で忙しく、院生は非常に多忙です。
そのため、大学生であれば大学3年3月の情報解禁に向けて、自己分析や業界研究を早めに行っておくことをおすすめします。
Q:企業の採用はいつごろまで実施されますか?
A:内々定を通知する大学4年の9月ごろまでが多い状況ですが、最近は通年採用を実施する企業も増えています。
就活について悩む前に
大学3年生の時期は、学業や部活・サークル、アルバイトなど、人それぞれに忙しくなる時期でもあります。
自分に合った企業を見つけて納得のいく就職活動にしたいと思っても、限られた時間の中でどのように動けば良いのか、悩んでしまう人も多いのではないでしょうか?
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