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適性検査とは?いつから備える?突破に向けた対策や種類を徹底解説

  • インターン
  • 2025.12.08
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適性検査とは

就活で避けては通れない適性検査。どう対策をすればよいか悩む方も多いのではないでしょうか。適性検査は、難易度が高い問題ばかりではありませんが、制限時間が短く「短時間で正確に解く力」が求められます。

本記事では、分野別の対策方法やオススメの対策ツールをご紹介!主要な適性検査の種類や特徴も解説しますのでぜひ最後までご確認ください。

目次

    本記事の監修者

    株式会社ベネッセi-キャリア
    doda新卒エージェント統括部
    松本 涼さん


    言葉にすることが難しい思いの言語化や、就活の軸を整理するお手伝いを得意としています。転職の支援をした経験から、入社した先にあるキャリア形成の大切さを新卒就活中である学生の皆さんにも伝えていきたいと思っています。
    入社後に後悔しない就職活動ができるよう、一人ひとりに寄り添い伴走していきます。

    適性検査とは

    「適性検査」とは、応募者の特性を客観的に測定するための試験 で「能力検査」と「性格検査」を組み合わせた形が一般的です。本項では、それぞれの検査の詳細をはじめ、企業が適性検査を実施する目的について解説します。

    Webテストの内容

    ■ 能力検査

      • 言語問題
      • 非言語問題
      • 英語
      • 構造的把握力

    ■ 性格適性検査

    能力検査

    能力検査は学力や一般教養を測る試験で、主に数学の基礎や言語能力、論理的思考力、情報処理能力などがチェックされます。

    言語問題と非言語問題に加え、企業によっては英語や構造的把握力を採用している場合も。 受検企業がどの能力検査を採用しているか、予めチェックしておきましょう。


    ■ 言語問題

    言語問題は文章理解や語彙力、読解力などを測る問題が出題されます。

    言語問題の6つの出題形式

    • 二語関係:二つの単語の関係を問う問題
    • 熟語:熟語の意味や使い方を問う問題
    • 語句の用法:語句の意味や使い方を問う問題
    • 文の並べ替え:文の意味を保ったまま並べ替える問題
    • 空欄補充:文の空欄に入る適切な語句を答える問題
    • 長文読解:長文の内容を理解する問題

    ■ 非言語問題

    非言語問題では、数学の基礎知識や論理的思考力を測る問題が出題されます。

    非言語問題の3つの出題形式

    • 計算問題:数学の計算問題
    • 図形問題:図形の性質や関係を問う問題
    • 推理問題:論理的な思考力や問題解決能力を問う問題

    ■ 英語

    英語では、語彙力や文法力、読解力を測る問題が出題が出題されます。全企業で採用されているわけではありませんが、英語力を重視している業界・企業では出題される可能性が高いでしょう。

    英語の4つの出題形式

    • 同意語・反意語:単語の同意語や反意語を答える問題
    • 単語の意味:単語の意味を答える問題
    • 文法問題:文法の正誤を判断する問題
    • 英文読解:英文の内容を理解する問題/span>

    ■ 構造的把握力

    構造的把握力は、文章や図形などの構造を理解する力を測る問題で、情報を俯瞰的に捉えて自分なりに分類・整理する力が求められます。

    構造的把握力の3つの出題形式

    • 図形の構造:図形の性質や関係を問う問題
    • 文章の構造:文章の構成や論理を問う問題
    • 数式の構造:数式の意味や変数の役割を問う問題

    性格適性検査

    性格検査は、企業とあなたのマッチ度を判断するために用いられるテストです。回答の一貫性を意識しつつ、自分の性格をアピールするように心がけましょう。

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    企業の実施目的

    企業は、数百・数千にのぼる応募者から、自社に合う人材を公平に見極めたい と考えています。しかし、すべての応募者と会って判断するのは現実的ではありません。そこで、応募者を効率的に絞り込むために活用されるのが「適性検査」です。

    検査ごとの違い

    • 筆記試験:基礎学力を測る客観的な指標
    • 性格検査:応募者の性格や価値観が自社とマッチするかを判断する材料

    このように、適性検査は企業が自社に合う人材を効率的かつ公平に見つけるうえで欠かせない選考プロセスと言えるでしょう。

    種類別に押さえよう! 主要な適性検査5選

    ひと口に適性検査と言っても種類はさまざま。高得点を獲得するためには、種類ごとに出題内容や特徴を理解し、個別の対策を行うことが必要です。応募企業が用いる適性検査を把握し、適切な対策を行いましょう。

    主なWEBテストの形式5選と出題内容

    言語 非言語 英語 構造的把握力 性格適性検査
    SPI
    玉手箱 ×
    TG-WEB ×
    CAB × × ×
    GAB ×

    ※ △:企業によって異なる


    (1)SPI

    SPIは非常に多くの企業で採用されている適性検査で、言語・非言語・英語・構造的把握力・性格適性検査の5つの分野で構成されています。

    ※英語と構造的把握力は出題しない企業もあり

    下記の通り、受検形式によって問題数や制限時間が異なります。

    分野 ペーパーテスト テストセンター WEBテスト インハウスCBT
    言語 30分/40問 合計35分/解答次第で変化 合計35分/解答次第で変化 合計35分/解答次第で変化
    非言語 40分/30問
    英語 30分/45問 20分/解答次第で変化 なし なし
    構造的把握力 なし 20分/解答次第で変化 なし なし
    性格適性検査 40分/300問 30分/300問 30分/300問 30分/300問

    1問ごとに制限時間があり、時間になると自動で次問に切り替わります。 解答後は戻れないため、速度・精度ともに重要です。


    (2)玉手箱

    玉手箱はSPIと並んで多くの企業で採用されている適性検査で、問題数と制限時間は以下の通りです。

    分野 分野 問題数 制限時間
    言語 論理正誤 32問 15分
    趣旨判定 32問 10分
    趣旨選択 10問 12分
    非言語 四則逆算 50問 9分
    図表の読取り 29問 15分
    表の穴埋め 20問 20分
    英語 論理正誤 24問 10分
    長文読取り 24問 10分
    性格適性検査 性格 68問 20分
    意欲 36問 15分

    玉手箱は前の問題に戻ることができるため、好きな順番で解答できます。(前に戻るボタンを表示しない企業もあるため要注意)

    また、1問ごとに制限時間もないため、問題によって時間配分を変えることが可能です。なお、玉手箱では誤謬率(ごびゅうりつ)*を測定していないため、わからない問題も空欄にせず、最終的には何かしら回答するよう心がけましょう。

    * 誤謬率:回答した問題に占める不正解の問題の割合


    (3)TG-WEB

    TG-WEBは、SPIや玉手箱に比べて問題数が少なく、1問あたりに使える時間が多い点が特徴です。「従来型」と「新型」の2種類があり、問題形式が異なるため、それぞれの対策が必要となります。

    型式 分野 問題数 制限時間
    従来型 言語 12問 12分
    計数 9問 18分
    英語 10問 15分
    性格適性検査 企業によって異なる
    新型 言語 34問 7分
    計数 36問 8分
    英語 10問 15分
    性格適性検査 企業によって異なる

    玉手箱同様、TG-WEBも誤謬率は測定していません。わからない問題にも必ず回答するよう心がけましょう。


    (4)CAB

    CABは論理的思考力の測定を目的としたテストで、出題内容は非言語問題と性格適性検査の2種類のみです。法則性・命令表・暗号など、学校の授業では馴染みのない問題が多く、対策なしで高得点を取るのは至難の技でしょう。

    分野 問題数 制限時間
    暗算 50問 10分
    法則性 40問 15分
    命令表 50問 20分
    暗号 39問 20分
    性格適性検査 68問 30分

    SEやプログラマーといったIT系の職種で採用されていることが多いため、IT業界を志望する方はしっかりとチェックしておきましょう。


    (5)GAB

    GABは出題範囲が広く問題数も多いため、対策に時間を要する適性検査の一つです。グラフや表などを読み解く力や、論理的に思考する力が求められます。

    分野 問題数 制限時間
    言語理解 52問 25分
    計数理解 40問 35分
    性格適性検査 68問 なし

    適性検査の中でも比較的難易度が高いため、応募企業で採用している場合は早くから対策することをオススメします。


    適性検査の対策は、志望企業が扱うテストの種類を把握することから始まります。「志望する企業が決まっていない……」という方は、まず「就活の軸」を定めましょう!dodaキャンパスの就活軸診断では、【所要時間5分】であなたが大切にしている価値観を言語化できます。ので、ぜひ試してみてください。

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    適性検査はどう受ける?受検形式をチェック

    適性検査の受検形式は、企業や試験の種類によってさまざまです。形式によって受検場所や当日の流れが異なるため覚えておきましょう。代表的な受検形式と、特徴は下記の通りです。

    受検形式 主要設備 受検場所 受検タイミング
    WEBテスト 自分のパソコンとインターネット 自宅など 期間内であればいつでも可能
    テストセンター 会場のパソコン 専用の会場 事前予約にて日時を決定
    会場受検 紙と筆記用具 企業指定の会場 企業の指定日時

    最近ではオンラインで監督者とつないで実施する「リモート監督型」の適性検査も登場しています。いずれの場合も、指定された形式とルールに従い、ベストを尽くせるよう事前準備を万全にしておきましょう。

    完全攻略! 適性検査対策のポイント

    代表的な適性検査

    ここでは、適性検査を攻略するうえで絶対に外せない対策法を紹介します。分野を問わず必要となる内容ですので、しっかり確認しておきましょう。


    何度も繰り返し問題を解く

    適性検査の対策では、何度も繰り返し問題を解くことが非常に重要です。。「何冊も参考書を解かないといけないのでは……?」と考えがちですが、実は参考書の数はそれほど重要ではありません。

    基本的に解法は限られているため、同じ問題でも数周すれば傾向に慣れることができます。繰り返す中で何度も間違える設問は、高確率であなたの苦手分野です。重点的に対策するようにしましょう。


    公式は丸暗記する

    非言語問題は、数学の公式を知っていれば一瞬で解ける問題も少なくありません。適性検査は1問あたりに使える時間が非常に短いため、公式はすべて丸暗記し、解答速度向上に努めましょう。

    覚えておきたい公式一覧

    1. 速さ=距離×時間
    2. 時間=距離÷速さ
    3. 距離=速さ×時間
    4. 時速=60×分速
    5. 平均速度→距離を時間の合計で割る
    6. 出会う時刻→距離÷2人の速度の和
    7. 追いつく時刻→距離÷2人の速度の差
    8. 原価:商品を仕入れたときの値段で、仕入れ値ともいう
    9. 定価:商品を売るときの、割引前の値段
    10. 売価:商品を売るときの、割引後の値段(実際に売った値段)
    11. 割引率:定価から差し引く額の割合
    12. 利益 = 売価 – 原価
    13. 定価 = 原価×(1 + 利益の割合)
    14. 売価 = 定価×(1 – 割引率)
    15. 順列:nPr(n個の中からr個取り出して並べる方法は何通りあるか)

    時間を計測!本番の時間配分で解いてみる

    適性検査で高得点を取るには、制限時間内にすべての問題を解き切ることが重要です。そのため、演習時から本番を意識し、うまく時間配分できるか確認しておきましょう。

    時間配分を決める上でのポイント

    • 自分の得意分野と不得意分野
    • 適性検査の問題数と制限時間(1問あたりの解答時間)

    得手・不得手は演習の中で見えてくることもあります。ストップウォッチなどで時間を計測し、どの問題に時間がかかるか確認しておきましょう。


    性格適性検査にも慣れておく

    高得点を取るには、制限時間内にすべての問題を解き切ることが重要です。各問に数秒で回答する必要があるため、深く考えすぎず直観で答えることが大切です。

    なお、自分を良く見せようと嘘の回答をするのは絶対にやめましょう。ライスケールの問題が含まれているため、嘘の回答は見抜かれ、信頼を失う可能性があります。回答の一貫性を意識し、ありのままの自分をアピールしましょう。


    自分の性格を深く理解し、質問に即答するのは意外と難しい作業です。不安がある方は、まずあなたの「強み」から明確にしましょう。dodaキャンパスの自己分析サポートAIでは、あなたの経験をもとに、わずか5分で強みを言語化できます。もちろん無料で実施できるので、ぜひ活用してみてください。

    自己分析サポートAI

    【分野別】適性検査の対策方法

    続いて分野ごとに必要となる対策について「言語系」「非言語系」に分けて解説します。


    言語系

    言語系の問題を解くには、限られた時間で正確に文章の主旨を掴む読解力と、語彙や文法の知識が必要です。日ごろから新聞やビジネス文章などの「活字」に触れる習慣をつけ、文章を素早く読み解くトレーニングをするとよいでしょう。

    また、知らない単語に出会ったら、その都度意味を調べる習慣を身につけるなど、地道な語彙力強化も点数アップにつながります。幅広い語彙知識と早く正確に読む力をバランスよく鍛えましょう。


    非言語系

    必要となる数学知識は中学・高校レベルが中心ですが、1問あたりの解答時間が短く、設問が複雑です。

    そのため、素早く計算する力と論理的に考える力 の両方が求められます。主要な公式はすべて暗記し、定番問題の解法パターンは覚えてしまいましょう。

    また、本番同様の時間制限を設けて模擬問題に取り組み、限られた時間内で正確に解答する練習も欠かせません。非言語系は地道な反復練習が高得点の要となるでしょう。

    これは使える!就活生にオススメの対策ツール

    ここでは、適性検査対策に使えるツールを3つ紹介します。それぞれの特性を理解し、使い分けられるようにしておきましょう。


    対策本

    参考書は「言語」「非言語」「性格検査」など、出題される問題が網羅的に掲載されており、広く対策をしたい人にはオススメのツールです。

    おすすめ参考書一覧

    ■ SPI向け

    • これが本当のSPI3だ! 2027年度版 【主要3方式〈テストセンター・ペーパーテスト・WEBテスティング〉対応】 (本当の就職テスト)
    • 2027最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集

    ■ 玉手箱向け

    • これが本当のWebテストだ! (1) 2027年度版 【玉手箱・C-GAB編】 (本当の就職テスト)

    ■ TG-WEB向け

    • これが本当のWebテストだ! (2) 2027年度版 【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター編】
    • スピード攻略Webテスト WEBテスティング '27年版

    ■ CAB向け・GAB向け

    • これが本当のCAB・GABだ! 2027年度版 【Web-CAB・IMAGES対応】 (本当の就職テスト)
    • CAB・GAB 完全対策 2027年度版 (就活ネットワークの就職試験完全対策)

    WEBサイト

    適性検査は、パソコンで受検するケースが多く見られます。WEBサイトの活用により、本番と似た環境で練習を積むことができるでしょう。

    中には無料で模擬試験を実施できるサイトもあるため、自分の実力を試したい方はぜひチャレンジしてみてください。


    アプリ

    移動時間などの隙間時間を有効活用したい方は、アプリの使用がオススメです。

    ただし、アプリによっては誤答が含まれているケースも。アプリのみでの対策は避け、参考書やWEBサイトとの組み合わせを検討しましょう。

    おすすめアプリ一覧

    適性検査に関するよくある質問

    最後に、適性検査に関するよくある質問に回答します。疑問を解消し、万全の状態で適性検査に臨みましょう。


    Q.適性検査の結果だけで選考に落ちることはありますか?

    A:はい。適性検査の結果だけで選考に落ちてしまう可能性はあります。

    特に応募者が多い企業では、能力検査の得点で足きりを行うケースも少なくありません。また、性格検査の回答に矛盾が多く見られたり、企業の求める人物像と大きく離れている場合も、落選の対象となり得ます。能力検査対策は時間をかけて念入りに行い、性格検査では一貫性のある回答を意識しましょう。


    Q.適性検査は勉強すべきですか?

    A:はい。適性検査は事前に勉強することがオススメです。

    適性検査は問題の出題パターンや時間配分に慣れているかどうかで結果が大きく変わります。いきなり本番に臨むと、時間内に解き終わらず、実力を発揮できない可能性も。過去問や参考書を活用し、しっかりと対策しましょう。


    Q.適性検査はボロボロでも受かりますか?

    A:「ボロボロ」という感覚でも合格できる可能性はあります。

    一般的に適性検査の結果を自身で知ることはできません。そのため「ボロボロ」という感覚でも、想像以上に点数が取れている可能性があります。また、求める水準も企業ごとに異なるため、予想に反してボーダーを超えている場合もあるでしょう。

    適切に対策を行い適性検査を突破しよう

    就活を有利に進めるためには適性検査の対策が欠かせません。特に応募者が殺到する人気企業では、検査結果で大きく絞り込むことが大半です。ボーダーラインを超えられるよう、しっかり対策を行いましょう。最後に本記事の内容を簡単にまとめます。

    本記事のまとめ

    • 適性検査の対策は時間を意識しながら繰り返し解き、問題の傾向を掴むことが大切
    • 言語、非言語で設問が大きく異なるため、それぞれに合った対策を行う必要がある
    • 対策は参考書やWEBサイトをメインにアプリで隙間時間を活用する方法がオススメ

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