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【イベントレポート】住友商事の社内起業制度に注目!実際に立ち上がった新規事業ってどんなもの?

  • dodaキャンパス活用法
  • 2022.09.07

プロフィール

今福 綾乃 さん
・東京大学経済学部に在学中大学3年生(24卒)
・「dodaキャンパス」でインターン生として、コラムやSNSの運用を担当

※本記事は2022年7月25日にdodaキャンパス・テレビ東京・DMMオンラインサロンが共同開催した『就活サロン番組「STEAMファクトリー "HOPEZ"」』のイベントレポートです。

皆さんは「社内起業制度」という言葉を聞いたことがありますか?社内での起業という言葉を聞いて、「社員なのに起業するってどういうこと?」「なんとなく面白そう!」と思った方もいるのではないでしょうか。

今回のイベントでは、住友商事の社内起業制度および同制度で実際に立ち上げた新規事業について、榎本太一さん(住友商事物流事業部)、仲村将太朗さん(住友商事物流事業部)、林克征さん(テレビ東京)、豊好竜弥さん(DMMオンラインサロン)、桜井貴史(dodaキャンパス編集長)が登壇し、参加学生との対談を交えながらお話しいただきました。

前半が「住友商事の社内起業制度で立ち上がった新規事業および制度の魅力」について、後半が「住友商事の人事部にNGなしの質問会」の2構成になっています。 今回は前半の内容をお届けします。(本ページ下部にアーカイブ映像へのリンクURLがあります。ぜひご覧ください。)

目次

    社内起業制度から生まれた新規事業「CLOW」

    まずは登壇者である住友商事の榎本さん、仲村さんに、住友商事に入社してから現在までのご経歴についてお話しいただきました。

    榎本さん:もともと不動産の部署に所属しており、総合デベロッパーと同じような仕事を5年間行っていました。その後、社内起業制度である「0→1(ゼロワン)チャレンジ制度」を活用し、物流事業部の中に所属しながら社内起業という形で(仲村さんと共に)新規事業創出に取り組んでいます。

    仲村さん:入社から3年目までは生活資材事業推進部に所属し、バイオマス燃料の木質ペレットを輸入して国内の発電所に売る仕事をしていました。3年目からはブラジルで語学研修と生活資材に関するビジネスを行っていました。その後帰国し、現在は「0→1チャレンジ制度」を活用して(榎本さんと共に)新規事業に取り組んでいる、という流れになります。

    新規事業「CLOW」の事業内容とは?

    次にお二人が行っている新規事業「CLOW」について、詳しい事業内容を教えていただきました。

    榎本さん:農業の物流をデータプラットフォームを用いることで効率化する、という事業の実現に取り組んでいます。
    日本の農業物流は非常に幅広いですが、この事業では「農家・農業法人から次の目的地までの輸送」に注目しました。特に東京や大阪などの大都市近くで農業を営む農家さんは、自分で軽トラックを運転して作物を輸送しているため、1日3〜4時間ほどの時間を輸送に費やしてしまっています。
    そのため、システムの開発によって農家さんが安く簡単に物流を外注できるようなサービスを提供することで、農家さんが農業や販路の拡大といった輸送以外の仕事に時間を使えるようにすることを目指しています。

    しかし現状として、昨年度の実証実験ではあまりいい結果が得られませんでした。理由としては、

    ・農家さんは「自分で作った作物を自分で運転して運ぶ」ことを数十年近く続けてきているためすぐに新しいサービスに乗り換えるということが難しいこと
    ・物流にかかる時間をコストと捉えている農家さんは少なく、多くの農家さんは「自分で運んだらタダ」という観念を持っていること

    が挙げられます。そして、そうした意識の改革には数年単位の取り組みが必要となってしまいます。

    そこで現在はこの事業をビジネスとして成り立たせるために、儲かる仕組みを作りつつ意識改革も並行して行いたいと考えています。
    将来的な展開としては、農業物流という分野のDXを成し遂げ、その後農業以外の一次産業にも幅を広げて事業として大きくしていきたいと考えています。

    ※CLOWの名称は「Change the Logistics World」の頭文字に由来しています。物流の世界を変えたいという思いから名付けられたそうです。

    「CLOW」立ち上げについて

    「CLOW」を始めたきっかけや思いについてもお話を伺いました

    仲村さん:元々「世界の常識を変えるビジネスを創りたい」という夢を持っていました。そしてブラジルに駐在しバイオマスの事業に携わっていた経験から、農業分野でビジネスのきっかけを探しており、日本の農業における物流に目をつけました。その中で、小規模で分散している日本の農業を、技術を使って一元管理できるという構想から生まれたのがこの「CLOW」という事業です。

    林さん:世界を変えることがしたいと思った中で、農業物流ビジネスに至ったのは、やはりブラジルの経験が生きているのでしょうか?

    仲村さん:ブラジルに駐在しており、バイオマスを担当しており、住友商事で働いている、という自分の持つ人的資産を考えた際、住友商事には社内起業制度があったので活用してみようと思いました。またブラジルの農業についての知見とコネクションが自分にしかない武器であると思い、それらを差別化要素としたら効率的なのではないかと考えてこの道を選びました。

    榎本さん:元々所属していた部署での仕事が落ち着き今後の仕事について考えていた時に、ちょうど同期である仲村さんがブラジルから帰国し、この新規事業を一緒にやらないかと声をかけてくれたのが、「CLOW」立ち上げに取り組んだきっかけです。

    社内起業制度の魅力

    続いて、社内起業制度の魅力について登壇者にお話しいただきました。

    桜井さん:社内起業の良さは、今までの自分の経験を活かすことができるだけでなく、人的ネットワークや会社の資産・強みを活かすことができる点です。資金面の援助を受けることができたり、同期のような強い仲間がいたりといった環境の中で、新しいチャレンジができることが魅力的だと思います。

    豊好さん:起業という形ではないものの、DMMでは毎年多くの数の新規事業が立ち上がっています。そのような意味では社内起業に近いと思います。
    自分で新規事業をやってみたいという気持ちが強い社員が多い傾向はありますが、働く中でスキルをつけた結果、新規事業にチャレンジをしたいと提案するケースもあります。

    林さん:番組などで色々な会社に話を聞くと、自分で動くことができてチャレンジできる学生はみんな起業してしまう、という悩みを持っていることが多いです。そして、大きい会社でも社内起業制度のような仕組みはあるが、なかなか学生に認識してもらうことができていない、という相談を多く受けます。会社に入ってその中で起業することの強みというのは、学生が(自分のキャリアを)考える中での選択肢として一つ指針にできるのでしょうか?

    桜井さん:できると思います。現在、色々な会社で社内起業や新規事業立案といった制度が作られています。また会社の中には、新規事業のアイデアが通ったらコンサルタントをつけてくれるなど、さまざまな新規事業立案のサポートをしている会社があります。そのため会社説明会などの場で、社内起業制度のような仕組みがあるかどうかや、具体的に何件の新規事業を出しているかなどを尋ねてみると、自分の中の選択肢が広がると思います。

    林さん:「CLOW」においては、どのような会社からのバックアップがあるのでしょうか?

    榎本さん:現状として「CLOW」は物流事業部という部署の一案件になっているので、主担当は我々2名ですが、上長からのサポートは受けています。また部署の案件になる前の段階ですが、新規事業のアイデアを募集するコンペで外部の有識者に判断してもらい、そのアイデアを認められると1年間の猶予が与えられ、その間コンサルタントがついてくださり事業を進めるにあたって何でも相談できる、という仕組みがあります。

    まとめ

    今回のイベントでは住友商事さんの社内起業制度について、実際の事業「CLOW」の事例をお話しいただきながら理解を深めることができました。
    特に、会社の持つ強みを活かしながら新規事業を自分の手で作っていくことができるという社内起業制度のメリットは、非常に魅力的なものだと感じました。

    この記事を読んだ皆さんが、社内起業制度や住友商事さんでの新規事業について学んだことで、将来の自分のキャリアを考える上での参考になっていたら幸いです!

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