プロフィール
今福 綾乃 さん
・東京大学経済学部に在学中大学3年生(24卒)
・「dodaキャンパス」でインターン生として、コラムやSNSの運用を担当
・東京大学経済学部に在学中大学3年生(24卒)
・「dodaキャンパス」でインターン生として、コラムやSNSの運用を担当
※本記事は2022年3月14日にオンラインで開催された「【超初心者向け】先輩の就活見学会~面接編/OBOG訪問編~」のイベントレポートです。
就活において避けて通れない「面接」。初めて経験する学生にとってはなかなかイメージが掴みづらいですよね。
私自身、面接でどのようなことを聞かれて、どうやって答えたら良いのか分からないことが多かったので、イベントを通じて面接の具体的なイメージが湧きました!
今回のイベントでは、社会人2年目の先輩が学生役、社会人10年目の先輩が面接官役となり模擬面接と振り返りを行いました。
これから面接を受けるという方や、面接が不安な方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
模擬面接
「人材会社の一次面接をオンラインで行う」というシチュエーションで、面接官役と学生役に分かれて模擬面接をしました。
面接官:○○人材株式会社の中大路と申します。普段は新卒採用を担当しています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
それでは早速ですが、簡単に自己紹介と学生時代に頑張ったことを教えてください。
それでは早速ですが、簡単に自己紹介と学生時代に頑張ったことを教えてください。
続きを読むには⋯
ここから先は<会員限定>です。
ログイン(または会員登録)すると
記事の続きを読むことができます。
アカウントをお持ちでない方はこちら
学生:はい、○○大学○○学部の細谷と申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
学生時代に力を入れたことはサークル活動です。100名を超えるメンバーがいる中で、多くのメンバーがバイトやサークルを掛け持ちしていました。皆がやりがいを持って活動してほしいとの想いから、副代表の立場として活動しやすい雰囲気作りに力をいれました。
主に、同学年から不満がないか話を聞き、その意見を代表会議に提案して活動に取り入れていきました。また、話を聞いて終わりにしただけではなく、メンバーと定期的にコミュニケーションを取り、活動しやすい雰囲気作りに貢献できたと思います。以上です。
学生時代に力を入れたことはサークル活動です。100名を超えるメンバーがいる中で、多くのメンバーがバイトやサークルを掛け持ちしていました。皆がやりがいを持って活動してほしいとの想いから、副代表の立場として活動しやすい雰囲気作りに力をいれました。
主に、同学年から不満がないか話を聞き、その意見を代表会議に提案して活動に取り入れていきました。また、話を聞いて終わりにしただけではなく、メンバーと定期的にコミュニケーションを取り、活動しやすい雰囲気作りに貢献できたと思います。以上です。
面接官:いくつか質問させていただきたいのですが、どのようなサークルに所属されていたのですか?
学生:法学部のメンバーが集まり、実際に市民の相談を聞くサークルです。昔から人の話を聞くのが好きで、学生時代からよく相談を受けるタイプだったので自分の強みが活かせるかと思い、このサークルに入りました。
面接官:具体的には何がサークルの課題だったのですか?
学生:サークル活動に時間を避けていない所員が多く、サークルとしてまとまっていない雰囲気がありました。不満があっても意見を通しづらい雰囲気だったので、副代表として中心となり意見を吸い上げていきました。
面接官:実際に細谷さんが行ったことは何ですか?
学生:サークルのイベントが少なくなっているので交流する時間が少ない、活動時間が固定されていてサークルに参加できないなど様々な意見を聞き出しました。また、メンバーが交流できるイベントを年に複数回企画し、交流を深められる場を作りました。
面接官:よく分かりました。ありがとうございます。人からよく相談を受けるとおっしゃっていましたが、それはどうしてだと思いますか?
学生:まずは相手の話を受け入れ、話しやすい雰囲気を作っているからだと思っています。 高校時代には、テニス部に所属していたのですが、後輩から練習に取り組む姿勢や高校生活について相談を受けていました。
面接官:小学生の頃はどんな子供でしたか?
学生:いろいろなことにチャレンジしている子供でした。例えば、水泳、体操など、興味のあることを習わせてもらっていました。
面接官:ありがとうございます。それではこちらで終了して面接の振り返りをしていきましょう!
面接のフィードバック
模擬面接の振り返りで挙げられた、良かった点と改善点をご紹介します。
良かった点
面接官:話す時間が適切でした。今回の面接のように、「学生時代頑張ったことを自己紹介と合わせて教えてください」と聞かれた際は、1分半を目安にまとめるのが良いでしょう。
改善点
面接官:「学生時代に力を入れたこと」について、3つ改善できる箇所があります。
1つ目は、「サークル活動に力を入れた」という結論から話すことはできていましたが、「サークル活動の何に力を入れたのか」が分かりづらかったことです。
2つ目は、「所員」などサークル内で使う独自の言葉を使ってしまっていたことです。サークル内では使われているが一般的には使われていない言葉は、「メンバー」など一般的な言葉に置き換えて話しましょう。
最後に、「学生時代に力を入れたこと」の全体像が分かりにくかったことです。私から1つ1つ「どんなサークルなのか?」「課題は何か?」などを質問しましたが、面接官からこのように丁寧に聞いてくれない場合もあるので、全体像が分かるように話せるよう内容を整理しておきましょう。
1つ目は、「サークル活動に力を入れた」という結論から話すことはできていましたが、「サークル活動の何に力を入れたのか」が分かりづらかったことです。
2つ目は、「所員」などサークル内で使う独自の言葉を使ってしまっていたことです。サークル内では使われているが一般的には使われていない言葉は、「メンバー」など一般的な言葉に置き換えて話しましょう。
最後に、「学生時代に力を入れたこと」の全体像が分かりにくかったことです。私から1つ1つ「どんなサークルなのか?」「課題は何か?」などを質問しましたが、面接官からこのように丁寧に聞いてくれない場合もあるので、全体像が分かるように話せるよう内容を整理しておきましょう。
面接のポイント
PREP法で話す
自己PRや学生時代に力を入れたことを話す際は、PREP法を意識しましょう。PREP法とは、図のように「結論→根拠→事例→結び」の順で話す方法です。
『結論』は一言で分かりやすく話しましょう。『根拠』・『事例』は背景、課題、対策、結果について順を追って話します。『結び』は体験から得た学びや気づきを社会や会社でどう生かしたいかをまとめましょう。
面接の種類に合わせて対策する
一次面接・二次面接・最終面接では、面接官に見られているポイントが大きく違います。
一次面接では、学生の印象が重視されます。挨拶・話し方・話すトーンなど、第一印象を見られていることを意識しましょう。
一次面接では、学生の印象が重視されます。挨拶・話し方・話すトーンなど、第一印象を見られていることを意識しましょう。
二次面接ではコミュニケーション力や志望動機、話す内容が見られています。特に話す内容では、ガクチカ・自己PRが職種と結びついているか、仕事のイメージが持てているか、といった点に注目して話すことを意識しましょう。
最後に、最終面接では第一志望度を見られています。その会社ならではの志望動機を準備した上で、面接に臨みましょう。
一次面接・二次面接・最終面接それぞれのポイントについて、詳しくは以下のコラムも参考にしてみてください。
一次面接で落ちる理由は?原因と対策を知り、選考を突破しよう!
【例文つき】二次面接で聞かれる質問と対策。一次・最終面接との違いとは
【例文つき】最終面接で受かる対策と準備。聞かれることや好印象な逆質問とは
一次面接で落ちる理由は?原因と対策を知り、選考を突破しよう!
【例文つき】二次面接で聞かれる質問と対策。一次・最終面接との違いとは
【例文つき】最終面接で受かる対策と準備。聞かれることや好印象な逆質問とは
参加者からの質疑応答
当日のイベントでは参加者から多くの質問がありました。その一部をご紹介します!
Q. 『学生時代に頑張ったこと』は、どの点に着目して聞いていますか?
結果としてどのくらい素晴らしいことができたかどうかは気にしておらず、なぜ取り組もうと思ったかという動機を見ています。今回の面接でいうと、なぜサークルで取り組もうとしたのか、どんなことを課題に感じ、喜びを感じたのか、といった部分です。
Q. 『学生時代に頑張ったこと』は、勉強もしくはサークルだったらどちらが良いですか?
面接を受ける企業がどのようなことを大切にしているかを見てみるのがおすすめです。チームワークを大事にしている社風の企業では、サークルなど他人と協力したエピソードを話すと良いでしょう。計画性や地道に物事を進めていくことを良しとしている社風であれば、計画的に勉強をしたエピソードを話してみましょう。
企業が何を大切にしているかは、説明会やHPを見て探ってみましょう。
企業が何を大切にしているかは、説明会やHPを見て探ってみましょう。
Q. 高校時代や子供の頃のエピソードを聞くのはなぜ?
学生のことをしっかり理解するため、大学時代のことだけでなく、高校生や子供の頃はどんな子供だったかを聞かれることがあります。自己分析をして、しっかり振り返っておきましょう。
Q. 面接では回答内容を暗記しスラスラ話すより、コミュニケーションを意識したほうがいい?
暗記したものをスラスラ答えられるよりは、コミュニケーションを意識した方が良いでしょう。ガクチカなどは事前に準備をしている内容があると思いますが、その後の質問に対しては、会話のキャッチボールを意識して話す方が印象が良くなります。
Q. 事前に回答を用意していない質問への対処法は?
間を置きすぎるのは良くないですが、どうしても困った場合は「少し考えてみてもいいですか」と伝えるなど、10秒ほど間をとり、心を落ち着かせてみましょう。
学生が想定していない質問というのは、正しい回答ができるかというよりも、質問にどのように対応ができるかという柔軟性が見られています。何かしら頑張って答えようとする姿勢を見せるように心がけるのが良いでしょう。
学生が想定していない質問というのは、正しい回答ができるかというよりも、質問にどのように対応ができるかという柔軟性が見られています。何かしら頑張って答えようとする姿勢を見せるように心がけるのが良いでしょう。
まとめ
今回のイベントでは、実践・振り返り・質疑応答を通して面接のポイントを学ぶことができました。面接を経験したことがない学生でも、イメージを掴みやすいイベントでした。
面接のポイントを理解できたので、これから意識して話すように気を付けたいです!
面接のポイントを理解できたので、これから意識して話すように気を付けたいです!
無料
- ▼ 自己分析に役立つ適性検査(GPS)
- ▼ 自己PR添削
関連記事