【採用担当者向け】オンライン面接を成功させる5つのポイントとは?
今や新卒採用でも当たり前となった「オンライン面接」。多くの企業では、運用を始めて1年以上が経ち、採用担当者・面接官ともに慣れてきた頃合いではないでしょうか。
しかし、学生からの声では「面接官の反応が薄く手ごたえを感じなかった」といった、オンライン面接だからこその不満もいくつか聞こえてきます。
そこで今回は、改めて見直したい、オンライン面接を成功させる『5つのポイント』をご紹介していきます。
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オンライン面接とは?
インターネット回線を利用した音声電話やテレビ電話機能を使って行う面接手法のことです。
PCやスマートフォンを使えば、どこでも学生と面接することができるため、これまでは遠方に住む地方学生や海外留学生と面接をするときに、活用されることが多かった手法です。
しかし、新型コロナウィルス感染症の拡大で、リモートワーク(在宅勤務)をはじめる企業が増えたことや、対面での接触を控える必要性が高まったことから、今年に入り、急激にオンライン面接を導入する企業は増えています。
オンライン面接を成功させるポイント
現在では、オンライン面接のためのサービスは様々あり、一部のサービスでは無料開放なども行われていることから、よりはじめやすい環境が整っていると言えるでしょう。
とはいえ、これまでオンライン面接に取り組んだことがない企業も多く、どのようにすれば良いのか分からない・・・という不安も多いのが現状だと思われます。
試しながら改善していくという手もありますが、本記事では実施する前に最低限押さえておくべきポイントについてお伝えいたします。
【準備編】
ポイント① 利用するサービスの操作方法と注意点を確認しておく
オンライン面接用のサービスは様々あることから、利用するサービスによって使い方は異なります。そのため、オンライン面接で使うサービスを決めたら、まずはじめに操作方法を確認しておきましょう。
さらに、利用するサービスによっては、相手と接続できる時間が決まっているものや、同時に利用できる人数に制限があるものもありますので、オンライン面接を実施する前に、サービスを利用する上での注意点も確認しておきましょう。
特に、はじめてオンライン面接を実施するという人事担当者や面接官は、事前に社員同士でテスト利用してみることを推奨します。
オンライン面接は、インターネット環境に左右されやすいという弱点もあるため、
操作方法だけでなく接続状況に問題がないかをチェックしておくと、当日スムーズに面接を行えると思います。
ポイント② 候補者情報は事前にきちんと目を通す
対面での面接でも重要なことですが、候補者情報は事前にしっかりチェックするようにしましょう。
急ピッチでオンライン面接の対応を進める場合、環境整備や学生への案内等の準備で忙しくなり、気付けばもう面接の時間だった!ということも少なくありません。様々な対応に追われ、なかなか時間を捻出するのが難しい人事担当者も多いと思いますが、オンライン面接を成功させるためには、やはり事前準備は欠かせません。
候補者情報にきちんと目を通し、面接中に質問してみたいことを整理しておくことで、オンライン面接に切り替わったとしても、普段通りに進めることができるでしょう。
【面接編】
ポイント③ アイスブレイクは少し長めに行う
はじめてのオンライン面接に、人事担当者や面接官は緊張すると思いますが、それ以上に緊張するのは、おそらく面接に臨む学生の方だと思われます。
学生にとっても、これまでオンライン面接を豊富に経験してきたという人は多くないため、対面での面接以上に緊張して上手く話せないという状態に陥りやすくなっています。
そのため、オンライン面接では通常よりも少し長めにアイスブレイクの時間をとり、選考と関係ない話をしてお互いの緊張をほぐすようにすると、会話がしやすい空気になり、より本来の姿に近い状態で面接できるようになるでしょう。
また、オンライン面接では選考中のメモをとるタイピングの音が学生に聞こえてしまう場合もあるため、面接をはじめる前に、その旨を伝えておくと良いと思います。
ポイント④ 資料を使って説明する時は画面共有機能を使う
会社説明のパートなど何か資料を使って説明する必要がある場合は、オンライン面接サービスに搭載されている画面共有機能を使うと、相手に見やすい状態で説明することができます。
最近では、新型コロナウイルスの感染対策のため、対面での会社説明会を辞め、オンラインで会社説明会を実施したり、会社説明会と1次面接をあわせたオンライン面接を実施する企業が増えています。そういった時は資料を使って説明する時間も長くなるため、画面共有機能は非常に便利ですので、ぜひ利用してみてください。
ポイント⑤ リアクションはいつもより大きめにとる
直接会って面接をするよりも、ビデオ画面を通じて行うオンライン面接の方が、コミュニケーションを取りづらいと感じるでしょう。
特に、画面越しでは相手の反応や表情が読み取りづらいため、せっかくアイスブレイクで緊張をほぐせたとしても、面接中のやりとりによって学生がどんどん委縮していってしまったというケースも珍しくありません。
このような事態を回避するため、オンライン面接では積極的に相づちを打ったり、いつもよりリアクションを大きめに取るようにすると、相手にこちらの反応が伝わりやすくなり、面接の雰囲気も良くなっていきます。
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まとめ
今回の記事では、オンライン面接をこれから実施する企業向けに改めて見直したい基本をまとめました。オンライン面接をうまく運用できている、と言い切れる企業はまだ多くないため、工夫を積み重ねることで他社との差別化につなげやすい施策です。
ぜひ、本記事の内容をもとに、今一度自社のオンライン面接を振り返ってみてください。
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