【企業アンケート調査】2022年卒の採用計画に関する調査結果 2020年5月
新型コロナウイルスの感染拡大により、新卒採用にも大きな影響が起きています。
そこで、株式会社ベネッセi-キャリアでは、新卒ダイレクトリクルーティング「dodaキャンパス」を利用企業を対象に、2022年卒の採用計画と計画変更意向について調査しました。
目次[非表示]
- 1.採用人数の計画
- 1.1.新型コロナウイルス感染拡大前
- 1.2.新型コロナウイルス感染拡大後
- 1.3.採用人数規模別の計画変更状況
- 2.採用開始時期の計画
- 2.1.新型コロナウイルス感染拡大前
- 2.2.新型コロナウイルス感染拡大後
- 2.3.採用開始時期別の計画変更状況
- 3.インターンシップの計画
- 3.1.21卒の実施実績と22卒予定
- 3.2.21卒実績別の22卒予定
- 4.インターンシップの課題
- 5.まとめ
- 5.1.大幅な計画変更をする企業は少ない
採用人数の計画
新型コロナウイルス感染拡大前
新型コロナウイルス拡大前の22卒採用予定人数は、1~9人と回答した企業が全体の半数近くいた。【質問1】
新型コロナウイルス感染拡大後
新型コロナウイルスの影響を受けても、全体の約67%は計画の変更がないと回答している。採用人数を減らすと回答した企業は15%、未定(=検討中)も10%強である。【質問2】
採用人数規模別の計画変更状況
元々の採用人数を9名以下で予定していた企業のうち、採用人数を減らすと回答したのは約10%だったが、10名以上の採用を予定していた企業では、26%が採用人数を減らすと回答した。採用人数が少なければ、採用計画を変更しない割合が高い。
採用開始時期の計画
新型コロナウイルス感染拡大前
2020年9月までに採用開始を検討していた企業は全体の半数近くいた。【質問3】
新型コロナウイルス感染拡大後
採用人数の計画と同様、採用開始時期についても“計画変更なし”と回答した企業は60%と半数を上回った。 【質問4】
採用開始時期別の計画変更状況
2020年の夏まで(~9月)に採用活動開始予定だった企業のうち、15%が後ろ倒しを決定している。それに対し、秋以降(10月~)に予定していた企業は後ろ倒し企業はおらず、逆に前倒し予定の企業が10%いた。
インターンシップの計画
21卒の実施実績と22卒予定
22卒対象のインターンシップについて、夏から実施を予定している企業は全体の約半数で、21卒の夏に実施した数と横ばい。
しかし、22卒の予定については約25%が「実施について検討中」と回答しており、秋・冬からインターンシップを実施した企業や前年実施実績のない企業が対応を決めかねていることが読み取れる。【質問5,6】
21卒実績別の22卒予定
21卒で夏から実施した企業のうち、7割以上が引き続き22卒でも夏から実施予定である。
一方、21卒で秋・冬から実施した企業も、夏から実施すると回答した企業も散見される。
インターンシップの課題
インターンシップの実施における課題として、半数以上の企業が“コンテンツ設計“と”母集団形成”に課題を感じていると回答している。
【調査概要】
- 対象企業:dodaキャンパスの契約企業
- 回答数:86社
- 調査期間:2020年5月22~24日
- 調査方法:webアンケート
- 調査機関:株式会社ベネッセi-キャリア
まとめ
大幅な計画変更をする企業は少ない
全体傾向として、大幅な採用活動の後ろ倒しや採用人数の削減を検討する企業は少ないことが分かります。dodaキャンパス上でも、22卒学生とのつながりを増やしている企業も続々と増えています。
一方、夏インターンシップの実施日程を含め計画段階の企業もいるかと思います。22卒の学生動向として、特に就業意欲の高い方、上位校の学生や理系学生は動き出しが早い傾向が見受けられるため、 該当学生をターゲットとしている企業は、早めのアプローチをお勧めいたします。