学内セミナーのオンライン化へ「dodaキャンパスLIVE」in_北海学園大学
昨今の新型コロナウイルス感染拡大の影響により、新卒採用マーケットではオンライン化の波が押し寄せています。
合同説明会、企業の選考や会社説明会は軒並みオンライン化して行きました。
大学における学内セミナーについても例外ではありません。
学内セミナーは、企業の新卒採用の手法としてい非常高いニーズがありますが、コロナ影響によって中止を余儀なくされ、学生と企業のマッチングの機会が大幅に減少してしまいました。
そんな中、「dodaキャンパス」では、企業・学生の出会いの場である学内セミナーのオンライン化支援を実施いたしました。
ただ、オンライン上で企業の説明会を開催するだけではなく、「dodaキャンパス」を活用し、よりマッチングが生まれるような仕掛けや、企業の魅力が伝わるような工夫を凝らしたオンラインイベントを実施し、学生・企業・大学から高い評価を頂くことができました。
今回は、その第一弾となる北海学園大学でのオンライン学内セミナーの開催レポートをご紹介いたします。
目次[非表示]
- 1.学内セミナーの重要性と新型コロナウイルスの影響
- 1.1.企業における学内セミナーの重要性
- 1.2.学内セミナーの3つのメリット
- 1.3.新型コロナウイルスの影響とオンライン化の流れ
- 2.「dodaキャンパスLIVE」 in 北海学園大学
- 3.大学の声、参加者の声
- 3.1.北海学園大学からの声
- 3.2.参加企業からの声
- 3.3.学生からの声
- 4.まとめ
学内セミナーの重要性と新型コロナウイルスの影響
企業における学内セミナーの重要性
マイナビが2020年2~3月に行った企業調査では、”特に注力している採用手法”として、「学内セミナー」が全体の5位と上位を占めており、母集団形成を行う上では有効な手段として活用されていることが分かります。
※出典元:2021卒 マイナビ企業新卒採用予定調査
学内セミナーの3つのメリット
企業が学内セミナーから得られるメリットは大きく3つあります。
まず一つ目に、「開催する大学の学生にピンポイントでアプローチができる」という点が挙げられます。
例えば、各所に支社がありエリア採用をしたいケースや、過去優秀な社員を多く輩出している大学がある場合などに有効です。
二つ目に、「学生の応募意向が高い」という点です。学生は不特定多数の学生を集客していることが分かると、興味がある企業でも競争から避ける場合があります。採用される可能性があると感じるだけで、選考を受けてみたいと感じる可能性が高いため「わざわざ自分の大学に来てくれた」という特別感や、「大学が認めた企業」という安心感などから応募しやすい状況が生まれます。
三つ目は、「大学に合わせたコミュニケーションが取れる」という点です。合同説明会や会社説明会では大学がバラバラで文理、エリアも様々な学生にメッセージを送らなければなりません。
学内セミナーでは、その大学ごとの特徴に合わせた発信ができるため学生も興味を持ちやすい説明が可能になります。
新型コロナウイルスの影響とオンライン化の流れ
学内セミナーといえば、大学が大教室やホールなどに学生を集め、企業が参加学生にPRをするという形で行いますが、2020年3月より深刻化した新型コロナウイルスの感染拡大を懸念し、オフラインで行っていた学内セミナーの多くが中止となりました。
企業にとっては、重要な採用手法の一つの手段がなくなったことで、母集団形成に影響が出ますし、学生が企業に出会えるチャンスが減ったことはもちろん、大学にとっても、就職支援をする重要な場がなくなったことが痛手となりました。
さらにオンライン化の対応を進めようとしても、学生への広報手段も、学内のポスターや掲示板での告知をメインとしている大学も多く、オンラインイベントを企画しても中々周知ができない状況がありました。
これらの課題を解決を目指して「dodaキャンパス」を活用した学内セミナーの企画が立ち上がりました。
「dodaキャンパスLIVE」 in 北海学園大学
「dodaキャンパスLIVE」は、「dodaキャンパス」を利用中の学生と企業のマッチングを生み出すためのオンライン合同説明会です。今回は北海学園大学と提携し、「dodaキャンパスLIVE」を北海学園大学の学内セミナーを実施しました。
dodaキャンパスLIVEとは
新型コロナウイルスの影響でオフラインの合同説明会が相次いで中止となり、企業が学生への広報活動に大きな影響が生じました。dodaキャンパスでは学生と企業が出会うきっかけを少しでも増やし、お困りの企業を支援したいという思いで発足した、オンラインでの合同説明会です。
「dodaキャンパスLIVE」では学生の選考参加意向をより高めるのために独自の工夫として、「第三者による企業説明」を行っております。
これは、人事担当者からの説明に加えて、「dodaキャンパス」のファシリテーターが第三者の立ち位置で企業のポイントを解説したり、学生が直接聞きにくい質問を個別チャットで集約して代表して質問するなど、中立の立場に立ちながら、企業の魅力を引き出したり学生の理解を深めるといった取組を行っています。
また「dodaキャンパス」の機能を活用し、説明会後に学生からオファーのリクエストを企業に送る仕組みを作っております。説明会直後の最も熱度の高いタイミングでマッチングを図ることで、双方にとってより満足度の高いイベントにすることができています。
これまでのオフラインのイベントでは出来なかった、説明会中のチャットでの質問なども含め、インタラクティブな場として、企業・学生から評価いただいています。
北海学園大学との連携の背景
「dodaキャンパス」を運営するベネッセi-キャリアでは、企業への新卒採用支援事業に加えて、大学向けにGPS-Academicという問題解決能力におけるアセスメントや、GTECという英語4技能アセスメントを提供し、学生のキャリア支援を行っております。
これまで北海学園大学の学生にもアセスメントを提供していましたが、学生のキャリアに向けた一貫した支援を実施し、アセスメントの価値を高めるために、就職支援の機会提供も行うことになりました。
アセスメントによる能力開発から、「dodaキャンパス」でのポートフォリオの可視化、そしてマッチングの機会提供まで行うことで、より多くの学生のキャリア支援ができると確信し、実施するに至りました。
登壇企業数24社、参加学生数122名の大盛況 ※21卒対象
大学との連携は初の試みでしたが、2020年6月16~18日の三日間で、24社が参加し、参加学生122名と、大変多くの学生が興味を示してくれました。
企業ごとにdodaキャンパスのファシリテーターが付き、学生向けに各企業の魅力ポイントを伝えた後、1社あたり30分程度、人事の方から会社説明・質疑応答を行います。
ファシリテーターによる的確な質問に、人事担当者がたじろぐシーンが見られたり、参加学生もチャットではなく口頭で質問をしたりと、大変盛り上がりました。
大学の声、参加者の声
北海学園大学からの声
- 自大学だけのイベントのため、強く学生に参加を促すことができた
- 情報格差なく、学生に公平な機会を与えられ、きっかけを作れた
参加企業からの声
- 普段だったら認知してもらえていない地域の学生に、足を運ばなくても知ってもらうことができた
- 「dodaキャンパス」のファシリテーターが学生の代わりに質問してくれるので、とてもやりやすく、伝えたいことを伝えられた
学生からの声
- 住んでいる地域に関係なく、イベントに参加できるのが良かった
- 自分の知らなかった業種・職種のことを知ることができた
※以下、イベント実施後のアンケート
まとめ
今回は初の取り組みとしてレポートを挙げさせていただきました。
今後もお客様からのフィードバックを得て、よりよい体験・採用における成果を出していただくために様々な取り組みを行っていきたいと考えております。
そして北海学園大学に限らず、別の大学でも随時実施中で、既に3大学との実施が決まっております。
また学内セミナーに限らず、エリア限定や文理別、業界別などのイベントも定期的に開催しております。
今回は21卒向けのイベントでしたが、今後22卒向けのイベントもご用意する予定ですので、是非少しでもご興味ありましたら、お気軽にお問合せください。
dodaキャンパスLIVEの詳細はこちら (現在は受付しておりません)