企業への敬称である御社と貴社。「使い方を間違えたくない」「面接やエントリーシートではどちらを使うの?」と不安を抱える就活生も多いのではないでしょうか?
本記事では、面接・エントリーシート・メールといったタイミング別に、例文も交えて使い方を解説します。自信を持って使い分けできるよう、しっかり確認しておきましょう。
目次
「御社」と「貴社」の違いとは?
「御社」と「貴社」は、いずれも企業を敬う表現ですが、使う場面が異なります。意外と間違えやすいポイントなので使い分け方法をしっかり覚えておきましょう。
「御社」と「貴社」の使い分け
「御社」と「貴社」は下記の通り使い分けます。
| 呼び名 | 使い方 | 具体的な使用タイミング |
|---|---|---|
| 御社 | 会話(話し言葉) | 面接、電話、説明会 |
| 貴社 | 文章(書き言葉) | 履歴書、エントリーシート(ES)、メール |
これは基本的なビジネスマナーの一つです。使い方をしっかり覚え、好印象につなげましょう。
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「御社と貴社を間違えたことがある?」先輩の回答を紹介!
就活を進めるなかで、実際に「御社」「貴社」を間違えたことがあるか先輩3名に質問をしました。下記の通り、回答してくれた3名は間違えた経験はないようですが、多くの方が使用時に不安を感じて調べているのが現状です。
いざというタイミングで混乱しないよう、この機会にしっかり覚えておきましょう。
先輩の回答
- A先輩
インターンのエントリーシートを書く時に1回調べたけれど、覚えれば大丈夫。 - S先輩
就活初期にエントリーシートを書く時にどっちだっけと思って不安になって調べた。 - Y先輩
メールでしか使えないということを知らなかったので、細心の注意を払いながら使うようにしていた。ネットで調べた。これは間違えてはいけない!という意識で調べて覚えるようにした。
「御社」を使う場面と例文
ここでは、「御社」の具体的な使い方を紹介します。代表的なシーンとして「面接」「電話」「説明会、OB・OG訪問」について例文と一緒に確認していきましょう。
面接での使い方と例文
例文
【志望動機】
- 御社の〇〇という企業理念に強く共感し、志望しました。
【自己PR】
- 私の強みである語学力とコミュニケーション能力を、御社が中期方針の柱にしている海外開拓に活かしたいと考えています。
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電話での使い方と例文
例文
- 御社の採用担当の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか?
- インターンの案内メールには記載がございませんでしたが、御社のインターンシップは服装の指定がありますでしょうか?
会社説明会、OB・OG訪問での使い方と例文
例文
【会社説明会での質問】
- 御社でご活躍されている社員の方に共通する資質やスキルがあれば教えてください。
【OB・OG訪問での質問】
- 〇〇様が御社に入社してから最もギャップを感じたポイントは何ですか?
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「貴社」を使う場面と例文
続いて「貴社」を使う場面と例文を紹介します。
メールでの使い方と例文
例文
- 貴社の選考ステップについて1点伺いたく、メールいたしました。
- 先日は貴社の二次面接に参加させていただき、ありがとうございました。
履歴書、エントリーシート(ES)での使い方と例文
例文
【志望動機】
- お客さまを第一に考えた貴社の〇〇サービスに感銘を受け、志望いたしました。
【ガクチカ】
- 部活動を通して学んだ「ネバーギブアップ」の精神を貴社でも貫き、困難な課題があっても乗り越えていく所存です。
送付状での使い方と例文
例文
- 貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
- この度、貴社の採用選考に応募いたしましたので、履歴書を送付いたします。
「御社」「貴社」を間違えてしまった時の対処法
就職活動で「御社」と「貴社」を混同してしまうのは決して珍しいことではありません。
ここでは、面接などの口頭でのミスと、履歴書・エントリーシート・メールでの書面上のミスに分けて、対処法を解説します。
面接で言い間違えた場合
面接官は、基本的に「御社」「貴社」の言い間違えだけで合否を判断することはありません。「貴社」と口にしてしまったとしても、慌てず、すぐに一言添えて言い直しましょう。
言い直しの例
貴社の〇〇に魅力を感じ志望しました。
――失礼いたしました。御社の〇〇に魅力を感じ、志望いたしました。
大切なのは、一度のミスを引きずらずに話を続けること。気持ちを切り替えてあなたの熱意をしっかり伝えましょう。
履歴書・エントリーシート(ES)・メールで書き間違えた場合
書類やメールで誤って「御社」と書いてしまった場合、提出前であれば最初から書き直しましょう。二重線や修正液は使わず、最初から書き直すのがマナーです。
提出後に気付いた場合は、早めに訂正の連絡を。そのままにしておくよりも、誠実で丁寧な印象につながります。
「御社」「貴社」を使う時の注意点
ここでは「御社」「貴社」を用いる際に注意すべき点として、二重敬語と業種による敬称の違いについて解説します。
「御社」「貴社」に「様」は不要
「御社」「貴社」という言葉自体が、すでに相手企業への敬称です。「御社様」「貴社様」とすると敬語が重なり、不適切な表現になります。「敬語をよく理解していないのでは?」という印象を与えてしまう可能性もあるでしょう。
なお、文書を企業に送る場合は、会社名の後に「御中」を付けるのが一般的です(例:株式会社〇〇御中)。
この「御中」も「様」と同じく敬称ですが、宛名として企業を指定する際の決まり文句なので混同しないよう注意してください。
「御社」「貴社」を使わないケースもある
就活では、すべての応募先に「御社」「貴社」を使うわけではありません。組織の種類に応じた敬称を用いるのがマナーです。
| 組織 | 話し言葉 | 書き言葉 |
|---|---|---|
| 銀行 | 御行 | 貴行 |
| 学校 | 御校 | 貴校 |
| 官公庁 | 御庁 | 貴庁 |
| 病院 | 御院 | 貴院 |
志望業界の敬称は、事前に必ず確認しておきましょう。
「御社」や「貴社」に関するよくある質問
Q.「弊社」や「当社」と「御社」「貴社」の使い分けは?
A. 下記の通り、指している立場がまったく異なります。
- 「御社」「貴社」:相手の会社
- 「弊社」「当社」:自分の会社
「弊社」「当社」は、企業に属する人が自社を指す言葉です。そのため、就活生がアルバイト先やインターン先について話す場合でも「弊社」「当社」は使いません。
Q.「御社」と「貴社」を使い間違えたら選考に影響する?
A. 一度の言い間違いで大きく不利になることはないでしょう。
ただし、何度も繰り返し間違えたり、そもそも使い分けを理解していない状態は避けるべきです。ビジネスマナーへの意識不足と判断され、マイナス評価につながる可能性があります。
大切なのは、一度のミスよりも、正しく使おうとする姿勢。必要以上に萎縮せず、自分の強みや志望理由をしっかり伝えることに集中しましょう。
「御社」と「貴社」の使い方をマスターして好印象につなげよう!
「御社」「貴社」の使い分けは一見複雑に感じますが、ルール自体は非常にシンプル。理解し、少し練習するだけで自然と使えるようになります。提出前の書類確認や模擬面接を徹底的に行い、自信を持って選考に臨みましょう。最後に、本記事の内容を簡単にまとめます。
本記事のまとめ
- 「御社」は話し言葉で「貴社」は書き言葉
- 銀行や学校など、独特な敬称を使う組織もあるため要注意
- 「御社」「貴社」を使い間違えても、極度に気にせずアピールの中身に集中することが大切
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