就活やインターンシップの選考時に必要となるものの一つに、履歴書に貼る証明写真があります。
証明写真を用意するにあたって、「写真館で撮るべき?スピード写真はNG?」 「自撮りはOK?」「表情や髪型で気を付けるポイントは?」 といった、さまざまな疑問点が出てくるかと思います。
そこで今回は、履歴書の証明写真で気を付けたいポイントについて詳しくご紹介します。
この記事でわかること
・ 証明写真は写真館で撮るのがベスト
・ 証明写真は20〜30枚は必要になる
・ 写真だけで合否は決まらないが印象が大切
・ スピード写真で撮る時に気をつけるポイント
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目次
履歴書の証明写真に関する基礎知識
まず最初に、履歴書写真を提出する目的をはじめ、使用期限やサイズといった履歴書写真に関する基礎知識を押さえておきましょう。
履歴書写真の目的や使用期限は?
就活においてエントリーシート(ES)と一緒に提出を求められることの多い履歴書の目的は、本人確認を含めた基本情報の確認です。そのため、本人の印象が変わらない期間の目安として、一般的には3か月〜6か月が使用期限だと言われています。<br><br>
ただし、ヘアスタイルやヘアカラーなど大幅に印象が変わっている場合、撮影しなおす方が無難だと言えます。あくまで本人確認書類として適切かどうか?という観点で考えましょう。
履歴書写真のサイズは?
履歴書写真のサイズは、企業側から指定がない限りは、縦40mm×横30mmが一般的なサイズです。運転免許証に貼る写真よりも一回り大きいものになります。
ミリ単位の差であれば多少サイズの違いがあっても問題ありませんが、明らかに大きすぎる・小さすぎる場合は撮り直しましょう。写真をカットして調整するよりも、そのほうが確実です。
必要な枚数
用意するべき履歴書写真の枚数は、応募する企業数にもよるため一概には言えませんが、一般的には20〜30枚ほど用意するべきと言われています。写真館やスタジオで撮影すればデータがもらえるだけでなく、いつでも焼き増しができるので安心です。
写真を用意する時期
写真館やスタジオで就活用の証明写真を撮ろうと考えている人は、なるべく早めに準備を始めるのが賢明です。就活が本格化する時期になると写真館の予約も取り辛くなりますので、少なくともエントリーシート提出の1ヵ月前か、遅くとも1週間前には写真を用意しておきましょう。
インターンシップへの応募書類をはじめ、早期に選考が始まる企業に応募する場合はなおさら、早めの行動を心がける必要があります。
証明写真は合否に影響する?押さえるべき基本ルール
証明写真を撮る際、「この写真で合否が決まるかも」と身構える人も多いかもしれません。果たして、写真で合否が決まったり、選考に大きく影響が出たりすることはあるのでしょうか?
写真だけで合否が決まることは少ない
結論から言うと、写真だけで合否が決まることは少ないと言えます。証明写真で好印象を与えたいと考えることは間違っていませんが、それだけで選考結果が決まるようなことはほとんどありません。しかし、髪型が奇抜だったりスーツが乱れていたり、ネクタイが曲がっていたりするような非常識な写真の場合には、マイナス印象につながることがあります。
写っているのが本人だとわかることが重要
履歴書の写真は面接をする際の本人確認に利用されます。そのため、写真を撮るときに特に意識しなければならないのは、写っているのがひと目で本人だと分かることです。普段メガネをかけているのであれば、メガネをかけた状態で写真を撮りましょう。必要以上にメイクを濃くするなど、本人だと分からなくなるような工夫は避けるのが賢明です。
また、履歴書の写真は採用担当者の記憶を呼び起こすカギにもなります。大企業の採用担当者は1日に何十人もの学生と面接を行うので、名前だけでは誰だったか思い出せないことがあります。そのようなときは、履歴書の写真を見ながら面接での印象を思い出すのです。
このように、写真で本人だとわからなければ損をする恐れがあるので注意が必要です。
証明写真は写真館がベスト?スピード写真や自撮りでも大丈夫?
最近はスピード写真の質が高くなっていることもあり、写真館には行かずにスピード写真を利用して証明写真を用意しようと考える人もいるでしょう。しかし、大事な就活用の写真をスピード写真で撮っても大丈夫なのでしょうか?
スピード写真や自撮りは避けた方がベスト
基本的には、就活の履歴書に貼る証明写真をスピード写真や自撮りで済ませるのはオススメしません。面倒でも、写真館やスタジオで撮影するようにしましょう。
理由としては、写真館・スタジオで撮るほうが質の高い写真を撮影できるからです。写真館やスタジオでは、プロのカメラマンが撮影するので、姿勢や顔の角度、目線、表情までを細かく確認しながら最適な証明写真を撮影してもらうことができます。
一方、スピード写真や自撮りはプロの面接官から見ると、姿勢が悪かったり目線の高さがずれていたりといった点に気づかれる可能性が高くなります。自分で写真を切り取る必要があるため、きれいに裁断できずに見栄えが悪くなるといったリスクもあるため、あまりオススメではありません。
写真館・スタジオではデータの焼き増しが可能
写真館やスタジオでは、写真そのものに加えてデータをもらうことができるので、何枚でも焼き増し可能です。一方で、スピード写真がなくなったらまた撮りに行かなくてはなりませんし、その度に時間もかかります。
また、就活では何枚、何十枚と履歴書を書く人も少なくないため、最初はスピード写真が手軽に思えても、後先のことを考えると写真館・スタジオでの撮影のほうがコストが安く、時間をかけずに済むでしょう。
表情や髪型、服装で気をつけるポイントは?OK例・NG例
就活用の証明写真を撮る際、表情や髪型・服装はどうすればいいのでしょうか?
OK例
履歴書写真を撮影する際は、軽くあごを引いて前をまっすぐ見ます。表情は、口角を上げて、歯が見えない程度に微笑むことがポイントです。服装はスーツがベスト、就活にふさわしい清潔感のある髪型を心がけましょう。アクセサリー類はつけない方がベストです。
NG例
次に、NG例をご紹介します。
表情については、顔の角度や目線がまっすぐではないものはNG。「少し斜めからの角度のほうが自信があるから」などという理由で、角度を付けての撮影は避けましょう。
服装は、OK例とは逆に清潔感のないものは避けるべきです。仮に志望している企業の社風が自由であっても、私服での撮影は避ける方がベター!
エントリーシートの書き方のコツや書き方のコツについては以下をチェック!
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スピード写真を利用する際に気を付けるポイントは?
写真館やスタジオで撮ったほうが安心とはいえ、諸事情でスピード写真を使わざるを得ないケースもあるでしょう。スピード写真を利用するときは、写真館のように写り方のアドバイスがもらえないため、自分でポイントを押さえておく必要があります。
ここからは、スピード写真で上手く撮影する4つのポイントを見て見ていきましょう。
1.姿勢に合わせて位置を調節する
証明写真の印象は、写る人の姿勢によって大きく変わります。スピード写真を撮るときは、必ず背筋を伸ばして椅子に座りましょう。そして、あごを引いた状態で目の位置がぴったりと合うように椅子の高さを調節してください。そうすることで自然な姿勢で写真に写るため、写真の印象を上げることができます。
2.足元にも気を使う
証明写真では上半身しか写らないため、足元をおろそかにしている人も少なくないでしょう。しかし、スピード写真機では足元の左右にストロボが設置されている場合があります。ストロボは被写体に光を均一に当てるために必要な装置です。
そのため、足を開いたり、荷物を置いたりしてストロボをさえぎると、写真に不自然な影ができてしまいます。スピード写真を撮るときは両足を閉じ、荷物がある場合は足と椅子のあいだなどの邪魔にならない場所に置いておきましょう。
3.色のコントラストを意識する
スピード写真では、色の濃い上着を着ると写真に自然な陰影がつきます。そのため、証明写真を撮るときは女性も上着を着ることをオススメします。また、背景が青色ならネクタイは赤色を選ぶなど、コントラストを意識することで印象的な写真を撮ることができます。写真の印象が強ければ採用担当者の記憶にも残りやすくなるので、試してみると良いでしょう。
4.補正機能を使う
スピード写真機には肌色や肌質の補正機能がついているものもあるので、必要に応じて活用するのも1つの方法です。
また、背景の色を変えて個性を演出するのも良いでしょう。こうした便利な機能を使うことで、写真の印象を自分好みに変えることができます。ただし、補正機能を使いすぎて本人だと分からなくなってしまっては意味がないので、補正は自然な範囲にとどめておくことが大切です。
まとめ
証明写真だけで就活の合否が決まることは少ないものの、大事な就活用の写真はスピード写真ではなく、写真館を利用して用意するのがベターです。
特に多くの企業にエントリーする予定がある人には、クオリティや焼き増しのコスト、時間面でも、長い目で見ればスピード写真よりも写真館やスタジオの利用がオススメです!
ぜひ、選考対策の一つとして早めに履歴書写真を準備しておきましょう。
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