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社会人に質問!あなたの学生時代や仕事の軸とは?―フリーランス

  • 大学1,2年生
  • 2022.04.22

プロフィール

西中村 剛(にしなかむら・ごう)さん(42歳/社会人19年目)
2003年、呉服専門販売店へ新卒入社し、新規事業開発を担当。2006年、株式会社船井総合研究所に転職し、中小企業向けの経営コンサルティングに携わる。2009年に独立し、フリーランス(個人事業主)としてWebコンサルティングとライティングに従事。2010年、株式会社企画名人を設立。2020年、娘の将来を考えてオランダへ移住。妻・3人の娘とアムステルダムの隣接都市に在住。現在は、フリーランス【GO NISHINAKAMURA】として活動中。

昨今、ワークライフバランスを重要視する人が増えています。コロナ流行を背景にリモートワークを推奨する企業が増える中、海外で働くという選択肢も現実的になってきました。
今回は、そんな夢を実現させた西中村さんのキャリア変遷や学生時代の過ごし方についてお話を伺いました。

志望業界にフラれ、職種で選んだ会社に入社

――時差のあるオランダから、ありがとうございます。初めに大学時代について聞かせてください。

卒業したのは、同志社大学法学部です。どちらかというと冷めた無気力な学生で、真面目にやっていたのはアルバイトぐらい。時給の高い仕事を狙って、京都先斗町(ぽんとちょう)でのボーイやパチンコ屋の店員などをしていました。


――就活では、どんな軸で志望先を選んだのですか?

入学当時はインターネットが普及し始めた時期。国境を越えたネット犯罪の判例が曖昧で、法律は時代に適応できていないことを授業で知り、ビジネスに関心が移っていきました。それからはマーケティングに力を入れて勉強するようになり、分析にも興味があったので、コンサルティング業界を志望しました。


――結果はどうでしたか?

完敗でした。コンサル業界が駄目なら、それに近い仕事は何かと考え、“経営企画”での採用枠を調べたところ、呉服店が見つかったんです。


――業界ではなく、職種で就職先を選んだわけですね。

結果的にそうなりました。入社したのは、呉服業界ではトップ5に入る企業でしたが、呉服の需要は落ちる一方。そこで、呉服と宝石に次ぐ第三の柱をつくる新規事業の担当となり、シニア向けの健康食品や高級寝具などの新商品開発に携わりました。


――新人には荷が重そうですが、面白かったのではないですか?

はい。企画立案からプレゼンテーション、素材やメーカーの選定、発注や価格設定、広告宣伝、販売まで、ゼロからものをつくる全サイクルを知ることができ、いい経験になりました。

西中村さんの学生時代(写真左上)

大学時代から目指してきたコンサルに転職

――入社3年目で転職を考えるようになったきっかけは?

1つは、昇進の話があって年長者が部下になるのが嫌だったから。もう1つは、古い業界の中ではなく、世間での自分の市場価値を知りたかったからです。前向きに仕事に取り組んで自信もついてきましたし、新卒時にかなわなかったコンサル業界の仕事もずっと頭にあったので、転職エージェントに登録しました。そうしたら、私が転職に動き出した2カ月後に勤務先が倒産してしまったんです。


――えっ、倒産ですか!? すでに転職活動を始めていたのは、不幸中の幸いでしたね。

はい。転職活動にも力が入り、大学時代に志望していた経営コンサルティング会社への転職に成功しました。大学も就活も第一志望に受からなかったので、私にとっては人生初の成功体験でした(笑)


――望みが叶ってよかったですね。その会社ではどんな仕事を担当したんですか?

年商2億から10億円規模の中小企業向け経営コンサルティングです。集客支援や人材マネジメント、経営企画などに関する企画書や分析、分厚い報告書を作成するのが重要な仕事だったので、文章をわかりやすくまとめる力が大いに鍛えられました。

ネット時代を予感し、Web系事業で独立

――その業務で得たスキルを武器に、独立したんですね。

大学時代から「いつかは起業したい」とは考えていましたが、「何で起業すればいいのか」が思い浮かびませんでした。ですが、仕事を通じて、集客にインターネットを使う時代が近いことを予感し、「インターネットに特化したコピーライティングとWebコンサルで独立しよう」と心が決まりました。


――個人事業主を経て法人化していますが、雇われない働き方のよさは何ですか?

自分のスケジュールを自分で管理できることですね。会社員時代は、「〇時から会議だから」と一方的に予定を入れられていましたから(笑)。給料の保証はないし、自分の仕事は自分で獲得しなければなりませんが、「仕事に対する主人公は自分だ」という実感を持てます。

娘たちの将来を見据え、オランダ移住を決意

――2020年、オランダに移住しようと思ったのはなぜですか?

当時、2人の娘の子育てについて妻と話す中で、「日本で女性を育てるのはどうなんだろう」と相談されたんです。男性の私にはピンときませんでしたが、確かに、女性が活躍できる環境で育てたほうが可能性が広がるだろうと思い、男女均等な社会が整っている国を探しました。言葉、アジア人に対する差別、ビザの取りやすさなどから、カナダやシンガポールも考えましたが、最終的にはユニセフの『先進国の子どもの幸福度ランキング』の上位にあったオランダに決めました。


――家族での海外移住に不安はありませんでしたか?

伝手もなく、現地の下見もせずに、身重の妻と2人の娘を連れていきなり移住したわけですから、不安しかありませんでした。幸い、私の仕事はリモートワークが可能なので、海外にいても日本にいるときと変わらない収入は得られます。とはいえ、オランダは物価が高いので、余裕はありませんが…。


――世界中どこに住んでも、同じ仕事で収入を確保できるのは羨ましいです。

私の場合は、もともとリモートワークが可能な仕事ですが、コロナ禍で日本のワークスタイルも変化しつつあります。実際、日本企業に所属してフルリモートワークでオランダに住んでいる日本人も知っています。今後はさらにリモートワーク化が進んで、私のような働き方が一般的になっていくのではないでしょうか。


――確かにそうですね。ところで、住んで実感しているオランダのよさは何ですか?

オランダ人は仕事より家族が優先で、夕方5時には仕事を終えて帰宅しています。日本にいたときは自分を結構“育メン”だと思っていましたが、オランダではごく普通でした。オランダ人は子どもに対する目線がやさしく、外国人にも笑顔で接してくれるので、ストレスを感じません。ここに移住して本当によかったと思っています。

学生の皆さんへのメッセージ

――最後に、学生時代にやっておくとよいことなど、学生の皆さんにメッセージをお願いします。

大学生のうちに社会人とたくさん話をしておくことをおすすめします。社会人の言葉や思考に慣れておくと、就活時の面接でもスムーズに対応できるようになるからです。LinkedIn(リンクトイン)などのビジネスSNSを利用すれば、社会人とも簡単に出会うチャンスもあります。面白そうな人にコメントを入れて、実際に会ってもらったり、バイトをさせてもらう交渉したりすれば、人に声をかけて売り込む営業職の練習にもなると思います。

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