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採用担当者の目にとまるESの志望動機とは?基本の書き方と例文を紹介

  • 就活ノウハウ
  • 2023.07.03

就職活動に関して「ES(エントリーシート)」という言葉を聞いたことがあるでしょう。

ESは、書類選考に通過して面接に進むために重要な資料の1つです。名前は知っていても、ESが何のための書類なのか理解できている人は少ないのではないでしょうか。


本記事では、ESの役割や基本の書き方に加えて、アピールポイント別の志望動機の例文パターンも紹介します。ESの内容をブラッシュアップするためのコツを理解し、志望動機を作成するためにお役立てください。

この記事でわかること

・履歴書との違いとは?エントリーシート(ES)の役割
・なぜ項目があるの?ESで志望動機が聞かれる理由や目的
・基本を知る!ESの作成4ステップ
・ESの志望動機をブラッシュアップする方法
・ESにおける志望動機の例文やポイント

目次

    ES(エントリーシート)の役割

    「ES(エントリーシート)」とは、書類選考時に求められる採用書類です。履歴書と混同されやすいですが、スキルや資格、実績などを記載する履歴書とは異なる役割があります。

    ESには、志望動機や長所・短所、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)を書くのが一般的です。通常、ESは選考の第一ステップとして扱われ、内容によっては書類選考で落とされてしまう場合もあります。

    ESの中で気になった点を面接で聞かれることも多いため、記載内容と面接での受け答えに矛盾がないよう気をつけましょう。

    ESで志望動機が聞かれる理由や目的

    なぜESにて志望動機を聞かれるのでしょうか。ESに志望動機の項目が用意されている目的を理解して、書類選考で有利に働くESの作成に役立てましょう。

    意欲の高さを確かめたい

    ESの志望動機には、応募職種や企業への意欲を確かめる目的があります。志望動機は名前の通り「なぜその企業や職種を志望しているか」など、理由を確認するための項目です。

    業界や企業を選んだ理由や、入社して何をやりたいかなどを聞き出し、仕事に対するモチベーションの高さを確認します。採用面接で必ずといっていいほど聞かれる質問であり、どの企業でも選考で特に重視する傾向があるため、丁寧に作成しましょう。

    学生の人柄・個性を知りたい

    ESを通して、学生の人柄やキャラクターなど人となりを知りたいという背景もあります。意欲が高く、業務に活かせる能力や経験があっても、人柄や個性が所属部署や企業と合わない場合、採用確率は下がってしまうでしょう。

    例えば、チームワーク重視の企業において、共感力の高さや聞き上手といった特性をアピールできれば、社内で働くイメージが湧きやすく「一緒に働きたい」と思ってもらえるはずです。

    ポテンシャルがあるか見極めたい

    志望動機は、入社後に活躍できるポテンシャルがあるかの指標としても扱われます。新卒採用では中途採用と違って職務経験がないため、書類と面接でしか実際の仕事のやり方や働く姿勢を判断することができません。

    そのため、企業の社風や職場環境と、自分が目指すものが同方向であることを伝えられると、自分らしく生き生きと働きながら成果を出しているイメージにつながります。

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    ESの志望動機・基本の作成方法

    ESの志望動機は、次の4ステップに沿って考えるとスムーズです。

    1.自身のビジョンや目標を明確化する
    2.1のビジョンや目標を抱くようになったきっかけや出来事を挙げる
    3.他の業界や企業ではなく、その企業を選んだ理由を打ち立てる
    4.企業で成し遂げたいことについて具体的に述べる

    熱意を込めるあまり、文章が長くなると言いたいことがぼやけてしまい、伝わりにくくなる可能性があります。簡潔かつ要点が明確に伝わる文章を意識しましょう。

    志望動機の詳しい作成手順や効果的な仕上げ方については、下記記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。

    ESの志望動機をブラッシュアップする4つのポイント

    ESの志望動機をブラッシュアップする4つのポイントについて解説します。志望動機に必要な情報を入れつつ、効果的にアピールするために意識したいポイントを見ていきましょう。

    読み手に刺さる志望動機を仕上げるために役立つワークシートを下記ページで無料ダウンロードいただけます。オリジナルの志望動機を作成するためにぜひご活用ください。

    1.指定文字数や書式を守る

    志望動機を記入する際には、指定文字数や書式を守りましょう。場合によっては、「〜文字以内で」「空白を自由に使って良い、イラストや画像もOK」など一定のルールが設けられています。

    企業が指定したルールを守ることが大切であり、文字数が多すぎても少なすぎてもNGとされます。まずは書く内容を考え、志望動機の構成に沿ってまとめた後で字数を調整しましょう。

    指定の文字数ギリギリまで埋められると理想的ですが、最低でも記入欄の半分以上は埋めるようにしましょう。字数が多い場合は、繰り返しの表現を削除し、面接で深堀りされそうな部分を簡潔にすると文字数を削れます。

    反対に字数が少ない場合は、志望動機の裏付けとなるエピソードを膨らませます。エピソードのきっかけや課題、その乗り越え方などを盛り込むと内容に厚みをもたせることができます。

    2.できるだけ数値を入れて具体的に書く

    志望動機を作成する際には、数値を入れて内容を具体化することも大切です。数値や活動内容、役職など具体的な情報を入れると、読んだときにイメージが湧きやすくなり採用担当者の理解を促せます。

    例えば、アルバイトのエピソードで「たくさんのお客さんとバイトで接しました」と書くところを、「1日500名ほど来店するカフェで2年勤務しました」とした方が伝わりやすいでしょう。

    3.根拠となるエピソードを記載する

    志望理由の根拠となるエピソードを書く際には、「なぜ自分がそのように考えたのか」を中心に、具体的に示すことが重要です。状況説明よりも「その状況においてどんな行動により問題を解決できたのか」をしっかり書くことで、アピール力が増します。

    例えば「事業理念に共感した」という志望動機では、共感によって行動した過去の出来事を挙げるとより効果的です。

    4.第3者にチェックしてもらう

    志望動機を自分で作成した後には、第三者にチェックしてもらいましょう。要点がわかりやすい文章になっているかどうかは、文章を初めて聞く人の方が気づきやすい可能性があります。

    どんな人にでも伝わる文章を作成できます。可能であれば、就職エージェントや大学の就職センターなどのプロにチェックをお願いしましょう。

    ESの志望動機例文を紹介

    ここからは、ESの志望動機例文を紹介します。事業理念や商品・サービス、社員・社風、仕事内容それぞれを志望動機にする場合の例文とともに、作成時のポイントについて解説しますので参考にしてください。

    【例文1】事業理念を志望動機にする

    「私は“笑顔あふれる社会をつくる”という御社の企業理念に共感し、志望いたしました。アパレルショップで販売員のアルバイトでは、店舗で気に入った商品を手にした時のお客様の笑顔を見たときは、嬉しさと同時に「人の笑顔を生み出す商品を扱う喜び」を感じました。御社に入社した際には、店頭で感じた感動を忘れずに、より多くの人を笑顔にする革新的な商品を生み出したいと考えています。」

    上記例では、企業理念に共感したことをアルバイトのエピソードを根拠に伝えています。今後どのように活躍したいのかを具体的に付け加えて、アピールできている点も好印象です。

    【例文2】商品やサービスを志望動機にする

    「私は、保険商品の提案を通して1人でも多くの人の生活をサポートしたいという思いから御社を志望いたします。生命保険を中心に扱う御社は、他の企業にはない独自の保険商品を数多く開発しています。幅広いサポートが利用できる保険商品の提供を通して、安心できる生活を提供したいと考えました。御社に入社した後は、大学時代のコールセンターでのアルバイトで身につけたコミュニケーション力を活かして、お客様の要望を丁寧に聞き取り、柔軟な営業対応で成約数を獲得したいと考えています。」

    保険商品を扱う企業の商品に惹かれた理由を、具体的なポイントを挙げて伝えた例文です。営業職としてのポテンシャルをアピールするためのエピソードも含まれており、入社後に働くイメージの湧く文章に仕上がっています。

    【例文3】社員や社風などを志望動機にする

    「私は“年齢や経験に関係なく意見を出し合いながらより良い商品を生み出す”という御社の社風に共感し、志望いたしました。私は大学のダンスサークルに3年間所属しました。年に1度の発表会を計画する際、学年やスキルを問わず自由に意見を出し合うことで、イベントを成功させた経験があります。「アイデアを出し合ってより良いものを作り上げる」という教訓を入社後の業務にも活かしたいと考えています。」

    立場や年齢に関係なく、お互いの意見を尊重して協力することの重要性を実感したエピソードと、社風への共感がマッチした例文です。

    【例文4】仕事内容を志望動機にする

    「私は、他の社員を支える事務職の仕事に魅力を感じ、応募いたしました。大学では、バスケットボール部のマネージャーを担当しています。大会ごとの案内や日程調整などをチェックし、参加連絡から情報管理まで一貫して行いました。選手が成績を残せたときには、まるで自分ごとのように嬉しく感じたことを覚えています。入社後は、身につけた管理能力を活かして、社員の方を支えたいと考えています。」

    事務職で求められるスキルを理解した上で、部活動で能力を培ったことをアピールしています。どのような考えから行動を取ったのかを述べつつ、入社後の働き方までイメージできるようにまとめましょう。

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    書き方の基礎を押さえて志望動機をまとめよう

    ESは、採用選考の第一ステップと言われる重要な書類です。ESの志望動機から、企業は意欲の高さや人柄、ポテンシャルの有無などを見極めます。今回紹介した志望動機別の例文と作成ポイントを活かし、要点が伝わりやすい効果的な文章を作成しましょう。

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