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“論理思考力”が就活の武器になる~ロジックツリーの使い方~

  • 就活ノウハウ
  • 2020.09.09

「根拠は?」「その話の論点は?」


教授や友人からそのように言われたことはないでしょうか?大学に入ってから耳にすることが増えたものの、「論理的に考えるってどういうこと?」と悩んでいる学生も多いはず。


難しそうな印象の論理的思考力ですが、考え方を学べば、案外簡単に身につけることができます。この記事では、論理的に考えられるようになるロジックツリーという思考法もあわせて伝えていきます。


さっそく、この記事を読み、論理的に考えられる術を身につけていきましょう!


【目次】


そもそも論理的思考とは?

論理的思考力とは、物事を筋道立てて考える力のこと。ビジネスパーソンの基本スキルとしてとても重要視されています。“ロジカルシンキング”と呼ばれることもあります。論理的思考は、直感やイメージを基に考える直感的思考と比較されることも多い思考方法です。

なお、論理(ロジック)は理論(セオリー)と混同されることもありますが、両者は別物なので注意しましょう。論理とは話を展開する順序のことであり、理論とは体系的な知識のことです。

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社会人では当たり前?論理的に考えることの重要性とは

ここでは、なぜ論理的思考が重要視されるのかを考えていきましょう。

物事の原因を突き止める力が身につく

「売上が伸びないのはなぜか」、「なぜこの案件は失敗したのか」……。

良いことでも悪いことでも、物事に起こる全てのことは、なにかしらの要因があるものです。複雑な因果関係をひも解くことができれば、解決策が見えてくるもの。ビジネスパーソンになれば、目の前の物事の結果が「なぜそうなったのか」を解明し、日々改善していくことが求められます。

学生の時点で論理的な考え方ができるのは、自身のひとつの強みにもなります。また、就活の中でも、「自分はどうしてこの会社に入りたいのか」、「なぜ自分を採用したほうがいいのか」を論理的に話せるようになれば、より説得力のある自己PRや志望動機を伝えることができ、志望企業への内定も夢ではないでしょう。

嘘の情報に惑わされないようになる

虚構の情報であるフェイクニュースが溢れている世の中。最近では、一部の記者もそうした情報を見抜くことができず、フェイクニュースをさらに拡散してしまう事態になっています。「なぜそうなるのか?」と考えられる論理的思考力を身につけておけば、怪しい情報に踊らされなくなります。

ビジネスでも私生活でも、こうした情報に踊らされるのは大きな損害。論理的思考力しっかりと自分で考えられるようになっていれば、そうした問題に踊らされず正しい判断ができるようになるでしょう。

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誰にでもわかりやすく説明できる

大学時代は、同じ世代の友人といることがほとんどですが、社会に出ると状況は一変します。性別や年齢はもちろん、国籍が違う人々とも働くことになるのです。 そうした際、物事を「なぜ?」と考えを突き詰め、わかりやすく説明するスキルが求められます。たとえば、エンジニアの知識がない人に専門用語で話してもチンプンカンプンですよね。

自分にある知識や常識が相手にはないことを意識し、“どうしてそうなったか”を根本まで突き詰め、誰にでもわかりやすく説明する必要があるのです。 特にプレゼンテーションなどを頻繁に行う営業職では、いかにわかりやすく筋道だったメリットをアピールできるかが、成否を分けます。 論理的でわかりやすく説明できるスキルは就活中でも高い評価が得られるでしょう。

論理的に考えられない人の特徴とは

物事を論理的に考えられない人には、一定のパターンがあります。

物事を部分的にしか捉えていない

論理的思考では、複数の事象の関係性を把握し、順序立てて考える必要があります。1つのことだけに注目してしまうと、全体の因果関係が把握できず、筋道立った考え方もできないのです。部分に注目しすぎる傾向がある人は、すこし時間を置いてから改めて考えてみると、全体を俯瞰できるようになります。

結論を提示せずにだらだら話し続ける

論理的思考を実践するときは、最初に結論を提示するのが重要なポイントです。結論がわからないままだと話の内容が理解しづらく、聞き手に負担をかけることになります。普段、自分がどのような順序で話しているのかを改めて意識し、結論から話すよう心がけると良いでしょう。

行動し始める前に最終的な目標を設定しない

最初に目標を設定し、逆算式に自分がやるべきことを考えることで成果は上がりやすくなります。今できることを優先的に処理するのではなく、どうすれば設定した目標を達成できるのか考えながら行動することが重要です。

論理的思考を展開するときに使われる手法とは

論理的思考を展開するときは、主に「演繹法」「帰納法」「弁証法」といった手法が使われます。ここからは、それぞれのやり方について例を示しながら紹介していきます。

演繹法

演繹法とは、一般論やルールなどの客観的な事実と、観察によって得た情報を結び付けて結論を導き出す手法のことです。三段論法とも呼ばれますが、これを提唱したのは古代ギリシャの哲学者であるアリストテレスです。ここで、よく知られている演繹法を紹介します。演繹法では普遍的な事実と観察事項を結び付けて結論を得ます。

演繹法の例

普遍的な事実「人間はいつか死ぬ」
観察事項「ソクラテスは人間だ」
結論「ソクラテスはいつか死ぬ」


日常的な場面に当てはめると、演繹法は以下のようにも使えます。

社内でのルール「営業利益が100万円を超えた社員にはボーナスを出す」 観察事項「社員Aの営業利益は100万円を超えている」 結論「社員Aにはボーナスを出す」

帰納法

帰納法とは、観察から知り得た複数の事実から共通点を見出し、それを結論とする手法のことです。演繹法では普遍的な事実を基にしていますが、帰納法では不確かな観察のデータを基にしているので、得られる結論が正しいとは限りません。そのため、帰納法は帰納的推論と呼ばれることもあります。推測に使えるデータが少ないほど、結論の信ぴょう性も低くなります。以下が帰納法の活用例です。

帰納法の例

観察事項「ウイルスAは人への感染力がある」
観察事項「ウイルスBは人への感染力がある」
観察事項「ウイルスCは人への感染力がある」
結論「すべてのウイルスは人への感染力があるかもしれない」

弁証法

弁証法とは、ある問題について肯定案(テーゼ)と否定案(アンチテーゼ)を出し、両者の矛盾を解消できる統合案(ジンテーゼ)を考える手法のことです。ドイツの哲学者ヘーゲルが提唱した手法で、ジンテーゼを導き出すことをアウフヘーベンといいます。ヘーゲルは、主人と奴隷の関係性から以下の例を紹介しています。

弁証法の例

テーゼ「自立するためには奴隷が必要だ」
アンチテーゼ「暮らすうえで奴隷に頼ることになり、結局自立できない」
ジンテーゼ「奴隷に頼らずに自立する必要がある」

論理的思考力を効果的に鍛えるためのトレーニング方法

論理的思考力を鍛えたいなら、ここで紹介するトレーニング方法を実践すると良いでしょう。

「ゼロベース思考」を習慣化する

ゼロベース思考とは、自分の思考プロセスを分析し、先入観を明らかにしたうえで考えることです。ブレインストーミングと呼ばれる、集団でアイデアを出し合うことでお互いを刺激しあい創造的な発想を生み出すための話し合いを行うことで、なるべく多くのアイデアを出すこともゼロベース思考に役立ちます。

何事についてもまず仮説を立てる

立てた仮説を立証するための根拠や事実を集めながら思考を進めていきます。結果的に仮説が正しいとわかれば、それを結論として採用することができるでしょう。

セルフディベートを実践する

セルフディベートでは、相反する2つの意見を立て、それぞれの正しさを証明するために交互に自説を展開していきます。通常のディベートであれば1つの議題に対して肯定派と否定派に分かれて討論しますが、セルフディベートでは自分自身で肯定派と否定派の両方の意見を考えて討論する形になります。さまざまなテーマを試しながら、論理的思考力を養っていくと良いでしょう。

自分で考えるときも、誰かの考えに触れるときも、客観的な事実と主観的な解釈を分ける習慣をつけることが重要です。アイデアを紙に書き出すのも思考を深めるうえで役に立つ方法だといえるでしょう。

なお、論理的思考力を養う手法の1つとしてロジックツリーがあります。次の段落では、ロジックツリーの活用方法について紹介していきます。

ロジックツリーを使った論理的思考力の鍛え方

論理的思考に慣れていないと、思うように考えられないのも事実。そうした時には、視覚化できる形でアウトプットし、思考を分解してみましょう。

論理的思考をする際によく使われるフレームワークに“ロジックツリー”というものがあります。 ロジックツリーとは、問題をツリー状にどんどん分解し、原因や解決法を探す方法。深ぼれば深ぼるほど濃い分析ができるので、図を参考に4~5段階まで紙に書きながら考えてみましょう。

論理的思考を身につけたい人におすすめの本

論理的思考力は、良書を手にとって参考にすることで効率的に養うことができます。ここでは、論理的思考を身につけたい人におすすめの本を3冊紹介します。

1.世界一やさしい問題解決の授業

世界一やさしい問題解決の授業(ダイヤモンド社)

「世界一やさしい問題解決の授業」は、論理的思考を活かした問題解決の方法が、中高生でも理解できるようにわかりやすく書かれています。有名な経営コンサルティング会社で実際に行われている方法が紹介されており、身近な話題や例が多く盛り込まれているので、初心者にも読みやすいでしょう。著者は「考え抜くこと」の大切さを語っており、問題解決の体験を通して、論理的思考力も養われていくと主張しています。

2.ロジカル・シンキング(東洋経済新報社)

ロジカル・シンキング(東洋経済新報社)

論理的思考が注目されるきっかけになった本「ロジカル・シンキング」もおすすめです。論理的に思考を整理し、構成を考える技術について、わかりやすい文章で説明されています。話の重複や漏れなどをなくすための論理的なコミュニケーションスキルについても紹介されているので、実践的に役立てることができるでしょう。

3.イシューからはじめよ(英治出版)

イシューからはじめよ(英治出版)

「イシューからはじめよ」では論理的思考の基本が丁寧に書かれています。考える前に何がイシュー(問題)なのかを見極めることが大切だと著者は語っており、新しい思考法を身に付けたい人にはうってつけの本です。

論理的思考を身につけるには、日々の習慣から

論理的な思考力を鍛えるには、日々の生活習慣から変えることが大切です。 まずは、友人や家族など身近な人と話す際に、結論から話す癖をつけることから始めてみてもよいでしょう。

また、ひとつの物事に、毎回「なぜ?」と問いかける癖をつけること。一度思考法が身につけば、自然と論理的な考え方ができるようになっていくでしょう。

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