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就活に活かせる!ビジネスの基本「アクションプラン」

  • 就活ノウハウ
  • 2018.10.30
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世界情勢や経済など、目まぐるしく変化する日々。各企業とも生き残りをかけてあらゆる戦略が練られています。そうした戦略は決して思いつきで立てられることではなく、着想から計画、いつまでに実行してどれくらいの成果を出すといった緻密な「アクションプラン」にのっとって実行されているのです。


このアクションプランは、社会人だけではなく、これから就活を控える大学生に応用できる考え方。今回はアクションプランの概要と、就活への生かし方について紹介します。



アクションプランってどんな考え方?

アクションプランとは、「企画から実行、検証、次への改善」といった一連の行動を取りまとめる、いわゆる“事業計画”として考えられる行動指針。


冒頭で述べたとおり、就職活動の場面にも置き換えて考えることができます。


たとえば、「将来、どういった分野で働きたいのか、そのためにはどのような企業に就職したらよいのか」、「不採用になったのは、何が悪かったのか」「採用担当者の印象に残るにはどのようなアピールをすればよいのか」など……。アクションプランを紙に書き出して、実行していくことでより効果的な就活ができるようになるはずです。



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アクションプランをシミュレーションしてみよう

では、どのようにしてアクションプランを考えればいいのでしょうか。今回は例として「SPIで高得点を取る」というアクションプランの立て方を、順を追ってシミュレーションしてみました。



1.ゴール設定

まずは、最終的なゴールをイメージします。今回は「SPIで高得点を取る」というゴールを設定します。



2.アクションをリストアップ

1で決めたゴールのために、まずは自分で何ができるかを考えます。以下のように、思いついたものをリストとして書き出してみましょう。



アクションプラン「SPIで高得点を取る」リストの例

・どんな問題がでるのか調べる

・自分が行きたい企業はSPIを課しているのか調べる

・どうやって就活生は勉強しているのか調べる

・何割取るか想定する

・参考書・問題集を書店で買う

・勉強時間を確保する

3.アクションを整理する

2で書き出したリストを整理します。リストの中には趣旨や内容が重複しているもの、優先順位をつけなくてはいけないものが出てくるはずです。


たとえば、周りの就活生がどんな勉強をしているのか調べても、自分の実力が向上するわけではありません。一方で、問題集を買いに行かなければいつまで経っても問題を解けるようになりません。つまり、優先順位としては「勉強時間の確保>周りの就活生の動向リサーチ」になるはずです。



アクションプラン「SPIで高得点を取る」リストを整理した例

↑優先度高い

・参考書・問題集を書店で買う

・勉強時間を確保する

・どうやって就活生は勉強しているのか調べる

・何割取るか想定する

・自分が行きたい企業はSPIを課しているのか調べる

・どんな問題がでるのか調べる

↓優先度低い

整理する段階で気をつけたいのが「漏れなく、ダブりなく」整理することです。漏れやダブりがある場合、物事をいちから考え直さなくてはいけない可能性もあるため、時間と労力の大きなロスになります。


たとえば、どんな問題がでるのか調べるのは、問題集を解いていけば自然とわかってきます。つまり、「勉強する」ことは「どんな問題が出るのか調べる」ことを含んでいます。したがって、「どんな問題が出るのか調べる」はダブっているため、アクションプランから消すことになります。


効率よくアクションプランを立てるために、「漏れなく、ダブりなく」整理することをしっかりと意識しましょう。



4.スケジュールを立てる

そして最後に、行動にうつす前に「何を」「いつまでに」やるのかを決めておくこと。スケジュール管理は大学生にとっても、社会人にとっても大切です。



アクションプラン「SPIで高得点を取る」スケジュールの例

スケジュールをあいまいにしたまま物事を進めてしまうと、いざ行動に移した際に準備期間が圧倒的に足りないということも起こりえます。何事も期限を決めて行うことで、メリハリが生まれるのです。



アクションプランを「PDCA」で回そう!

アクションプランと対で使われるキーワードに、「PDCA」というものがあります。「PDCA」とは「Plan(計画)」→「Do(行動)」→「Check(評価)」→「Act(改善)」の頭文字をとった一連の流れのこと。最後のAct(改善)で終わりということではなく、改善し再び計画を立てて行動に移すことから、この「PDCA」は永遠に続くサイクルを形成します。「PDCA」をアクションプランに取り入れることで、計画・実行するだけでなく、確認・修正も可能になるのです。


長い人生の中で就職活動は一時的なものかもしれませんが、仕事を通じて行うアクションプランやPDCAは長い時間をかけて、そして何度も取り組むべきルール。社会に出てから必要なこのPDCAサイクルを、学生のときから意識して行動に移すことで、後に大きな仕事の手助けとなるのではないでしょうか。


PDCAについては、以下の記事でくわしく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。



PDCAサイクルで乗り越える! 就職活動が上手くいく考え方とは?

さっそく自身のアクションプランを計画しよう

今回取り上げたアクションプランやPDCAは、基本的にはビジネスシーンで重宝されるものです。はじめてこの言葉を耳にした学生にとってはややなじみにくいものに聞こえたかもしれません。


しかし、目標を立て、その実現のためにどのようなスケジュールを組んで実行にうつしていくかは、普段の心がけ次第で誰にでも取り組める内容でもあります。まずは将来の予行練習と思って、就職活動に生かしてみてください。



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