就活や就職後も生かせるスキルが身に付く！キャリアに役立つ「アルバイト選び」

アルバイト種類別　身に付く力

社会に出てから役立つ能力・スキルを身に付けたいけど、具体的にどんな能力が身に付くのか想像ができないという方もいらっしゃるでしょう。

まずは種類別に身に付く力をご紹介しましょう。

種類	特に身に付く力	具体的には？
飲食店バイト	コミュニケーション力	さまざまな年代のお客様の接客をはじめ、仲間との協力が欠かせないため、コミュニケーション力が身に付く
販売系バイト	正しい言葉遣いや敬語	多くのお客様を接客しているうちに自然と接客スキルが上がり、正しい言葉遣いや敬語が身に付く
事務系バイト	基礎的なビジネススキル	電話応対やパソコンスキルなど、社会人としての必要な基礎的なビジネススキルが身に付く

まずは上図も参考にしながら、自分が「どんなスキルを身に付けたいのか？」を考えてみましょう。

「人と話をするのが苦手だから、あえて接客に挑戦しよう！」など、自分のウィークポイントを克服するためにアルバイトをしてみるのもオススメです。

続いて、実際にどんな力が身に付き、どのように仕事で活かされているのか、種類別に先輩の声をご紹介します。

飲食店でのアルバイトは幅広い年代の方と接するお仕事です。そのため、コミュニケーション能力やトラブルが起こった際の対応力を磨くことができるでしょう。

同世代の仲間ができたり、まかないが食べられたりといったメリットもあるため、大学生にも人気が高いアルバイトの一つと言えます。

ファミリーレストランでの接客のアルバイトをしていました。幅広い年代の人と接することは大学では経験できないことなので、とても勉強になりました。現在の仕事も受付なので、落ち着いて接客することができるのは、アルバイトの経験があったからだと思います。

（財団法人／受付／Sさん）
多くの人と接する飲食業で働いていたので、さまざまな人々と交流することで視野が広がり、さまざまな対応力を身につけることができました。臨機応変に対応できる力はアルバイトで身に付いたと感じます。

（旅行業／法人営業／Kさん）

正しい敬語やビジネスマナーを身に付けたいのであれば、販売系バイトがオススメです。

特に、百貨店や高級レストランといったお客さまの年齢層が高い販売職は、より丁寧な接客が求められるため、しっかりとした言葉遣いが身に付きます。

コンビニでアルバイトをしていました。主な仕事はレジでの接客なので、そこで接客マナーが身に付いたと思います。銀行で窓口業務をすることが増えてきたので、そこで言葉遣いや笑顔などが必要とされており、接客を経験していてよかったと感じました。

（銀行員／Iさん）
CDなどレンタルショップでのレジや接客をしていました。お客様をお迎えする姿勢、言葉遣いなど、サービス業の基本を学べたことは良い経験になりました。現在も丁寧な接客をすることに役立っています。

（リラクゼーションサロンスタッフ／Oさん）

事務系アルバイトは会社の中で働く雰囲気を味わえるだけでなく、パソコンスキルや電話応対など、社会人として必要なビジネススキルを習得することができます。

そこで身に付けた能力は、就職後に即生かせるはず！
特に将来オフィスワークをしたいと思っている人にオススメです。

アルバイトでデータ入力、データ処理のバイトをしていたため、Excelの関数を使わなければなりませんでした。頻繁に使っていたため、自然に身に付き、現在の事務作業においても、とても役立っています。

（学校職員／Tさん）
コールセンターでアルバイトをしていました。それまで電話応対は苦手でクッション言葉（会話の初めにつけることで柔らかい印象となり、相手に丁寧な印象を与えることができる言葉）なども知らなかったので、慣れるまでは大変でした。
大学卒業後に入社した会社で電話対応をするようになり、丁寧なビジネス言葉がスムーズに出てくることに気づきました。

（金融業／一般事務／Mさん）

将来、進みたい道がはっきりしている方は、目指す業界に近い業種や職種でアルバイトしてみるのがオススメです。仕事内容を詳しく知ることができるし、自分がその仕事に向いているかなど、適性を知ることもできます。

一方、まだ方向性が決まっていないという方は、さまざまなアルバイトにチャレンジして、自分に合う道を探してみると良いでしょう。

実際に目指している業界でアルバイトをした先輩と、アルバイトをきっかけに目指す業界が決まった2人の先輩の声をご紹介しましょう。

保育士をめざしていたNさん

保育士を目指していました。大学の授業だけでは、子どもたちと触れ合う機会は限られているため、より実践的なことを学びたいと思い、保育園でのバイトを選びました。とても忙しい園で「効率良く仕事を進めるためには、どうしたら良いか？」と考えることが多く、それが今でも役に立っています！

（保育士／Ｎさん）
教師をめざしていたIさん

塾講師のアルバイトをしていました。10名〜30名弱の生徒を相手にしていたので、指導の仕方を経験できました。また、自分の担当科目の知識も身に付いたと思います。

（高校教員／Iさん）
アルバイトから将来の目標を決めたTさん

デパートでワインの販売をしていました。直接、お客様と会話するという経験を通して、さまざまな方からお仕事の話を聞き、働くことに対して自分の考えが確立していきました。実際このアルバイトでの経験から、食品メーカーの営業を志すようになりました。

（食品メーカー／営業／Tさん）