インターンシップとは、就職する前の就業体験です。
中でも長期間のインターンシップは、社会の仕組みや業界の動向、ビジネスマナーなどをいち早く学ぶことができるため、 参加する学生も多くなってきました。
この記事では、長期インターンシップの探し方や選び方について詳しく解説します。参加を検討している方はぜひ参考にしてみてください!
目次
長期インターンシップはいつから参加できる?大学1、2年生は?

2025年卒の学生からインターンシップの定義が見直され、タイプ1〜4の4類型に細分化されました。上図の通り、現在インターンシップと呼ぶことができるのはタイプ3・4の2種類のみです。大学3・4年生、もしくは修士1・2年生が対象となるため、大学1・2年生は参加できません。
なお、タイプ1・2(オープン・カンパニー、キャリア教育)であれば大学1・2年生でも参加可能です。1・2年生はゼミや研究室も始まっておらず、大学生活の中でも時間がある時期のため、早いうちに参加を検討すると良いでしょう。
先輩社員たちと一緒に働き、職場の雰囲気を肌で感じながら、その会社の事業内容に深く関わることができる点が魅力です。給与が発生する場合も多く、学びながらお金も稼ぐことができる点は、学生にとって大きなメリットといえるでしょう。
将来に向けていち早く社会人としての経験を積み「働きながら学ぶ」のは、非常に良い機会となるはずです。

長期インターンシップ・仕事体験の探し方8選
ここでは長期インターンシップの探し方を8つ紹介します。それぞれ異なるメリットがありますので、ぜひ自分に合った方法を見つけてください。

インターンシップ募集サイト(アプリ)を活用する
インターンシップ募集サイトは、さまざまな企業が提供する長期インターンシップの情報を集約しています。業界・職種・勤務エリア・業務頻度など、自分の好みに合った条件で探すことができる点が魅力です。
就活サイト(アプリ)を活用する
ナビサイトは、インターンシップだけでなく、1day仕事体験(オープン・カンパニー)も検索できます。
オープン・カンパニーは、忙しくて時間が確保できない方や、就活の軸が明確でない方におすすめです。自分のスケジュールに合わせて半日〜1日程度で参加できるため、ぜひ検索してみてください。
オファー型サイト(アプリ)でスカウトを待つ
オファー型サイトでは、あなたのプロフィールを見た企業からスカウトをもらうことができます。そのため、価値観の合う企業と出会うチャンスを増やすことができるでしょう。
オファー型サイトでは、プロフィールや自己PRの完成度を高めることでオファーをもらえる可能性が上がります。入力項目は可能な限り記載して、オファーを待ちましょう。
また、企業との直接的なコミュニケーションを通じて、インターンシップだけでなく将来のキャリア形成につながる可能性も!
長期インターンシップを探す際にはベネッセの就活支援サービス「dodaキャンパス」がおすすめです。あなたを魅力に感じた企業から、早期選考や特別オファーが期待できます。ぜひ登録しておきましょう。

企業のホームページから応募する
興味のある企業がある場合は、直接企業のホームページから応募しましょう。入社意欲を感じてもらうことができるため、おすすめです。
ただし、ホームページ上でインターンシップを募集している企業は、それほど多くありません。人気企業はすぐに応募が埋まってしまう傾向にあるため、情報発信を見逃さないよう、注意が必要です。
SNSで募集している企業を探す
X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSを通じて、リアルタイムでインターンシップの募集をしている企業を見つけることができます。
SNSで募集している企業はスタートアップやベンチャー企業が多く、インターンシップ募集サイトに登録されていない企業と出会える点が魅力です。企業のSNS発信を見ることで、応募前に社内の雰囲気を把握する手助けにもなるでしょう。
大学のキャリアセンターで相談する
大学のキャリアセンターは、卒業生が勤務する企業のインターンシップを多く取り扱っている点が特徴です。
専門のキャリアカウンセラーが常駐している場合も多く、インターンシップの紹介だけでなく、将来のキャリアプランについて相談することができます。
自分のキャリアプランに合ったインターンシップを見つけるために、一度相談してみるとよいでしょう。

先輩や友人の紹介を受ける
長期インターンシップに参加した経験がある先輩や友人から紹介を受けることもおすすめです。
実際に経験した人からの紹介となるため、職場の雰囲気や業務内容について生の情報を得ることができます。
「求めていた業務・環境ではなかった」というミスマッチを減らすことができるでしょう。
企業の説明会に参加する
企業の説明会やセミナーへの参加は、インターンシップの概要だけでなく、社風や職場環境などを直接学ぶことができる絶好の機会です。
説明会によっては、企業の代表者や現場の従業員と直接対話することが可能で、質疑応答を通じて企業に関する深い理解を得ることができます。複数企業を比較検討する際は「合同説明会」がおすすめです。1日で多くの企業から話を聞くことができます。
求人サイトでも適宜、説明会情報が発信されているため、気になる説明会があれば参加してみましょう。
長期インターンシップ・仕事体験を選ぶ時のポイント
多くの選択肢から、どのインターンシップを選ぶべきか迷う方もいるでしょう。。本項では、長期インターンシップを選ぶ時のポイントを2点紹介します。
自分の目的に合ったインターンを選ぶ
長期インターンシップを選ぶ時は、自分の目的をはっきりさせることが大切です。
何を学びたいのか、どのような経験を積みたいのかを明確にすることで、自分に合ったインターンシップを見つけやすくなるでしょう。
例えば、お客さまと直接関わりたいと考えている人は、toC事業を展開する企業がおすすめです。また、特定の業界について深く学びたい方は、その業界のどんな領域を学びたいのか、ある程度イメージしておくと良いでしょう。
参加目的を明確にするためには、自己分析を通して「就活の軸」を定め、業界・企業研究を深めておくことが重要です。
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勤務時間・給与・一緒に働く人などの条件を確認する
自分の目的に合うインターンシップを複数ピックアップしたら、次はそれぞれのインターンシップにおける各種条件を確認しましょう。
長期インターンシップでは、アルバイトと同じように週2〜3日のシフト制で働くことが多く、1日の最低勤務時間が設定されている場合もあります。必修授業との兼ね合いを考慮しながら学業と両立できるかを見極めましょう。
また「どのような社員が働いているのか」「企業理念に共感できるか」といった点も重要なポイントの一つです。面接や企業説明会を通じて、実際に社員と会話をすることで、企業の雰囲気をより深く知ることができるでしょう。
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長期インターンシップ・仕事体験に参加する5つのメリット

長期インターンシップへの参加は学生にとってさまざまなメリットがあります。ここでは5つのメリットに焦点を当てて詳しく解説します。
【1】ビジネススキルを養うことができる
長期インターンシップに参加し、直接業務に携わることで、社会で必要なビジネススキルを一足先に身につけることができます。
電話やメール対応といった簡単な業務だけでなく、インターンシップによってはクライアントへの資料作成や実際の商品企画に携わることができる場合も。
応募する前に、どのような業務を行うかプログラムを確認しておくと良いでしょう。
【2】会社のプロジェクトに参画できる
主にベンチャー企業が対象となりますが、企画会議などに参加し、意見を求められることもあります。
急成長が命題のベンチャー企業にとって、若い活力や柔軟なアイデアは会社の源泉です。自分の意見が会社の方針に反映されれば、大きな自信ややりがいにもつながるでしょう。
【3】給与が発生する
冒頭でも述べましたが、基本的に長期インターンシップは給与が発生します。そのため、アルバイトの代わりとして取り組むことができる点も大きなメリットです。対価をもらうことで、より強い責任感が生まれるでしょう。
【4】志望する業界とのミスマッチを確認できる
仮に将来目指している業界・業種のインターンシップに参加でき、自分には合わないと感じた場合、就職活動の前に方向転換することが可能です。
就職後のミスマッチを防ぐことで、本人にとっても、企業にとってもリスク回避になります。
【5】就活時に経験として語れる
インターンシップの実績は、就活で面接官も注目するポイント。うまくアピールできれば、ほかの学生との差別化につながります。
ただし、参加した事実を語るだけでは不十分です。インターンシップの経験から、何を学び、どのような貢献ができたのか明確に説明できるようにしておきましょう。
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長期インターンシップ・仕事体験を探す時の注意点
ここでは長期インターンシップを探す時の注意点を3点紹介します。多くの学生が陥りがちな点を中心にまとめていますので、募集を探し始める前に確認してみてください。
まずは幅広い業界や職種を見てみる
多様な業界や職種に目を向けることで、将来のキャリア選択の幅を広げることが可能です。自分が詳しくない業界への挑戦は、新しいスキルの習得や、意外な興味・才能の発見に期待ができます。
インターンシップを通じて、さまざまな職種の仕事内容や業務の流れを学ぶことで、自身の適性や今後のキャリアパスについて考える良い機会になるでしょう。
大手や有名企業などに絞りすぎない
インターンシップ先を選ぶ際、多くの学生が大手や有名企業に焦点を当てがちです。しかし大手に固執しすぎると他のチャンスを見逃しかねません。
中小企業やスタートアップでは、大手企業とは別の貴重な経験ができる可能性があります。例えば小規模な組織では、大手よりも幅広い業務が用意されていることが考えられます。
また、経営陣と直接やりとりできることもあり、意思決定のプロセスを間近で学べることもあるでしょう。
すでに解説した通り、インターンシップ先を決める際には参加する目的を明確にすることが大切です。大手や有名企業にとらわれず、獲得したいスキルなど自分の目的に応じてインターンシップ先を決定しましょう。
学業と両立できるか考える
インターンシップへの参加時間が長くなることで、本業である学業よりも忙しくなってしまう可能性も。
授業が無い日や、半日フリーになる日を利用できないか検討しましょう。
また、1、2年生のうちに集中的に単位を取り、3年生以降で空き時間が作れるよう事前に動いておくことも有効です。計画的に履修をしておけば、長期インターンシップで働きやすい環境が整うでしょう。
インターンシップによって大学で欠席が多くなり単位が取れなくては本末転倒です。あくまで学業が優先であると忘れないようにしましょう。
長期インターンに挑戦して社会人として働くための一歩を踏み出そう!
長期インターンシップには、通常のアルバイトでは経験できない魅力があります。
いち早く社会人の経験ができる長期インターンシップに、是非挑戦してみてください。きっと「企業選びの軸」を考える上でも参考になるはずです。
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