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履歴書の得意科目は何を書く?書き方や例文、思いつかない時の探し方

  • 自己分析
  • 2024.08.12
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履歴書には、得意科目を記入する欄が記載されている場合があります。ポイントを押さえれば自分の強みをアピールするきっかけになりますし、面接時に得意科目を深掘りされることもあるため、しっかり内容を練って記入することが重要です。

この記事では、履歴書で得意科目を聞かれる理由や書き方のコツ、得意科目が思いつかない場合の対処法などを解説します。

簡単な質問だからと気軽に答えてしまう前に、一度確認してみてください。

目次

    履歴書に好きな学科や得意科目がある理由は?企業が見るポイントとは

    就活生の人柄を見るため

    企業側が履歴書で得意科目を聞く理由は、学歴だけでは分からない就活生の人柄を知るためです。

    例えば数学が得意なら論理的に物事を考える性格、国語が得意なら洞察力や表現力が高い性格なのではないかと予想できるでしょう。

    また、その科目が得意な理由やエピソードは、どのような場面でモチベーションを高く持って取り組めるか、長く貢献してくれるかを見極める材料にもなります。こうした企業側の意図に応えるためにも、単に得意科目を書くだけでなくその理由まで記載することがポイントです。


    希望職種や社風との適性を見るため

    希望職種や社風とのマッチ度を確認する目的で、得意科目を聞かれることもあります。

    得意科目と希望職種に関連性があれば、入社後も仕事に関連する知識やスキルとして生かせると考えられます。特に入社時点である程度の知識が求められる専門職ほど、この傾向は強くなります。

    専門職でなくても、企業によっては配属先の決定時に得意科目がある程度考慮される可能性があります。


    面接で質問し会話の糸口にするため

    履歴書に書いた得意科目は、面接時にアイスブレイクとして深掘りされることもあります。

    面接で就活生の本来の姿を引き出し、良さや強みを把握するには、まず就活生の緊張をほぐさなければなりません。そのために面接官は、比較的答えやすい得意科目に関する話題を振るケースがあるのです。

    ただし、アイスブレイクから会話を広げられるかというコミュニケーション能力を見ている企業もあります。話を広げられるよう、得意科目の勉強を頑張ったエピソードなどを複数用意しておきましょう。


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    履歴書の得意科目の書き方・得意科目の見つけ方

    得意な科目とは?何を書くべき?

    得意科目として何を書くかは、以下の3点を踏まえて判断してみてください。

    ●成績や他者からの評価など、得意といえる根拠のある科目
    ●大学での専攻や、関連する資格を取得したなど深い知識のある科目
    ●企業が求める人物像や希望職種に近い科目

    意識しておくべき点は、好きな科目と得意科目は違うということです。単に好きな科目を答えると面接で深掘りされた時に対応できない可能性があります。得意といえる根拠や深い知識があり、話を広げられる科目を選びましょう。

    この他、例えばエンジニア志望ならプログラミング、マーケター志望なら統計学が得意と答えるなど、希望職種への適性があると良いでしょう。企業が求めるスキルや人物像に近しい科目を答えると、自己PRにもつなげられます。


    得意科目の回答方法のコツ

    得意科目は、次の流れで記入すると相手に伝わりやすくなります。

    1.結論(何の科目が得意か)
    2.具体例(どのように得意なのか、努力した点など)
    3.希望する業務と関連付ける(どのように生かせるか)

    得意科目欄のスペースは小さい場合が多いため、構成立てて簡潔に分かりやすくまとめることが重要です。 書きたいことが多くあったとしても、小さな文字で回答欄いっぱいに記入すると読みづらくなってしまいます。

    志望先の業務に必要なスキルを分析したうえで書くべき内容を見極め、読みやすく的確な回答を書くよう意識しましょう。


    得意科目がない場合はどう書く?

    得意科目が思い浮かばなくても、「なし」と書くのは避けましょう。答えを出す工夫や努力が見られないと、企業側からやる気がないと判断される恐れがあります。

    得意科目がないと感じる場合は、その科目のために努力した経験がある科目を答えると、面接での深掘りにも対応でき、自己アピールにもつなげられます。

    この他に、自分の強みや長所から逆算して得意科目を考えるのもオススメです。例えば人に分かりやすく物事を説明することが得意なら、国語が得意だといえるでしょう。

    得意科目の選択に迷う時は、家族や友人、先生に相談すると、自分では気付けなかった得意科目が判明することもあるため、迷ったらぜひ周囲に聞いてみましょう。


    一言で得意科目を書く場合の書き方

    科目名しか書けないほど回答欄が小さい場合は、例えば「心理学 行動心理学分野」、「フランス文学 マルセル・プルースト」のように科目名と特に興味や知見のある分野、大学での専門科目を端的に書きましょう。

    単に「心理学」、「フランス文学」とだけ書くと他の学生と差別化できませんが、分野や専攻科目まで書けば企業側の印象に残りやすくなります。面接でもより深い質問をしてもらいやすくなるため、しっかり自分をアピールできるでしょう。


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    得意科目はどう書く?例文の一覧を紹介

    これまでの解説を踏まえ、得意科目の例文を紹介します。使用する履歴書の回答欄が、得意科目名ほどしか書けないくらい小さい場合でも、頭の中で以下の例文くらい内容を深めておくと、面接で得意科目について突っ込んだ質問をされても対応できるでしょう。

    得意科目が英語の例文

    私の得意科目は英語で、実際にコミュニケーションをとることが得意です。

    大学時代には1年間イギリスに留学しました。現地の学生はもちろん、さまざまな国の留学生と活発に交流したため、相手の英語になまりがあっても問題なくやりとりができます。日本の大学ではビジネス英語の授業を受講していたため、ビジネスシーンにおけるプレゼンやメール、電話にも対応できます。

    この強みを生かして、貴社においても海外の取引先と臆さず堂々とやりとりし、良い関係を築けるよう貢献したいと考えています。

    得意科目が数学の例文

    私の得意科目は数学です。

    数学の問題は手がかりを1つ見つければそこから少しずつ答えに近づいていきます。違う解き方でも最終的には同じ答えにたどり着く点も面白いと感じます。日常生活上での問題にも、今できることから少しずつ取り組み解決への道筋を見つけたり、複数の解決法を考えたりする習慣がつきました。

    クライアント企業の課題を解決されている貴社においてもこうした考え方を生かし、今できることや考えられる解決法を冷静に検討し、より良い結果につなげていきたいです。

    得意科目が国語の例文

    私の得意科目は国語で、大学では夏目漱石の作品とその時代背景を勉強していました。

    勉強を通して、時代背景と文化の関連性が想像以上に強いことを知り、現代の文化・流行に対する見方や今後の文化・流行の変化に関する持論が変わりました。

    ここで得た知識や時代の流れを読む力は、現在、そして未来の市場を見極めることにも役立つと思います。貴社に入社してからもこの知識・スキルを生かして市場分析を行い、マーケティングをしていきたいと思います。

    得意科目が体育の例文

    私の得意科目は体育で、高校・大学で部活動で取り組んでいたバレーボールのようなチーム競技が特に得意です。

    チームで競技に取り組む中で、チームワークの築き方やチーム全体のモチベーションが下がった時の対処法が身につきましたし、日常的に運動することで体力もつきました。また、建設的に物事を考え状況を良い方向へ持っていく習慣もつきました。

    こうした経験を、チームワークと体力が重要であるといわれる貴社の営業職でも生かして活躍していきたいです。

    得意科目が専門/専攻科目の例文

    私の得意科目は、大学で専攻していた運動療法です。

    運動療法とは、運動によって障害や疾患の改善・予防を目指すものです。中でも運動療法による生活習慣病の予防に興味を持ち、熱心に勉強してきました。若い人々にもっと運動療法の考え方が浸透し、生活習慣病をはじめとした疾患・病気が減ってほしいと思うようになりました。

    スポーツジムを運営する貴社に入社いたしましたら、運動療法の知識を生かして人々の健康維持をサポートしていきたいと思います。

    得意科目がプログラミングの例文

    私の得意科目はプログラミングです。HTML、CSS、PHP、JavaScriptは一通り習得し、自分でもブログを作成したりアルバイトとしてサイト作成を請け負ったりしてきました。

    自分で作成したブログについてはSEOを意識した記事を投稿し、検索順位を上げる施策について実践的に学んできました。

    こうした経験を生かし、貴社においても多角的かつ論理的な観点からWebマーケティングに貢献していきたいと思います。


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    得意科目は自分の活躍をアピールする材料!

    履歴書における得意科目の欄は、入社後に活躍できるポテンシャルをアピールできる重要なポイントです。単純に好きな科目を答えるのではなく、志望企業の業務内容に合った科目、面接で深掘りされても対応できる科目を答えるようにしましょう。

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