面接で「あなたの特技は?」と聞かれた時、どうアピールすれば良いか悩む方も多いのではないでしょうか。
特技を聞かれた時は、自分の能力や人柄をアピールする絶好のチャンスと捉えましょう。料理やスポーツ、語学などはもちろん、コミュニケーション力やプロジェクト推進力なども「特技」として評価される場合があります。
今回は、特技を効果的にアピールするコツや面接での伝え方、特技が見つからない時の対処法などを詳しく解説します。
目次
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就活で特技を聞かれる3つの理由
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履歴書に特技を書く欄があったり、面接で「あなたの特技は?」と聞かれるのには、下記3つの理由があります。
- 面接でのアイスブレイクのため
- 人柄を把握したいため
- 業務との関連性を確認したいため
特技を聞かれる理由を知っておけば、単に「得意なこと」だけを答えるだけでなく、企業側の意図を考えた理想的な答え方ができるでしょう。
企業が特技を質問する3つの目的について、詳しく見ていきたいと思います。
1.面接でのアイスブレイクのため
面接官が「あなたの特技は?」と聞くのには、「緊張を和らげて本音を引き出したい」という意図があります。
面接で特技の話を振られたら、あまり構えすぎず簡潔に答えましょう。特技の内容で合否が決まることはありません。リラックスした状態で、得意なスキルや他人にはない特技について自信を持って伝えると、あとに続く質問にも答えやすくなります。
2.人柄を把握したいため
特技を聞くことで、あなたの個性や価値観など「人柄を把握したい」という意図もあります。
学生時代から打ち込んでいるスポーツなどを通じ、培ったスキルや考え方を伝えることができれば、あなたの「人となり」をアピールできるでしょう。また、特技を通じて得た経験や学びを、どのように仕事で生かすかを伝えることで、面接官にあなたの魅力を理解してもらいやすくなります。
3.業務との関連性を確認したいため
「特技を業務で活用できるか?」という点も、企業が見ているポイントです。
特技を話す時は、「なぜその特技が業務に役立つのか」を具体的に伝えましょう。例えば、特技が英語なら「海外のクライアントとも交渉ができる」とアピールできます。イベント企画を特技としているなら、プロジェクト推進力をアピールできるでしょう。
特技を伝える時は、実際の業務でも活用できるイメージを持ちながら話すのがポイントです。
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就活でアピールできる特技一覧
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面接や履歴書で具体的にアピールできる特技には、どのようなものがあるか具体的に見ていきましょう。
今回は、下記3つのカテゴリで代表的な特技を一覧にしてみました。
- 面白い特技
- 業務に直結する特技
- チームワークやプロジェクト推進に役立つ特技
面接で特技をアピールする際の例文もご紹介しますので、自分に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
面接では、自分の強みもしっかりアピールしましょう。「自分の強みがわからない」と悩むなら、dodaキャンパス独自の適性検査「GPS」を受けてみませんか?ストレス耐性やリーダーシップ……など、 自分では気づかなかったパーソナリティや強みを発見できるかもしれません。
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面白い特技
「面白い特技」とは、「企業の関心を引く特技」のことです。独自性や話題性があり、面接官の印象に残りやすい特技を持っているなら、自信を持ってアピールしましょう。
面白い特技一覧
- 旅先で現地の人とすぐ打ち解けるコミュニケーション力
- 短時間で複数の料理を作る段取り力
- 動画編集スキル(YouTube用動画の作成、字幕付けなど)
- イラスト制作やデザインスキル(漫画風イラスト、SNS用バナーなど)
- マジックや手品で場を盛り上げるスキル
- 早口言葉や即興スピーチが得意
- クイズ番組並みの暗記・雑学知識
- SNS運用(フォロワー数を増やすノウハウ、投稿分析など)
- DIYやリメイクなど手先の器用さを生かせる能力
- ダンスやパフォーマンスで周囲を惹きつける表現力
面接でのアピール例
私の特技は、旅先で現地の方とすぐ打ち解けるコミュニケーション術です。言葉が通じない状況でも、笑顔や身振り手振りを使いながら共通の話題を見つけ、交流を楽しむことが得意です。この経験から、初対面の相手とも積極的に関わり、信頼関係を築く力を身につけました。御社でも、この柔軟なコミュニケーション力を生かし、同僚や取引先との円滑な関係構築に貢献したいと考えています。
一見、仕事と直接関係ないように見えても、培った能力やエピソードを交えながら話すと興味を持ってくれるかもしれません。意外性のある特技があれば、より一層会話が弾みやすくなるでしょう。
業務に直結する特技
企業は、「仕事に生かせる特技を持っているか?」にも注目しています。「プログラミング」や「語学」など、実務でも活用できるスキルや特技があるなら、積極的にアピールしましょう。
業務に直結する特技
- プログラミング(C言語、Java、Python、Webアプリ開発など)
- 語学力
- Webマーケティング知識(SEO、広告運用、アクセス解析など)
- デザインソフトの操作スキル(Photoshop、Illustratorなど)
- エクセルやパワーポイントなどのofficeソフト活用力
- 動画編集ソフトスキル(Premiere Pro、Final Cut Proなど)
- データ分析や統計学の基礎知識(R、Pythonでの分析など)
- プレゼンテーション・スピーチコンテストでの受賞経験
- イベント企画・運営(集客方法、当日の進行管理など)
- アルバイトで身につけたクレーム対応スキル
面接でのアピール例
私の特技は、エクセルやパワーポイントなどのOfficeソフトを活用し、効率的かつ見やすい資料を作成するスキルです。大学のゼミでは、研究データをエクセルで整理・分析し、グラフや関数を活用して発表資料を作成しました。また、パワーポイントでは視覚的に分かりやすいスライド構成やデザインを工夫し、高い評価を受けた経験もあります。御社でも、このスキルを生かして、業務の効率化や分かりやすい報告資料の作成に貢献したいと考えています。
「その特技を活用し、具体的にどのような成果を上げたか?」という点も、大切なポイントです。例えば「動画編集のスキルを使い、SNSのフォロワーを3倍に増やした」や、「企画力を生かし、学祭イベントの集客を前年比で2倍に増やした」など、数字やエピソードを交えると説得力が増します。
チームワークやプロジェクト推進に役立つ特技
入社後は、他部署のメンバーと大きなプロジェクトを推進することも多いため、チームワークやプロジェクト推進に関連した特技も積極的にアピールしましょう。
チームワークやプロジェクト推進に役立つ特技
- グループ活動でリーダーを務めた経験
- キャプテンとしてチームをまとめた経験
- 部活やサークルでのイベント企画・運営(文化祭、合宿など)
- プロジェクト全体の計画策定とスケジュール管理が得意
- ミーティングの会議の進行、議論を円滑に進めるスキル
- アルバイト先やゼミで複数メンバーをまとめ上げた経験
- 必要に応じて即座に役割分担ができる判断力
- トラブルや意見対立が起きたときの対処が得意
- スポーツ大会などの企画力。周囲の巻き込み力
- ネゴシエーションスキル(スポンサー探し、連携企画の提案など)
面接でのアピール例
私の特技は、グループ活動でリーダーやサブリーダーを務めた経験から身につけたチームワーク力とプロジェクト推進力です。大学時代、ゼミで研究発表プロジェクトのリーダーを担当し、スケジュール管理や役割分担を行いました。進捗が遅れていたメンバーをサポートしながら全体を調整し、予定通り成果を発表することができました。
この経験を通じて、周囲と協力しながら目標達成に向けて行動する力を培いました。御社でも、この経験を生かし、チームの一員としてプロジェクトに貢献したいと考えています。
チームワークやプロジェクト推進力をアピールする際は、「自身の役割」や「困難を乗り越えたエピソード」などを織り交ぜると良いでしょう。企業は協調性やリーダーシップを求める傾向が強いため、学生生活やアルバイトで培った上記のような特技があるなら好印象です。
特技が見つからないときの探し方
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「自分には特別な特技なんてない…」と悩む方も多いでしょう。
特技は、日常生活や過去の経験を振り返ることで見つかる場合があります。例えば、ちょっとした趣味でも、突き詰めれば立派な特技としてアピールできるかもしれません。
友達や家族に聞いてみる
自分では当たり前だと思っている行動やスキルでも、他人から見ると「すごい特技」と感じてもらえるものがあります。気軽に家族や友達に「私の特技って何?」と尋ねてみましょう。
「整理整頓が上手い」「ユーモアセンスがある」など、思わぬ強みが見つかるかもしれません。面接でも「周囲から評価された特技」として話すと、客観性があり説得力が増します。
アルバイトでの経験を振り返ってみる
特技が見つからないなら、アルバイトでの経験を振り返ってみましょう。
飲食店のアルバイトをした経験があるなら、「効率的なオペレーションスキル」や「コミュニケーション力」を特技としてアピールできます。事務作業のアルバイトなら「PCスキル」を特技として伝えることができます。
アルバイトでの成功体験や、時間管理の工夫・困難を乗り越えたエピソードを思い出すと、自分にしかない特技が見えてくるかもしれません。
趣味やスポーツなど自信のあることから探してみる
「ダンスを長年続けている」「サッカー部で全国大会に出場した」など、趣味やスポーツを長年続けているなら、「人に自慢できる特技」が見つかるかもしれません。
趣味やスポーツから得た能力の中には、仕事に通じるものも多いでしょう。特技が料理なら、「相手の好みをすぐに理解できる」という強みをアピールできます。スポーツなら「目標達成に向けた忍耐力がある」など、仕事にも応用できることをアピールできれば、面接官の印象にも残りやすくなります。
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履歴書や面接で特技をアピールするときの注意点
特技を見つけたら、履歴書や面接で「どう伝えるか?」が大切になってきます。履歴書での書き方の例文や面接での答え方、避けるべき特技なども詳しく見ていきましょう。
【例文付き】履歴書では特技を簡潔に書く
履歴書の特技欄には、簡潔かつ特技のイメージが湧くように書くのがポイントです。長々と書かずに、端的に書きましょう。
履歴書の特技欄に書く時の例文
特技:料理。限られた時間と材料を管理しながら、複数の品を同時進行で調理できます。
このように、特技とともにアピールポイントをシンプルに添えると、面接での会話も弾むでしょう。
【例文付き】面接では具体例やエピソードを用意しておく
面接では、履歴書に書いた特技を深掘りされる可能性が高いため、具体的なエピソードは用意しておきましょう。
具体的なエピソードを交えた例文
私の特技は英語で、大学時代にTOEIC 900点を取得しました。海外旅行でも現地の方と円滑にコミュニケーションが取れる経験を積み、柔軟な対応力を身につけました。
数字やエピソードを添えると、面接官もイメージが湧きやすくなります。
就活に相応しくない特技は避ける
社会人として相応しくない特技や、企業イメージにマイナスとなる特技は控えましょう。
例えば、ギャンブルや奇抜な趣味などは、面接官に誤解を与えたり、真剣さを欠く印象を与える可能性があります。
面接の場では、他者を批判するような内容や、不快感を与える可能性がある特技も控えましょう。例えば、「議論で相手を打ち負かすことが得意」などは、協調性に欠ける人と思われるリスクがあります
就活でアピールできる特技一覧「よくある質問」
「自信を持てる特技が見つからない」「趣味と特技はどう違うの?」といった、不安や疑問が出てくることも多いでしょう。就活でアピールできる特技について、よくある質問にもお答えしていきたいと思います。
自信が持てる特技がない場合はどうすればいいですか?
日常や過去の経験から。「得意なことはなかったか?」振り返ってみましょう。友人や家族から「誰よりも上手いよね」と言われたことはないでしょうか?
アルバイトや部活で、自然と培ったスキルも立派な特技です。大切なのは「どれだけ力を入れて取り組んだか」や「どのような成果や学びがあったか」です。特筆すべき特技がなくても、過去の成功体験などを思い出してみましょう。
趣味と特技の違いはなんですか?
趣味は「好きでやっていること」、一方で特技は「得意なことや人より優れていること」という違いがあります。
趣味は楽しむ目的が大きい一方、特技は「一定のレベルに達している」または「何かの役に立つ可能性があるスキル」を指します。例えば「趣味:映画鑑賞」「特技:プレゼン力」というように区別できるでしょう。
面白い特技がなくてもアピールできますか?
特技に、派手さや珍しさは必須ではありません。企業は、特技を聞いて「面白いかどうか?」より、あなたの「人となり」や「価値観」を見ています。
例えば「コミュニケーションが得意」「コツコツ作業が得意」といったスキルでも、仕事にも活用できるような伝え方ができれば、十分評価してもらえるでしょう。
特技を仕事に結びつける方法は?
「料理が得意→段取り力がある」「続けるのが難しいスポーツが得意→困難な目標でも立ち向かえる」など、特技と仕事を関連付けて話すと説得力が高まります。
特技を生かし、具体的に活躍できるイメージを伝えることができれば、「入社後に活躍してくれそう」という印象を持ってもらえるでしょう。
特技は自分らしさをアピールするチャンス!自信をもって伝えよう
自分の得意分野やこれまでの経験を改めて見直してみると、思いがけないアピール材料が見つかるかもしれません。
就活では、派手な特技や珍しい特技が評価されるわけではありません。あなたが、「その特技を通じてどんな学びを得たのか?」、また「仕事にどう生かせるか?」をアピールできるよう準備しておきましょう。
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