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履歴書の封筒の書き方|選び方のポイントと提出時のマナーも解説

  • 就活ノウハウ
  • 2024.02.29

履歴書を入れる封筒には書き方があるのをご存知でしょうか?

この記事では、封筒の書き方や選び方など、履歴書を提出する際のマナーについて詳しく解説しています。就活を進めていくと、履歴書の提出を求められることも多いため、この記事を読んで履歴書の封筒の書き方を理解しましょう。

目次

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    なぜ必要? 履歴書を入れる封筒の必要性と選び方

    そもそも、なぜ履歴書を提出するときに封筒が必要なのでしょうか。封筒の書き方を押さえる前に、封筒の必要性と選び方について理解しましょう。

    必要性:履歴書の汚れ防止のため

    履歴書を封筒に入れるのは、書類の破損や汚れを防ぐためです。

    履歴書をそのまま鞄などに入れてしまうと、文字が擦れて汚れたり、シワがついたりしてしまう可能性があります。

    綺麗な状態で受け取ってもらうために、必ず封筒を使用するようにしましょう。

    サイズ:「角形2号」「角形A4号」がオススメ

    履歴書を入れる封筒は、折り曲げずに封筒に入れられることから、「角形2号」または「角形A4号」を選びましょう。

    A4サイズの履歴書は開くとA3になり、B5サイズの履歴書は開くとB4になります。それぞれ二つ折りにして提出することになりますが、提出時のポイントは「それ以上」折らないことです。「長形3号」や「長形4号」を使用してしまうと、二つ折り以上に履歴書を折り曲げなければなりません。

    履歴書を折り曲げて提出してしまうと、履歴書に折り目がついてしまい、見づらくなってしまいます。そのため、履歴書をそのまま折り曲げずに収められる「角形2号」または「角形A4号」がオススメです。

    色:白色が一般的

    封筒を選ぶときは、色にも気を配りましょう。封筒は茶色ではなく白色が一般的です。

    白色の封筒は、ビジネスシーンでフォーマルな書類を送る際に一般的に使用される色です。そのため、履歴書を送る際にも、白色の封筒を使うのが最も無難で失礼のない選択と言えます。

    よく使われる茶色は企業が事務作業用として使っていることも多く、他の書類に紛れ込んでしまう可能性があるため、白色を選ぶようにしましょう。

    素材:上質紙がおすすめ

    封筒の紙質には、上質な素材が使われているものを選びましょう。
    一般的に白色の封筒は色付きの封筒に比べて中身が透けやすいというデメリットがあります。そのため、ケント紙のような厚みが十分にある物や、透けない紙質を選ぶようにしましょう。

    ケント紙は表面加工をしていないため、インクが滲みにくいのが特徴。また、紙に厚みがあり、透けにくく破れにくいので、個人情報が透ける心配がありません。

    さらに、油性ペンとの相性がよく、消しゴムを使用した際も毛羽立ちが少ないので、宛先など安心して下書きができます。

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    履歴書を入れる封筒の書き方

    履歴書を入れるのに適した封筒選びのポイントを理解したところで、封筒の書き方について解説します。

    封筒の書き方は難しくはありませんが、ビジネスマナーを知っておく必要があります。これから紹介する5つのポイントを押さえ、しっかりと準備をしましょう。

    表面の書き方

    表面を書くときは、以下の3点を忘れずに正確に記入しましょう。

    1. 応募企業の住所
    2. 応募企業の宛名
    3. 「履歴書在中」

    封筒は履歴書よりも先に採用担当者の目に入ります。履歴書の内容はもちろん重要ですが、そればかりに気を取られていると、封筒の文字を雑に書いてしまいかねません。

    しかし、封筒の文字に誤字脱字があったり、雑な文字で書いたりすると、場合によっては正しく郵送されないことも。そのため、封筒も応募書類の一つと考え、丁寧に記入しましょう。

    (1) 応募企業の住所

    応募企業の住所は、都道府県から省略せずに正確に記入しましょう。

    特に、「丁目」「番地」「号」などは省略してしまいがちですが、省略せずに正しく書くことがポイントです。ビル名、階数も忘れずに記入しましょう。

    OK:東京都千代田区丸の内1丁目-1番-1号 〇〇ビル 6F

    NG:東京都千代田区丸の内1-1-1

    (2) 応募企業の宛名

    応募企業の宛名は、住所より大きめの文字で書くことがオススメです。また、社名は(株)などの略字を使わず、正確に記入します。誤字脱字があると失礼にあたるため、丁寧に記入しましょう。

    企業の宛名を記載する際の注意点

    • 応募企業の宛名は、住所より大きめの文字で書く
    • 社名は(株)などの略字を使わず正確に記入する
    • 会社宛に送るときは「〇〇御中」
    • 送り先に部署名の指定がある場合は「〇〇株式会社▲▲部御中」
    • 宛先に「採用担当」となっている場合は「採用ご担当者様」
    • 「御中」を重複させない
    • 個人に送るときは「〇〇 〇〇様」とフルネームで記載する
    • 個人名の前に企業名や部署名がある場合「御中」は使用しない
    • 個人名にのみ「様」と敬称を付ける
    • 「御中」と「様」を併用しない
    • 企業・部署名はやや小さく、個人名は大きめに書く

    (3) 履歴書在中

    封筒の中に履歴書が入っていることを明示するために、封筒の左下に「履歴書在中」と記入しましょう。赤字で縦に記入し、文字全体を同じく赤い四角の枠で囲みます。

    記入に使用するペンは、にじみ防止のために油性を使用しましょう。

    また、枠線は定規などを使って真っ直ぐ綺麗に線を引くことがポイントですが、専用のスタンプを使っても構いません。押すだけで綺麗な仕上がりになるため、オススメです。

    裏面の書き方

    裏面を書くときは、以下の2点を忘れずに記入しましょう。

    1. 差出人情報
    2. 「〆」の封字

    裏面も表面同様に横書きではなく、縦書きが基本です。裏面に記入するときは、いずれも表面に比べて小さな字で書くことが一般的です。

    裏面だからといって気を抜かず、裏面も丁寧に仕上げましょう。

    (1)差出人情報

    裏面には、自身の「郵便番号」「住所」「氏名」を縦書きで記入しましょう。企業は多くの履歴書を受け取っているため、ひと目で「誰の履歴書が入った封筒なのか」を明確にしておくのがマナーの一つです。

    差出人の住所は封筒の下部3分の1に収まるように書きましょう。

    宛先住所と同様に、都道府県や「丁目」「番地」「号」は省略せずに正確に記入することがポイント。また、氏名の前に大学名を入れておくと、同じ名前の方がいても区別がつきやすくなるためオススメです。

    差出人情報の記載例

    〒100-0001
    東京都千代田区千代田1丁目1番地1号
    〇〇大学 △△ △△

    (2)「〆」の封字を書く

    履歴書を封筒に入れた後は、「〆」の封字を書きましょう。これは封筒が開封されていないことを示す意味合いがあり、途中で第三者に開封されることを防ぐために記します。

    また、封を閉じる際はセロハンテープでは開封・再封が容易なため、スティックのりで、のり付けをしましょう。

    履歴書を提出する際のマナー

    履歴書を提出する際のマナーについて解説します。身近な方に対する送り方や渡し方と同じようにしてしまうと、失礼に当たる場合があるため、しっかりと理解しましょう。

    ここからは履歴書を提出する際のポイントを5つ解説します。状況に合わせて対応できるように一つひとつしっかり押さえておきましょう。

    郵送の場合

    郵送で履歴書を提出する際のポイントは、大きく分けて3つです。

    1. 送付状を同封する

    2. 折らずに透明のクリアファイルに入れる

    3. 書留は避ける

    それぞれのポイントを解説しますので、間違いのないようにしましょう。あまり馴染みのない送付状のテンプレートもあるので、書き方がわからない方はチェックしてみてください。

    ■ 送付状を同封する

    履歴書を郵送する場合は、送付状を作成しましょう。送付状とは手渡しできないときに、あいさつ状として同封する書類のことをいいます。

    送付状は1枚以内にまとめ、A4サイズで作成します。送付状はビジネス文書のため、手書きではなくパソコンで作成することがオススメです。

    【送付状のサンプル】

    2024年〇〇月××日

    〇〇株式会社

    人事部 採用ご担当者様

    〒100-0001

    東京都千代田区千代田1-1-1

    電話番号 090-××××-××××

    〇〇大学 △△ △△

    履歴書の送付につきまして

    拝啓 春分の候、貴社ますますご繫栄のこととお慶び申し上げます。

    〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年の△△ △△と申します。

    このたび、貴社の新卒採用に応募させていただきたく、下記の書類をお送りいたします。

    ご査収くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

    敬具

    ・履歴書 1枚

    以上

    ※送付状はあくまでサンプルのため、「春分の…」といった時候の挨拶は適宜変更ください

    ■ 折らずに透明のクリアファイルに入れる

    送付状と履歴書は、綺麗な透明のクリアファイルに入れて送付しましょう。折れ曲がることを防ぐことに加えて、万が一雨などで封筒が濡れてしまっても、中身が濡れないようにするためです。

    クリアファイルに入れるときは、一番上に送付状、その後ろに履歴書がくるように重ねましょう。

    ■ 書留は避ける

    履歴書を書留で送るのは避けましょう。履歴書は重要書類のため、紛失を恐れて書留で送りがちですが、受け取る側は受領時に押印が必要となり、ひと手間かかってしまいます。

    業務中の忙しい時間を割いて、郵便に対応してもらう手間を考慮するためにも、書留ではなく、普通郵便で送付するようにしましょう。

    手渡し時のマナー

    履歴書の提出シーンは何も郵送だけとは限りません。企業に持参をし、手渡しをする場合もあります。

    手渡しで履歴書を提出する際に押さえておきたいマナーは2つです。

    1. 面接官に手渡し:履歴書を封筒から出して提出

    2. 受付で提出:封筒に入れたまま提出

    「いつ」「誰に」渡すのかで、渡し方が変わりますのでしっかりと押さえましょう。

    ■ 面接官に手渡し:履歴書を封筒から出して提出

    面接官に直接手渡しする際は、履歴書を封筒から出し、クリアファイルに入れたままで、封筒の上に履歴書を重ねて渡しましょう。面接時に履歴書を確認することがほとんどですので、封筒に入れたまま渡すと手間をとらせてしまいます。

    面接官から履歴書を提出するよう求められてから手渡すのが基本です。そのため、履歴書の提出を求められたら、すぐに出せるように鞄の取り出しやすい位置に置いておきましょう。

    ■ 受付で提出:封筒に入れたまま提出

    受付で手渡しする場合は、履歴書は封筒に入れたまま渡しましょう。手渡しの際は受け取る方が、文字を読める向きで渡すのがマナーです。

    手渡すときは「履歴書を持参いたしました。よろしくお願いいたします。」と簡単なあいさつを添えて、両手で差し出しましょう。

    封筒の書き方テンプレート

    封筒(表面)
    封筒(裏面)

    履歴書の封筒の必要性を理解した上で書き方をマスターしよう

    郵送や手渡しなど提出の方法にかかわらず、履歴書を綺麗な状態に保つために封筒は必要不可欠です。

    綺麗に保つためだけではなく、提出のシーンに合わせてさまざまな役割やマナーがあります。それぞれの違いを把握し、状況に合わせて使い分けられるようにしましょう。

    今回は履歴書の封筒についての書き方や選び方について解説しましたが、ビジネスシーンにおけるマナーは意外と理解できていないものです。就活を円滑に進めていくためにも、これからどのような準備が必要か、把握しておくことが大事です。

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