「就活はやることが多すぎて疲れる」
「失敗したらどうしよう」
こんな悩みを持った人も多いのではないでしょうか?社会人としての一歩を踏み出す登竜門となるのが就活です。これまでの学生気分から一転、スーツを着てマナーと節度を持った行動が要求されます。そして、企業研究や自己分析、会社説明会にOBOG訪問と、やることが山積みになります。
多くの学生は「早く就活を終えたい、辛い」と感じるかもしれません。しかし、中にはイキイキと楽しそうに就活に取り組む学生もいます。そんな学生の共通点とは何なのでしょうか?
今回は、就活を楽しむためのコツをご紹介します。
目次
「就活が楽しい」と感じるために必要なこと
まず始めに、就活をするうえでの基本的な考え方を解説します。以下の点をしっかりと意識していれば就活が楽しいと感じやすくなるはずです。
就活は集団戦。友達と協力しよう
基本的な考え方として最初に持っておきたいのが「就活は集団戦」ということです。もちろん、個人だけで完結させることも可能ですが、同じ業界や企業を受ける友達を作っておくに越したことはありません。
友達や仲間を作っておくメリットは「生きた情報が手に入る」ということです。就活をするうえで欠かせない企業分析は自分だけで行うと得られる情報の幅が狭くなりがちです。また、ネットに載っている情報が必ずしも正しいわけでもありません。
さらに、「精神的な安心感」というメリットもあります。同じ企業を受けるライバルと考えるのではなく、「一緒に知識を共有する仲間」とお互いに考えられる友達ができれば自然と会話も弾み、気分が発散されます。同じ企業を受ける仲間なので悩みや疑問点が一緒の場合も多く、悩みを共有できると前に進みやすくなるため効果的です。
小さな目標をたくさん立てる
就活はやることがたくさんあります。企業研究や自己分析、会社説明会への参加など、就活に必要なことを一つひとつ書き出して細分化し、着実にクリアしていく達成感を楽しむのはいい習慣です。やることをリストアップして、それをクリアするごとにチェックマークを付けていくことも視覚的に達成感を感じやすくなる工夫です。
人脈の広がりを楽しむ
就活をしていると同期の知り合いが増えたり、今まで喋ったことのない人とも関わり合いを持つことになります。就活で知り合った人が飲み友達になったり、一緒に入社して働くことになったりするケースもあるので、こういった人脈の広がりを楽しむのも一つの方法です。
世の中には自分が考えも付かないような経験や考え方を持った人達がたくさんいます。そういった人達と交流を持つことで「自分の見識が広がっていくのが楽しい」と感じるかもしれません。そうなれば、就活も楽しめるはずです。
自分にご褒美を用意する
古典的な方法ですが「自分にご褒美を用意する」というのも効果的な方法です。一つの目標を達成するごとに、「食べたかったスイーツを食べに行く」「欲しかった服を買う」など、自分が喜ぶことをしてあげるのもやる気が出るでしょう。先ほど紹介したやるべきことのリストアップと併せて、「これをやればご褒美が待っているから頑張ろう」と思えれば、自然と行動を起こしやすくなります。
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就活を楽しめる人の共通点は?
次は、就活を楽しんでいる人に共通している点をご紹介します。どんな人が就活を楽しめるのかを知って、自分の現状と見比べてみましょう。
共通点1:「いろいろな人と出会って話せるのが楽しい」と感じている
OBOGの先輩や人事担当者、同じ会社を受ける予定の同期など、就活をしなければ出会えない人というのはたくさんいます。こうした人達と出会い、自分の考え方や意見を聞いてもらい、同時に相手の考え方や意見を受け入れる……。こうしたコミュニケーションが楽しいと感じている人が多いです。
共通点2:「自分が成長できる機会」だと思っている
就活を楽しんでいる人は、就活の場が自分自身の考え方の幅を広げたり、自分の意見の伝え方を学んだりといった、自分が成長できる機会だと前向きに捉えています。自分と全く同じ人生を歩んできた人は1人もいません。自分が体験したことのない物事や考え方を知れるチャンスだと思っているのです。
共通点3:「情報を得られるチャンス」と捉えている
就活では、創業者から直接話を聞けたり、あるいは他業種の話をたくさん聞けたりする機会が多いです。就職後、社会人になってからはそういった機会はなかなかありませんので、就活期間中の貴重なチャンスと捉えているのです。
共通点4:息抜きをしっかりできている
基本的に就活は長期戦です。自分がストレスを発散できる息抜きを知っておくことが大切です。「自分はこれをするとリラックスできる」ということを知っていれば、必要以上にストレスを溜め込むこともありません。
共通点5:自分自身の就活における軸がある
また、根本的な部分として自分自身の就活における軸を持っておくことも重要です。「なぜその企業で働くのか」「自分は何を目的にその企業を希望するのか」が明確にわかっている人は、就活を楽しめる傾向にあります。
なぜなら、「自分の未来を実現させるために最適な会社を探しに行く」という感覚だからです。宝探しの感覚に近いのかもしれません。入社後の未来を想像してワクワクするような気持ちになっています。こうした人はたとえお祈りメールが来たとしても「もっと自分に最適な企業があるはずだ」と前向きに気持ちを切り替えられるでしょう。
共通点6:入社後の未来を想像している人
就活を楽しめる人は「就活はゴールではなく通過点」と考えています。通過点だからこそ、「絶対にこの企業じゃないとダメ」と決めつけることもしません。いろいろな会社がある中で「自分が活躍できる、自分に合った会社を見つけに行く」という感覚で就活に取り組んでいます。つまり、入社後の未来に意識が向いている状態だと言えます。
就活が辛いと感じる原因の多くは、未来ではなく現在の大変な状況に意識が向いていることです。「エントリーシートをいついつまでに仕上げなければいけない……来週はずっと面接で予定が埋まってしまっている……忙しくて辛い……」といった形で、未来に向かうまでの大変な過程に強く意識が向いています。これでは就活が辛く感じるのも仕方ありません。
そうではなく、未来に意識を向けてみることをおすすめします。入社後の理想の未来を想像できれば、高いモチベーションを保ち続けることができるはずです。
まとめ
就活を楽しめる人とは「楽しいと思えることを見つけるのが上手な人」です。面接での失敗も、就活のマナーを学ぶことも、スケジュールの忙しさも、初対面の人と話すことも、就活を楽しめる人にとってはすべて「自分を成長させる糧」になります。
普通に考えれば億劫なことでも、見方さえ変えれば辛いことではなくなるのです。就活を楽しめる人はその見方を変えるのが上手な人とも言えます。
たしかに就活は辛い面もたくさんありますが、どうせ就活するならば辛いよりも「楽しい!」「やってて良かった!」と思えることを増やしたほうがいいはず。今回の記事を参考に、就活の楽しむためのポイントを押さえて、就活を乗り切りましょう。
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